警告
ボタン電池や取り外した小さな部品を子 供が誤って飲み込むと、重大な負傷をお う可能性があります。ボタン電池や取り 外した部品は、子供の手が届かないとこ ろへ置いてください。
注意
ボタン電池を交換するときは、FOBキー
（携帯機）の保護のために次の注意事項 をお守りください。
•無理な分解などで傷つけないようにし てください。
•ボタン電池は必ず（＋）（－）を正しい 方向に取り付けてください。
•内部の電子部品、または電子回路に 触れないようにしてください。
•ほこりの多い場所での電池交換は行 わないでください。
•内部に水、ごみ、ほこりなどが入らな いようにしてください。
•電池およびFOBキー（携帯機）の端子 部分を素手で触らないようにしてくだ さい。
メカニカルキー
非常用イグニションキーは、ノブキーを紛失 などしたときに、代替キーとして使用してくだ さい。メカニカルキーを取り出すときは、FOB
キー（携帯機）の裏側にあるノブを矢印の方向 に動かしてください。このメカニカルキーは、
使用しないときは、FOBキー（携帯機）へ差し 込んでおいてください。
アドバイス
メカニカルキーは、FOBキー（携帯機）と一 緒に使用してください。メカニカルキーだけ では、ステアリングロックユニットを操作す ることはできません。
A．メカニカルキー B．ノブ
C．動かす
メカニカルキーには、キー番号があります。
あなたのキー番号を記録します。
A．キー番号
FOBキー（携帯機）の電波送受信の可能範囲 FOBキー（携帯機）とアンテナとの電波送受 信の可能範囲は、約80 cmです。 このKIPASS は微弱電波を送受信しているため、作動範囲
は変わることがあります。また、FOBキー（携 帯機）の位置によっては、稼動範囲内であっ ても通信できない場合があります。
A．範囲 B．約80 cm
A．範囲 B．約80 cm
KIPASSが正しく作動しないとき
もし、KIPASSが正しく作動しないときは、以 下の項目を点検してください。 以下のこと以 外で、KIPASSが作動しないときは、ブライト取 扱店にご相談ください。
•放送局、発電所、携帯電話、パソコンなど の妨害ノイズを発生し通信障害を引き起
こす可能性がある機器の近く、またはFOB キー（携帯機）が金属製のものに覆われて いたり、接していたりしていないか。このよ うな状況での使用は、通信不良が起こる可 能性があります。
•ボタン電池が正しく取り付けられていない、
または消耗している（電池 交換の項を参 照）。
KIPASSのご使用にあたって
この車のKIPASSは、アンテナとFOBキー(携 帯機)の間で、電波を送受信しております。
心臓ペースメーカ、および植込み型除細動 器などの医療機器を使用されている運転者 または同乗者が使用するときは、必ず使用す る前にアンテナの位置を確認し、次の内容を 必ず読んで理解してください。
警告
•KIPASS は電波を発信しますので、植 込み型心臓ペースメーカや植込み型 除細動器などの医療機器の作動に影 響するおそれがあります。FOB キー
（携帯機）あるいはKIPASS ECUのアン テナ部とこれらの医療機器の植込み 部位との距離は、必ず22 cm以上離し ておいてください。FOB キー（携帯機）
は胸ポケットに入れないでください。
•植込み型心臓ペースメーカや植込み 型除細動器を使用されている方は必 ず医師または医療機関と相談してくだ さい。
A．FOBキー(携帯機) B．KIPASS ECU (シート下)
スペアFOBキー（携帯機）
この車は、メインFOBキー（携帯機）に加え てスペアFOBキー（携帯機）を備えています。
メインFOBキー（携帯機） を紛失した場合、
スペアFOBキー（携帯機）を非常用として使う ことができます。スペアFOBキー（携帯機）に は、メカニカルキーが挿入されています。ノブ キーを紛失した場合などで、メカニカルキー を非常用のキーとして使用できます。
A．スペアFOBキー(携帯機) B．メカニカルキー
スペアFOBキー（携帯機）にはイモビライザ 機能はありますが、KIPASS機能はありません。
従って、スペアFOBキー（携帯機）を使用する ときは、次の手順に従ってください。
•スペアFOBキー（携帯機）のかどにある三 角マークを、“Kawasaki”ロゴが正面を向く ようにステアリングロックユニットの突起部に 合わせてください。約2秒後にノブキーを押 し込み、作動させることができます。
A．スペアFOBキー（携帯機）
B．突起部 C．“Kawasaki”ロゴ D. 三角マーク
A．正しい位置 B．正しくない位置
A．正しくない位置
スイッチの使い方
ステアリングロックユニット
この車には、KIPASSが装備されており、FOB キー（携帯機）を携帯することにより、ノブキー を取り出すことなくエンジンを始動したり、ス テアリングロックを解除したりすることができま す。
ステアリングロックユニットは、4段切り換えで す。このシステムの構成部品は、FOBキー（携 帯機）、KIPASS ECU、ノブキーがあります。ノ ブキーを抜くときは、FSSの位置にしてくださ い。
アドバイス
ステアリングロックユニットを無理矢理に操 作すると、故障する場合があります。予期 しないメッセージが表示された場合は、ノ ブキーをOFFの位置に回してから、もう一
度ゆっくりと ON、LOCK、FSS の各位置に 回してください。
キーの
位置 作 用 キーの
脱着
OFF
エンジンが停止する。エン ジンは始動できない。電気 回路を遮断する。
抜けない
ON
エンジンは始動し走行でき る。すべての電装部品が 使用できる。
抜けない
LOCK
エンジンは始動できない。
電気回路を遮断する。ステ アリングがロックされる。
抜けない
FSS
エンジンは始動できない。
電気回路を遮断する。ステ アリングはロックされない。
抜ける
警告
走行中にノブキーをOFFやLOCK、FSSの 位置に操作すると電気系統の作動が停 止し、負傷や死亡事故につながる可能 性があります。ノブキーは必ず停車中に 操作してください。
注意
ステアリングロックユニットがONの位置 のまま､またはエンジン始動後､アイドリ ング状態で長時間放置すると、バッテリ あがりの原因となります。 車から離れる ときは必ずステアリングロックをかけてく ださい。
警告
ウインドシールドが作動している間は、体 の一部や衣服等が挟み込まれたり引っ 掛かったりして負傷する可能性がありま す。ノブキーをOFFの位置にすると、ウイ ンドシールドは自動的に最下部まで移動 しますので、停車時は誰もウインドシー ルドに触れないように注意してください。
アドバイス
盗難またはいたずら防止のため、ノブキー をFSSの位置にした状態で車から離れない でください。
車を駐車するときは、ノブキーをLOCKの 位置にしてください。
ノブキーは、燃料タンクキャップを開けると き、サドルバッグを開けるとき、またはシー トの脱着以外にはFSSの位置にしないこと をおすすめします。
ノブキーを押しても認証が開始されないと きは、しばらくしてから（約10秒）再度ノブ キーを押してください。
ノブキーをONの位置に回したとき、テール ライト、シティライト、ライセンスプレートライ トが点灯します。ヘッドライトはエンジンが 始動して､スタータボタンを放すと点灯しま す。
ノブキーを押したとき、ノブキーインジケー タがマルチファンクションメータに表示されま す。表示されている間にノブキーをON、OFF、
LOCK、FSSの位置に回すことができます。ノ ブキーをONの位置に回したとき、ターンシグ
ナルインジケータとターンシグナルライトは、2 回点滅します。ノブキーインジケータは5秒間 マルチファンクションメータに表示されます。
ノブキーインジケータの表示は、FOBキー（携 帯機）が正しく認証されていることを表します。
A．ノブキー
B．ノブキーインジケータ
C．ターンシグナルインジケータとターンシグ ナルライトが2回点滅
ノブキーをOFFまたはFSSの位置に回した とき、ターンシグナルインジケータとターンシ グナルライトが1回点滅します。そして、ノブ キーインジケータが5秒間マルチファンクショ ンメータに表示されたあと、ノブキーはロック されます。車から離れるときは、ノブキーが必 ずロックされていることを確認してください。
A．ノブキー
B．ノブキーインジケータ
C．ターンシグナルインジケータとターンシグ ナルライトが1回点滅
FOBキー（携帯機）を持たずにエンジンを 停止したとき、マルチファンクションメータに警 告インジケータ／イモビライザインジケータが 点灯し、FOBキー（携帯機）警告メッセージと 警告インジケータが交互に表示されます。
警告インジケータ／イモビライザインジケータ と共に“NO TRANSPONDER”のFOBキー（携 帯機）警告メッセージがマルチファンクション メータに表示され、その後、FOBキー（携帯 機）警告インジケータが10秒間マルチファン クションメータに表示されます。これは、FOB キー（携帯機）が車の近くになく、FOBキー（携 帯機）警告インジケータがマルチファンクショ ンメータに表示されている間、エンジンを再始 動することができることを表します。FOBキー
（携帯機）警告インジケータがマルチファンク ションメータに表示されている間に、エンジン を再始動し、登録された予備のFOBキー（携 帯機）を使用してください。
アドバイス
FOBキー（携帯機）警告インジケータは10 秒経過すると消えますが、エンジンを再始