トップPDF プロジェクト授業の実践と課題 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

プロジェクト授業の実践と課題 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

プロジェクト授業の実践と課題 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

という推測ができる。  本プロジェクト終了後に簡単な感想を書いてもらった結果、さまざまな利点や問題点が浮 かびあがった。まず利点として「文法を真剣に学習することができた」「相手に伝えるために、 要点をしっかり押さえることができた」といった、教師役として担当した文法事項理解度に 関するコメントが圧倒的に多かった。プロジェクト授業目的ひとつである「社会性向上」 については一切記述がみられず、目に見えて成果が表れやすい部分(たとえば文法理解など) へ感想が全体を占める形なった。教師役視点から利点をあげたケースが多かった一方で、 問題点は受講者側から視点が多数を占める結果なった。最も多かったが「学生授業は 分かりにくい」というものである。たしかに要点説明、板書、授業リズムなどは教員に一日 長があり、学生に同等レベルを期待することは不可能であろう。模擬授業あとに教員か ら補足説明なども行ったが、模擬授業時間そのものを「無意味」感じた学生もいた。すな わち学生による授業よりも教員による授業方が有意義であり、すべて授業を教員が行うべ きであるということである。
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学生が効果的に感じる英語発音トレーニングの実践報告 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

学生が効果的に感じる英語発音トレーニングの実践報告 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

7 .おわりに  今回発音トレーニングは,学生英語発音に対する意識を高めるとともに,クラス作り きっかけともなった。仲間楽しみながら行える発音トレーニングは,英語を発音することが 苦手な学生にとって,有効な学習法である言えよう。しかしながら,本取り組みでは,一部 子音単音しか指導できていない。学生さらなる英語発音向上を考える,他音につい ても指導が必要だ考える。また, 4 回という短期間取り組みであるため,学生英語発音 へ意識高まりが長く続くかどうかは観察できていない。長期取り組みを行うことにより, 学生が確実に英語調音法を身に着け,常に英語らしい音やリズムで英語を話すようになること を目指したい。さらに,学生自身は発音向上を実感しているが,他者から,例えば教師によ る評価などは行われていない。従って,自己評価以外に,他者評価も取り入れることで,学生 が自身発音をより正確に分析することができるではないか。
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携帯で英語 −携帯サイトを使った英語授業支援の実践報告 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

携帯で英語 −携帯サイトを使った英語授業支援の実践報告 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

学生コメントからは「教科書でもできるものを、わざわざお金を払って、めんどうで見づ らい携帯電話で勉強する必要はない」という学生気持ちがうかがえる。 学生にとってサイト魅力がなかった理由ひとつに、教科書内容、サイト内容に、 あまり大きな相違がなかったことが考えられる。単語帳ように苦手な語句だけを繰り返し学 習できる機能(例えばwww.supermemo.comように、語句を自分で入力、間違える頻度高 いもだけが何度も繰り返し練習問題に出てくる)や、英文が載っておりわからない語句にカ ーソルを当てる意味が出る辞書機能(例:www.rikai.com)など学習支援機能がある、 もっと携帯サイト使用率は高くなるではないだろうか。
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授業の活性化に向けて—グループによる学生参加型授業の実践的考察 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

授業の活性化に向けて—グループによる学生参加型授業の実践的考察 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

⑴ グループ構成人数  グループにおいて適切に学習を進めるのに好ましい人数は学習環境によって異なるであろう が、ふつう10人を超えることはない。数が多ければ広く情報が得られ、ディスカッションに深 みが増すが、反面、各メンバー発言量が減り、所属グループへ参加意識や責任感が弱ま る。数が少ない場合はちょうどその逆なる。浅野(2002)は「 4 ∼ 5 人が好ましいが、 6 ∼ 8 人でもなんとかやれる。 3 人はとてもうまくいくグループができる一方で、一人がはずれた り、一人で請け負ったりする場合フォローしにくさがある。 6 名以上になるグループから はずれる学生が出はじめる。10人を超えるグループ内グループができるか、ほぼ関与しない 学生が出始めるので、それへ対応にも苦慮することになる」述べている。他方、Jacobs (2002)は、好ましい人数については学習面や運営面からも利点多い 4 人を推奨している。
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中国語教育実践報告 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

中国語教育実践報告 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

₃.おわりに  最近では、語学教育についてもホームページで様々な情報を得ることができる。中でも筆者 が参考にしているは以下 2 つホームページである。  http://ha2.seikyou.ne.jp/home/yanase/ 広島大学、柳瀬陽介先生ホームページ  http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~shizuka/ 関西大学、静哲人先生ホームページ  これらホームページを見る筆者授業などは足下にも及ばないな感じるが、商学部や 法学部で中国を教えた学生から、「 1 年間中国へ留学に行ってきます」 「職場で中国を使っ ています」など聞くこともある。こうしたことを励みによりよい授業を目指して様々なこと を試していきたい思う。
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≪アンケート≫による授業(実践報告) 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

≪アンケート≫による授業(実践報告) 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 昨今、“コミュニケーション・クラス”が多く大学で設置されており、「会話的表現」を中 心に学んだり、“ネイティヴ”教師により、習得言語会話練習が教室でもされるようにな った。  しかし、講義、授業そのものが、少なくとも語学学習そのものがコミュニケーションであ るとらえることが出来る。研究目的で文献を読むため語学として位置付けられた時代は 遠ざかりつつある。あったとしても専門教育一環としてなされている。多くフランス語 授業では文法事項はほどほどにして、会話的表現や日常生活で見出されるテキスト読解訓 練を中心することになっている。そのような方向性をふまえ、私は、フランス語学習に不 可欠動詞活用や音綴り字読み方習得を定着するために毎回授業最初に書き取り 小テストをする一方、文法レッスンであっても、授業「使用言語」をフランス語にするよ うにしている。これが成功した場合は、世間話や冗談もフランス語を使い、学生に喜ばれるこ さえあった。
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ヨーロッパ共通参照枠とフランス語教育—レベル設定・自己評価表・行動主義— 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

ヨーロッパ共通参照枠とフランス語教育—レベル設定・自己評価表・行動主義— 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

rôle฀central฀qu’elle฀assigne฀à฀la฀communication฀langagière฀et฀aux฀fonctions฀langagières฀(les฀ actes฀de฀parole).฀฀ (p.17)  したがって、 3 章で紹介した「聞く」「読む」「会話に参加する」「自分意見を述べる」「書 く」といったコミュニケーション能力は、より具体的・社会的・現実的行動課題遂行ために 獲得するもの理解されなければならない。学生が、「なぜ、こんなに苦労して外国コミュ ニケーション能力を身につけなければならないか?」質問してきた時に、「実際に外国 人々コミュニケーションを取れるようになるためだ」答えたでは、彼ら質問に対する 真答えにはならないだろう。学生が外国教室から外に出て遂行したい行為(Puren actionにあたる)は何だろうか。たとえば、旅行したい、世界中に友人を持ちたい、外国 企業に就職したい、専門分野研究を原語でいちはやく読みたい、外国歌をうたってみた い、映画を字幕なしで見たい、など想定してみることができる。クラス内授業活動(Puren tâcheにあたる)も、それら社会活動つながる可能性を持ったものにする必要があるだ ろう。たとえば、フランス語で作ったクラス新聞をホームページで公表する、フランス大 学、市町村、企業などにメッセージを発信する、フランス語で広告を書いてみる、フランス語 履歴書を書いた上で就職面接シミュレーションをする、フランス語で書かれた最新専門 分野文献を読んでフランス語を学んでいない他学生にその内容を紹介する機会を設ける、 などである。
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日本のスペイン語教育における 授業内容の標準化の必要 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

日本のスペイン語教育における 授業内容の標準化の必要 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

文化的要素を学習できるようになっていたり、工夫が凝らされている。たとえば、スペイン ラテンアメリカ諸事情を文法とともに段階的に学んでいくことを主眼した西川喬『新ス ペインゼミナール』、旅行会話や日常会話だけでなくパソコン、携帯電話などで用いる活きた 表現を取り入れた福嶌教隆『生き活きスペイン』がある。これら教科書は、本文、文法説 明、練習問題によって構成されている。文法事項学習が中心に据えられているが、説明がよ りわかりやすくなっており、練習問題数が増やされるなど工夫がされている。また写真やイ ラストが採用されて見た目も華やかで魅力があるつくりなっている。近年、旅行や仕事で外 国に出かける日本人が増えるにつれて、実際的な運用能力、コミュニケーション能力を身につ けたい考える学習者が増加した。そうした欲求を満たすため、石崎優子、フェリサ・レイ『ス ペイン世界へ窓』ように、文法学習を中心した傾向から実践的コミュニケーション重 視ものへシフトする教科書が出てきた。このような教科書では、多様な練習問題を組み込 み、学習した文法項目を使用した、教室でペアワークやグループワークといった活動を提案 している。さらには、タスクを用いることにより、文法学習同時に言語使用意義を学ぶ大 森洋子、四森瑞枝『タスクで作ろう、活気ある教室−初級スペイン授業改善を目指して ― 』 という、初級レベル学習者ためタスク活動を実践報告にまとめた事例集も発行されている。  CEFR については日本学会や雑誌においても多く研究や論文があり、その概念をどう生 かすか盛んに論議されている。しかし、2009年度でも30点以上多様な教科書が出版されて いるにもかかわらず、現在ところ CEFR を軸にしたスペイン教科書は日本からは出版され ていない。
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グループ活動を取り入れた初級スペイン語教育の試み 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

グループ活動を取り入れた初級スペイン語教育の試み 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

4 .グループ活動を行なった成果課題 4 . 1  グループ活動成果  今回試みたグループ活動成果として、クラスに連帯感が生まれたことがまず挙げられる。 筆者は文法訳読方式のみ授業も行なっているが、そのクラスでは一部仲良い学生グルー プがあっても全体的なつながりは感じられない。しかし、グループ活動を取り入れたこのクラ スについては、活動をとおして互い人となりを知る機会があるためか、わからないことがあ れば気兼ねなく周りに質問をしたり、互いに教え合ったりする光景が見られ、学生同士距離 が近くなって、活発な活動につながっているがわかる。
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Motivation im 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

Motivation im 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

Motivation im Deutschunterricht モティベーションを重んじた楽しいドイツ語授業 Bettina Goesch 大学におけるドイツ授業は、近年、かならずしも学生モティベーションを充分に引 き出しているは思えない。そこで私は自ら授業実践において、ドイツ文法表現 練習ゲームやポスター作りを共に行いながら学生やる気を高めている。その授業では、4~ 5人学生を一つグループにして、教師に質問しやすい環境を設けるようにしている。そ こではドイツを使う場面が多く生れ、学生も楽しく授業に参加できるからである。以下は その実践報告である。
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구성원소 이론으로 보는 한국어 'ㄷ' 불규칙의 음운현상 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

구성원소 이론으로 보는 한국어 'ㄷ' 불규칙의 음운현상 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

熊谷明泰 (2011/2015) 『アリラン』朝日出版社. 窪園晴夫,太田聡 (1998) 『日英語比較選書10 音韻構造アクセント』研究社. 河野六郎 (1955/1979) 「朝鮮」『河野六郎著作集』1, 平凡社. 秋美鎬,O Grady, W.,山下佳江 (2008) 『韓国発音ガイド ― 理論実践』白帝社. 田中伸一 (2005) 『英語学モノグラフシリーズ14 アクセントリズム』研究社. 前間恭作 (1924/1974) 「龍歌故箋」『前間恭作著作集』下巻, 京都大学国文学会.
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第二外国語としての中国語の初級教育に於ける問題と対策 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

第二外国語としての中国語の初級教育に於ける問題と対策 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

1 .中国初級段階課題 1 − 1  中国初級教育 2) 指導目標  周知ように、初級段階における教育成否が教養中国教育効果に大きい影響を与えてい る。大学における初級段階学習目標については、近年、共通している意見として、基本文法 構造、基本語彙、及び中国発音など習得が挙げられている。この基本文法、基本語彙 具体的な範囲については、瀬戸(1990)が述べているように曖昧なものであるが、初級段階 学習目標が基本文法構造、基本語彙、中国発音であるという点は共通認識を有している。  しかし、いままで、殆ど教育者は中国年間授業時間が少ないため、一年間で中国 基礎をすべてを教えることが不可能だ考え、それぞれ初級段階指導目標を主張している。 その代表的なものとしては、立石(1983)は、大学における語学教育は口頭言語教授ではな く、言語について学問に重点を置くべきである主張し、瀬戸(1990)は、初級段階は口頭 言語教授を中心するべきだ主張している。他方、宮本(1993)は、文法学習を中心に することを主張している。
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動画投稿サイトYouTubeを活用したドイツ語授業 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

動画投稿サイトYouTubeを活用したドイツ語授業 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

ったということは、何らかの理由がある判断せざるを得ない。次節において再度検討したい。 4 :実施面課題  以上 YouTube を活用した授業プロジェクトについて、実施準備問題点を中心に概観し てきた。全体としてプロジェクト実施に大きな問題はなかったが、予行練習を 2 回実施するな ど十分な準備期間を設けたにもかかわらず、Wi-Fi 申請漏れやアカウント未取得など学習者個 人問題が見受けられた。また、プロジェクト内における発音改善について、学習者において も教員においても改善すべき点が明らかなった。今後も YouTube を用いた発音プロジェク トを授業に取り入れていくことを視野に、本項ではこうした問題防止策などに言及する。  第一に Wi-Fi 申請漏れやアカウント未取得について、アナウンス回数よりもアナウンス方法に 気を配るべきであった考えている。筆者は授業毎に口頭でアナウンスを行う同時に、授業 支援システムに掲示することで周知徹底を図ってきた。しかし、授業支援システムを活用して
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交流授業 ― ドイツ語とロシア語― 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

交流授業 ― ドイツ語とロシア語― 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 また教室設備は AV 機器、CD、カセットテープ用機器が整い、まずまず環境中で授業 をすることができた(西村 2005)。  このような状況で学習して来るだが、 1 年生授業は、軽快に進んだのに、上位学年にな るほど授業時間が少なくなり、学生にとって、記憶蓄積が期待できず、モチベーションが大 幅に後退するが大きな課題なる。その背景には彼らは外国学部で学んでいるわけではな いことがある。したがって教師がいかなる働きかけをしようとも、ドイツ習得を目標は し難い現実がある。単位を取るためだけならその場限り力を出すだが、それを持続させて いくだけ意欲を持たせることは大変難しくなる。それでもドイツを学習させることは諦め ず、学生たち意識にふさわしいトピックスや問題をドイツで常に用意しておくようにして いる。また、検定試験を目指すことで、モチベーション持続を図る。
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2009年度ケベックスタージュ報告 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

2009年度ケベックスタージュ報告 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 個人課題は、texte authentique(モントリオール滞在中に実際に出会うものを教材する)を 用いて教案を作ることであった。私は学生証取得ため説明プリントを取り上げた。学習目 標は、テクスト内容理解、疑問形容詞・疑問副詞習得した。学生証を発行してもらうた めには、「いつ?」「どこへ?」「なにを持って?」行かなければならないかを辞書を使わずに読 みとってもらい、その後、学生証を使って何ができるかを挙げてもらった。折に触れて文化 違いも紹介する(モントリオール大学学生証は現金チャージ可能で、様々なキャンパス内で 支払いもできる、等)。プリントに出てくる時間表現を利用して、時間・曜日・月・季節 彙復習も行う。次に、疑問詞を探してもらい、教員がそれを黒板に書き出して用法説明を行う。 「自己紹介」をめぐる疑問詞を使った応答練習でまとめ文法学習をした後、「人物当てゲーム」 で知識を定着させるところまで90分の授業案を作成した。講師から、「授業・前(導入)」「授 業・中」「授業・後(評価も含めてまとめ)」構成に関して指導を受け、特に導入部分改 善を求められた。授業初めに、これから学ぶ項目提示目標設定を明確にしておかなけれ ば、学習効果やモチベーションが上がらないことを学んだ。進度ばかりに気を取られ、授業開 始後すぐに本題に入っていたが、これからは、導入部分(前回まで復習今回新たに学ぶ内 容大まかな提示、具体的な目標設定)にも時間を割き全体構成を考えながら授業を組み立 てていきたい思った。「授業・後」知識を定着させる班単位ゲームについては、高い評価 をもらった。
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大学生の効果的多読指導法—易しい多読用教材と授業内読書の効果— 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

大学生の効果的多読指導法—易しい多読用教材と授業内読書の効果— 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

ている。 1.2.多読用教材  最近、日本では多読人口が急速に増え、それまで多読研究者および多読指導実践者が主 に読んでいた、Day฀&฀Bamford(1998)に加え、多読学習者ため指導書的な役割を果たす 本がよく読まれている(古川&伊藤、2005)。また、多読用書物需要が増えたため、日本多 読学会メンバーや、タドキスト称する個人多読愛好家たちによる多読用教材開拓も盛 んに行われ、およそ 1 万冊多読用教材を紹介したブックガイドも出版された(古川他、 2005)。その中には、従来Graded฀Readersに加えて、L 1 (英語を母国する)子供が 英語を学ぶ時に使用する絵本(Leveled฀Readers)、L 1 小学生に人気がある本、L 1 学校 で使用される社会・理科副読本、内容が大人向けL 1 用多読本、極めつけは、世界中で人 気がある日本漫画英訳本など、全て語数・レベル・コメントつきで紹介されている。どの 教材を使用するかは、これも指導者により意見が分かれるところであり、語数・文法・構文を 制限して英語学習者用に易しく書きなおされた、もしくは書き下ろされたレベル別 Graded฀Readersを使用すべきであるする考え、Graded฀Readersよりももっと語数が少な くて易しいLeveled฀Readers(e.g.,฀Oxford฀Reading฀Tree,฀Longman฀Literacy฀Land)からスター トすべきであるという考えがある。特に英語を母国する教師からは、高校・大学生に絵本 はふさわしくないする意見をよく聞くし、主な教材購入元であり、設置場所を提供してくれ る図書館から抵抗も大きい。筆者は高校生対象に10年近く多読指導をした経験から(高瀬、 2005)、より多く本を学習者に抵抗なく楽しんで読み続けさせるには、年齢に関係なく両者 融合が最適である考え、大学生にもそれを適用している。
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英語公用語論に関する一考察 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

英語公用語論に関する一考察 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

他文化をも積極的に吸収し、それ接触なかで日本文化を豊かにし、同時に日本文化を 国際言語にのせて輝かせるべきであろう。  すでに国際化進行とともに、英語が国際的汎用化 10) してきたが、インターネット・グ ローバリゼーションはその流れを加速した。英語が事実上世界共通言語である以上、日本国 内でもそれに慣れる他はない。第二公用にはしないまでも第二実用地位を与えて、日 常的に併用すべきである。国会や政府機関刊行や発表は、日本とともに英語でも行う を当然たしなみすべきである。インターネットによってそれを世界に流し、英語によるや りとりを行う。
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カルデロンの翻訳から見る鷗外の翻訳論 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

カルデロンの翻訳から見る鷗外の翻訳論 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 ところで同じくこの日日記には、 8 月27日から 9 月12日まで行なわれる、「独逸第十二軍団 秋季演習」に参加することが記されている。これは、ザクセン軍団軍医部長ヴィルヘルム・ ロオト勧めによるものであった。ロオト初めて出合ったは、この年 4 月29日で、この 日日記に「索遜軍団医長軍医監ロオト Wilhelm Roth 氏徳停府より来り、諸大学教授及軍医 カタリイネン、ストラアセ Katharinenstrass s i c e なるバウマン Baumann 酒店に会す。余も亦 与る。ロオト氏は鬚眉皆白し。然れとも談笑状少年如し。此人は方今独逸国軍医巨 擘なり。余面を見て、人介するを待たずして、卿は二等軍医森氏ならずや呼び掛け」(同: 94)られたことが記されている。鷗外は、 5 月27日に陸軍 1 等軍医に任ぜられていた。なお辞 令は 7 月15日に到る日記には書かれている。鷗外は、その後ロオト親しく交際し、またロ オトも鷗外を厚遇して止まなかった。ロオトは秋季演習後、鷗外にドレスデンに来て、ザクセ ン軍団冬期軍陣衛生学講習会(10月13日―翌19年 2 月27日)に参加するように勧めた。こ こは鷗外最初計画にはなかった所であるし、また大学があるわけでもないのに長期に滞在 することにしたは、ロオト親交だけでなく、ロオトを通じて多く友人がこの地にでき たこと、またロオトを始めその友人達が文学好きであったことも影響している。またさらに はドレスデンへ幾度も来るうちに、この地素晴らしさに心引かれるものもあっただろう。 そしてこの地で、鷗外が記すようにスペイン文学印象深い出会いがあった。もしロオト 誘いがなければ、この印象深い出会いも起こらなかった。
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移入史初期の『ドン・キホーテ』をめぐって 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

移入史初期の『ドン・キホーテ』をめぐって 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

アマディス物語は、かつて台湾一角で読まれたに違いない。(中略)当時エスパニア文学 は、国運隆盛相まって、もっとも重んじられ、全欧各国を風靡していたから、どんなに実利 功利に眼が眩んでいたはいえ、冒険家、植民者頭領格中には、当代第一流教養を受け たものが少なくなかったしするから、あるいは有名な伝フェルナンド・デ・ローハス『セレ スティナ』や、ローペ・デ・ベーガコメディアス、カルデロン・デ・ラ・バルカアウトス なども舶載されて来て、あるいは淡水河口で、あるいは鶏龍砲塁で、明月に対しながら、 朗唱・微吟されたかもしれぬ。それにまた当時は、ゴンゴラ一派神祕的な「幽玄体」が一代 を風靡していたことから推していく、あるいはこの絶東一孤島にもゴンゴリスモ佶屈体 をつくる小詩人がいたかもしれぬ。まして珠玉小曲を残したロペス・デ・メンドーサ、艶麗 な名作多いガルシラーソ・デ・ラ・ベーガなど、前代詩匠作品は当然読まれた」(同: 113)、スペイン文学作品や人名を挙げている。そこには『ドン・キホーテ』も含まれよう。 日本では1624年にスペインが来航禁止、1639年にポルトガルが来航禁止、その後オランダ 貿易のみなるが、日本にも伝わっていたであろうか。ちなみに島田は「『ドン・キホーテ』 は、あれほど傑作でありながら(中略)結局、オランダ人」(同)好みではなかった書い ている。
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日韓における謝罪の「定型表現」の使用について 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

日韓における謝罪の「定型表現」の使用について 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 例⑵ミニョン金次長は親しい後輩先輩関係であるが、会社では後輩ミニョンが上 司にあたる。場面は書類報告で他職員がミニョン部屋を出たあと、ミニョン金次長が二 人で仕事話を続けている設定なっているが、上司部下でなく親しい後輩先輩関係で 打ち解けた会話を進めている。この例「聞き手が被る物理的心理的な損害や迷惑」内容を 具体的にみる、金次長はミニョン指摘により関連業者(ポラリス)に連絡を入れていない ことに気がつくが、金次長台詞では「깜박 다(忘れてた/うっかりしてた)」のみが発話さ れている。ミニョンから秘書へ電話ですぐ事態が収拾できることになり、「聞き手が被る物理 的心理的な損害や迷惑」は程度軽い内容判断される。事態収拾後、金次長「깜박 어 (忘れてた/うっかりしてた)」発話がくり返されるが、発話とともに「中指人差し指で右 コメカミ部分を軽く二度たたく」というジェスチャーが見られる。このジェスチャー は、韓国では自分失敗に対する「頭悪い、バカ、ボケ」など自責ジェスチャーとして捉 えることができ、相手に申し訳ないという気持ちを表しているように考えられる。
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