また、関数パレットにはLabVIEWに標準で付属されているVI も含まれ ています。これらのVIおよび関数をアプリケーション内でサブVIとして 使用すると、開発時間を短縮できます。関数パレットの表示ボタンをク リックして、ショートカットメニューから常に表示するカテゴリ→すべて のカテゴリを表示を選択して、関数パレットのすべてのカテゴリを表示し ます。
標準VIおよび関数の使用方法については、第7章「VIおよびサブVIを 作成する」の「標準VIおよび関数を使用する」のセクションを参照して ください。
すべての標準VIおよび関数の詳細については、『LabVIEWヘルプ』を参 照してください。
Express VI
Express VIは、一般的な測定タスクに使用します。Express VIは、ダイ
アログボックスを使用して構成するため、最小限の配線しか必要としない ノードです。Express VIの入力および出力は、そのVIの構成方法によっ て異なります。Express VIは、青色のフィールドで囲まれたアイコン付 きの拡張可能ノードとして、ブロックダイアグラム上に表示されます。
Express VIの使用方法の詳細については、『LabVIEW入門』を参照して
ください。
ブロックダイアグラムオブジェクトをワイヤで接続する
ブロックダイアグラムオブジェクト間のデータ転送はワイヤを介して行い ます。各ワイヤのデータソースは1つですが、そのデータを読み取る多く のVIおよび関数にこのデータソースを配線できます。これは、テキスト ベースのプログラミング言語で必要なパラメータを渡す場合に似ていま す。必要なブロックダイアグラムの端子をすべて配線する必要がありま す。上記の手順を行わないと、VIは壊れた状態となり、実行できません。
ブロックダイアグラムノードに必要な端子を確認するには、詳細ヘルプ ウィンドウを表示してください。必要な端子のラベルは、詳細ヘルプウィ ンドウ内に太字で表示されます。
壊れたVIの詳細については、第6章「VIを実行およびデバッグする」の
「壊れたVIを修正する」のセクションを参照してください。
外観およびストラクチャを配線する
ワイヤの色、スタイル、太さは、データタイプによって異なります。これ は、フロントパネル端子の色および記号が対応する制御器または表示器の データタイプを示す方法と似ています。不良ワイヤは、中央に赤いXが ある黒い破線として表示されます。ワイヤは、データタイプに互換性がな い2つのオブジェクトを配線しようとした場合など、さまざまな理由で 壊れます。不良ワイヤの赤いXについた矢印はデータフローの方向を示 し、矢印の色はワイヤを流れるデータのデータタイプを示します。
データタイプの詳細については、この章の「制御器および表示器のデータ タイプ」のセクションを参照してください。データフローの詳細について は、この章の「ブロックダイアグラムのデータフロー」のセクションを参 照してください。
ワイヤスタブは、配線ツールをVIまたは関数で移動したときに未配線の 端子の隣に表示される短いワイヤです。ワイヤスタブは各端子のデータタ イプを示します。端子の名前を記述するヒントラベルも表示されます。端 子を配線すると、ノード上を配線ツールが移動しても、その端子のワイヤ スタブは表示されません。
ワイヤセグメントは水平方向または垂直方向の1本のワイヤです。ワイ ヤの屈折点は2つのセグメントの結合点です。2本以上のワイヤセグメン トの結合点を接点といいます。ある接点から別の接点までのセグメント、
ある端子から次の接点までのセグメント、端子間に接点がない場合は端子 から端子までのセグメントはすべて、1つの分岐ワイヤに含まれます。以 下の図は、ワイヤセグメント、屈折点、および接点を示しています。
オブジェクトを配線する
ブロックダイアグラムノードの端子を他のブロックダイアグラムノードの 端子に手動で接続するには、配線ツールを使用します。ツールのカーソル ポイントは、糸巻きから引き出されたワイヤの先端です。端子上に配線 ツールを移動すると、その端子が点滅します。VI または関数の端子上に 配線ツールを移動すると、端子名を一覧表示したヒントラベルが表示され ます。この端末に配線すると不良ワイヤが作成されることがあります。こ のVIを実行する前に不良ワイヤを修正する必要があります。
不良ワイヤの修正方法の詳細については、この章の「不良ワイヤを修正す る」のセクションを参照してください。
正確にワイヤの接続場所を確認するには、詳細ヘルプウィンドウを参照し てください。VIまたは関数上にカーソルを移動すると、詳細ヘルプウィ ンドウではVIまたは関数の各端子のリストが表示されます。詳細ヘルプ ウィンドウは、「配列連結追加(Build Array)」関数などの拡張可能なVI および関数の端子は表示しません。コネクタペーンのオプション端子を表 示するには、詳細ヘルプウィンドウでオプションの端子と完全パスを表示 ボタンをクリックします。
ワイヤを交差させると、最初に描いたワイヤに小さなすき間が表示され て、最初のワイヤが2本目のワイヤの下にあることを示します。
ワイヤを曲げる
端子を配線する際にカーソルを水平方向または垂直方向に移動すると、一 度だけワイヤを直角に曲げることができます。ワイヤを複数の方向に曲げ るには、マウスボタンをクリックしてワイヤを固定した後、さらに新しい 方向にカーソルを移動します。ワイヤを固定して新しい方向に移動する操 作は繰り返し行うことができます。
1 セグメント 2 屈折点 3 接点
1
1 3
2
ワイヤを取り消す
最後にワイヤを設定したポイントを取り消すには、<Shift>キーを押しな がらブロックダイアグラム上の任意の場所をクリックします。すべての配 線操作を中断するには、ブロックダイアグラムの任意の場所を右クリック
するか、<Esc>を押します。
(Mac OS) <Option>キーを押しながらクリックします。(Linux) 中央の マウスボタンをクリックします。
オブジェクトを自動配線する
選択したオブジェクトをブロックダイアグラム上の別のオブジェクトの近 くに移動すると、有効な接続を示すワイヤが一時的に描かれます。マウス ボタンを離してブロックダイアグラム上にオブジェクトを配置すると、
LabVIEWはワイヤを自動的に接続します。また、既にブロックダイアグ
ラム上にあるオブジェクトを自動的に配線することもできます。最適な端 子同士が接続され、また一致しない端子は接続されません。
位置決めツールを使用してオブジェクトを移動するときに、スペースバー を押すと自動配線の有効/無効が切り替えられます。
ワイヤを選択する
ワイヤを選択するには、位置決めツールを使用してワイヤを1回、2回、
または3回クリックします。ワイヤを1回クリックするとワイヤの1つ のセグメントが選択されます。ワイヤをダブルクリックして、分岐ワイヤ を選択します。3回クリックすると、ワイヤ全体が選択されます。
不良ワイヤを修正する
不良ワイヤは、真中に赤いXがある黒い破線として表示されます。ワイ ヤは、データタイプに互換性がない2つのオブジェクトを配線しようと した場合など、さまざまな理由で壊れます。不良ワイヤ上に配線ツールを 移動すると、ワイヤが壊れた理由を示すヒントラベルが表示されます。ま た、この情報は、不良ワイヤ上に配線ツールを移動したときに詳細ヘルプ ウィンドウにも表示されます。エラーリストウィンドウを表示するには、
ワイヤを右クリックしてショートカットメニューからエラーをリストを選 択します。ワイヤが壊れる理由の詳細を表示するには、ヘルプボタンをク リックします。
不良ワイヤを削除するには、位置決めツールでワイヤを3回クリックし、
<Delete>キーを押します。また、ワイヤを右クリックしてショートカッ
トメニューから分岐ワイヤを削除、分岐ワイヤを作成、未接続の配線を削 除、ワイヤを調整、制御器に変更、表示器に変更、ソースで指標付け使 用、およびソースで指標付け不使用などのショートカットメニューのオプ
ションを選択することもできます。これらのオプションは、ワイヤが壊れ ている理由によって変わります。
不良ワイヤをすべて削除するには、編集→不良ワイヤを削除を選択するか
または<Ctrl-B>キーを押します。(Mac OS) <Command-B>キーを押し
ます。(Linux) <Meta-B>キーを押します。
注意 不良ワイヤをすべて削除するときは注意が必要です。ブロックダイアグラムの 配線が完了していないためにワイヤが壊れているように見える場合があります。
強制ドット
異なる2つの数値データタイプを配線すると、警告を示す強制ドットが ブロックダイアグラムノードに表示されます。ドットは、ノードに渡され た値が異なる表記法に変換されたことを示しています。たとえば、「和
(Add)」関数に2つの倍精度浮動小数点数を入力するとします。以下の 図に示すように、この入力のうちの1つを整数に変更すると、強制ドッ トが「和」関数に表示されます。
強制ドットは、VIでより多くのメモリが使用され、実行時間が長くなる ポイントを示すことが可能です。VIでは、データタイプを統一するよう に注意してください。
ブロックダイアグラムのデータフロー
LabVIEWは、データフローモデルに従ってVIを実行します。ブロック
ダイアグラムノードは、そのすべての入力を受信すると実行されます。
ノードを実行すると、出力データを生成し、そのデータをデータフローパ スの次のノードに渡します。ノードを介したデータの移動は、ブロックダ イアグラム上のVIおよび関数の実行順序を決定します。
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