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この章は、次のトピックで構成されています。

概要 ... 50 ソリューションのアーキテクチャ ... 50 サーバ構成ガイドライン ... 57 ネットワーク構成ガイドライン ... 61 ストレージ構成ガイドライン ... 63 高可用性とフェイルオーバー ... 70 妥当性検査テストのプロファイル ... 72 バックアップ/リカバリ構成ガイドライン ... 72 サイズ設定ガイドライン ... 72 参照ワークロード ... 73 参照ワークロードの適用 ... 74 ソリューションの実装 ... 76 簡単な評価 ... 79

EMC VSPEXプライベートクラウド:最大200台の仮想マシンに対応したVMware 49 vSphere 5.5:Microsoft Windows Server 2012 R2、EMC VNXe3200、EMC Data Protectionで実現 - 実証済みインフラストラクチャガイド

概要

この章では、このソリューションの主要な側面を説明する包括的なガイドを示します。

サーバー容量は、必要最小限のCPU、メモリ、ネットワーク リソースについて一般的 な観点から提示されています。お客様は、定められた最低要件を満たすか、または それ以上のサーバーとネットワーク ハードウェアを選択できます。指定されているス トレージ アーキテクチャと、ここに概要を示すサーバーおよびネットワーク要件を満 たすシステムは、プライベート クラウド環境に高可用性アーキテクチャを提供して高 いレベルのパフォーマンスを実現することがEMCによって検証されています。

各VSPEX実証済みインフラストラクチャは、EMCによって妥当性検査された、設定し

た数の仮想マシンに必要なストレージ、ネットワーク、コンピューティングの各リソー スのバランスを取ります。各仮想マシンには固有の要件セットがあり、仮想マシンの 定義済み概念に適合することはめったにありません。仮想インフラストラクチャの検 討では、どのような場合でもまず参照ワークロードを定義することが重要です。すべ てのサーバが同じタスクを実行するわけではありません。また、考えられるあらゆる ワークロード特性の組み合わせを考慮したリファレンスを構築することは、現実的で はありません。

ソリューションのアーキテクチャ

EMC VNXeを使用した VMware vSphere向けVSPEXプライベート クラウド ソリュー

ションは、仮想マシン最大200台の構成が検証済みです。

注: VSPEXでは、リファレンス ワークロードの概念を使用して仮想マシンを記述および定義 します。このため、既存の環境の物理サーバまたは仮想サーバ 1 台と、VSPEX ソリュー ションの仮想マシン1台が等価であるとは限りません。適切なスケール ポイントで到着する リファレンスに換算して各自のワークロードを評価してください。このドキュメントでは、参照 ワークロードの適用でプロセスを説明しています。

概要

このセクションのアーキテクチャ図では、ソリューションを構成する主要なコンポー ネントのレイアウトを示します。次の図には、ブロック ベース システムとファイル ベースシステムのストレージが示されています。

図 11 は、ブロック ベースのストレージによる検証済みインフラストラクチャです。

8 Gb FCまたは10 Gb iSCSI SANでストレージトラフィックを伝送し、10 GbEで管理お

よびアプリケーション トラフィックを伝送します。

図 11 ブロック ストレージの論理アーキテクチャ 論理アーキテ

クチャ

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図 12 は、ファイル ベースのストレージによる検証済みインフラストラクチャです。

10 GbEでストレージトラフィックおよび他のすべてのトラフィックを伝送します。

図 12 ファイル ストレージの論理アーキテクチャ

このアーキテクチャは次の主要コンポーネントで構成されます。

VMware vSphere 5.5: サーバー環境をホストするための共通仮想化レイヤーを提

供します。54ページ表 2に、検証済み環境の仕様を示します。vSphere 5.5は、次の 機能によって高可用性インフラストラクチャを実現します。

• vMotion:仮想マシンのダウンタイムやサービスの停止を発生させることなく

仮想マシンを仮想インフラストラクチャクラスター内で移行(ライブ移行)。

• Storage vMotion: 仮想マシンのダウンタイムやサービスの停止を発生さ

せることなく仮想マシンのディスクファイルをストレージアレイ内およびスト レージアレイ間で移行(ライブ移行)。

• vSphere HA(High Availability): クラスター内で障害が発生した仮想マ

シンを検出して迅速にリカバリ。

• DRS(分散リソース スケジューラ): クラスター内のコンピューティング容量 のロードバランシングを実行。

• SDRS(Storage Distributed Resource Scheduler):スペースの使用状況とI/O レーテンシーに基づいて複数のデータストアでロードバランシングを実行。

VMware vCenter Server:VMware vSphereクラスターの仮想化管理の基盤を形成す

る拡張性の高いプラットフォームを提供します。vCenterは、すべてのvSphereホスト およびそれらの仮想マシンを管理します。

Microsoft SQL Server: VMware vCenter Serverには、構成とモニタリングの詳細情

報を格納するためのデータベース サービスが必要です。このソリューションでは、

Microsoft SQL Server 2012データベースを使用します。

主要なコン ポーネント

DNSサーバー: DNSサービスは、名前解決を実行するさまざまなソリューションコン ポーネントに使用されます。このソリューションでは、Windows Server 2012 R2で実

行されるMicrosoft DNSサービスを使用します。

Active Directoryサーバー: 各種ソリューション コンポーネントが正しく動作するには、

Active Directory サービスが必要です。Microsoft AD サービスは Windows Server

2012サーバで実行されます。

共有インフラストラクチャ: DNSサービスと認証/許可サービス(ADサービスなど)を、

既存のインフラストラクチャを使用するか、新しい仮想インフラストラクチャの一部と してセットアップすることで追加できます。

IPネットワーク:冗長ケーブルおよびスイッチを備えた標準Ethernetネットワークが、

すべてのネットワーク トラフィックを伝送します。共有 IPネットワークで、ユーザーお よび管理トラフィックを伝送します。

ストレージ ネットワークは、ストレージアレイへのアクセスをホストに提供する独立し たネットワークです。VSPEXには、ブロックベースのストレージとファイルベースのス トレージ用のさまざまなオプションが用意されています。

ブロック用のストレージネットワーク:

このソリューションには、ブロック ベースのストレージ ネットワーク用に 2 つのオプ ションが用意されています。

• FC(ファイバー チャネル): 高速シリアルデータ転送の実行プロトコルを定 義する一連の規格です。FC は、サーバおよび共有ストレージ デバイス間 の標準データ転送フレームを提供します。

• 10 Gb Ethernet(iSCSI): TCP/IP ネットワークを介した SCSI ブロックの転 送を可能にします。iSCSIは、SCSIコマンドをTCPパケットにカプセル化し、

IPネットワークを介してパケットを送信することで機能します。

ファイル用のストレージネットワーク:

ファイル ベースのストレージを使用すると、プライベートなルーティング不可10 GbE サブネットがストレージトラフィックを転送します。

VNXeストレージアレイ[VNXeすとれーじあれい]

VSPEXプライベートクラウド構成は、次のようなVNXeシリーズのストレージアレイか

ら始まります。

• EMC VNXe3200アレイ:仮想マシン最大200台対応のvSphereホストにス

トレージを提供します。

VNXeシリーズのストレージアレイには次のコンポーネントが含まれます。

• SP(ストレージ プロセッサ): FCとiSCSIに対応したEMC UltraFlex I/Oテク

ノロジーでブロック データをサポートします。SPは、すべての外部ホストへ のアクセスと、VNXeアレイのファイル側へのアクセスを提供します。

• SPS(予備電源ユニット): 1Uサイズで、各SPに十分な電力を供給します。

停電の際には、処理中のすべてのデータを確実にヴォールト エリアにデ ステージできます。そのため、書き込みが失われることがありません。アレ イを再起動すると、保留中の書き込みが調整され、保持されます。

ストレージネット ワーク

EMC VSPEXプライベートクラウド:最大200台の仮想マシンに対応したVMware 53 vSphere 5.5:Microsoft Windows Server 2012 R2、EMC VNXe3200、EMC Data Protectionで実現 - 実証済みインフラストラクチャガイド

• DAE(ディスク アレイ エンクロージャ):アレイで使用されるドライブを収容 します。

表 2 に、このソリューションで使用されるハードウェアを示します。

表 2 ソリューション ハードウェア

コンポーネント 構成

VMware vSphere サーバ

CPU 仮想マシンあたり1基のvCPU 物理コアあたり4基のvCPU*

200台の仮想マシンの場合:

200基のvCPU

50基の物理CPU(最小)

メモリ 仮想マシンごとに2 GBRAM

VMware vSphereホストごとに2 GBRAMを予約 200台の仮想マシンの場合:

400 GBRAM(最小)

物理サーバごとに2 GB追加 ネットワーク ブロック サーバあたり2個の10 GbE NIC

サーバごとに2 HBA

ファイル・ サーバごとに4個の10 GbE NIC

注: VMware vSphere HA(High-Availability)の機能を実装して、記載された最 小要件を満たすためには、最小要件の台数以外にサーバを少なくとも1 インフラストラクチャに追加します。

ネットワーク インフラストラ クチャ

最小のス イッチ容量

ブロック 2台の物理スイッチ

VMware vSphereサーバごとに2個の10 GbE ポート

ストレージ プロセッサあたり1個の管理用1 GbE ポート

VMware vSphereサーバごとに2個のポート(スト レージ ネットワーク用)

SPごとに2個のポート(ストレージ データ用)

ファイル・ 2台の物理スイッチ

VMware vSphereサーバごとに4個の10 GbE ポート

ストレージ プロセッサあたり1個の管理用1 GbE ポート

ストレージ プロセッサあたり2個のデータ用 10 GbEポート

ハードウェア・

リソース

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