過眼線
顎線 ホオジロ
暗渠(あんきょ): フタをしたり地下に 埋設したりして地上に水面が出て いない水路。地上に水面が出てい る水路は開
か い渠
き ょという。
一年草(いちねんそう): 発芽後、1 年 以内に開花・結実し、枯れる草本。
栄養葉(えいようよう): シダ植物にお いて胞子を生じない葉のこと。光 合成を行うのは主にこの葉である。
越年草(えつねんそう): 一年草のうち、
秋に発芽し、冬越しをした後、夏 までに開花・結実する草本。
奥山(おくやま): ⇒里山(さとやま)
参照。
開出毛(かいしゅつもう): 茎や葉の 面に対してほぼ直角に伸びる毛(植 物)。
崖線(がいせん): 河川や海の浸食作 用によって形成された連続する崖 地。多摩川沿いなどにみられる。
傾斜地であることから開発されず に緑地が残り、崖線の下部は湧水 があることも多く、多様な生物が 生育・生息している。
過眼線(かがんせん): 目の前後に入 る帯状の線(鳥類)。
顎線(がくせん): くちばしの基部から
殻斗(かくと): ブナ科植物において、
実の一部または全部をおおう構造 物。いわゆるドングリのお皿。
花序(かじょ): 花のつき方。並び。小 さな花が集まって咲く場合、花 の集合のことを指す場合もある。
⇒ p.136 参照。
花被片(かひへん): 花は通常、花弁 とその外側の萼
が くに分けられ、花弁 と萼の区別がつきにくい場合、そ れらをまとめて花被と呼ぶ。チゴ ユリの花被片は 3 枚が花弁(内花 被片)で、もう 3 枚が萼(外花被片)。
距(きょ): 花において、つけ根より後 ろに細長く突出した部分。スミレ はこの部分に蜜がある。
極相林(きょくそうりん): 自然状態で 植生が変化することを植生遷移と いう。遷移が進んで構成樹種が安 定した森林のことを極相林という。
堅果(けんか): 堅い皮に包まれた果実。
クリも堅果である。
根出葉(こんしゅつよう): 地表付近か ら葉が出ているため、根や地下茎 から出ているようにみえる葉のこ と。このうち、地表に密着して越 冬するものをロゼット葉といい、タ ンポポのものが代表的である。
里山(さとやま): 人が持続的に利用
するために管理されてきた人里近
くの森林。それに対して、普段は
人が入り込まない森林を奥山とい
う。
成長肋
(同心円状の線)
軸唇
ジグモ雄 撮影:小野展嗣
上顎 触肢
樹冠(じゅかん): ⇒林冠(りんかん)
樹洞(じゅどう): 木の内側の細胞は 大部分が死んでおり、それが菌類 などによって分解されると空間が できる。その洞穴状の空間を樹洞 といい、哺乳類や鳥類の巣になっ たり、昆虫の隠れ場になったりする。
種鱗(しゅりん): 松ぼっくりなどで基 部に種子がつく鱗
り ん ぺ ん片状の部分。
上顎(じょうがく)= 鋏角(きょうかく):
頭胸部の第 1 付属肢が変化した器 官で、一般に鋏角と呼ばれるが、
上顎とも呼ばれる。先端に牙があ り、捕食する際に獲物に突き刺す (ク モ類)。
触肢(しょくし): 頭胸部の第 2 付属 肢が変化した器官で、4 対の歩脚
(頭胸部の第 3 〜 6 付属肢)と形 が似ているが、雄では交尾器の 役割があるため非常に発達する場
成長肋(せいちょうろく): 成長に伴っ て貝殻につくられる同心円状の隆 起線。⇒上図参照(貝類)。
総苞(そうほう): 花の基部にあって、
つぼみを包んで保護している葉の ことを苞という。苞が複数集まっ た場合、全体を総苞という。目立 つ色で花弁のように見えたり(ハナ ミズキ)、花の萼
が くのように見えたり
(タンポポ類)、種によってさまざ まな変化がみられる。
旅鳥(たびどり): 繁殖地と越冬地の 間の地域において、渡り鳥は一時 期のみ生活するため、こう呼ばれる。
抽水植物(ちゅうすいしょくぶつ): 根 が水中にあり、茎や葉は水上にあ る植物。水際に生育する。ヨシ、
ガマが代表的。
沖積低地(ちゅうせきていち): 最も
新しい地質年代である完新世(沖
積世)に堆積した地層からなる低
地のこと。また、土砂が川で運ば
れて河岸や河口に積もることを沖
積といい、この作用によって形成
された平野を沖積平野という。い
ずれも沖積低地とも沖積平野とも
呼ばれることがあるが、後者は形
成年代とは無関係なため、使い分
沈水植物(ちんすいしょくぶつ): 根を 水底に張り、植物体全体が水面下 にある植物。エビモやホザキノフ サモ、ミズハコベなど。
点刻(てんこく): 昆虫類などにおいて、
体表にある点状の小さな凹み。
展葉(てんよう): 葉が芽の状態から 開いて広がること。
都市公園(としこうえん): 都市にある 公園や緑地のことを漠然と呼ぶ場 合もあるが、都市公園法によると、
地方公共団体や国が設置する「都 市計画施設である公園・緑地」の ことで、自然公園に該当する公園・
緑地は含まれない。
夏鳥(なつどり): 春から夏に南の地 域から渡って来て繁殖する鳥類。
秋から春は南の地域に渡る。
法面(のりめん): 造成時に切土や盛 土が行われることによってつくられ る斜面。
ビオトープ : 生き物が住む場所のこと。
生き物が持続的に生育・生息でき るように造成・復元された空間を 指すことが多い。語源はギリシア 語(bio= 生命 + topos 場所)。
平瀬(ひらせ): 川の流れが速く浅い 部分を瀬といい、白波が立つよう な部分を早瀬、白波が立たず、川 底がみえるくらいの部分を平瀬と いう。⇒ p.135 図参照。
腐植(ふしょく): 動植物の遺体(落ち 葉や朽ち木など)由来の土壌中の 有機物。普通は黒色をしている。
淵(ふち): 川の流れが緩
ゆ るやかで水深 が深い部分。⇒ p.135 図参照。
仏炎苞(ぶつえんほう): サトイモ科 の植物の大きく発達している苞(花 の基部にあり、つぼみや花を包ん で保護している葉)。ミズバショウ などの目立つ色が多く、観賞用と しての側面がある。
冬鳥(ふゆどり): 秋から初春に渡って 来て越冬する鳥類。春から夏は別 の地域で繁殖する。
浮葉植物(ふようしょくぶつ): 葉が水 面に浮かび、根を水底に張る植物。
ヒルムシロやトチカガミなど。
分解者(ぶんかいしゃ): 生態系の中 で通常の消費者が消化困難な動植 物由来の組織を分解したり、有機 物を無機化したりする生物。菌類 や細菌類のほか、枯れ葉を粉々に したり、動物の糞を消化したりす る動物も分解者である。
萌芽更新(ぼうがこうしん): 木を根元 ではなく、少し高い位置で伐採し て、切り株から萌芽(ひこばえ)を 出やすくすることで、森林を早く再 生する施業方法。
胞子嚢(ほうしのう): 内部に胞子を つくる袋状の構造物。シダ植物で は、胞子嚢が集まって一定の形(胞 子嚢群)をなし、胞子葉の裏面に 列状など規則的に並ぶことが多い。
胞子葉(ほうしよう): シダ植物におい て胞子をつけるように変化した葉。
苞鱗(ほうりん): 種鱗(p.133)の背 側にある、種鱗を支える部分。
圃場整備(ほじょうせいび): 圃場と
は田畑のことで、営農の効率化の
ために用排水路や農道などを整備
■川のつくりと名称
早瀬
淵 ワンド
平瀬
右岸
左岸 上流
したり、区画整理を行ったりする こと。
未熟期(みじゅくき): トンボ類で羽化 後、繁殖活動を開始する前の時期 のこと。
蜜腺(みつせん): 植物において蜜を 分泌する器官。花にあるほか、葉 にある場合もあり、ハチやアリが 集まる。花以外にある蜜腺は、植 物がアリを呼び寄せて植食性昆虫 から身を守るように進化した結果、
発達した器官と考えられている。
ミトコンドリア DNA : ミトコンドリア は真核細胞の中の小器官で、核と は別に独自の DNA を持ち、細胞 内で分裂・増殖する。この DNA のことをミトコンドリア DNA とい い、卵子から受け継がれるため、
母性遺伝する。
谷戸(谷津)(やと・やつ): 丘陵地に みられる、浸食によってつくられた 谷状の地形。周囲の樹林から水が 集まるため、水田に利用されるこ とが多かった。谷戸につくられた 水田を谷戸田(谷津田)という。
溶存酸素(ようぞんさんそ): 水中に 溶けている酸素のこと。
落差工(らくさこう): 河床の勾
こ う配
ば いを緩
ゆ るくして土砂の動きを制御するため の横断構造物(⇒写真 p.100)。
留鳥(りゅうちょう): 渡りのような長 距離移動は行わず、一年中ほぼ同 じ地域で生息・繁殖をする鳥類。
両性花(りょうせいか): 花にも雌雄 があり、雄しべがあって雌しべは ない雄花、雌しべがあって雄しべ はないか退化している雌花、それ に雄しべと雌しべの両方がついた 両性花の 3 通りがある。
林冠(りんかん): 樹木の枝葉の先端 を結んだ輪郭を樹冠と呼ぶ。樹林 では樹冠が重なってつながるが、
そのうち上部の太陽光を受けてい る部分を林冠という。
鱗片葉(りんぺんよう): 普通は緑色 を欠き、多くは鱗
うろこ状に変形した葉。
ワンド : 川と水がつながっているが、
流れがほとんどない入り江のよう
な部分。⇒下図参照。
ドキュメント内
東京の環境指標種100
(ページ 134-138)