第 9 章 サーバーの設定
14.1 各モードに対応している機能
CLIの基本 第3 章
CLIの基本 第3 章
3.4 動作モードを変更する
amsh の実行中に、動作モードを変更する方法について説明します。
一般ユーザーモードから管理者モードに変更 管理者モードへ移行します。
管理者モードに移行できるのは、管理者権限の所有者のみです。
amnimo$ enable ⮠
password: ←パスワードを入力して Enter amnimo#
管理者モードから設定モードに変更 設定モードへ移行します。
設定モードに移行できるのは、管理者権限の所有者のみです。
amnimo# configure ⮠ amnimo(cfg)#
設定モードから管理者モードに変更
設定モードを抜けて、管理者モードに戻ります。
amnimo(cfg)# exit ⮠ amnimo#
管理者モードから一般ユーザーモードに変更
管理者モードを抜けて、一般ユーザーモードに戻ります。
amnimo# exit ⮠ amnimo$
一般ユーザーモードを終了し amsh を停止
一般ユーザーモードで exit を実行すると、amsh プログラムが終了し、Linux の CLI に戻ります。
amnimo$ exit ⮠ user1$
CLIの基本 第3 章
3.5 コマンドを実行する
CLI でコマンドを入力する際に利用できる機能やコマンドの実行時に出力される内容などについて 説明します。
入力補完機能を利用する
コマンドの入力途中で「Tab」キーを入力することで、コマンドや引数を自動的に補完することが できます。
該当するコマンドが複数ある場合は、コマンドの候補一覧が表示されます。
実行例
amnimo(cfg)# int ←ここで「Tab」キーを押す
amnimo(cfg)# interface ←コマンドが補完される amnimo(cfg)# interface et ←ここで「Tab」キーを押す amnimo(cfg)# interface eth0 ←引数が補完される
amnimo(cfg)# interface lan ←ここで「Tab」キーを押す
lan0 lan1 lan2 lan3 ←引数の候補一覧が表示される
amnimo(cfg)# s ←ここで「Tab」キーを押す
ssh syslog show ←コマンドの候補一覧が表示される
amnimo(cfg)# ex⮠ ←exit を省略して実行
amnimo# ←exit と認識し実行される
コマンドの履歴を参照する
過去に実行したコマンドは、履歴(ヒストリーデータ)として保存されています。「↑」と「↓」キ ーを入力することで、過去に実行したコマンドを表示することができます。
↑キー: コマンドの履歴で 1 つ過去のコマンドを表示します。
↓キー: コマンドの履歴で 1 つ直近のコマンドを表示します。
直近で、command-a、command-b、command-c の順でコマンドを実行した場合、履歴は以下の ようにたどることができます。
実行例
amnimo(cfg)# command-a⮠ amnimo(cfg)# command-b⮠ amnimo(cfg)# command-c⮠
amnimo(cfg)# ←コマンド入力がない状態で「↑」キーを押す
amnimo(cfg)# command-c ←直近で実行したコマンドが表示される amnimo(cfg)# command-c ←再度「↑」キーを押す
amnimo(cfg)# command-b ←1 つ履歴をさかのぼって、実行したコマンドが表示される
amnimo(cfg)# command-b ←再度「↑」キーを押す
amnimo(cfg)# command-a ←さらに 1 つ過去に実行したコマンドが表示される amnimo(cfg)# command-a ←続いて「↓」キーを押す
amnimo(cfg)# command-b ←1 つ直近に実行したコマンドが表示される
amnimo(cfg)# command-b ←続いて「↓」キーを押す
amnimo(cfg)# command-a ←さらに1 つ直近に実行したコマンドが表示される
CLIの基本 第3 章
エラーメッセージを読む
コマンドを実行したときに表示されるメッセージには、多くの情報が含まれています。
ここでは、エラーが発生したときのメッセージについて説明します。
▌ 異常発生時
コマンドを実行したときにエラーが発生すると、amsh プログラムの verbose オプションに応じた メッセージが表示されます。
詳しくは、『3.2.2 オプションを付けて amsh プログラムを実行する』を参照してください。
実行例
amnimo$ enable amnimo# configure amnimo(cfg)# hoge
verbose オプションの出力 LEVEL に応じたメッセージが表示される amnimo(cfg)#
▌
必須項目不足時コマンドの実行時に必要な入力項目が不足している場合は、不足している設定項目が一覧表示され ます。
以下に、account コマンドで特定のユーザーのアカウントを設定する例を示します。アカウントの 設定モードでパスワードを変更しようとしていますが、グループを設定する必要があるため、エラ ーとなっています。exit コマンドで設定を中止すると、中止してもよいかどうかを尋ねられます。
実行例
amnimo$ enable amnimo# configure
amnimo(cfg)# account username1
amnimo(cfg-account-username1)# password secret ENCRYPT-USERNAME1-PASSWORD You must fill in the following required fields: ←group の設定が不足している group
amnimo(cfg-account-username1)# exit ←アカウントの設定モードを終了 You must fill in the following required fields:
group
Cancel configuration? (y/N): ←y または Y を押すと設定をキャンセル。n
または N、Enter キーを押すと設定に戻る
(y/N) は、y(yes)または N(No)を表しています。大文字の方がデフォルトとして設定 されている状態です。何も入力せずに Enter キーを押すと、大文字の方が選択されます。
y(Y)または n(N)以外の文字を入力すると、再度、中止してもよいかどうかを尋ねられ ます。
CLIの基本 第3 章
3.6 便利な機能を利用する
CLI を使用する上で役に立つ機能について説明します。
ヘルプを参照する
「?」キーを押すと、コマンドやパラメーターの候補一覧とヘルプメッセージを表示することができ ます。候補一覧がない場合は、キャリッジリターン「<cr>」文字が表示されます。
実行例
amnimo(cfg)# ←何も入力せずに「?」キーを押す
interface Setup network interface setting.
(省略)
exit Exit current mode and back to previous mode.
amnimo(cfg)# interface □ ←コマンドと半角スペースに続けて「?」キーを押す <IFNAME> Interface’s name.
amnimo(cfg)# s□ ←入力の途中で「?」キーを押す
ssh Setup ssh service setting.
syslog Setup syslog service setting.
show Show configuration.
amnimo(cfg)# exit □ ←コマンドと半角スペースに続けて「?」キーを押す
<cr> ←exit コマンドにはパラメーターがないため<cr>が表示される
エッジゲートウェイの基本操作 第4 章
第4章 エッジゲートウェイの基本操作
本章では、エッジゲートウェイのリブートやファームウェアのアップデートといった本体の基本操作 について説明します。
4.1 エッジゲートウェイをリブートする
エッジゲートウェイをリブートするには、管理者モードで reboot コマンドを実行します。
書式
reboot [type <soft | hard>]
設定項目
項目 内容
type 再起動タイプを指定します。
値 内容
soft ソフトウェアリブートを実行します。
システムを停止してからリブートします。
デフォルト値として設定されています。
hard ハードウェアリブートを実行します。
システムを停止せずに、ハードウェアの電源供給を停 止し、リブートします。
ハードウェアリブートの実行によって、ファイ ルシステムが破損する可能性があります。
実行例
amnimo# reboot type soft
Are you sure you want to restart? (y/n): ←「y」キーに続けて Enter を入力
コマンドの実行をキャンセルするには、「n」キーに続けて Enter を入力します。
4.2 エッジゲートウェイの電源をオフにする
エッジゲートウェイをシャットダウン状態に移行するには、管理者モードで poweroff コマンドを 実行します。
実行例
エッジゲートウェイの基本操作 第4 章
4.3 エッジゲートウェイの情報を参照する
エッジゲートウェイ本体のモデル名やシリアル番号などを表示します。
実行例
コマンドの入力と出力は、すべてのモードで同じです。以下に、一般ユーザーモードの実行例を示 します。
amnimo$ show device information manufacturer amnimo
board AG10 series G
model AG10-010JP-10-512G serial 012345
revision 0
date: 2020-01-01T00:00:00Z
エッジゲートウェイの基本操作 第4 章
4.4 ファームウェアを操作する
ファームウェアの更新や設定などの操作をします。
ファームウェアのバージョンを表示する
ファームウェアのバージョン情報を表示するには、show firmware コマンドを実行します。
実行例
一般ユーザーモードと管理者モードで、コマンドの入力と出力は同じです。以下に、管理者モード の実行例を示します。
amnimo# show firmware
amnimo G series AG10 version 1.0.0 build 1
ファームウェアのファイルを確認する
ファームウェアが存在することを確認します。
書式
firmware file check URL 設定項目
項目 内容
URL URL には、HTTP や FTP などの情報を指定することができます。
以下に、ファイル名を ag10-v1.0.0-b1.amf とした場合の設定例を示します。
ストレージに存在するファイルを使用する場合 file:///media/usb/ag10-v1.0.0-b1.amf
TFTP サーバーに存在するファイルを使用する場合 tftp://example.com/ag10-v1.0.0-b1.amf
FTP サーバーに存在するファイルを使用する場合 ftp://example.com/ag10-v1.0.0-b1.amf
ベーシック認証対応の HTTP サーバーに存在するファイルを使用する場 合 http://username:[email protected]/ag10-v1.0.0-b1.amf
ベーシック認証対応の HTTPS サーバーに存在するファイルを使用する場 合 https://username:[email protected]/ag10-v1.0.0-b1.amf
実行例
エッジゲートウェイの基本操作 第4 章
ファームウェアを削除する
ダウンロード済みファームウェアファイルは、firmware file delete コマンドで削除することができ ます。
ダウンロード済みのファームウェアファイルは、RAM に保存されています。
ダウンロード済みのファイルがない場合は、コマンドの実行時に「ERROR: Firmware file does not exist.」と表示されます。
実行例
amnimo# firmware file delete Deleted!
ファームウェアを更新する
エッジゲートウェイのファームウェアの更新対象には、起動領域と冗長領域の 2 つがあります。そ れぞれの領域を更新するには、firmware area update コマンドを実行します。本コマンドを実行す ると、再起動するかどうかをたずねられます。再起動を許可すると、ファームウェアが更新されま す。
本コマンドを実行する前に、ファームウェアファイルをダウンロードしておく必要がありま す。
書式
firmware area update [target <back | both>] [force <true | false>] [url <URL>]
設定項目
項目 内容
target 更新するターゲットを設定します。
設定 内容
back 現在起動していない冗長領域を更新します。
both 両方の冗長領域を更新します。
force 再起動時、ユーザーに確認するかどうかを設定します。
設定 内容
true ユーザーに確認せず、強制的に再起動します。
false 再起動する前に、ユーザーに確認します。
url URL には、HTTP や FTP などの情報を指定することができます。
以下に、ファイル名を ag10-v1.0.0-b1.amf とした場合の設定例を示します。
ストレージに存在するファイルを使用する場合 file:///media/usb/ag10-v1.0.0-b1.amf
TFTP サーバーに存在するファイルを使用する場合 tftp://example.com/ag10-v1.0.0-b1.amf
FTP サーバーに存在するファイルを使用する場合 ftp://example.com/ag10-v1.0.0-b1.amf
ベーシック認証対応の HTTP サーバーに存在するファイルを使用する場 合