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概要

VSPEX環境のシステム監視は、コアITシステムの監視と同じで、管理の重要な基本

コンポーネントです。VSPEX 環境などの高度に仮想化されたインフラストラクチャに 関係する監視レベルは、各種コンポーネント間のやり取りと相互関係が微妙でわか りにくいため、純粋な物理インフラストラクチャよりいくらか複雑です。しかし、仮想化 環境の管理経験が豊富であれば、主要な概念とフォーカス エリアに慣れることがで きます。主な差別化要因は、広範囲なモニタリングとエンドツーエンドシステムおよ びワークフローを監視する機能です。

さまざまなビジネス ニーズにより、環境のプロアクティブで一貫した監視が求められ ています。たとえば、次のような条件を満たす必要があります。

• 安定した予測可能なパフォーマンス

• サイズ設定と容量のニーズ

• 可用性とアクセス性

• 弾力性:ワークロードの動的な追加、削除、変更

• データ保護

環境でセルフサービス プロビジョニングが有効な場合、クライアントが仮想マシンと ワークロードを動的に生成できるため、システムの監視機能はさらに重要になりま す。この結果、システム全体にマイナスの影響が及ぶ可能性があります。

この章では、VSPEX の実証済みインフラストラクチャ環境の主要なコンポーネントの 監視に必要な基本的な知識について説明します。この章の終わりには、追加リソー スが用意されています。

監視する主な分野

エンド ツー エンドのソリューションを提供するVSPEX実証済みインフラストラクチャは、

別個でありながら相互関係が強い次の分野のシステム監視を必要とします。

• サーバ(仮想マシンおよびクラスタの両方を含む)

• ネットワーク

• ストレージ

この章では、ストレージ インフラストラクチャの主要なコンポーネントである VNXe ア レイの監視に主に重点を置きますが、他のコンポーネントについても簡単に説明し ます。

VSPEX 環境にワークロードが追加されると、サーバ、ストレージ、ネットワークの各リ

ソースが消費されます。ワークロードが追加、変更、除去されると、リソースの可用 性と、さらに重要な点として容量が変化するため、プラットフォームで実行されている 他のすべてのワークロードに影響が及びます。お客様は、VSPEXプラットフォームへ の導入前にすべての主要なコンポーネントのワークロード特性について十分に理解 する必要があります。これは、定義されたリファレンス仮想マシンに対してリソース使 用率を正しくサイズ設定するために必要です。

パフォーマンスの ベースライン

最初のワークロードを導入した後、プラットフォームのパフォーマンスとともにエンド ツー エンドのリソース消費量を測定します。これにより、サイズ設定アクティビティを 当て推量で行うことがなくなり、初期消費量が確実に正確になります。追加のワーク ロードを導入したら、リソース消費量とパフォーマンス レベルを再評価して、累積の 負荷と、既存の仮想マシンおよびそのアプリケーション ワークロードへの影響を確 認します。それに応じてリソース割り当てを調整し、オーバーサブスクリプションによ りシステム パフォーマンス全体が悪影響を受けることのないようにします。これらの 評価を一貫して実行し、プラットフォーム全体および仮想マシン自体が想定どおりに 動作していることを確認します。

次のコンポーネントは、システム パフォーマンス全体に影響する重要な領域を構成 します。

サーバーの観点から監視する主要なリソースには、次のものが含まれます。

• プロセッサ

• メモリ

• ディスク(ローカル、NAS、SAN)

• ネットワーク

これらの分野を、物理ホスト レベル(ハイパーバイザ ホスト レベル)と仮想レベル

(ゲスト仮想マシン内から)の両方で監視します。オペレーティング システムによっ ては、このデータの監視と取得に使用可能なツールが用意されています。たとえ

ば、VSPEX環境でVMware ESXiサーバーをハイパーバイザーとして使用している

場合は、ESXtop ユーティリティを使用して監視し、そのメトリックをログに記録でき

ます。Windows Server 2012ゲストの場合は、Perfmon ユーティリティを使用でき

ます。ベンダーのガイダンスに従って特定の導入シナリオのパフォーマンス閾 値を決定します。これは、アプリケーションによってかなり異なる場合があります。

これらのツールに関する詳細については、以下を参照してください。

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc749115.aspx http://download3.vmware.com/vmworld/2006/adc0199.pdf

VSPEX の各実証済みインフラストラクチャでは、導入されたリファレンス仮想マシン

の数と定義されたワークロードに基づいてパフォーマンス レベルが保証されている 点に留意してください。

ネットワーク通信を行う十分な帯域幅があることを確認します。これには、サーバお よび仮想マシン レベル、ファブリック(スイッチ)レベル、NFS/CIFS/SMB などのネット ワーク ファイル プロトコルまたはブロック プロトコルが実装されている場合はスト レージ レベルでの、ネットワーク負荷のモニタリングが含まれます。サーバおよび仮 想マシン レベルでは、前述の監視ツールにより、サーバおよびゲストに出入りする フローを分析するのに十分なメトリックが提供されます。トラッキングする主要な対象 は、総スループットまたは帯域幅、レーテンシー、IOPS サイズなどです。追加データ は、ネットワークカードやHBAユーティリティから収集します。

サーバ

ネットワーク

EMC VSPEXプライベートクラウド:最大200台の仮想マシンに対応したVMware 125 vSphere 5.5:Microsoft Windows Server 2012 R2、EMC VNXe3200、EMC Data Protectionで実現 - 実証済みインフラストラクチャガイド

ファブリックの観点では、スイッチ インフラストラクチャを監視するツールはベンダー によって異なります。監視する主要項目は、ポート使用率、総ファブリック使用率、プ ロセッサ使用率、キューの深さ、ISL(Inter-Switch Link)使用率などです。ネットワー ク ストレージ プロトコルについて、次のセクションで説明します。

VSPEX 実装のストレージ面の監視は、システムの全体的な稼働状態とパフォーマン

スを維持するために不可欠です。幸いにも、VNXe シリーズのストレージ アレイに用 意されたツールを使用することで、基本ストレージ コンポーネントの動作に関する詳 しい情報を簡単かつ確実に入手できます。ブロック プロトコルとファイル プロトコル では、次の重要項目に注目します。

• Capacity

• IOPSレーテンシー

• SPの使用率

 CPU

 メモリ

 ファブリック/ネットワークインターフェイス:入出力スループット 次の分野も検討してください(主に調整の観点から検討が必要です)。

• I/Oサイズ

• ワークロードの特性

• キャッシュの使用率

これらの要因はこのドキュメントでは扱いませんが、ストレージ調整はパフォーマン ス最適化の重要なコンポーネントです。EMCでは、EMCオンラインサポートを通じて このテーマに関する次の追加ガイダンスを用意しています。

EMC VNX Unified Best Practices for Performance Applied Best Practices Guide Using EMC VNX Storage with VMware vSphere

VNX リソース モニタリングのガイドライン

VNXeの監視は、Unisphere GUIを使用して行います。このGUIには、SP IPアドレス

への HTTPS セッションを開いてアクセスできます。VNXe シリーズは、単一エンティ

ティを通じてブロックストレージアクセスとファイルストレージアクセスの両方を提供 するユニファイド ストレージ プラットフォームです。監視は次の2つの部分に分けら れます。

• ブロックストレージリソースの監視

• ファイル ストレージ リソースの監視

このセクションでは、Unisphere を使用して、容量、IOPS、レーテンシーを含むブロッ クストレージリソースの使用量を監視する方法について説明します。

ストレージ

ブロックストレージ リソースの監視

Capacity

Unisphere では、2 つのパネルに容量情報が表示されます。これらのパネルでは、

構成済み LUNと基になるストレージ プール内で使用可能な全体の空き領域をすば やく評価できます。ブロックの場合、予想される増加とスナップショット作成などのア クティビティに対応するには、構成済みプールに十分な空きストレージが残っている 必要があります。容量が80パーセントを超えた場合にストレージ管理者に警告が生 成されるように、閾値アラートを構成してください。その場合、状況によっては自動拡 張を調整するか、追加領域をプールに割り当てる必要があります。LUN 使用率が高 い場合、領域を回収するか、追加領域を割り当てます。

特定のプールの容量閾値アラートを設定するには、次の手順を実行します。

1. プールを選択し、[Details]ボタンをクリックします。

2. [Storage Pool Utilization]タブで、このプールのアラート閾値の値を選択し

ます(図 43を参照)。

3. 確認する主要なメトリックは、使用済み領域、使用可能領域、サブスクリプ ションです。

図 43 ストレージ プールのアラートの設定

[Settings]タブには、領域の管理に関連する追加の設定があります(図 44 を参照)。

[Snapshot Auto-Delete]設定は、この機能を使用する場合に有効にします。

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