Centrica(British Gas)は、イギリスの家庭の半 分に該当する約1,200万の家庭と100万以上の 企業にサービスを提供しています。したがって、
もっとも重要なのが高可用性です。HP UXシステ ムで、複数の大規模なSAPアプリケーションが 23TB以上の巨大なデータをOracle Database上 で稼動していました。
Centricaは、もっとも重要な4つのSAPプラット フォームを新しいデータ・センターに移動するこ とを計画しました。ミッション・クリティカルなシス テム間の相互依存性のために、プラットフォーム 全体を1回で移動する必要があります。移行と同 時に、Oracle Databaseを11g R2にアップグレー ドすることにしました。移行中の長時間にわたる
停止は不可能です。
CentricaはACSの専門知識を高く評価し、両社の 信頼関係は現在も続いています。当然ながら、今 回の移行もACSが担当し、ドイツ、ワルドルフの ACS SAP Expertise CentreのSAPスペシャリスト のチームが移行の計画と実施に向けてを作業を 開始しました。移行にはACS O2O(Oracle-to-Oracle)方式が使用され、24時間の停止時間内に 移行が完了しました。この間にCentricaは1時間に 2TBの移行を達成することができたのです。ACS チームはアドバイスしベスト・プラクティスも提供 しました。また移行中にリスク・ファクターを特定し て、不測の事態も回避することができました。
移行はオーガスト・バンク・ホリデーの週末を利 用して実行されました。移行後稼動を開始したシ ステムは、順調に安定したサービスをユーザーに 提供し続けています。この初期フェーズ中、ACS エキスパート達は現場での滞在を続けました。
移行後も問題が発生する可能性があり、その事 態に迅速なサポートとアドバイスを提供するため です。実際にいくつかの小さな問題が発生し、迅 速に対応することができました。
移行はオーガスト・バンク・ホリデーの週末を利 用して実行されました。移行後稼動を開始したシ ステムは、順調に安定したサービスをユーザーに 提供し続けています。この初期フェーズ中、ACS エキスパート達は現場での滞在を続けました。
移行後も問題が発生する可能性があり、その事 態に迅速なサポートとアドバイスを提供するため です。実際にいくつかの小さな問題が発生し、迅 速に対応することができました。
Centricaは、すでにデータ・センター展開の次の 段階に踏み出しています。次の段階はExadataへ の移行です。もちろん、次もACSが現場で支援す ることでしょう。
成功の理由
• Oracleで動作するSAPの優れた専門知識
• 長い信頼関係による顧客の要件に対する深い 理解
• 信頼できるアドバイザの役割
• ACS SAP Expertise Centreによるサポート
• ACS Oracle-to-Oracle方式の品質の高さ 業種:
公共事業
オラクル製品およびサービス:
• SAPを実行するOracle Database 11g R2
• ACS Oracle to Oracle(O2O)デー タベース移行
Oracle Advanced Customer Services ACS at Centrica
92
Oracle O2O – NXP Semiconductors N.V. 93
所在地:
オランダ、アイントホーフェン 業種:
最先端技術 従業員:
25,000名 年間収益:
1億~5億米ドル
オラクル製品およびサービス:
• Oracle Database, Enterprise Edition 11g
• Oracle Advanced Compression
• Oracle GoldenGate
• Oracle Advanced Customer Support Services
NxP Semiconductors N.v.
「弊社では、Oracle Database上でSAPのERPを実行しています。そのため、Oracle Advanced Customer Support Servicesが提供するオンライン移行テクノロジーとともに、Oracle GoldenGateは移行に最適なソ リューションでした。オラクルに初めて相談したときからわずか数か月後には、この重要な移行の準備を開始 することができました。SAPシステム用のメインフレームの停止を最小限の時間で、我々は驚異的な短い時 間で目標を達成し、同時にターゲット・データベースのサイズを50%縮小しました。」
― M A R I O N F O K K I N G A 、 NXP Semiconductors N.V.、
Technology Advancement SAPチームリーダー
NXP Semiconductors N.V.は半導体のグローバ ル企業で、営業展開は25か国以上におよびます。
2006年設立のNXP Semiconductors N.V.の前 身はフィリップスの半導体部門です。無線周波 数、アナログ、電力管理、インタフェース、セキュリ ティおよびデジタル処理などの専門技術を活用 したNXP Semiconductors N.V.は、ハイパフォー マンス、ミクストシグナルおよびスタンダード製品 のソリューションを提供します。これらのイノベー ションは、自動車、認証、無線インフラ、照明、各種 産業、モバイル、消費者サービス、コンピュータ業 務などの幅広い範囲で利用されています。NXP は、年間5億5000万米ドル以上を研究開発に投 資し、交付済みと出願中の特許の数は約11,000 件になります。
NXPは、SAPのERPおよびOracle Database 10g を稼動し、ハードウェアとオペレーティング・シス テムの交換を伴うデータ・センターの移行、およ びデータベースとSAP ERPのアップグレードを計 画していました。しかし、ネイティブのSAPツール
(r3load)による従来の方法では、7.5テラバイト のSAPアプリケーションの移行は20時間以上必 要です。チップ、センサー、ダイオードなど、自動 車、照明、航空宇宙、コンピュータ業務などの多く の用途と産業で使用される電子製品の年中無休 のメーカーとして、NXPは移行中も業務停止をす るわけにはいきません。最小限の停止時間でSAP システムを稼動させなければ、ビジネス・プロセ スが中断するからです。
実証済みのOracle方式に基づき、O2O(Oracle-t o-O r a c l e)移行サービスを使用してO r a c l e Database 11g へアップグレードすると、ネイティ ブのSAPツールよりも2倍速く移行が完了できる とNXPは判断しました。また、SAPアプリケーショ ンに必要なストレージ領域は約50%削減され、
データベースの停止時間の合計は、時間単位か ら分単位に短縮されます。
課題
• ハードウェアとオペレーティング・システムを変 更してデータ・センターの全面的な移行。自動 車、照明、航空宇宙、コンピュータ業務など、多く の産業で使用される数万の自社製品の年中無 休の出荷など、ビジネス・プロセスを中断せず に、停止時間8時間の制約でデータベースと SAP ERPをアップグレードする。
• 7 . 5 T B の S A Pアプリケーションのデ ータを Oracle Database 11gへの移行で許容される 停止時間は数時間以内。12時間以上必要なネ イティブのSAPツール(r3load)では要求が満た せない。
• SAPアプリケーション・データのストレージ・コ ストの削減とストレージに必要なITリソースの 開放。
NxP SEMicONDUctOrS:50%のデータベース縮小、
7.5テラバイトのデータベース移行を週末だけで実現
• 高度なパラレル化、自動スケジューリング・ソフ トウェアおよび検証を含む実証済みのOracle 方式に基づくO2O移行サービスで、Oracle Database 11gにアップグレード。この移行サー ビスを使用すると、ソース・データベースから ターゲット・データベースへのすべての移行が わずか数時間の停止時間で実現。
ソリューション
• NXPは、高度なパラレル化、自動スケジューリン グ・ソフトウェアおよび検証を含む実証済みの Oracle方式に基づくO2O移行サービスで、
Oracle Database 11g にアップグレードしまし た。この移行サービスを使用すると、ソース・
データベースからターゲット・データベースへ のすべての移行がわずか数時間の停止時間で 実現します。
• Oracle Advanced Customer Support S e r v i c e s の 専 門 知 識を利 用して、O r a c l e Triple-O移行(O2Oを使用して移行完了後、
Oracle GoldenGateで差分をターゲット・デー タベースに適用)を実行しました。
• 移行の実行中にソース・データベースに適用さ れたすべての変更をOracle GoldenGateで記 録し、ターゲット・データベースに送信しました。
• Oracleの方式であればネイティブのSAPツー ルよりも2倍速く移行が完了すると推定され、シ ステムの長時間停止はないものとして出荷は 継続されました。
• 自動化されたスケジューリング・サービスを使 用して、超高速の社内ネットワーク(10ギガビッ ト)で大規模なSAP表の転送を自動化しました。
• Oracle Advanced Compressionを使用して、
SAPアプリケーションのデータに必要なスト レージ領域を、アップグレードおよび移行前と 比較して約50%(5TB)縮小させました。デー タ・ストレージの軽減は、年間70,000米ドル以 上の節約になります。
• 50メガバイトまでの小さいSAP表を転送するた めにダンプ・ファイルを 使 用して、O r a c l e Advanced Compressionによる移行中の時間と 中央処理装置のオーバーヘッドを削減しました。
• 数万の電子製品生産におけるビジネス・プロセ スの中断を最小限に抑え、移行の検証に必要 な停止時間を3時間未満に短縮しました。
Oracleが選択された理由
「このプロジェクトの準備中、私たちは他のサプラ イヤを考慮しませんでした。理由は、非常にタイ トなスケジュール、NXPとOracleの良好な関係、
すべてのオペレーティング・システムでO2O移行 サービスが使用できること、さらにこのプロジェク トのもっとも重要な利点ですが、ハードウェアに まったく依 存しな い の 4 つです。」とM a r i o n Fokkinga氏は締めくくりました。
「 弊 社 は S A P E R PをO r a c l e D a t a b a s e以外で動 かそうと 思ったことはありません」
― Marion Fokkinga、
NXP Semiconductors N.V、
Technology Advancement SAP チームリーダー
Oracle O2O – NXP Semiconductors N.V.
94
Geberit Group – Oracle Data Guard 11g 95
業種:
衛生技術 従業員:
6,000名以上
オラクル製品およびサービス:
Oracle Database 11g, for SAP Oracle Recovery Manager (RMAN) Oracle Data Guard 11g, Oracle Flashback Database おもなメリット:
堅牢なセキュリティ、最適な障害時リ カバリ、高可用性、コスト削減、高パ フォーマンス、高いスケーラビリティ、
スタンバイ・データベース・ソリュー ションの柔軟な使用、革新的なテクノ ロジーを持つ未来指向のインフラ SAP:
14のSAP本番システム(合計30)、ERP ECC 6.0、Netweaver BW、LES / TRM、HCM、Portalなど
他のインフラ:
HPブレード・サーバー、SuSE Linux、
HP Eva 8400ストレージ、VMware geberit group
「Oracle Data GuardおよびFlashback Databaseオプションを使用できる多数の柔軟な方法、およびこの パッケージが単なる可用性や障害時リカバリ以上のものを提供するという事実から、実証できる付加価値と 大きな追加の利点を得ることができます。これには大きな費用対効果があります。」
― M A N F R E D B A N T L E 、
Geberit Verwaltungs GmbH、SAP Service Center責任者
Geberit Groupは、世界中で事業を展開するヨー ロッパの衛生技術の市場リーダーです。1874年 に設立され、この部門では常にパイオニアであ り、包括的なシステム・ソリューションで絶えず新 しいトレンドを設定しています。取扱製品には、イ ンストール・システム付きの衛生システム、タンク と装置、蛇口と流水装置、排水継手と防臭弁、排 水設備と電源システムの構築を含むシャワー・ト イレと配管系などがあります。Geberitは、スイス の株式取引所に上場され、41か国に代理店を設 置し、7か国に16の生産拠点があります。世界中 で6,000人以上が就労するGeberit Groupは、
2011年に21億スイス・フランを売り上げました。
20年間のOracle for SAP利用
2013年はGeberitにとって記念すべき年になりま す。SAPアプリケーションをOracle Database上で 稼動するようになって20年目を迎えるからです。
この間、ヨーロッパの衛星技術市場のリーダーで あるこの企業の製品を取り巻くITインフラ環境と ランドスケープは、確かに変化しました。
2011年にGeberitは、SAPのインフラ戦略を再編 し、「未来にふさわしいSAPインフラ」として知られ る新しい取組みがスタートしました。基本的に、こ れはUNIXではなくLinux、またItanium UNIX サーバーでもなくx86ブレード・サーバー(仮想化 を含む)を意味します。
Geberitのインフラ再編のきっかけは、長期的な費 用効果の最適化です。「このために、私たちは、
Oracleの「SAPデータベース」、および使用する Oracle以外のスタンバイ・データベース・ソリュー ションなど、すべてのコンポーネントの再評価をし
ました。IBM DB2とのコスト比較では、DB2に目 立った改善点が見られなかったため、Oracle Database for SAPの継続使用が決定され、スタン バイ・データベース・ソリューションは、Oracle Data Guard 11gの使用が決定されました。Oracle Database 11gとData Guardの組合せは、多くの 利点があると我々は確信していました。そして、
まったくその通りだったのです。」とSAP Service Center責任者のManfred Bantle氏は経緯を説明 してくれました。
スタンバイ・データベース:長い歴史、今も続く改善 Geberitは、障害時リカバリ/高可用性の1つの方法 として、スタンバイ・データベースを使用したデー タ/SAPデータベース(潜在的な論理エラー、可用 性の増大)の保護に長年取り組んできましたが、そ の考えは時間をかけて証明されました。この企業 グループには2つの国際的なデータ・センターがあ ります。2つのデータ・センターは互いに100キロも 離れています。1つは、スイスのラッパーズヴィー ル近郊のグループの本社内で、もう1つはドイツの プフレンドルフです。プフレンドルフはこのグルー プのホームグラウンドでもあり、中央ヨーロッパ地 域の倉庫があります。世界中のすべてのサイトを 管理するSAPサーバー(アプリケーションの本番シ ステムは合計で14、SAPユーザーは約3,000人)
は、この2つのセンターで二分されています。
バックアップ・データ・センターは、各データ・セン ター・サイトが運営しています。各データ・センター とバックアップ・データ・センターはデータ(データ ベース)をミラー化し、スタンバイ・データベースを 作成または生成します。2つのデータ・センター(ド イツとスイス)は、100Mbit/秒で接続され、スタン ヨーロッパの衛生技術の市場リーダーが、フラッシュバック・データベースとともに
Oracle Database 11gとOracle Data guard 11gを配置