スライド9
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スライド10
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スライド11
最高齢が93歳とか,こういう年齢層を手術している わけです。外科として感じるのは,こういう年齢層 の人を手術するときには,必ず合併疾患を持ってい ますので,内科の支援がないと手術はできないです ね。そういう意味では一応いろいろな分野の内科の 先生がいらっしゃいますので,それで何とかやって いるという状況です。
(スライド13)このへんはあまり,出したくない ような数字ですが,左が医業収益です。平成19年に は多少回復して,医業費用も少し下がったという状 況です。ただやはり赤字は赤字です。
(スライド14)収支比率でいうと,一時下がって,
少し戻しましたが,それでも91%というところです。
このへんは,自治体病院の8割が赤字ですから,多 数派ということになりましょうか。
■地域医療の問題点──人口の高齢化
地域医療の問題点は何かということになりますと,
地域によって違うと思うのですが,例えば東北地方,
山形とかそういう所になれば,これはもう間違いな く人口の高齢化だと私は思っています。スライド
15は山形県の人口構造ですが,2005年までは国勢調 査で,以後は県の推計です。2010年の65歳以上の比 率は27%という数字になるわけです。これはもの すごい数です。何でかといいますと,65歳以上の人 は病気で医療にかかる可能性が,64歳以下の人より も非常に高いわけです。山形県は,2035年にはこの くらい人口が減ってしまうという。比率はもっと高 くなるわけです。そういうコースを歩むことになっ ているのです。
(スライド16)そのほかに問題なのが,高齢者の 単独世帯が非常に増えてきていることです。要する にお年寄り1人の世帯です。これが2万5,000人く らいですか。それから核家族と呼ばれるなかに,国 勢調査で調べると,ともに65歳以上といういわゆる 老老世帯が5万5,000人います。合わせて8万人,
こういう状況で,これが今も増えているという,こ れがいちばん問題だと思っています。寒河江に行っ た時にいちばん感じます。要するに,なかなか病院 に来れない。特に整形外科の患者さんなんかが多い のですが,送っていく人もいない。家族はみんな,
息子さんとかは都会に行っていたりする。ですから,
日 本 病 院 学 会
シ ン ポ ジ ウ ム
︱
︱ 中 小 病 院 は 地 域 医 療 を 守 る
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スライド16
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スライド13
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スライド14
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スライド15
例えば手術のムンテラするときに一人息子が長野に いるとかすると対応しようがなくなってきます。
(スライド17)寒河江市は幸い,2015年くらいま では何とか人口を維持できるのですが,その後はや はり下がっていく。寒河江市は山形市に近いことも あって,今のところはまだ急激ではないですが,い ずれ減っていくわけです。
(スライド18)寒河江市でも,先ほどの高齢者単 独世帯はやはり増えていますし,老老世帯もやはり 増えています。合わせて2,300人くらいだと思いま すが,人口が4万2〜3千人ですから,そのなかの 2,300人,しかも病気になる比率も高いということ
を考えれば,けっこうな数字だと思います。
(スライド19)寒河江市立病院の入院患者に占め る高齢者の割合を年度別に見たものです。平成16 年,17年,18年,19年とありますが,一見してわか るのは,75歳以上がここ(平成19年)でぐんと増え ているのですね。75歳以上がほとんど70%近くま でいるということです。65歳以上で区切ると85%
になります。もともと高齢者は多いのですが,最近 ぐんと増えてきています。65歳の人と75歳以上の 人ではかなり対応が違ってきますが,入院患者の非 常な高齢化が進んでいます。
(スライド20)入院患者が入院した時の状況を,
年度ごとに見ていくと,独歩,1人で来て入院され た患者さんがどんどん減っていてもう10%くらい です。次の付添いというのも1人で入院できるのか もしれませんが,ほとんどは護送,担送ということ で,要するに1人では入院できないと考えるべき人 ということになります。
(スライド21)一方,外来はどうかといいますと,
もともと高齢者は多いのですが,そんなに急激に,
例えば入院のように75歳以上が7割というもので
日 本 病 院 学 会
シ ン ポ ジ ウ ム
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︱ 中 小 病 院 は 地 域 医 療 を 守 る
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スライド19
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スライド20
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スライド21
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スライド17
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スライド18
はない。やはり,外来には若い患者さんも来ている ということです。
(スライド22)救急はどうかというと,確かに高 齢者が多いのですが,75歳以上が7割とかそんな比 率にはまだなっていない。救急に関しては,地域の 人は寒河江病院も利用されているということになり ます。
(スライド23)結局,外来・救急では若い人も当 院を利用されていますが,やはり若い人は,仕事の 場所とかもあるのでしょうけれど,山形市の大病院
なんかに入院しているのだろうと思います。移動で きない高齢者が当院に来ているという傾向だと思い ます。高速で行けばたかだか20〜30分ですが,これ が行けないという患者さんがけっこう多いのです。
あるいは,行けるかもしれないけれど支援する家族 が来れない。つまり老老世帯になれば来れないです よね。やはり普通の若い人の感覚でものを考えると,
高齢者は非常に困るのではないかと思います。特に,
田舎のほうでは公共の交通機関がどんどんなくなっ てきていますから,山形は完全に車社会ですので,
車を運転できないという人は移動できないのです。
(スライド25)今,新しく4疾病5事業,地区で医 療連携体制をつくろうということで,保健所あたり から来るわけです。要するに初期治療はここでやり なさい。寒河江市立病院は専門治療になっているわ けですが,必要なときは専門で,急性で増悪したら ここへ行きなさい。治ったらここに戻ってきて,こ こで治療しなさいという体制。こんなのはもともと からあるわけですが,これを組んでいく意味が本当 にあるのかという問題だと思います。
(スライド26)これは糖尿病だけを取りあげたも のですが,私が調べると,要するに内分泌代謝の専 門医と呼ばれる人は,大病院も含めてそれぞれの病 院に1人か2人しかいないという状況です。という ことは,今,大病院でもやめる医師が多いですから,
こんなの組んでも1人か2人やめたら体制はがらっ と変わってしまうということですから,もうほとん ど意味をなさないと思います。
(スライド27)医療連携というのは机上の空論で,
まず連携にのらない。フリーアクセスが建前になっ ているわけですから,「あそこに行って」と言っても
「行かない」という人が当然出てきます。「ここで 診てください」と言う人が出てくる。高齢者はます ますのれないということになるでしょう。病院にも 日
本 病 院 学 会
シ ン ポ ジ ウ ム
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︱ 中 小 病 院 は 地 域 医 療 を 守 る
スライド25
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スライド23
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スライド22
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スライド24