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図5−2第16回日本工業大学建築設計競技 奨励賞 兵庫県立龍野実業高等学校 建築科3年

2)第21回高等学校設計コンクール2002建築設計競技「集う住まい」

 この建築設計競技の応募要項、設計課題、課題内容、必要図面、審査委員長紹介、賞金など を参考までに図5−4に示す。この作品は、生徒のイメージを中心に展開した例である。

①設定条件の分析・整理:昨年、生徒が大阪ミュージアム見学で、明治、大正、昭和と大阪  の住まいの移り変わりを見学したことがきっかけとなった。廃車の自動車を改造して、住  居として用いたイメージと市営バスのターミナルが円形であったことが脳裏に焼きついて  いた(図5−3参照)。敷地を大阪の都心の公園に設定し、自活できる、移動できる建物であ  る車を集う住まいとして計画を始めた。

②目標(コンセプト)の決定:廃車の再活用、

 現代のホームレスの増加に対する住宅問題  と心のケアの対策、公園の多目的な活用と  現代の諸問題を真正面から取り組んだ。

③計画条件の設定:新聞、テレビ、インター  ネットの情報から、ホームレス人口の推移  調査、自動車の廃棄台数の推移調査、実際  の生活費用、生活状態などを調べる。この  先10年、25年後を考える。

④ブロック分け・ブロックプランの作成:

 公園中央にコアゾーン、放射状にブリッジ  が廃車住居をつなぐ住居ゾーン、アルミ缶、

 ダンボールを収集し、ストックできるワー  クゾーン、ブランコ、ジャングルジムなど  の簡易住居ゾーン、周りの樹木ゾーンに分  けられている。最初から生徒の、放射状、

 円形の配置図のイメージが強く、最大限こ

 の形が生かせるよう何度も検討する。      図5−3敗戦後のバスを円形の並べた住まい

⑤計画案の作成:自給自足の共同生活の場を提案することから始まる。敷地の中心を集会の  場とし、1階には自炊がゆったりと出来る場と半円形の憩いの場を設け、大型スクリーンで  テレビや衛生放送の映像が見られる。2階は男女別々の風呂とトイレを設置し、屋根のソー  ラーシステムで電気を蓄電し、雨水は浄化して飲料水にできるように計画した。基本的な  住居は廃車を改造して住むが、放射状に自由に変化しながらさまざまな配置が可能である。

 すべり台、ジャングルジム、ブランコ、シーソーなどはテントを張り付ければ簡易の住ま  いとなる。回りの樹木は、桜、びわ、梅、柿、栗など果実が実るものを植え、空地は畑と  しキュウリや茄子やねぎなどを植える。また、働く場としてアルミ缶をつぶしダンボール  を収集する場、自転車、リヤカーなどを置き修理できる場を設けている。

審査講評:今日的な社会問題を新しい視点で建築化した作品で、その発想を高く評価した。ホ  ームレスが公園に仮の住まいを作り、その姿が日本の経済不況とあいまって、日常化がした  風景となっている。また、ロードサイドには廃車が山のように積まれ、モータリゼーション  の末路を暗示している。公園、ホームレス、廃車:という現代社会のひずみを鋭く再考しなお  し、すべり台、ジャングルジム、ブランコなどありとあらゆる遊具を簡易の建築物に作り変  え、建築化したことは見事という他ない。よってこれを1等賞とした。

 作品は東和大学ホームページ htt://禰r tohwa−u ac ktoizumi/hac/21/21kek htm1

團設計・作文の部

  課  題 「集まって住む」

 この30年間にわたり、集合住宅は、ビルディン グタイプや:コートハウスなど、それぞれ「集まって 住む」としていろんな提案が行われている。そのほ とんどが核家族を主体としたものとなっている。

今後、日本社会は高齢化を迎え、我々が今まで経験 したことのない問題が起きようとしている。

 経済成長のみに走ってきた日本は、いまや多く の問題を抱えてしまっている。その一つが青少年 の犯罪となってあらわれている。かつての日本は、

祖父母、父母、子供のように三世代が同居するのが 一般的であった。世代を通して共存し合い、隣人と の付ぎ旧いも家族同様の関係であったりもした。

今回の課題では、日本の伝統的な住まい方をも う一度見直し、新しい「集まって住む1ということ を提案してほしい。

□審査委員

、◇委員長  ◇委. 員

青木 茂(建築家〉

東和大学学長     産月 義隆 東和大学建築学教室  全 教 員

審査委麗長調木  茂

。応募方法、

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図5−4第21回高等照校設評コンタ」・ル2002建蘂設計競技 う住まい」応募要項−

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