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2 フェーズ 1 、南スマトラ地域の調査

2.5 探査データベースの構築

2.5.3 データベースの構築方法

(1)使用座標系の統一

NEDO探査資料、CGR探査資料、PTBA提供、民間企業探査資料は、各々探査実施 時期や探査実施者が異なっているため、使用されている座標系が異なり、そのままでは 本調査には使用出来ない。本調査では現在南スマトラ州で最も一般的に使用されている

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WGS/84UTMZONE48S測地系を使用することとし、各探査資料の座標系変換を行って

調査を進めた。

(2)岩質表示法の統一

試錐柱状や露頭柱状をデジタル化する場合、岩質の区分及び表示法を統一しておく必 要がある。日本技術者とCGR技術者とで協議の上、本調査での岩質区分及びその表示 法を下記の通りとした。

表 2.5-2 岩質区分及び表示法

記号

石炭 Coal C

Coal (Core Loss) CLOS

炭質泥岩 Coaly Clay SHC

Carbonaceous claystone CCL

礫岩 Conglomerate CGL

砂岩 Sandstone SS

Coarse grained sandstone CS Medium grained sandstone MS Fine grained sandstone FS Very fine grained sandstone VFS

砂質泥岩 Sandly siltstone SSH

泥岩 Siltstone SLT

Claystone CLY

互層 Alternation sandstone/siltstone ALT

その他 Igneous Rock IGR

Tuff TF

Limestone LS

Soil SOIL

Not cored NOT

Core Loss LOS

岩  質

(3)試錐データのデジタル化

①試錐位置データのデータベース化

試錐位置データは下記フォーマットでデータベース化した。なお平成 19 年度にフォ ーマットの一部を改良した。このテーブルデータからプロッターを用いて試錐位置図 を作成し、地質解析に用いた。

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表 2.5-3 試錐位置データベースの例

BoreholeName X Y Z Total Depth Type Year Drilled Company ID

LK01 299636.1 9693352 28.81 41.5 DMRI 1

LK02 299788.7 9692942 5.06 39.7 DMRI 2

LK03 299909 9692038 27.42 50.4 DMRI 3

LK04 300215 9691400 17.99 24.5 DMRI 4

LK05 301207.3 9690421 25.63 58.45 DMRI 5

LK06 302727.9 9690129 29.79 20 DMRI 6

LK07 300336 9692005 26.92 51 DMRI 7

LK08 300468.8 9690865 14.95 34.45 DMRI 8

LK09 300544 9690661 24.81 50 DMRI 9

LK10 300710 9689046 25 30 DMRIZ0 10

LK11 301499 9688019 25 52.1 DMRIZ0 11

LK12 302712 9687721 25 50 DMRIZ0 12

LK13 301171 9688264 25 50.6 DMRIZ0 13

LK14 301575 9686411 25 50 DMRIZ0 14

LK15 298520 9686399 25 50.5 DMRIZ0 15

LK16 296938 9686120 25 50.6 DMRIZ0 16

LK17 295983 9683895 25 48 DMRIZ0 17

LK18 295268 9683538 25 52 DMRIZ0 18

ML01 300345 9692030 28.6 100 NEDO 19

ML02 300550 9691190 31.23 95.14 NEDO 20

ML03 302130 9690520 38.5 100 NEDO 21

②試錐柱状データのデータベース化

NEDO探査資料、CGR探査資料、PTBA探査資料、民間会社探査資料には、ハード コピーの試錐柱状図が添付されている。本調査では、それらを読み取ることにより下 記フォーマットのFrom To形式でのデータベースを作成した。なお、平成19年度に フォーマットの一部を改良した。Shell探査資料の一部はFrom To形式のハードコピ ーテーブルデータとして CGRに保管されているため、そのままフォーマットに基づ きデータベース化した。また、一部はハードコピー試錐孔内物理検層図として保管さ れているため、それを読み取ることによりデータベース化した。

炭層名は、試錐対比柱状図や炭層等深線図作成等の地質解析作業を行いながら決定し た。

作成した試錐柱状テーブルデータは試錐柱状図、試錐柱状対比図、炭厚アイソバリュ ーマップの作成に使用した。

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表 2.5-4 試錐柱状データベースの例

SEQ NO BoreholeName From To Thickness Dip RockType SeamName Sample ID CommentTRUETHICKNESS BOREDIP

595 ML04 30.48 31.28 0.8 C -90

596 ML04 31.28 34.23 2.95 22 VFS -90

597 ML04 34.23 40.85 6.62 LOS -90

598 ML04 40.85 41.63 0.78 20 VFS -90

599 ML04 41.63 42.48 0.85 FS -90

600 ML04 42.48 43.18 0.7 CLY -90

601 ML04 43.18 45.53 2.35 25 ALT -90

602 ML04 45.53 48.83 3.3 24 SSH -90

603 ML04 48.83 50.63 1.8 25 CLY -90

604 ML04 50.63 51.45 0.82 25 SSH -90

605 ML04 51.45 55.33 3.88 C 2U1 -90

606 ML04 55.33 55.83 0.5 CLY -90

607 ML04 55.83 56.33 0.5 VFS -90

608 ML04 56.33 58.83 2.5 CLY -90

609 ML04 58.83 59.83 1 SSH -90

610 ML04 59.83 60.73 0.9 CLY -90

611 ML04 60.73 61.73 1 FS -90

612 ML04 61.73 63.03 1.3 VFS -90

613 ML04 63.03 63.53 0.5 FS -90

614 ML04 63.53 65.33 1.8 CLY -90

615 ML04 65.33 67.33 2 VFS -90

616 ML04 67.33 68.13 0.8 SSH -90

617 ML04 68.13 68.48 0.35 VFS -90

618 ML04 68.48 68.83 0.35 MS -90

619 ML04 68.83 71.53 2.7 C 2 -90

620 ML04 71.53 72.03 0.5 SHC 2 -90

621 ML04 72.03 72.53 0.5 C 2 -90

622 ML04 72.53 74.28 1.75 24 SHC 2 -90

623 ML04 74.28 74.88 0.6 23 CLY -90

(4)露頭データのデジタル化

①露頭位置データのデータベース化

CGR 探査資料には露頭一覧表が添付されているため、それを下記フォーマットに基 づきデータベース化した。なお、平成19年度にフォーマットの一部を改良した。

NEDO探査資料、PTBA探査資料、民間企業探査資料では調査図から露頭位置、走向 傾斜を読み取り、データベース化した。なお、Shell探査資料には露頭データはない。

これらのテーブルデータベースからプロッターを用いて露頭位置、走向傾斜を図面化 し、地質解析に使用した。

表 2.5-5 露頭位置データベースの例

Outcrop No X Y Z Strike Dip Type

A 261 305153 9688329 307 24

A 262 305339 9688245 310 21

A 263 305254 9688192 312 24

A 264 305765 9687875 301 21

A 265 305327 9688221 319 25

A 266 305485 9688152 303 26

A 267 305980 9687776 305 22

A 268 306050 9687658 310 22

A 269 306349 9687461 295 20

A 2610 306550 9687362 305 30

A 271 305215 9688881 300 25

A 272 305098 9688894 310 30

A 273 304600 9689138 310 32

A 274 304543 9689316 315 30

A 275 304427 9689363 315 30

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②露頭柱状データのデータベース化

露頭柱状データは、下記のフォーマットでデータベース化した。なお、露頭柱状が不 明の場合には、露頭層厚を 1mと仮定してデータベースを作成した。また、炭層名は 炭層等深線図作成等の地質解析作業を行いながら決定した。

表 2.5-6 露頭柱状データベースの例

SEQ NO Outcrop No From To Thickness Dip RockType SeamName MeasureType Sample ID Comment

7 0 1 1 C 2 U

8 0 1 1 C 2 U

9 0 1 1 C 2U1 U

10 0 1 1 C 2 U

11 0 1 1 C 2U2 U

12 0 1 1 C 12 U

13 0 1 1 C 13 U

14 0 1 1 C 1 U

15 0 1 1 C 2 U

16 0 1 1 C 2U1 U

17 0 1 1 C 13 U

18 0 1 1 C 2U1 U

19 0 1 1 C 2U2 U

20 0 1 1 C 13 U

21 0 1 1 C 2 U

22 0 1 1 C 2 U

23 0 1 1 C 12 U

24 0 1 1 C 13 U

25 0 1 1 C 2 U

(5)石炭分析結果のデジタル化

プライサンプルによる分析が多いため、石炭分析データベースは「オリジナル石炭分 析データベース」と「コンポジット石炭分析データベース」2 種類を作成した。なお、

それら2種のデータベースのフォーマットは同一フォーマットである。

オリジナル石炭分析データベースは、既存探査資料に添付されている分析結果を、フ ォーマットに基づきそのままデータベース化したものである。従って、このデータベー スにはプライサンプル分析結果とコンポジットサンプル分析結果の両方が含まれてい る。

コンポジット石炭分析データベースは、炭層の全山丈品位のデータベースであり、コ ンポジットサンプル分析結果のデータベースである。但し、コンポジットサンプルの分 析が実施されていない場合には、プライサンプル分析結果から計算により算出した品位 をその炭層の品位としている。なお、合成品位計算は工業分析、発熱量、全硫黄の項目 についてのみ行った。また、炭層中に約1.0m以上のパーティングが夾在し、その分析 が行われていない場合には、パーティングを除いた炭層品位とした。なお、水分、灰分、

発熱量、全硫黄分のアイソバリューマップはコンポジット石炭分析データベースを用い て作成した。

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Excluding Total S CV (adb) CV (daf)

Parting (m) Basis (P) M (%) A (%) Vol (%) FC (%) (%) (adb) ( Kcal/kg) ( Kcal/kg)

Muara lakitan ML01 12 5.65 6.63 01-12 adb 20.0 8.3 37.5 34.2 0.24 4,960 6,930

Muara lakitan ML01 2U2 66.58 69.10 01-5 adb 21.5 8.1 36.0 34.4 0.18 5,070 7,200

Muara lakitan ML01 2U1 71.15 75.78 01-2U adb 21.6 7.7 36.9 33.8 0.16 4,880 6,900

Muara lakitan ML01 2 86.78 92.88 01-2M adb 21.3 5.0 37.7 36.0 0.12 5,190 7,040

Muara lakitan ML02 2U2 39.28 42.03 02-5 adb 23.4 10.0 43.1 23.5 0.18 4,590 6,890

Muara lakitan ML02 2U1 46.23 50.53 02-2U adb 10.7 7.9 41.8 39.6 0.19 5,630 6,910

Muara lakitan ML02 2 70.30 81.78 1.35 calc adb 15.26 4.42 41.62 38.70 0.22 5573.58 6952.67

Muara lakitan ML02 1 97.43 99.58 02-1 adb 10.8 10.4 39.4 39.4 0.27 5,500 6,980

Muara lakitan ML03 2U1 38.45 43.30 03-2U adb 13.4 8.8 38.9 38.9 0.20 5,410 6,950 55

Muara lakitan ML03 2 58.93 72.63 2.90 calc adb 12.43 5.74 42.36 39.46 0.21 5776.17 7061.92

Area Drillhole No. Coal Seam From To Sample No Total M (ar) Proximate Analysis

SG (adb) HGI

Bituminit Fusinite Semitusinite Sklerotinite Inertodetri Micrinite Macrinite Oksida besi Pyrite Mineral Carbonate Lain-Lain Total Ro (Mean) Kisaran

Muara lakitan ML01 12 5.65 6.63

Muara lakitan ML01 2U2 66.58 69.10

Muara lakitan ML01 2U1 71.15 75.78

Muara lakitan ML01 2 86.78 92.88

Muara lakitan ML02 2U2 39.28 42.03

Muara lakitan ML02 2U1 46.23 50.53

Muara lakitan ML02 2 70.30 81.78

Muara lakitan ML02 1 97.43 99.58

Muara lakitan ML03 2U1 38.45 43.30

Muara lakitan ML03 2 58.93 72.63

Reflectance

To Petrographic Analysis

Area Drillhole No. Coal Seam From

Deform Spherical Hemisphere Flow T.D.Vitinite Gelovitrinite Sporinite Kutinite Resinite Liptodteri Alginite Suberinite Flourinite Eksdatinite

Muara lakitan ML01 12 5.65 6.63

Muara lakitan ML01 2U2 66.58 69.10

Muara lakitan ML01 2U1 71.15 75.78

Muara lakitan ML01 2 86.78 92.88

Muara lakitan ML02 2U2 39.28 42.03

Muara lakitan ML02 2U1 46.23 50.53

Muara lakitan ML02 2 70.30 81.78

Muara lakitan ML02 1 97.43 99.58

Muara lakitan ML03 2U1 38.45 43.30 1430 1550 1580

Muara lakitan ML03 2 58.93 72.63

Petrographic Analysis Area Drillhole No. Coal Seam From Ash Fusion Temp(Reducing)

To

Basis (U) C (%) H (%) N (%) O (%) S (%) A (%) SiO2 Al2O3 Fe2O3 CaO MgO Na2O K2O TiO2 MnO P2O5 SO3 H2O HD

Muara lakitan ML01 12 5.65 6.63

Muara lakitan ML01 2U2 66.58 69.10

Muara lakitan ML01 2U1 71.15 75.78

Muara lakitan ML01 2 86.78 92.88

Muara lakitan ML02 2U2 39.28 42.03

Muara lakitan ML02 2U1 46.23 50.53

Muara lakitan ML02 2 70.30 81.78

Muara lakitan ML02 1 97.43 99.58

Muara lakitan ML03 2U1 38.45 43.30 d.b 64.70 4.52 1.06 19.42 0.10 10.20 55.90 28.59 5.81 3.02 0.91 0.09 0.21 0.71 0.18 0.05 2.65

Muara lakitan ML03 2 58.93 72.63

Ultimate Analysis Ash Analysis

Area Drillhole No. Coal Seam From To

表 2.5-7 石炭分析データベースの例

23 (6)試錐柱状対比図の作成

NEDO探査資料、CGR探査資料には試錐柱状対比図が添付されているが、全ての試 錐柱状を対比してはいない。PTBA探査資料、民間企業探査資料、Shell資料には対比 図は添付されていない。従って、炭層の賦存状況や地質構造を総合的に解析するために、

日本人技術者により新たに対比図を作成した。なお、対比作業は縮尺1/200の試錐柱状 図を用いて行った。

図 2.5-2 試錐柱状対比図の例

24 (7)地形図のデジタル化

ハードコピー地形図が存在する地域では、その地形図を下記方法でデジタル化した。

〈ハードコピー地形図のデジタル化法〉

①等高線、河川、道路、集落のレイヤー別に原稿を作成する。なお、河川は大河川、

小河川に区分し、道路は幹線道路、支線道路に区分し、各々について原稿を作成す る。

②各レイヤーの原稿をスキャナーを用いてスキャニングし、その後コンピューター上 でキャリブレーション、トレーシングを行うことにより、ベクターデータ地形図を 作成する。

③等高線のベクターデータは、Coal Mine Analystソフトウェアを使用して25mグ リッドのラスターデータに変換し(モデリング作業)、グリッドデータの地形図を作 成する。

地形図の無い地域では、局所的に作成された地形図や試錐孔口標高を参考に調査地域 の平均標高を推定し、それを調査地域の標高と仮定して調査を進めた。本調査では地形 図の無い地域の大部分の標高を SL+50m とした。従って、それら地域の炭層等深線図 は約±20mの誤差を有している。

25

図 2.5-3 地形図の例

(8)炭層等深線図のデジタル化

NEDO 探査資料、PTBA 探査資料、民間会社探査資料には炭層等深線図が添付され てはいるが、その範囲が狭く、炭量計算を行うには不十分である。また、CGR 探査資

料、Shell 資料には炭層等深線図が添付されていないため、そのままでは新インドネシ

ア炭量計算基準による炭量計算は出来ない。従って、本調査では日本人技術者により新 たに下記の方法で炭層等深線図を作成し、調査を進めた。

〈炭層等深線図のデジタル化法〉

①地形図、試錐位置図、露頭位置図、試錐柱状対比図、断面図を用いて、主要炭層毎 に縮尺 1:10000~1:20000 の炭層等深線図原稿を作成する。なお、炭層等深線図は 炭層下盤で作成し、海水準標高表示とする。

②原稿をスキャニング、キャリブレーション、トレーシングを行うことにより、ベク ターデータの炭層等深線図を作成する。

③ベクターデータをCoal Mine Analystソフトウェアを用いて25mグリッドのラス ターデータに変換し(モデリング作業)、グリッドデータの炭層等深線図を作成する。

なお、モデリング作業では出来るだけ正確にグリッドデータ化するため、同一地域 内でも断層が介在する場合や炭層傾斜が大幅に変化する場合には、調査地域を数ブ ロックに分割し、各ブロック毎にモデリングを行った。

26

図 2.5-4 炭層等深線図の例

(9)炭層露頭線図、3D鳥瞰図の作成

調査地域全域の地質構造を表示するために、グリッドデータ化した地形図及び炭層等 深線図を用いて炭層露頭線図、3D鳥瞰図を作成した。

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図 2.5-5 炭層露頭線図の例

図 2.5-6 3D鳥瞰図の例

28 (10)アイソバリューマップのデジタル化

炭厚及び炭質状況を表示するためにCoal Mine Analystソフトウェアを用いてグリッ ドデータ(グリッド間隔25m)の炭厚、炭質アイソバリューマップを作成した。

炭厚アイソバリューマップは、パーティングを除いた炭丈アイソバリューマップとし、

試錐柱状データベースを用いて作成した。なお、本マップでは最大、最小、平均炭丈も 合わせて表示した。また、本マップは炭量計算に使用する。

炭質アイソバリューマップは、水分、灰分、発熱量、全硫黄の4項目について、コン ポジット石炭分析データベースを用いて作成した。本マップでも最高、最低、平均品位 をあわせて表示した。

図 2.5-7 アイソバリューマップ(炭厚)の例