• 検索結果がありません。

みんなで共に支え合うしくみづくり

31

第4編 主要施策の展開

■ 地域の活動や行事が活発に行われるために大切なこと

◇「住民同士が困ったときに、今以上に助け合える関係をつくる」が4割弱で最も多く、次いで、

「あいさつができる程度の顔見知りの関係を広げる」、「交流の機会となる地域の行事をもっ と増やす」、「地域の行政区や子ども会、女性団体、老人クラブなどの活動をもっと活発にし ていく」の順になっています。

■地域の活動や行事が活発に行われるために大切なこと

0.0 20.0 40.0

住民同士が困ったときに、

今以上に助け合える関係をつくる あいさつができる程度の 顔見知りの関係を広げる 新失ア ートの入 者など、

新たに住 人との関係づくりを強化する 地域の行政区や子ども会、女性団体、

老人クラブなどの活動をもっと活発にしていく

学 と住民の交流やつながりを める

地 の 業者など、事業者を住民の つながりをもっと める 交流の機会となる 地域の行事をもっと増やす

その他

わからない

回答

33

32 2 32 2

2 2 2 2

22

33

全体

887)

施策の方向性

○地域の団体や機関などとの連携・協力 

◇地域における課題に対応するため、民生委員・児童委員をはじめ、地域の団体や機関、

事業所などと連携・協力し、地域の実情に応じた効果的な活動を展開できるよう、地域 福祉のネットワークづくりに努めます。

◇地域において子どもを育てるための環境づくりを、関係団体や機関と連携・協力して支 援します。

○地域包括支援センターを中核としたネットワークの整備 

◇地域の保健・医療・福祉・介護のサービスの提供を総合的に連絡調整し、高齢者の尊厳 を守り地域で支えるシステムを構築していくため、*地域包括支援センターを中核とし て位置づけ、高齢者をとりまく関係者が協力して支援していくネットワークの整備を図 ります。

◇ネットワークの構築にあたっては、支援を必要とする人のニーズに結びつけ、新たなニー ズに対応するように努めます。

○高齢者等徘徊SOSネットワークの充実 

◇認知症高齢者を早期発見するための支援体制を構築するとともに、日常的に高齢者など の見守り支援を実施できる体制づくりを進め、住みなれた地域で安心して自立した生活 を継続できるよう、関係機関が相互に連携して効果的な支援を行うため、*高齢者等徘 徊SOSネットワークの充実を図ります。

市民・地域・行政の役割

○市民一人ひとりが心掛けること、または取り組むこと

◇隣近所で気になる人がいる場合には、見守りを心掛けます。

◇隣近所の人と協力して、災害時を含め、支援を必要とする人の日頃からの見守りネッ トワークに参加します。

◇地域の活動や行事に積極的に参加するよう心掛けます。

33

第4編 主要施策の展開

○地域全体で取り組むこと

◇民生委員・児童委員や老人クラブなどの連携により、一人暮らしの高齢者、高齢者 のみの世帯や子育て世帯、障がいのある人などの見守りや相談支援活動を推進しま す。

◇各地域において見守り活動を組織的に進めていくため、見守りネットワークの構築 に向けて行政や社会福祉協議会と協議していきます。

◇高齢者等徘徊SOSネットワークへの理解と協力に努めます。

◇子育て支援関係者などの交流の機会を設けるなど、地域全体で子どもを育てる環境 をつくります。

◇子育て中の保護者や障がい児を育てる保護者の交流の機会をつくります。

◇地域の子どもは地域で育てていきます。(WS)

○行政が取り組むこと

◇高齢者や障がいのある人の支援のため、関係機関との情報の共有化を図ります。

◇関係機関との連携を密にし、民生委員・児童委員などの協力を得ながら、制度の周 知・連携・ネットワークづくりを進めます。

◇社会福祉協議会と連携し、見守りネットワークの構築に向けた取り組みを推進しま す。

◇高齢者等徘徊SOSネットワークの充実を図ります。

◇それぞれの地域で子どもを育てるための支援を継続します。(WS)

注:● (WS) とは、地域ワークショップにおける市民のみなさんのご意見です。(以下同様です。)

社会福祉協議会の役割(地域福祉活動計画)

◆現 状 と 課 題

◇多様化するニーズや課題に対応していくために、地域住民、行政、民生委員・児童委員、

社会福祉協議会などが連携したネットワークづくりを目指す必要があります。

◆役割と方向性

◇行政、各関係機関・団体との連携に努め、要支援者の見守り体制づくりを進めます。

◇個人情報保護の周知に努めていきます。

◇見守り活動などに関する情報提供や啓発活動を進め、その事業に携わる民生委員・児童 委員、*ふれあい訪問員などの役割について、住民に周知し活動への理解と協力を求め ます。

◇行政と連携して、認知症高齢者の見守り支援体制づくりに努めていきます。

◇行政、関係機関・団体と連携して障がい児を持つ家庭への支援体制づくりに努めていき ます。

○社会福祉協議会が取り組むこと

◇ふれあい訪問支援事業(在宅要支援者見守り活動)… <継続事業>

◇高齢者等徘徊見守りSOSネットワークへの協力… <継続事業>

◇地域住民を組織化したネットワークづくり… <今後取り組む事業>

◇障がい児を持つ家庭の支援体制づくり… <今後取り組む事業>

◇認知症などの家族を抱える家庭の支援体制づくり… <今後取り組む事業>

35

第4編 主要施策の展開

(2) 地域のつながりの強化

現 状 と 課 題

◇災害時などにおける要援護者の支援体制を構築し、地域の「見守り」体制の整備を図っ ています。

◇災害時要援護者登録を行っていますが、登録を勧めても登録をされない人もあり、地域 福祉の根幹である自助、共助の精神が薄れてきている現状があります。

◇近所との交流が以前より希薄化し、子育ての孤立化が進んでいます。

◇地域の小さな集まりを強化し、仲間・グループの輪を広げる必要があります。

◇地域住民同士の助け合い、支え合いを展開していくには、日頃から近所のより良い関係 を築いていくことが大切です。

◇アパート住民との交流が少ない、隣組などに入らないといった問題があり、あいさつや 近所付き合いの大切さを伝えていく必要があります。(WS)

◇あいさつ運動は地域交流に有効なので、大人も子どもも関係なく自分からあいさつし、

コミュニケーションを図る必要があります。(WS)

◇一人暮らしの高齢者などが増えており、地域の中で孤立しないよう、日頃から声かけや 見守りを実施するなど、よりよい近所付き合いが求められています。

◇民生委員・児童委員を中心に「見守り」を行っていますが、個人情報保護法による情報 提供の制限もあり、支援が必要な人のそれぞれの事情に応じた見守りへの対応が求めら れるなどの難しい課題があります。(WS)

■近所の人との付き合いの程度について

◇「あいさつ程度」が約4割で最も多く、次いで、「立ち話や情報の交換をする」3割5分強、「簡 単な頼みごと・物の貸し借りなどをする」1割弱、「ほとんど付き合っていない」1割未満 の順となっています。より緊密な近所付き合いが求められます。

■近所付き合いをしない理由について

◇近所の人と「ほとんど付き合っていない」と回答した人に、その理由を尋ねたところ、「仕 事などで家をあけることが多く、知りあう機会がない」が4割5分で最も多く、以下、「近 所付き合いはわずらわしいので避けている」約3割と続いています。

■近所の人との付き合いの程度

3 2回答 その他

付き合っていないほとんど

家族同様の

付き合い3 簡単な頼みごとと・

物の貸し借り などをする

4

立ち話や情報の 交換をする

3 あいさつ程度

4

付き合っていない

物の貸し借り などをする

■近所付き合いをしない理由

仕事などで家をあけることが多く、

知りあう機会がない 近所付き合いはわずらわしいので 避けている 近所付き合いはしたいが、

つい 的になってしまう 近所付き合いはしたいが、

夽間に入れてもらえない ふだん絾守の家が多いなど、そもそも近所 付き合いがほとんどないところである

その他 最近 しして絗た

回答

全体

51) 0.0 20.0 40.0 60.0

22

3 7 3 7

33

33

23 23

22

【市民アンケート調査より】

37

第4編 主要施策の展開

施策の方向性

○地域のつながりの強化 

◇個々のライフスタイルが多様化し、地域の連帯感が薄れてきています。積極的なあいさ つ運動の推進などを通して地域のつながりを深めていきます。

◇自助・共助の精神を高めて、地域のつながりを深めていきます。

◇高齢者や障がい者、特に一人暮らしの人の見守りや声かけに努めます。

○要援護者を支援する地域づくりの推進 

◇高齢者や障がい者など支援を求める人の情報を事前に把握し、災害などに備えるととも に、日頃から見守り支え合うことができる地域づくりを進めます。

○子どもの見守り活動の充実 

◇地域で子育てを支援する体制づくりに努めます。

◇子ども見守り隊などの組織を強化するとともに、登下校時だけでなく、常に大人が子ど もを見守る活動を支援します。

市民・地域・行政の役割

○市民一人ひとりが心掛けること、または取り組むこと

◇転入居者に対して、好意的に受け入れます。(WS)

◇大人も子どももあいさつする習慣を身に付けます。(WS)

◇子どもたちの通学時の見守りなどに参加し、あいさつ、声かけをします。(WS)

◇家庭であいさつの大切さを子どもたちに教えます。

◇観光客などにも大きい声であいさつをします。(WS)

◇近所の人と話したり、自分から声をかけたりして、近所付き合いを始めます。

◇地域の高齢者や障がいのある人などに対して、見守りや声かけを行います。

◇隣組単位で協力し、高齢者などのごみ出しの支援をします。(WS)

◇高齢者がごみ出しされているのを見かけたら手伝います。(WS)

関連したドキュメント