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給食の誤食を防ぐために必要なことは、第一に、除去食や代替食を確実に当該児童生徒等へ届 けるための校内ルールを整備することです。

そこで、本節では、除去食・代替食を確実に本人へ届けるための基本的な流れを示すとともに、

給食時に学級担任等が注意すべき事項について解説します。

【除去食・代替食を渡す手順】

調理場から除去食・代替食を本人に渡す手順は、基本的に次のとおりとします。

単独校調理場(小学校、幼稚園)の場合

単独校調理場(中学校)の場合

調理員

① 除去食・代替食は、専用容器に入れ(または食器に盛り付けてラップで覆い)、

「食札」に学年・組・氏名・献立名を明記し、専用容器に付けます。

② 調理室で本人に直接渡し、原因食物とアレルギー対応の献立を伝えます。

学級担任 ほか

① 「食物アレルギー対応食予定表(様式 7)」で、その日の対応内容を確認し、本 人が給食室へ除去食・代替食を取りに行ったかを確認します。

本人

① 調理室へ除去食・代替食を受け取りに行きます。

② 専用容器の場合は、食べる直前に食器へ移します。

③ ラップなどで覆ってある場合は、食べる直前にラップを取ります。

学級担任 ほか

① 「食物アレルギー対応食予定表(様式 7)」で、その日の対応内容を確認します。

② 調理員から除去食・代替食を受け取り、「食札」を確認します。

③ 本人に除去食・代替食を渡す際には、献立名と対応内容を伝えます。

調理員

① 除去食・代替食は、専用容器に入れ(または食器に盛り付けてラップで覆い)、

「食札(様式 11)」に学年・組・氏名・献立名を明記し、専用容器に付けます。

② 除去食・代替食を教室で学級担任に直接渡し、原因食物とアレルギー対応の 献立を伝えます。

本 人 ① 専用容器の場合は、食べる直前に食器へ移します。

② ラップなどで覆ってある場合は、食べる直前にラップを取ります。

31 学校給食センター受配校(小学校)の場合

学校給食センター受配校(中学校)の場合

配送運転手 ① 調理員からバインダーを受け取り、給食搬入員に確実に渡します。

調理員

① 除去食、代替食は専用容器に入れます。その際、温コンテナ、冷コンテナ用を 分け、それぞれに、学年・組・氏名・原因食物を明記したシールを貼ります。

② 配送運転手に、「食物アレルギー対応食受渡し管理表」を渡します。

学級担任 ほか

① 「食物アレルギー対応食予定表」で、その日の対応内容を確認し、本人が除去 食・代替食を取りに行ったかを確認します。

給食搬入員

① 配送運転手からバインダーを受け取り、除去食・代替食が確実に届いているか を確認し、本人に手渡しします。

② 除去食、代替食を渡す際は、「食物アレルギー対応予定一覧表」を確認し、献 立名と対応内容を伝えます。

本人 ① 自分で配膳室に除去食・代替食を受け取りに行きます。

② 食専用容器の場合は、食べる直前に食器へ移します。

配送運転手 ① 調理員からバインダーを受け取り、給食搬入員に確実に渡します。

調理員

① 除去食、代替食は専用容器に入れます。その際、温コンテナ、冷コンテナ用を 分け、それぞれに、学年・組・氏名・原因食物を明記したシールを貼ります。

② 配送運転手に、「食物アレルギー対応食受渡し管理表(様式 10)」を渡します。

学級担任 ほか

① 「食物アレルギー対応食予定表(様式 7)」で、その日の対応内容を確認します。

② 給食搬入員から除去食・代替食を受け取ります。

③ 本人に除去食・代替食を渡す際には、献立名と対応内容を伝えます。

給食搬入員

① 配送運転手からバインダーを受け取り、除去食・代替食が確実に届いているか を確認します。

② 教室で学級担任に直接渡し、原因食物とアレルギー対応の献立を伝えます。

本人 ① 食専用容器の場合は、食べる直前に食器へ移します。

32 小学校で調理し、配送している幼稚園の場合

なお、学級担任が不在の場合の対応(職員室に持っていく、代わりの職員が取りに行く)や、

対象の児童生徒等が欠席した場合の対応(給食室や配膳室に知らせる)については、それぞれ学 校の実情に合わせてルール化を図っておく必要があります。

また、ランチルームで調理員が本人に直接渡すなど、学校の状況により、上記以外の方法で受 け渡しをする場合についても、ルール化を図ることが重要です。

調理員

① 除去食、代替食は専用容器に入れ(または食器に盛り付けてラップで覆い)、そ れに学年・組・氏名・原因食物を明記したシールを貼ります。

② 用務員または配送運転手に、「食物アレルギー対応食受渡し管理表」を渡しま す。

学級担任 ほか

① 「食物アレルギー対応食予定表(様式 7)」で、その日の対応内容を確認します。

② 用務員等から除去食・代替食を受け取ります。

③ 本人に除去食・代替食を渡す際には、献立名と対応内容を伝えます。

用務員等

(配送運転手)

① 調理員(配送運転手)からバインダーを受け取り、除去食・代替食 が確実に届 いているかを確認します。

② 教室で学級担任に直接渡し、原因食物とアレルギー対応の献立を伝えます。

本人 ① 専用容器の場合は、食べる直前に食器へ移します。

② ラップなどで覆ってある場合は、食べる直前にラップを取ります。

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【教室での学級担任の注意事項】

段階 注意事項

給食準備

【一部弁当対応の場合】

○ 給食時間に本人が職員室へ弁当を取りに行くよう指示します。ただし、幼稚園の園児 については、用務員等が職員室へ弁当を取りに行き本人に渡します。

【除去食・代替食対応の場合】

○ 幼稚園・小学校の場合は、本人に給食を渡します。

○ 中学校の場合は、本人が給食室または配膳室に除去食・代替食を取りに行くよう指 示します。(P30・31 参照)

【共通】

○ 「食物アレルギー対応食予定表(様式 7)」、「食物アレルギー対応予定一覧表(様式 8)」を確認し、事前に対応内容を把握しておきます。献立によって、教室での配膳時に 除去したり、弁当を持参したりする場合があるので、日々対応を確認しておきます。特 に、献立の変更があった場合は注意が必要です。

○ 給食当番の際などには、原因食物に触れないように注意が必要です。

○ 用のない児童生徒等は席を立たないなど、食物アレルギーを有する児童生徒等が落 ち着いて配膳ができるように配慮することが必要です。

○ 食物アレルギー対応の児童生徒等には最初に配膳をさせ、誤食がないように注意し ます。特に、幼児や低学年の児童、自己管理能力が不十分な児童生徒等に関しては、

学級担任が配膳、または、配膳の補助を行います。

○ 原因食物に触れたトング等で、給食を配膳させないよう注意が必要です。

○ 誤って配食してしまった場合は、食器に付着した原因食物でアレルギー症状が出るこ とがあるため、それを取り除くだけでなく、食器を替えて配食し直します。

○ 原因食物の混入や除去食の取り忘れがあった場合は、即時に給食を中止させます。

○ 給食の内容について心配な点があるときは、給食を一旦中止し、書類を再確認し、栄 養教諭等に確認をした上で、給食を再開させます。

○ 万が一食べてしまった場合の対処方法について、常に確認しておきます。

給食時間

○ 原因食物に接触するだけで症状が出てしまうなど、アレルギー症状が重症の場合は、

座席の配置や給食を食べる場所(保健室等)について検討を行います。

○ 学校給食において食物アレルギー対応をしている児童生徒 等は、おかわりを禁止す ることとします。

片付け時

○ 食物アレルギーを有する児童生徒等が、他の児童生徒等の食器または原因食物の 入っていた容器や食缶等に触れないように注意します。

○ 牛乳アレルギーの場合は、牛乳パックの洗浄をさせないこととします。

給食後 休憩時間

清掃時

○ 食物アレルギーを有する児童生徒等には、極力、給食後に急激な運動をさせないこと とします。やむなく運動を行う場合は、本人の様子を注意深く観察します。

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