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ドキュメント内 全 文 (ページ 90-94)

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5  産学連携科目展開の教訓と今後の課題

  3年間の産学連携科目の実施状況を振り返って、教訓と課題を整理しておきたい。 

まず第1に、企業講師授業の拡大・充実を図ること。企業講師による授業=企業講師授業は学生に 非常に大きなプラス効果を与えており、企業講師授業の質量双方での充実を図る必要がある。とくに、

連携企業の拡大による新コース科目での企業講師授業を充実させる必要がある。 

第2に、現場体験・参加型授業の重要性を確認し一層の充実を図ること。企業講師授業には、次の 4つのタイプが見いだせる。①教室での講演・講義方式(この方式が最も多い)、②企業見学・現場体 験方式(企業経営研究、マーケティング、流通論、ロジスティクス、ゼミ等)、③PBL型授業=問題 解決・プロジェクト型授業方式(起業家塾、ビジネスマナー、マーケティング、ゼミ等)、④職場実践 体験方式(インターンシップ)。いずれも参加学生の評価は高く、知識力だけでなく社会人基礎力養成 に有効であることがわかった。 

  なかでも、②〜④の現場体験・参加型授業、とくに③のPBL型授業は極めて重要である。学生(グ ループ)が<課題の設定−解決方式(マニュアル)−独自アイディア・解決方式開発−アウトプット・

成果物>の一連の作業を行うことにより、企画力・実行力等の社会人基礎力が飛躍的に高まる。①、

②は学生の動機付けにとって有効であり③の基礎をつくる。ゼミ等で③を拡大・充実させ、卒業提案 の充実を図る必要がある。 

*PBLとは、問題解決型学習 Problem‑based learning/プロジェクト型学習 Project‑based  learning を指す。 

平成 20 年度のPBL型授業としては、起業家塾と3・4年ゼミがあげられる。後者のゼミは、平成 19 年度に選定された地域活性化GPで、10 ゼミでPBL型授業を展開した。キャリアGP終了後の来 年度において、3・4年ゼミを中心に、さらなるPBL型授業の拡大を図ることが望まれる。 

第3に、これを踏まえ、学年進行に対応して、現場体験・参加型授業の一層の体系化・計画化を図 る必要がある。例えば、次の方向で具体化することを検討する。 

  ・1年次−必修・キャリア科目の企業講師授業で動機付け    ・2年次−専門・キャリア科目で諸現場体験・参加型授業 

  ・3年次−ゼミ・専門科目でPBL型授業+インターンシップ参加    ・4年次−ゼミで卒業提案仕上げ 

第4に、企業講師授業の円滑な推進のために一層の改善を図り、共通ノウハウ(マニュアル)づく りを進めること。学生と担当教員からの主な改善点を整理しておく。 

  ・企業講師授業の位置づけ・性格を明確にして依頼する 

  ・事前学習−質疑応答−アンケート−事後フォローのサイクルを形成する    ・企業講師へのアンケートも行う 

  ・企業講師にアンケート結果等を報告する 

  ・学生が企業見学・現場体験参加等の際の前後の授業への配慮を行う    ・受講学生のマナー(聞く姿勢、ノート、発言等)に注意を払う 

  最後に、本プログラムは今年度で終了するが、一層発展した長岡方式の産学連携教育プログラムへ と飛躍させることをめざす必要がある。補助金が終了すると元に戻ってしまわないように心がけなけ ればならない。 

     

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-Ⅴ  学生の自主的活動の支援 

  学生の自主的活動に対する支援として、平成 20 年 10 月の悠久祭(学園祭)におけるベンチャー模 擬店とゼミ学生のクリーン作戦、学生リーダーズ研修およびマナー運動に対して行った。 

 

1  ベンチャー模擬店 

「長岡大学悠久祭2008」(平成20年10月25〜26日)において、ゼミ活動と課外活動が一体とな った学生の自主的活動の一つとして「ベンチャー模擬店」を実施した。本年度のベンチャー模擬店は、

参加店舗16、うち、ゼミ主体3、サークル主体11、その他2であり、昨年度と同じ店舗数となった。 

 

(1)ベンチャー模擬店の特徴 

ベンチャー模擬店は、次のような特徴をもつプロジェクトとして行われた。 

①事業計画書の作成 

出店者は、他の出店動向をはじめ、当日の天候や顧客の動向などを充分に勘案したうえで、事 業コンセプトや提供する商品・サービス特性を明確にし、原価計算を厳密におこなって価格を設定 して、収支予想も含めた事業計画書を作成した。 

②資金調達の実施 

そして、これを大学内外の友人・知人および関係者に対してプレゼンテーションをおこない出 資を募り、必要な資金を調達した。 

③利益還元 

2日間の営業で獲得できた利益は、出資者に還元した。 

④審査と表彰 

当日の一般参加者による投票の結果と経営者・学識者の厳正な審査の上、「ベンチャー模擬店 大賞」(賞金10万円)として表彰する。 

以上のように、悠久祭の模擬店は、単なる「祭りの屋台」ではなく、諸々の環境を的確に捉えたうえ で戦略を策定して、資金繰りや人員の配置をはじめとして経営資源を適切に配分して事業に着手し、

もとより広告・宣伝活動も十二分におこなって販売促進を図り、最終的に収支を算出して適正に利益を 分配するという、いわば「ベンチャービジネス」ないし「擬似的な会社組織」とみなすことができる。 

本学のカリキュラムにおける特色ある科目の1つとしてバーチャルなビジネス体験をおこなう「起 業家塾」があるが、ベンチャー模擬店はその「実践版」というべきものである。 

 

(2)ベンチャー模擬店大賞=「チャオ・ニャン餃子」−厳正な外部審査を経て− 

「ベンチャー模擬店大賞」は、審査委員による審査結果と当日の一般参加者による投票の結果とを 併せて悠久祭実行委員会(委員長・山﨑香織:本学3年生)が決定し、賞金として 10 万円が授与され た。出店団体にとっては大きなインセンティブとなった。 

外部審査委員の方々は、早朝から来学され、エントリーした 16 団体について詳細に審査くださり、

審査委員会では白熱した議論が展開された。総評としては、若者らしい斬新なコンセプトや熱心な販 促活動など評価いただく一方で、店舗のレイアウトないしデザインや広告・宣伝方法のレベルアップ、

品薄時の対応等の改善点の指摘も受けた。 

最終的な審査の結果、模擬店大賞には、「チャオ・ニャン餃子」(チャオ・ニャン部)が選ばれた。 

エントリー数の増加や各店舗の質の向上、審査体制の再構築等改善すべき課題は山積しているが、来 年度以降も継続・発展させ、本学の教育の柱として育てていきたい。 

昨今、若者の就業意識および仕事への動議付けの希薄さが問題としてクローズアップされているが、

これらを醸成するという意味でも、大きな教育的効果が期待される。 

 

模擬店大賞(総合) 

第1位    129.8点 

「チャオ・ニャン餃子」 

(チャオ・ニャン部) 

 

第2位    126.1点 

「ホットドック・串焼」 

(レジャー部) 

第3位    76.0点 

「こんにゃく屋」 

(バレー部3年) 

 

ベンチャー模擬店審査員  審査委員長  原  陽一郎  本学学長 

審査委員  河田  博 氏  株式会社ホクギン経済研究所  副所長    恩田  眞弓 氏  長岡タクシー(株)  常務取締役    関根  正行 氏  税理士  元長岡大学非常勤講師   

   

   

         

     

 

ベンチャー模擬店大賞 

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-2008年悠久祭・模擬店事業計画

平成20年度  長岡大学キャリアGP助成事業 (No.01)

ドキュメント内 全 文 (ページ 90-94)