意⾒の類型にもとづく意⾒⽂の類別とその特徴
2) テキスト分析タスクによるコメントの授受 3) 文章修正 ≪以上の1)-3)の繰り返し≫
u 後作業
学習についての内省
授業における文章作成課題
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課題番号 課題の内容
1 授業初日:60分の説明文(学期最終日に各自で添削予定)
2 専門分野についての説明文(文献の引用も入れる)
3 教員への相談を目的としたEメール文
4 授業や研究活動についての報告文
5 特定の先行研究や研究者についての評価を加えた説明文 6 レポートのアウトライン、レポート、およびその要旨
7 授業最終日:レポートに対する自己評価としての内省シート 授業初日に作成した説明文の自己添削
表1 授業における文章作成課題
(村岡2018b)
各回の内省タスクの質問項目
1.フィードバックで印象を受けた点や気になった点 2.次回の文章作成に注意したい点
① 文章のテーマや目的
② 文章の構成や論理展開
③ 文章中の引用
④ 文章中の表現・文法
⑤ 書式やレイアウト
3.その他(気づいたことがあれば)
26
(村岡2018b)
学習者の概要
27
表2 2017年度の春夏学期における学習者の概要
学習者 博士在学段階 専門分野 母語背景
A 後期1年 自然科学 漢字系
B 前期2年 社会科学 漢字系
C 前期1年 自然科学 漢字系
D 前期1年 自然科学 非漢字系
E 前期1年 自然科学 非漢字系
F 前期1年 社会科学 非漢字系
G 前期1年 社会科学 漢字系
H 前期1年 人文科学 非漢字系
I 前期1年 人文科学 非漢字系
(村岡2018b)
学習者の内省から見た学習過程
1.学習者が自身の文章を分析する3つの視点から:
(1) 文体的特徴
(2) 情報の提出順序から見た論理展開 (3) 引用の概念
2.「学期末の内省」から:
学習過程を総合的に捉える。
(村岡2018b)
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文体的特徴 ①
学習者D(説明文):
説明文の中で全部書き言葉で書いたと思ったが、
実際には話し言葉も含めて書いてしまった。おそら く書く時に、内容について集中して書いているので、
気づかず話し言葉で書いてしまった。自分は記事や 論文といったフォーマルな文章をあまり読んでいな かったので、書き言葉に慣れていないことによって このミスを繰り返すのだと思う。その対策として、
フォーマルな記事の読書を増やしたいと思う。そし て、ミスを防ぐために、自分が書いた説明文を毎回 読み返す。
(村岡2018b)29
文体的特徴 ①
学習者D(説明文):
a. この実験ができたらXを実用化するのが 目標である。
b. この実験が成功すればXを実用化するのが 目標である。
(村岡2018b)
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文体的特徴 ②
学習者E(説明文):
文章を作成する時には、考えていることを書きた いですが、頭の中では常に話し言葉で考えるので少 し難しいと思いました。書き言葉で考えるのも難し いので、慣れるまでは下書きを書いてから訂正をし た方がいいと思います。印象としては、書き言葉を 使うと、文章はもっと丁寧でプロフェッショナルに なると感じました。
(村岡2018b)
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文体的特徴 ③
学習者B(報告文):
より学術的な語彙を使いながらも自然な日本語の 流れを維持することはとても難しいと感じました。
例えば、「先行研究を見てきた」から「先行研究を 概観(或いは分析・検討)してきた」に変える時、
概観や検討という単語がくれるようなより学術的な ニュアンスを的確に使える能力を、自分はまだ持っ ていない気がしました。
(村岡他2018c)
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文体的特徴 ③
学習者B(説明文):
筆者は、ジェンダー学的な関心を自分の専門分
野であるX学に適用し、修士論文を書くことを目指 している。たとえば、日本とA国では過去数十年間、
女性国会議員の比率が前議員の20%以下(日本の 場合13%程度)で停滞しているが(後略)。
内省:「過去数十年間」はあいまいになる。
⇒ 西暦による記述へ修正。
(村岡2018b)
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情報の提出順序から見た論理展開 ①
学習者E(説明文):
小見出しを付けて書く方がより分かりやすく、
複雑な話が明確になる。
学習者F(報告文):
報告文は作文と違って小見出しをつけてセク ション分けする必要がある。小見出しによって 文章を分かりやすく理解できる。
(村岡2018b)
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情報の提出順序から見た論理展開 ②
学習者 G の第1回目のアウトライン
351.はじめに
2.これまで分析されてきた少⼦化の要因 2.1 労働市場と結婚市場
2.2 ⼦育て負担
3.少⼦化の要因への再考
3.1 労働環境と結婚市場要因への再考 3.2 ⼦育て負担の要因への再考
3.3 男⼥別に⾒た少⼦化の要因
(村岡2018b)
情報の提出順序から見た論理展開 ②
ドキュメント内
PowerPoint プレゼンテーション
(ページ 73-85)