2. 例題:流量監視
2.3 実習:オブジェクトビルダでの作業
2.3.3 コントロールオブジェクトの定義
前項で
FA-M3
用のドライバが登録できましたので,次にそのFA-M3
が持っている流量データを収集するコントロールオブジェクトを登録します。
■ コントロールオブジェクトの追加
MainGroup
を選択した状態で[プロジェクト(P)
]-[コントロールオブジェクトの追加
(O)
]を選択します。[コントロールオブジェクトの追加]ダイアログが表示されます。
定義しようとしているコントロールオブジェクトの名前をここでは「
Y
流量」とし ます。クラスはI/O
機器とデータを受け渡しするコントロールオブジェクトである「デバイスタグ」,タイプはアナログ入力「
AI
」にして[OK
]ボタンを押します。グループ
グループはワークスペース内の多数のコントロールオブジェクトをあるまとまり(例えば作業行程)
ごとに分けて管理しやすくするためのものです。
オブジェクトビルダはデフォルトで
MainGroup
を持ちます。MainGroupを削除することはできません。①選択してから ②コントロールオブジェクトの追加 (O)を選択します。
■ プロパティの設定 [全般]
続いて,開いた画面はコントロールオブジェクト「Y流量」のプロパティ設定画面 です。[
I/O
情報]に「装置A
」を選択,[I/O
アドレス]に「D1:1:1
」を入力して ください。また[スキャン方式]は「定周期」のままにします。■ プロパティの設定 [固有]
次に,[固有]タブをクリックします。スケールの上下限などを下の画面に合わせ て入力してください
表 示 さ れ て い な い 番 号 は ス ク ロ ー ル し て 見 て く だ さ い。
データを収集する周期です。
2秒にします。
工業単位はm3/hと します。
コラム参照
ア ラ ー ム 表 示 の た め に Trueにします。
上限・下限アラーム設定 値は入力値の 90以上・
10以下で,それぞれのア ラームが発生する設定で す。
入力します
アドレスの入力値 D1:1:1 において,最初 の D1 はデバイス種類 およびそのデバイス中 のアドレスを表してい ます。
中間の 1 は CPU 番号を 表しています。FA-M3 では CPU モジュールを 4 枚まで装着できるの で,CPU の特定が必要 です。
末尾(CPU タイプ)の 1 は FA-M3R を表してい ます。FA-M3 の場合に は 0 を指定します。
補足
<2. 例題:流量監視>
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TI 34P02K11-01 3rd Edition:2010.06.30-00
■ プロパティの設定[シミュレーション]
例題ではシミュレーション機能を使用しますので,[シミュレーション]の設定を します。
まず,[シミュレートパターン]を選択します。「AN05D」とします。それから
[シミュレート開始]をチェックします。
①パターンを選択します
設定の内容を確認したら OKボタンを押します。
②チェックします
①パターンを選択します
設定の内容を確認したら OKボタンを押します。
②チェックします
補足<アナログデータのテストパターン>
AN01D
は0 AN02D AN03D AN04D
AN05D AN06D
AN08D AN07D
(データ範囲の1%ずつ加算)
( デ ー タ 範 囲 の 1% ず つ 加 算 後 に,1%ずつ減算)
(サイン波)
(サイン波を90度遅)
(サイン波を180度遅)
(ランダム値)
これで,流量データを収集するコントロールオブジェクトが登録できました。リス トビューに「
Y
流量」が表示されます。表示されます 表示されます
コントロールオブジェクトのプロパティを変更,確認する際は,リストビューに表 示されている「
Y
流量」をダブルクリックしてください。プロパティの設定画面が 開きます。プロパティの参照(
Read
)・設定(Write
)ここで行ったコントロールオブジェクトの定義はコントロールオブジェクトのプロパティをセットし ていたわけですが,これはすべてのプロパティではありません。設定ダイアログに表示されないプロ パティも多数あります。
プロパティにはデザイン時(システム作成時)に参照,設定できる(できない)ものと実行時(操業 時)に参照,設定できる(できない)ものとがあります,これは「参照(
Read
),設定(Write
)の属 性」と呼ばれています。例えば,オブジェクト名やタイプはデザイン時には参照・設定できます。しかし,実行時には参照は できますが,設定できません。また,アラームの発生を示すプロパティ(
AlmHi=
上限アラームなど)はデザイン時,実行時ともに参照だけで,値の設定が一切できません。アラームの発生をユーザが書 き換えることはないからです。
この例題のようにシンプルなシステムではこの属性を意識する必要はありませんが,プログラミング を行う場合はこの属性に注意しなくてはなりません。
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