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3.4まとめ
CFシートの付着試験法として、2つのコンクリート角柱を中央で突き合わせ、その面 をまたぐようにシートを貼り付けたはりの曲げ試験を提案し、シート接着長さとコン クリート表面の下地処理の違いが付着性状に及ぼす影響について実験的検討を行なっ た。次いでシート付着耐力時のマクロモデル解析により、シートの付着切れ長さ、有 効付着長さ、荷重とシート引張力の関係、付着応力の算定を試み、付着試験結果との 対応からその適用妥当性を示した。得られた結果は以下のとおりである。
1)荷重から算定されたシート引張力とシートのひずみ測定値から線形弾性を仮定して 算定されたシート引張力の間にはほぼ妥当な一致がみられた。
2)最大荷重時の平均付着応力は既往の両引き試験による結果とよく対応した。
3)本試験の範囲では、シート接着長さが250mm以上については付着切れ長さは約110~
150mm程度となり、シート付着応力はシート断面積が大きくなるほど面圧の増加に よる摩擦作用により大きくなり、またコンクリートの圧縮強度が大きくなるほど大 きくなった。
4)コンクリート表面の下地処理については、プライマー塗布による適切な処理の重要 性が確認された。
参考文献(第三章)
1)例えば、鹿毛忠継他/鉄筋が腐食したRC構造部材の炭素繊維シートによる補強、日 本建築学会大会学術講演梗概集、A-1,1996年7月
2)木村耕三/炭素繊維によるコンクリートの補強に関する実験的研究、大阪市立大学
学位論文、1994年11月
3)村上聖他/コンクリートと炭素繊維シートの付着剥離試験に関する研究、日本建築 学会中国・九州支部研究報告、第10号、1996年3月
4)村上聖他/コンクリート補強用炭素繊維シートの付着剥離試験、第50回セメント技術
大会講演要旨、1996年4月
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5)大谷俊浩他/コンクリート補強用炭素繊維シートの付着剥離試験、日本建築学会大 会学術講演梗概集、A-1,1996年7月
6)村上聖他/コンクリート補強用炭素繊維シートの付着剥離試験、セメント・コンク リート論文集、No.50,1996年12月
7)村上聖他/炭素繊維シートによる鉄筋コンクリート梁の曲げ補強に関する研究、熊 本大学工学部研究報告、第46巻第1号、1997年3月
8)日本建築学会/鉄筋コンクリート造建物の終局強度型耐震設計指針・同解説、19901990年
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