2. 例題:流量監視
2.6 オブジェクトビルダでの作業(その他)
2.6.1 I/O シミュレートの設定
I/O
オブジェクトを登録し,コントロールオブジェクトを定義して,ヒストリデー タ,帳票と設定してきました。この例題で必要となるオブジェクトビルダの設定は ほぼ完了しました。ここまでのところをデバッグするためにシミュレート機能を設 定します。オブジェクトビルダの[ツール
(T)
]-[オプション(O)
]を選択します。オプションダイアログの[
I/O
コンフィグレーション]タブを見てください。「
I/O
シミュレーション」の項目はシミュレーション入力を利用する場合はON
に します。これはI/O
オブジェクトに対する入力がシミュレーションか,実データか という設定ではなく,実データに加えてシミュレーション入力を利用するか否かの 設定になります。コントロールオブジェクトのプロパティ設定時に,「シミュレー ト開始」にチェックをして「シミュレートパターンの選択」を行いましたが,そこ で「シミュレート開始」のチェックをはずせば,そのコントロールオブジェクトは 実データで入力されることになります。チェックを確認したら,[
OK
]を押して,オブジェクトビルダを上書き保存しま す。チェックします
<2. 例題:流量監視>
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2.6.2 データサーバ上の VBA の使用
ここで簡単なプログラムを書いてみましょう。データサーバ上の
VBA
を使用して,コントロールオブジェクトの流量データから開平演算値を求め,その値をプロパ ティにセットするコードを記述します。この開平演算値は最終的にはグラフィック 画面に表示されます。(例題の完成図にも表示してあります)
■ VBE 画面表示
オブジェクトビルダの[ツール
(T)
]-[VBE(E)
]を選択すると,VBE
の画面が表 示されます。VBE
はVBA
によるプログラミングを行う環境を指します。■ コードの入力
オブジェクトコンボボックスで「
Y
流量」を選択すると自動的に「Cv_Change( )
」 のプロシージャ定義が表示されます。VBA: Visual Basic Applications Edition VBE: Visual Basic Editor
V プロジェクト
エクスプローラ
プロパティ ウインドウ
コードウインドウ
(ここにコードを書きます。)
オブジェクトコンボボックス プロシージャコンボボックス
VBA: Visual Basic Applications Edition VBE: Visual Basic Editor
VBE が開いたとき,ここにあるすべてのウインドウが表示されているとは限りません。メニュー の[表示(V)]から選択するか,ツールバーのアイコンをクリックして表示してください。
コードウインドウの表示はプロジェクトエクスプロー ラの「MainGroup」をダブルクリックします。
プロパティウイ ンドウを開く プロジェクトエク
スプローラを開く
「Y流量」を選択
そこに以下のコードを入力します。
見慣れない単語が並びますが,
1
つ1
つの単語(Private
やSub
)は今のところは呪 文だと思ってください。「
Y
流量_CvChange()
」というのは,Y
流量のCv
(現在値)が変化したときに自動的に呼び出される一連の手続きでプロシージャと呼ばれます。つまり,
Private Sub Y
流量_CvChange() ~ End Sub
の間に式を書くと,Y
流量のCv
が変化したときに,この中の式が順に(といってもこの場合は
1
行だけですが)実行されるのです。VBA
の書き方の規則で,「Y
流量.Cv
」と書くとY
流量のCv
値を指します。「
Extra1
」というのはプロパティの1
つで,変数が入る空の箱です。「Y
流量
.Extra1
」と書くことで,「Y
流量のExtra1
」となります。「Extra1
」はユーザが 自由に使えるプロパティです。「
A = B
」という式はA
とB
が等しいという意味と「B
をA
に代入する」という意味があります。例題の式を見てください。「
Sqr
」は√です。計算結果をExtra
1に 代入しています。Private Sub Y
流量_CvChange()Y
流量.Extra1 = Sqr ( Y
流量.Cv / 100 )
*100 End Sub
1行追加
<2. 例題:流量監視>
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2.6.3 モード変更とデバッグ
I/O
オブジェクト・コントロールオブジェクトの登録から始まりヒストリデータの 定義,そしてVBA
のコード記述までオブジェクトビルダで作成する項目は一通り 完了しました。ここまでのところを確認する意味でシミュレート機能を使い,デ バッグしてみましょう。オブジェクトビルダの[ツール(T)
]-[モード変更(M)
] を選択してください。今までは「デザインモード」だったはずです。これをデバッ グモードに変更します。モード変更時に「保存をしてから行ってください」という メッセージが表示されたら,[OK
]を押してオブジェクトビルダ画面で「上書き 保存」してからモード変更を行ってください。モード変更するとオブジェクトビルダの
VBE
画面が表示されますからプログラミ ングの結果をプロパティウインドウで確認します。VBE
画面のプロパティウインドウはコントロールオブジェクトのプロパティを表示 しています。右上の▼を押して「
Y
流量」を選択します。Cv
値とExtra
1の値が変化しているのがわかりますか。注目!
押して選択
注目!
注目!
押して選択
注目!
データサーバのモード
オブジェクトビルダはデータサーバに対する動作モードの変更も行っています。「デザイン」-「デ バッグ」のモード変更はオブジェクトビルダのモードですが,「ランタイム」への変更はシステム全 体のモード変更にもなります。
システム全体のモードには「開発モード」と「操業モード」があります。システムの「開発モード」
はデータサーバの「デザインモード」,システムの「操業モード」はデータサーバの「ランタイム モード」だと考えてください。そして,デバッグモードはその中間に位置し,主に
VBA
のプログラム デバッグを行うモードと考えてください。以上で,オブジェクトビルダでの作業はすべて終了しました。オブジェクトビルダ
デザインモード
ランタイムモード デバッグモード
開発モード
操業モード オブジェクト
ビルダの 起動
モード変更 モード変更
モード変更
システムの 操業モードへの
切り替え
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