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ストレージプール内のホットスペアをアクティブにす る/非アクティブにする

次の方法でホットスペアをアクティブにします。

■ 手動の交換 - zpool replace コマンドを実行して障害が発生したデバイスを置き 換えます。障害が発生したディスクを置き換えるために新しいデバイスが挿入され る場合、スペアを切り離すことによって新しいデバイスをアクティブにします。

■ 自動交換 - FMA エージェントは障害を検出し、スペアが使用できるかどうかを 判別して、障害の発生したデバイスを自動的に置き換えます。ホットスペアは UNAVAIL 状態のデバイスも置き換えます。

プールの autoreplace プロパティーを on に設定した場合は、新しいデバイスが挿 入されオンライン処理が完了すると、スペアは自動的に切り離されてスペアプール に戻されます。

ホットスペアを非アクティブにするには、次のアクションのいずれかを実行します。

■ ストレージプールからホットスペアを削除する。

■ 障害の発生したディスクを物理的に置き換えたあとにホットスペアを切り離す。例

13「障害が発生したディスクの置き換え後にホットスペアを切り離す」を参照して

ください。

■ 別のホットスペアと一時的または永続的に交換する。例14「障害が発生したディス

クを切り離してホットスペアを使用する」を参照してください。

ストレージプール内のホットスペアの操作

例 13 障害が発生したディスクの置き換え後にホットスペアを切り離す

この例では、次の構成を前提としています。

system1mirror-1 構成で、ディスク c0t5000C500335BA8C3d0 が失敗しまし た。次の部分的な出力には、mirror-1 のステータスが表示されます。

# zpool status system1 .

mirror-1 DEGRADED 0 0 0 c0t5000C500335BD117d0 ONLINE 0 0 0

c0t5000C500335BA8C3d0 UNAVAIL 0 0 0 障害の発生したディスク

■ 障害の発生したディスクを置き換えるために、プールのスペア c0t5000C500335E106Bd0 は自動的にアクティブにされます。

■ 新しいデバイス c0t5000C500335DC60Fd0 で障害が発生したディスクを物理的に置 き換えます。

この例では、新しいデバイスでのプールの再構成から開始します。最初に、zpool replace を実行して、削除するデバイスについて ZFS に通知します。次に、必要 に応じて、zpool detach を実行してスペアを非アクティブにし、そのスペアを スペアプールに戻します。この例では、最後に、新しい構成のステータスを表示 し、51 ページの「ストレージプールのデバイスを置き換える方法」のステップ 6 に示されているように、障害の発生したデバイスに対して適切な FMA の手順を実行 します。

# zpool replace system1 c0t5000C500335BA8C3d0

# zpool detach system1 c0t5000C500335E106Bd0

# zpool status system1 ..

mirror-1 ONLINE 0 0 0 c0t5000C500335BD117d0 ONLINE 0 0 0

c0t5000C500335DC60Fd0 ONLINE 0 0 0 交換デバイス spares

c0t5000C500335E106Bd0 AVAIL 非アクティブにするスペア

# fmadm faulty

# fmadm repaired zfs://pool=name/vdev=guid

例 14 障害が発生したディスクを切り離してホットスペアを使用する

新しい交換用デバイスの代わりに、スペアデバイスを永続的な交換用として使用でき ます。この場合、単純に障害が発生したディスクを切り離します。障害が発生した ディスクをあとで修復する場合、そのディスクを新しい指定スペアとしてプールに追 加できます。

この例では、例13「障害が発生したディスクの置き換え後にホットスペアを切り離

す」と同じ前提を使用します。

■ プール system1mirror-1 構成は機能低下状態にあります。

ストレージプール内のホットスペアの操作

# zpool status system1 .

mirror-1 DEGRADED 0 0 0 c0t5000C500335BD117d0 ONLINE 0 0 0

c0t5000C500335BA8C3d0 UNAVAIL 0 0 0 障害の発生したディスク

■ 障害の発生したディスクを置き換えるために、プールのスペア c0t5000C500335E106Bd0 は自動的にアクティブにされます。

この例は、スペアで置き換えられた障害が発生したディスクを切り離すことから開始 します。

# zpool detach system1 c0t5000C500335BA8C3d0

# zpool status system1 .

. mirror-1 ONLINE 0 0 0 c0t5000C500335BD117d0 ONLINE 0 0 0

c0t5000C500335E106Bd0 ONLINE 0 0 0 障害の発生したディスクをスペアに交換 errors: No known data errors

その後、スペアデバイスとしてプールに修復したディスクを追加し直します。障害の 発生したデバイスに対して適切な FMA の手順を実行して、手順を完了します。

# zpool add system1 spare c0t5000C500335BA8C3d0

# zpool status system1 .

. mirror-1 ONLINE 0 0 0 c0t5000C500335BD117d0 ONLINE 0 0 0

c0t5000C500335E106Bd0 ONLINE 0 0 0 以前のスペア spares

c0t5000C500335BA8C3d0 AVAIL スペアとして修復されるディスク errors: No known data errors

# fmadm faulty

# fmadm repaired zfs://pool=name/vdev=guid

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♦ ♦ ♦ 第 5 章

Oracle Solaris ZFS ストレージプールの管理

この章では、Oracle Solaris ZFS でストレージプールを管理する方法について説明しま す。次のセクションで構成されています。

57 ページの「ZFS ストレージプールのプロパティーの管理」

60 ページの「ZFS ストレージプールのステータスのクエリー検索を行う」

69 ページの「ZFS ストレージプールを移行する」

76 ページの「ZFS ストレージプールをアップグレードする」