in 岡山実行委員会
(事務局:NPO法人ハート・アート・おかやま)
『トヨタ・子どもとアーティストの出会 いin岡山』は岡山県内で障害のある 方、高齢者、子どもたちを対象にした アートプロジェクトから新しい価値を 創造していこうと活動を展開している NPO法人ハート・アート・おかやまと 協働しています。
岡山県内には、芸術文化施設や文化的 な行事は多くあります。しかし、それら の多くは都市部に集中し、周辺部の子 どもたちは容易に訪れることができま せん。2008年度は、瀬戸内海を望む小 学校とニュータウン地域の学校、離島 の少人数学校の3校で、2009年度はシ ンポジウムと山間部の2校で開催しま した。
地域の自然を活かしながら、年齢や世 代をこえたコミュニケーションが生ま れるワークショップになりました。ま た、先生から「子どもの表現力を見抜く
2008年度
1.
瀬戸市立牛窓西小学校 5・6年生 31名
2008年12月15日[月]22日[月]
アーティスト:甲斐賢治(映像)
授業領域:総合的な学習の時間、国語、社会
2.
赤磐市立桜が丘小学校 全校児童 338名
2008年10月27日[月]09年1月29日[木]
アーティスト:小島 剛(現代音楽)
授業領域:音楽
3.
笠岡市立真鍋小学校 全校児童 6名
2008年12月3日[水]09年2月4日[水]
アーティスト:真部剛一(現代アート)、
真鍋禮三(元真鍋島郵便局長)
授業領域:総合的な学習の時間、国語、図 工、音楽など
2009年度
4.
吉備中央町立下竹荘小学校 全校児童 44名
2009年10月30日[金]12月11日[金]
アーティスト:真部剛一(現代アート)
授業領域:総合的な学習の時間、図工、国語
5.
苫田郡鏡野町立上齋原小学校 全校児童 36名
2010年2月1日[月]2月5日[金]
アーティスト:タノタイガ(現代アート)
授業領域:総合的な学習の時間など
6.
シンポジウム
「アートの力 子どもの力」
2010年2月7日[日]
山陽新聞社さん太ホール 来場者数:200名
基調講演:佐伯胖(青山学院大学社会情報学部教授)
パネルディスカッション・パネリスト:
佐伯胖
甲斐賢治(現代アート)
中山直人(トヨタ自動車 社会貢献推進室長)
中西伸司(赤磐市立桜が丘小学校長)
岡山
トヨタ・子どもとアーティストの出会い in 岡山
Program
33
プログラム紹介
初めて相手の高齢者のお宅に行って挨拶をす る。これからどんなお手紙をやりとりするの か。ちょっと緊張していた。
真部剛一、真鍋禮三の二人が小学生と出会 う。アーティストとは一体どんな人のことを言 うのかをいきなり考えさせた。「『絵をかくじゃ ろ?だったらアーティスト』『友達に面白い話を するじゃろ?だったらアーティスト』『歌が好き じゃろ?だったらアーティスト』手紙を届ける 郵便局の人は、そのアーティストの真心を届け るという大事な仕事」と教えてくれる禮三氏。
「真鍋島こども郵便局」のポストを作って島の 集落に設置。特産のゴーヤ、魚、船や木、猫など が描かれていった。
どんな「お手紙」を書いたらいんだろう?真心を 込めて手紙を書いていく。多い子では10回以上 やりとりが続いた。高齢者も、子どもたちからの 手紙を待ち望むようになっていたという。
低学年では、まだ手紙を書くのが難しいが、先 生たちも子どもたちと一緒になって参加した。
子どもたちが郵便局員の制服を着て、相手の高 齢者に届ける仕事が始まる。
最終日は、子どもたち手作りのプレゼントを、手 紙相手のおじいさん、おばあさんに手渡した。
子どもたちは手紙のやり取りから、なにが好きか を想像し、いろいろなものを作った。なかには時 代劇が好きなおじいさんのために水戸黄門の主 題歌をみんなで歌うパフォーマンスもあった。高 齢者の方からは、「自分の方が楽しんだ」との声 も。心温かな、感動的なパレードだった。
笠岡市立真鍋小学校 全校児童 6名
2008年12月3日[水]09年2月4日[水]
アーティスト:真部剛一(現代アート)、 真鍋禮三(元真鍋島郵便局長)
瀬戸内海に浮かぶ真鍋島は、笠岡港から 高速船で約1時間。島内の子どもたちが
「真鍋島こども郵便局」局員となり、島の 高齢者と1対1のペアになって手紙をやり とりしました。アーティスト真部剛一氏と 子どもたちで作った専用ポストを各集落 に設置。通学時に手紙が届いてないか確 認します。子どもは島にとっての「未来」で あり、一方高齢者は豊かな経験に基づい た「時代の指標」です。アーティストから のメッセージは「自分が大好きなことや ものを届けよう」。元真鍋島郵便局長の 真鍋禮三氏は「自身の心の奥深くにある ものを考えるのがアーティスト。その真心 を運ぶ仕事が"郵便局”」と教えてくれまし た。
最終日には、子どもたちがオリジナルのプ レゼントを渡すパレードを実施しました。
NPO法人ハート・アート・おかやま
〒700-0822 岡山県岡山市表町2-7-23 2F アートリンクセンター内
TEL /FAX: 050-3103-4289 E-mail : [email protected] URL: http://artlinkcenter.net/
吉備中央町立下竹荘小学校 全校児童 44名
2009年10月30日[金]12月11日[金]
総合的な学習の時間など アーティスト:真部剛一(現代アート)
昔ながらの農村の生活が残る下竹荘小 学校。ここで「下竹荘こどもテレビ局」を 開局するワークショップを実施しました。
全児童にビデオカメラを渡し、地元の方 をインタビュー撮影してもらいました。そ して、学校の放送室をテレビ局にして、校 内放送を実施。さらに、学習発表会で保 護者や近隣の方に向けて児童自らアナウ ンサーになってインタビュー上映会をしま
プログラム紹介
赤磐市立桜が丘小学校 全校児童 338名
2008年10月27日[月]1月29日[木]
音楽、総合的な学習の時間など アーティスト:小島 剛(現代音楽)
赤磐市の山間部を拓いた新興住宅地に ある桜が丘小学校は、自然との関わりや 地域へのつながりを模索していました。
空瓶を使った音楽ワークショップに取り 組むことで地域や子ども、先生、家庭の関 係をつなぎます。各家庭で出た空き瓶を 持ち寄り、小島剛氏らアキビンオオケスト ラのメンバーに教えてもらって空瓶で音 を出す練習をしました。
通学時にアキビンを鳴らししながら登 校、先生とも空瓶で挨拶を交わします。最 後は体育館に全校児童が集まり、小島氏 指揮のもと空瓶を奏でました。
プログラム紹介
瀬戸内海を望むのどかな瀬戸内市立牛窓 西小学校では、2008年12月に6年生を対 象に甲斐賢治氏による映像メディア・ワー クショップを開催しました。この時、せっか くの機会にと5年生にも特別にワーク
ショップを開催。当時の5年生が今年度卒 業を迎えるにあたって、今度は学校が自主 的に甲斐氏を招きワークショップを実施す ることになりました。当プログラムを経て、
学校独自の展開が始まっています。
「見るってことを考えてた。」
アーティスト:甲斐賢治 (映像)
NPO・remoの甲斐賢治氏により、最古の 映画「シネマトグラフ」をもとに「ウシマト グラフ」と名付けたワークショップを実施。
ひとり1台ビデオカメラを用意し、気になる 場所を探してカメラを固定、1分間じっと 撮影します。いまの自分の姿も1分間撮 影。最後にタイトルを付けて鑑賞会を開き ました。友達の視点の違いや映像の「表 現」と「記録」の要素を知るとともに、メディ アについて学ぶ機会ともなりました。