ドへの拡張 ドへの拡張 ドへの拡張
次の項では、OUIを使用してクラスタウェア・レイヤーとOracleデータベース・ソフト ウェア・レイヤーに新規ノードを追加する方法について説明します。
■ ベンダーのクラスタウェア・レイヤーでのノードの追加(UNIXのみ)
■ Oracleクラスタウェア・レイヤーでのノードの追加(UNIXおよびWindows)
ベンダーのクラスタウェア・レイヤーでのノードの追加(
ベンダーのクラスタウェア・レイヤーでのノードの追加( ベンダーのクラスタウェア・レイヤーでのノードの追加(
ベンダーのクラスタウェア・レイヤーでのノードの追加( UNIX のみ) のみ) のみ) のみ)
Windowsベースのシステムを使用している場合、次の項に進んでください。UNIXベース
のシステムでは、ベンダーのクラスタウェアのマニュアルに従って、クラスタウェア・レイ ヤーに新規ノードを追加します。CRSホームとして共有記憶域を使用するシステムでは、新 規ノードが既存のクラスタウェアにアクセスできることを確認します。また、新規ノードを 既存のクラスタの一部としてオンラインにできることも確認します。次の項では、クラスタ ウェア・レイヤーにノードを追加します。
注意注意注意
注意: CRSのインストール後に、ホスト名を変更しないでください。ド メイン修飾の追加または削除もしないでください。
手順2: クラスタウェアおよびOracleソフトウェアの新規ノードへの拡張
ノードおよびインスタンスの追加および削除 5-5
Oracle クラスタウェア・レイヤーでのノードの追加( クラスタウェア・レイヤーでのノードの追加( クラスタウェア・レイヤーでのノードの追加( クラスタウェア・レイヤーでのノードの追加( UNIX および および および および Windows ) ) ) )
すべてのプラットフォームで次の手順を実行します。OUIは、手順1でインストールの検査 の一部として確認したプライベート・インターコネクトに対するアクセスを必要とします。
1. 既存のノードの1つで、UNIXベースのシステムの場合はCRS home/oui/binディレ クトリに、Windowsベースのシステムの場合はCRS home¥oui¥binディレクトリに 移動します。UNIXではaddNode.shスクリプトを、WindowsではaddNode.batス クリプトを実行して、OUIを起動します。
2. OUIはadd nodeモードで稼働し、OUIの「Welcome」ページが表示されます。
「Next」をクリックすると、「Specify Cluster Nodes for Node Addition」ページが表示 されます。
3. 「Specify Cluster Nodes for Node Addition」ページの上の表は、OUIを起動したCRS ホームと関連付けられている既存ノードを示します。下の表は、新規ノードのパブリッ ク・ノード名とプライベート・ノード名を入力するために使用します。
4. ベンダーのクラスタウェアを使用している場合、パブリック・ノード名は下の表に自動 的に表示されます。「Next」をクリックすると、OUIは既存ノードと新規ノードで接続 性を検査します。OUIが実行する検査は次のとおりです。
■ ノードが起動しているか
■ ネットワークからノードにアクセスできるか
■ ユーザーが新規ノードでCRSホームを作成するための書込み権限を持っているか
■ ユーザーが、UNIXではoraInventoryディレクトリで、Windowsでは
Inventoryディレクトリで、OUIインベントリに対する書込み権限を持っている か
5. OUIによりインベントリの位置が新規ノードにないことが検出された場合は、各プラッ トフォームで次のように表示または実行されます。
■ UNIXプラットフォームでは、新規ノードでoraInstRoot.shスクリプトを実行 することを要求するダイアログ・ボックスが表示されます。
■ Windowsプラットフォームでは、レジストリ・キーのインベントリの位置が自動
的に更新されます。
いずれかの検査に失敗した場合、「Specify Cluster Nodes for Node Addition」ページが 再表示され、両方の表の「Status」欄にエラーが表示されます。エラーを解決するか、
エラーのあるノードの選択を解除して、先に進みます。ただし、既存ノードの選択を解 除することはできません。すでにCRSクラスタの一部であるノードについては、問題 を解決しないと、ノードの追加を続行できません。すべての検査に成功すると、OUIの
「Node Addition Summary」ページが表示されます。
手順2: クラスタウェアおよびOracleソフトウェアの新規ノードへの拡張
6. 「Node Addition Summary」ページには、新規ノードに対して拡張しようとしている
CRSホームにインストール済の製品を示す次の情報が表示されます。
■ ノード追加プロセスのソース(この場合はCRSホーム)
■ 新規ノードについて入力したプライベート・ノード名
■ 入力した新規ノード
■ 新規ノード上の必須領域および使用可能領域
■ 既存CRSホームにすでにインストールされている製品のリスト
「Next」をクリックすると、OUIの「Cluster Node Addition Progress」ページが表示さ れます。
7. 「Cluster Node Addition Progress」ページには、クラスタ・ノード追加プロセスのス
テータスが表示されます。このページの表には、ノード追加プロセスのフェーズおよび フェーズのステータスを示す2つの欄があります。その内容は次のようにプラット フォーム固有です。
UNIXベースのシステムでは、次の4つのOUIフェーズがこのページに表示されます。
■ ルート・スクリプトのインスタンス化: 「Cluster Node Addition」ページに入力し たパブリック・ノード名とプライベート・ノード名でrootaddnode.shをインス タンス化します。
■ CRSホームを新規ノードにコピー: CRSホームがクラスタ・ファイル・システムに ある場合を除き、CRSホームを新規ノードにコピーします。
■ rootaddnode.shおよびroot.shの実行: OUIを稼働しているローカル・ノード 上で、rootaddnode.shの実行を求めるプロンプトが表示されます。次に新規 ノードでroot.shを実行するように求めるプロンプトが表示されます。
■ クラスタ・インベントリの保存: CRSホームおよびそのインベントリと関連付けら れたノード・リストを更新します。
Windowsベースのシステムでは、次の3つのOUIフェーズがこのページに表示されま
す。
■ CRSホームを新規ノードにコピー: CRSホームがOracleクラスタ・ファイル・シス テムにある場合を除き、CRSホームを新規ノードにコピーします。
■ Oracleホーム・セットアップの実行: 新規ノードのレジストリ・エントリを更新し、
サービスを作成し、フォルダ・エントリを作成します。
注意注意注意
注意: ベンダーのクラスタウェアがインストールされているクラスタの すべてのノードに、CRSをインストールすることを強くお薦めします。
手順2: クラスタウェアおよびOracleソフトウェアの新規ノードへの拡張
ノードおよびインスタンスの追加および削除 5-7
■ クラスタ・インベントリの保存: CRSホームおよびそのインベントリと関連付けら れたノード・リストを更新します。
すべてのプラットフォームで、「Cluster Node Addition Progress」ページの「Status」 欄には、フェーズの進行中は「In Progress」、フェーズの実行が保留中は
「Suspended」、フェーズ完了後は「Succeeded 」と表示されます。完了後に、「Exit」 をクリックすると、OUIセッションは終了します。OUIの「End of Node Addition」 ページが表示された後で、「Exit」をクリックしてOUIセッションを終了します。
8. Windowsベースのシステムでは、次のコマンドを実行して、現在使用中のノード名お
よびノード番号を確認します。
CRS home¥bin¥olsnodes -n
新規ノードに関するCRS情報を追加するには、次に使用可能ノード名およびノード番 号を使用してcrssetup.exeコマンドを実行します。crssetup.exeでは、次の構文 を使用します。ここで、Iは最初の新規ノード番号、nodeI~nodeI+nは追加する ノードのリスト、nodeI-number~nodeI+n-numberは新規ノードに割り当てるノー ド番号、pnI~pnI+1は新規ノードのプライベート・ネットワークのリストを表しま す。
CRS home¥bin¥crssetup.exe add
-nn nodeI,nodeI-number,nodeI+1,nodeI+1-number,...nodeI+n,nodeI+n-number -pn pnI,nodeI-number,pnI+1,nodeI+1-number,...pnodeI+n,nodeI+n-number crssetup.exe add -nn nodeI,node number -pn pnodeI,node number
これらは、手順3の「Specify Cluster Nodes for Node Addition」ページで入力するプ ライベート・ネットワーク名またはIPアドレスです。次に例を示します。
crssetup.exe add -nn node3,3,node4,4 -pn node3_pvt,3,node4_pvt,4
9. すべてのプラットフォームで、次のようにCRSホームのbinサブディレクトリから racgonsユーティリティを実行し、Oracle Notification Services(ONS)のポート番号 を設定します。
racgons add_config new_node_name:4948
この項の手順に従い、Oracleクラスタウェア・レイヤーでノードの追加を完了すると、CRS ホームは既存のCRSホームから新規ノードに正しく拡張されています。手順3に進み、新 規ノードでRACの記憶域を準備してください。