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サービスの内容と対象者

ドキュメント内 障がい者福祉計画(素案) (ページ 113-119)

第1章  障害福祉サービスの内容

2  サービスの内容と対象者

(1)障害福祉サービス(介護給付) 

    障害福祉サービスにおける介護給付とは、居宅介護・重度訪問介護・行動援護・重 度障害者等包括支援などの訪問系サービス、 児童デイサービス・短期入所・生活介護・

療養介護などの日中活動系サービス、 共同生活介護・施設入所支援などの居住系サー ビスをいいます。主な対象者と実施内容は、以下のとおりです。   

  サービス名  内容  主な利用対象者像 

居宅介護  ( ホ ー ム ヘ ル プ)  

自宅で、入浴・排せつ・食事等 の身体介護、洗濯・掃除等の家事 援助を行います。 

(障害程度区分1以上) 

重度訪問介護  自宅で入浴・排せつ・食事の介 護、外出時における移動介護など を総合的に行います。 

重度の肢体不自由者で常に介護を必 要とする人(障害程度区分4以上) 

行動援護  行動する際に生じる可能性のあ る危険を回避するために、必要な 援護や外出時の移動介護等を行い ます。 

知的障がいや精神障がいによって行 動上著しい困難があり、常に介護を必 要とする人(障害程度区分3以上) 

        訪 問 系 

重度障害者等  包括支援 

対象者の心身の状態や介護者の 状況、居住の状況等をふまえて作 成された個別支援計画に基づき、

必要な障害福祉サービスを包括的 に提供します。 

常に介護を必要とし、介護の必要度 が著しく高い人( 障害程度区分6) で 

①四肢のすべてに麻痺等があり寝たき り状態にある障がいのある人で、・

A L S 患者など、呼吸管理を行ってい る身体障がいのある人・最重度の知 的のある人 

②強度行動障がいのある重度・最重度 の知的障がいのある人 

児童デイサー ビス 

日常生活における基本的な動作 の習得や集団生活に適応すること ができるよう、療育目標を設定し た個別プログラムのもとに、指導 員等が個別指導を一定時間以上行 うとともに、集団療育を行います。 

療育の観点から個別療育、集団療育 を行う必要がある1 8 歳未満の障がい のある児童 

短期入所 

(ショートス テイ) 

障害者支援施設やその他の施設 で、短期間、入浴、排せつ、食事 等の介護や日常生活上の支援を行 います。 

居宅で介護を行う人が病気やその他 の理由により障害者支援施設やその他 の施設への短期間の入所を必要とする 障がいのある人 

        日 中 活 動 系 

生活介護  地域や入所施設で安定した生活 を営むことができるよう、福祉施 設で食事や入浴、排せつ等の介護 や日常生活上の支援、生産活動等 の機会を提供します。 

常に介護を必要とする人で、 

①4 9 歳以下の場合は、障害程度区分 3 以上(施設入所は区分4以上) 

②5 0 歳以上の場合は、障害程度区分2 以上(施設入所は区分3以上) 

 

  サービス名  内容  主な利用対象者像 

日 中 活 動 系 

療養介護  医療機関への長期入院による 医学的管理のもとに、食事や入 浴、排せつ等の介護や日常生活上 の相談支援等を行います。 

医療機関への長期入院による医療に加 え、常に介護を必要とする人で、 

①A L S 患者など、呼吸管理を行っており、

障害程度区分6 

②筋ジストロフィー患者や重症心身障害 者で、障害程度区分5以上 

共同生活介護  ( ケアホーム)  

家事等の日常生活上の支援、食 事・入浴・排せつ等の介護、日常 生活における相談支援、日中活動 で利用する事業所等の関係機関 との連絡・調整などを行います。 

生活介護や就労継続支援等の日中活動 を利用している知的障害・精神障害者で、

地域で自立した日常生活を営む上で、食事 や入浴等の介護や日常生活上の支援を必 要とする障害程度区分2以上の人   

        居 住 系 

施設入所支援  夜間に介護が必要な人、通所が 困難な自立訓練、就労移行支援の 利用者に対し、夜間における入 浴、排せつ等の介護や日常生活上 の相談支援等を行います。 

※ 自立訓練、就労移行支援の利用 者は利用期間を設定 

①生活介護利用者のうち、障害程度区分4 以上の人(5 0 歳以上の場合は区分3以 上) 

②自立訓練、就労移行支援の利用者のう ち、地域の社会資源の状況等により通所 することが困難な人 

 

(2)障害福祉サービス(訓練等給付) 

      障害福祉サービスにおける訓練等給付は、自立訓練・就労移行支援・就労継続支 援、共同生活援助の4つに大別されます。主な対象者と実施内容は以下のとおりで す。

         

  サービス名  内容  主な利用対象者像 

自立訓練 

(機能訓練) 

地域生活を営む上で必要となる 身体機能や生活能力の維持・向上 を図るため、理学療法や作業療法 等の身体的リハビリテーションや 日常生活上の相談支援等を行いま す。 

※ 利用者ごとに1 8 か月以内の利 用期間を設定 

①入所施設や医療機関を退所・退院した 人で、地 域生活への移行を図る上 で、

身体的リ ハビリテーションの継続 や身 体機能の 維持・回復などの支援が 必要 な人 

②特別支援学校を卒業し、地域生活を営 む上で、身体機能の維持・回復などの 支援が必要な人 

          日 中 活 動  系 

自立訓練 

(生活訓練) 

地域生活を営む上で必要となる 生活能力の維持・向上を図るため、

①入所施設や医療機関を退所・退院した 人で、地 域生活への移行を図る上 で、

     

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  サービス名  内容  主な利用対象者像 

就労移行支援  一般企業等への移行に向けて、

事業所内や企業における作業や 実習、適性にあった職場探し、就 労後の職場定着のための支援等 を行います。 

※ 利用者ごとに2 4 か月以内の利 用期間を設定 

一般就労等(企業等への就労、在宅で の就労・起業)を希望し、知識・能力の 向上、実習、職場探し等を通じ、適性に あった職場への就労等が見込まれる6 5 歳未満の人 

就労継続支援 

(A型) 

通所により、雇用契約に基づく 就労機会を提供するとともに、一 般就労に必要な知識・能力が高ま った場合は、一般就労への移行に 向けた必要な支援・指導等を行い ます。 

就労機会の提供を通じて、生産活動に 関する知識・能力の向上を図ることによ り、雇用契約に基づく就労が可能な人で ( 利用開始時に 6 5 歳未満)  

①就労移行支援を利用したが、企業等の 雇用に結びつかなかった人 

② 特別支援 学校を 卒業して 就職活動 を 行ったが、企業等の雇用に結びつかな かった人 

③就労経験のある人で、現在雇用関係が ない人 

                        日 中 活 動 系 

就労継続支援 

(B型) 

通所により、就労や生産活動の 機会を提供(雇用契約は結ばな い)するとともに、一般企業等で の就労に必要な知識・能力が高ま った場合は、一般就労への移行に 向けた必要な支援・指導等を行い ます。 

就労移行支援等を利用したが、一般企 業等の雇用に結びつかない人などで、就 労 機 会 を 通 じ て 生 産 活 動 に 関 す る 知 識・能力の向上や維持が期待される人 

①企業等 や就労継続支援 ( A 型) での 就 労経験があるが、年齢・体力面で雇用 されることが困難となった人 

②就労移行支援を利用したが、企業等や 就 労継続支 援( A 型 ) の雇用 に結び つ かなかった人 

③①②に該当しない人で 5 0 歳に達し ている人 

④試行の結果、企業等の雇用、就労移行 支援や就労継続支援( A 型) の利用が 困難と判断された人 

      居 住 系 

共同生活援助  ( グ ル ー プ ホ ー ム)  

家事等の日常生活上の支援や 日常生活における相談支援、日中 活動で利用する事業所等の関係 機関との連絡・調整などを行いま す。 

就労、または就労継続支援等の日中活 動の場を利用している知的障がい・精神 障がいのある人で、地域で自立した日常 生活を営む上で、相談等の日常生活上の 援助が必要な人 

 

 

(3)地域生活支援事業 

      地域生活支援事業は、 日常生活と社会生活をサポートするサービスを地域の障が いのある人のニーズに合わせて柔軟に提供することを目的とした事業です。 

      具体的には、障がい者福祉に関わる相談や情報提供、サービスの利用支援をはじ め、利用者の状況に応じて、市の裁量により柔軟に対応することが求められるコミ ュニケーション支援、移動支援などです。 

      「必須事業」は、相談支援事業、コミュニケーション支援事業、日常生活用具給 付事業、移動支援事業、地域活動支援センター事業の5つです。 

      「任意事業」は、日中一時支援事業、訪問入浴サービス事業、更生訓練費給付事 業、知的障害者職親委託制度、奉仕員養成研修事業、自動車運転免許取得・改造費 用助成事業などがあります。 

  サービス名  内容 

相談支援事業 

障がいやその保護者等からの相談に応じ、必要な情報の提供及び助言等を行い ます。 

コ ミュ ニ ケ ー ショ ン 支援事業 

聴覚、言語機能、音声機能、視覚等の障がいのため、意思疎通を図ることに支 障がある人とその他の人の意思疎通を仲介するために、手話通訳や要約筆記、

点訳等を行う者の派遣などを行います。 

日 常生 活 用 具 給付 事 業 

重度障がいのある人に対し、自立生活支援用具等日常生活用具の給付又は貸与 を行います。 

移動支援事業  屋外での移動が困難な障がいのある人について、外出のための支援を行います。 

必須事業

 

地 域活 動 支 援 セン タ ー 

障がいのある人が通い、創作的活動又は生産活動の提供、社会との交流の促進 等の便宜を図ります。 

日中一時支援事業 

障がいのある人等の日中における活動の場を確保し、障がいのある人等の家族 の就労支援及び障がいのある人等を日常的に介護している家族の一時的な休息 を図ります。 

訪 問入 浴 サ ー ビス 事 業 

訪問により居宅において入浴サービスを提供し、身体障がいのある人の身体の 清潔の保持、心身機能の維持等を図ります。 

就労移行支援事業または自立訓練事業利用している、または身体障害者更生援

任意事

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