第 4 章 ジョブをスケジュールする
4.2 ジョブのスケジュールを登録する
ここでは、ジョブのスケジュールを登録する方法について説明します。
ジョブのスケジュールは以下の手順で登録します。
1. 4.2.1 プロジェクトを登録する 2. 4.2.2 ジョブネットを登録する 3. 4.2.3 ジョブを登録する
4. 4.2.4 ジョブネット情報を設定する
5. 4.2.5 起動日を登録する
4.2.1 プロジェクトを登録する
ジョブをスケジュールする場合、最初にプロジェクトを登録します。プロジェクトを登録する方法について説明します。
プロジェクトの登録は、システム管理者(Windows版の場合は、Administratorsグループ所属ユーザ、UNIX版の場合 は、スーパーユーザ)だけが行うことができます。UNIX版で拡張ユーザ管理機能が有効な場合は、管理者権限を持つ
Operation Managerユーザだけが行うことができます。
注意
一般ユーザがプロジェクトを利用する場合の注意
一般ユーザがプロジェクトを利用する場合、Administratorsグループに所属するユーザ【Windows版】、システム管理者
(スーパーユーザ)【UNIX版】、または管理者権限を持つOperation Managerユーザ【UNIX版】が、あらかじめプロジェ
クト内の情報にアクセスできるユーザおよびアクセス権を[アクセス権設定]ウィンドウで設定する必要があります。
アクセス権の設定方法の詳細は、“4.3.9 プロジェクトにアクセス権を設定する場合”を参照してください。
[Systemwalker Operation Manager]ウィンドウの業務選択ウィンドウで[ジョブスケジューラ]を選択します。次に[ファ イル]メニューの[新規作成]から[プロジェクト]を選択します(または、右クリックによるポップアップメニューの[新規作 成]から[プロジェクト]を選択します)。[プロジェクトの登録]ウィンドウが表示されます。
2. プロジェクト情報の指定
[プロジェクトの登録]ウィンドウで、“プロジェクト名”および“所有者”を指定して、[OK]ボタンをクリックします。
図
4.1 [プロジェクトの登録]ウィンドウ[プロジェクト名]:
プロジェクト名を指定します。
[所有者]:
プロジェクトの所有者を指定します。ここで指定したユーザがプロジェクト内のジョブの実行ユーザとなります。
UNIX版で拡張ユーザ管理機能が有効な場合についても、所有者には必ずOSユーザを指定してください。
4.2.2 ジョブネットを登録する
ジョブネットとは、起動順序を指定したジョブ群のことです。ジョブネットを登録する方法、および注意事項について説明 します。
操作手順
1. [ジョブネットの新規作成]ウィンドウの表示
以下のいずれかの操作によって、[ジョブネットの新規作成]ウィンドウを表示します。
- [Systemwalker Operation Manager]ウィンドウの業務選択ウィンドウで、対象プロジェクトを選択します。次に[ファ
イル]メニューの[新規作成]-[ジョブネット]から、ジョブネットの実行属性を選択します(または、右クリックによる ポップアップメニューの[新規作成]-[ジョブネット]から、ジョブネットの実行属性を選択します)。
- [Systemwalker Operation Manager]ウィンドウの[ツール]メニューから、[ジョブネット管理]を選択します。[ジョブ
ネットの管理]ウィンドウの[ファイル]メニューの[新規作成]から、ジョブネットの実行属性を選択します。[プロジェ クトの選択]ウィンドウが表示されるので、ジョブネットを作成するプロジェクト名を指定します。
図
4.2 [プロジェクトの選択]ウィンドウ[プロジェクト名]:
ジョブネットを新規作成するプロジェクト名を指定します。
図
4.3 [ジョブネットの新規作成]ウィンドウ2. ジョブネットへのジョブの配置
[ジョブネットの新規作成]ウィンドウのカテゴリ選択コンボボックスで、カテゴリを選択します。選択したカテゴリによっ て、アイコン選択域に表示されるアイコンが異なります。
次に、[配置モード]ボタンをクリックし、配置モード(アイコンをジョブフロー表示域に配置するモード)に切り替えま す。(アイコン選択域でアイコンを選択した場合も、自動的に配置モードになります。)
配置モードの状態で、アイコン選択域よりジョブネットに登録するジョブアイコンを選択し、ジョブフロー表示域にジョ ブをマウスを使って配置します。ジョブネットのアイコンを選択して子ジョブネットを登録することもできます。
ジョブを配置すると[登録-ジョブ]ウィンドウが表示されます。
3. ジョブの登録
[登録-ジョブ]ウィンドウの[基本情報]シート、[制御情報]シートおよび[詳細情報]シートを使って、ジョブの情報を 設定し、ジョブを登録します。ジョブの登録の詳細は、“4.2.3 ジョブを登録する”を参照してください。
4. ジョブネットへの複数ジョブの登録
ジョブネットに登録するジョブの個数分、手順2、3の操作を繰り返します。
接続線(矢印)は、通常のジョブから通常のジョブに対して引いた場合は、黒色の線の表示になります。赤色のひし 形が表示されたリカバリジョブに対して引いた場合は、赤色の線の表示になります。また、青色のひし形が表示さ れた終了コードによる起動条件が指定されているジョブに対して引いた場合は、青色の線の表示になります。
注意
起動日を設定した子ジョブネットの接続について
先行ジョブが[登録-ジョブ]ウィンドウの[制御情報]シートで[起動日のみ有効]の指定があるジョブ(子ジョブネット) であった場合、後続ジョブで[起動条件]の指定があるジョブは接続できません。
ジョブの変更(追加/コピー/切り取り/貼り付け/削除/取り外し/割り込み/上書き/交換/再接続)については、“4.4.5 ジョ ブを変更する”を参照してください。
6. プロジェクトへの保存
[ファイル]メニューの[名前を付けて保存]を選択します。[名前を付けて保存]ウィンドウが表示されます。“ジョブネッ ト名”および“ジョブネット名称”を指定して[保存]ボタンをクリックしてください。ジョブネットがプロジェクトに保存さ れます。
図
4.4 [名前を付けて保存]ウィンドウ[保存プロジェクト]:
ジョブネットを保存するプロジェクトを選択します。
ジョブとしてジョブネットが登録されている場合は、選択できません。
[ジョブネット名]:
ジョブネット名を指定します。
[ジョブネット名称]:
ジョブネット名称指定します。
[登録されているジョブネット]:
[保存プロジェクト]で選択されたプロジェクトに登録されているジョブネット名が一覧表示されます。
注意
[登録-ジョブ]ウィンドウについて
・ コマンド欄の指定方法
ジョブスケジューラに登録した“ジョブ実行制御”属性のジョブは、qsubコマンドの形式でジョブ実行制御へ投入され ます。したがって、[登録-ジョブ]ウィンドウで登録するジョブの実行ファイル名には、実行するジョブの実行ファイル 名をジョブ実行制御のqsubコマンドのオプションを含めて指定します。なお、ジョブスケジューラはqsubオプショ ン“-x”、“-nr”、“-j”、“-cu”、“-rh”、“-jft”、“-q”、“-R”、“-e”、“-o”、“-eo”、“-lt”、“-dp”を自動的に設定するため、[コ マンド]欄には指定しないでください。
[qsubコマンドのオプション] 実行ファイル名
・ ジョブの検索条件について
実行ファイルの格納先は、以下の順番で検索されます。
[コマンド]欄>[ディレクトリ]欄>ジョブフォルダ
[コマンド]欄にフルパスで実行ファイル名が指定されている場合は、[ディレクトリ]欄に格納先ディレクトリが指定され ていても検索対象となりません。
・ 終了コードについて
ジョブの終了コードは、実行ファイルの復帰値(例えば、C言語で作成されている場合は、exit関数で指定された値) になります。Windows版の場合でバッチファイルの場合は、バッチファイル内の最終コマンドの復帰値になります (バッチファイル内にsetecodeコマンドを記述して、復帰値を制御することができます。setecodeコマンドの詳細は、“B.6.2 ジョブとしてバッチファイルを使う場合【Windows版】”を参照してください)。ジョブスケジューラで扱える終了コードの 値は、256までです。ただし201~256までの終了コードはジョブスケジューラで使用しているため、ジョブの終了 コードは、200以下になるようにしてください。実行ファイルの復帰値が256以上の場合は255として扱われます。
・ 標準出力ファイル/標準エラー出力ファイルについて
複数のジョブに同名の標準出力ファイル/標準エラー出力ファイルを指定しないでください。前回履歴が正しく表示さ れない場合があります。
・ コマンド欄へ登録するコマンドについて【Windows版】
システムおよびジョブスケジューラを停止させる処理を登録し、実行した場合、ジョブおよびジョブネットが次回のジョ ブスケジューラ起動時に[実行中断](終了コード“239”)となる場合があります。
システムのシャットダウンは、終了処理ジョブネットを利用し、シャットダウン出口から実施してください。終了処理ジョ ブネットの詳細は、“B.6.1 任意の時刻にシステムをシャットダウンする【Windows版】”を参照してください。
・ ジョブ実行制御のqsubコマンドについて
ジョブ実行制御のqsubコマンドやジョブ実行制御のqsubコマンドを呼び出しているバッチファイル/シェルスクリプトを [コマンド]欄に指定しないでください。
・ UTF-8コードの環境を利用する場合について
UTF-8コードの環境では日本語コードを使用しないでください。【UNIX版】
注意
大量のジョブネットを登録する場合の注意
大量のジョブネットを登録する場合の注意事項は“Systemwalker Operation Manager 解説書”の“参考情報(ノウハウな ど)”を参照してください。なお、1プロジェクトあたりのジョブネット登録数によって警告メッセージを出力するように設定さ れている場合は、1プロジェクトに登録されるジョブネット数が指定された値を超えた場合に警告メッセージが出力されま
図
4.5 [ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ-[利用機能2]シート4.2.3 ジョブを登録する
ジョブを登録する方法、および注意事項について説明します。
操作手順
1. [登録-ジョブ]ウィンドウの表示
[ジョブネットの新規作成]ウィンドウから、アイコン選択域よりジョブネットに登録するジョブアイコンを選択し、ジョブ フロー表示域にジョブをマウスを使って配置します。
→[登録-ジョブ]ウィンドウが表示されます。
2. [登録-ジョブ]ウィンドウの[基本情報]シート、[制御情報]シートおよび[詳細情報]シートを使って、ジョブの情報を
設定し、ジョブを登録します。
リカバリジョブとして登録する場合、または先行ジョブの終了コードにより後続ジョブの起動を切り分ける場合は、
[制御情報]シートで指定します。詳細は、“制御情報を登録する”を参照してください。
実行属性が[ジョブ実行制御]のジョブの場合
コマンドアシスタントを利用しない場合、以下のシートが表示されます。
コマンドアシスタントを利用する場合、アイコン種別が“コマンド実行”の場合のみ以下のシートが表示されます。その他 のアイコン種別については、それぞれ個別の[基本情報]シートが表示されます。コマンドアシスタントを利用するかどうか は、[ジョブネットの/新規作成/変更/リカバリ変更/監視]ウィンドウの[表示]-[コマンドアシスタントを使う]メニューで指定で きます。コマンドアシスタント利用時の詳細については、“Systemwalker Operation Manager オンラインヘルプ”を参照し てください。
なお、コマンドアシスタントは、接続先のサーバがSystemwalker OperationMGR V10.0L21/V10.1以前のバージョンの場 合、利用することはできません。
図
4.6 [登録-ジョブ]ウィンドウ-[基本情報]シート[コマンド]:
ジョブとして起動するバッチファイル/シェルスクリプト、コマンド、実行プログラム、Systemwalkerスクリプト、またはJCL を指定します。
UTF-8コードの環境で、指定するジョブファイル名に日本語を含む場合は、必ず日本語コードを含まないジョブ名を
指定してください。【UNIX版】
[パラメタ]:
[コマンド]で指定したコマンドの引数として渡す文字列を指定します。指定できるパラメタは29個までです。
[ディレクトリ]:
ジョブを実行する際のカレントディレクトリを指定します。
[コメント]:
コメントを指定します。
[ジョブ名]:
[ジョブをネットワークジョブとして投入する]:
ジョブをネットワークジョブとして投入するときに指定します。省略した場合、ローカルジョブとして実行されます。
[依頼ホスト名]:
ネットワークジョブを実行するサーバのホスト名を指定します。[ジョブをネットワークジョブとして投入する]チェックボッ クスにチェックしてある場合のみ指定できます。
[キュー名]:
ジョブの投入先キュー名を指定します。
[正常終了コード上限値]:
ジョブが正常に終了したか、異常終了したか判断する値を指定します。
[終了コードに関わらず正常]:
終了コードに関係なくジョブを正常終了する場合に指定します。ただし実行中断の場合、ジョブは異常終了となりま す。
[標準出力/エラー出力を保存しない]:
ジョブの標準出力(stdout)/標準エラー出力(stderr)を保存しない場合に指定します。