P S 細 胞を めぐる倫理的

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熊本大学学術リポジトリ Kumamoto University Repositor Title マクロファージとその亜群 ならびに近縁細胞 Author(s) 高橋, 潔 Citation マクロファージの起源 発生と分化 : メチニコフの食細 Issue date 2008 胞 アショッフ 清野の

熊本大学学術リポジトリ Kumamoto University Repositor Title マクロファージとその亜群 ならびに近縁細胞 Author(s) 高橋, 潔 Citation マクロファージの起源 発生と分化 : メチニコフの食細 Issue date 2008 胞 アショッフ 清野の

243 消化管の粘膜はウイルス、細菌などの病原体や食物中の抗原物質に絶えず暴露され、パ イエル板初め腸管関連リンパ装置(gut-associated lymphoid tissues:GALT)の発達が見 られ、粘膜固有層内にはマクロファージ、樹状細胞、リンパ球、形質細胞、肥満細胞など 炎症性細胞の浸潤が見られ、生理炎症状態にあると見做される。このような、生理炎 症状態では、局所に浸潤した単球がマクロファージに分化する。しかしながら、生理学 炎症状態の発現は消化管の部位によって異なり、粘膜固有層にはマクロファージは分布し ているが、まったく炎症細胞浸潤の見られない部位もあり、胎生期の消化管粘膜でも炎症 細胞浸潤が欠如している。このように無刺激状態でも消化管粘膜各所にはマクロファージ が存在する。
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山 中 伸 弥 (やまなか しんや) 京 都 大 学 ips 細 胞 研 究 所 所 長 教 授 コメント 大 阪 マラソンは 走 ること 応 援 することが 社 会 貢 献 に 繋 がる 素 晴 らしいスポーツイベントです 昨 年 に 引 き 続 き 私 が 所 長 を 務 める ips 細 胞

山 中 伸 弥 (やまなか しんや) 京 都 大 学 ips 細 胞 研 究 所 所 長 教 授 コメント 大 阪 マラソンは 走 ること 応 援 することが 社 会 貢 献 に 繋 がる 素 晴 らしいスポーツイベントです 昨 年 に 引 き 続 き 私 が 所 長 を 務 める ips 細 胞

【プロフィール】 1962 年大阪市生まれ。1987 年に神戸大学医学部卒業後、国立大阪病院臨床研修医として勤務。 その後、大阪市立大学大学院医学研究科博士課程経て、米国グラッドストーン研究所に留学し、その 後の人工多能性幹細胞(iPS 細胞)の発見へつながる研究開始した。1997 年に帰国後、大阪市立大学 医学部助手、奈良先端科学技術大学院大学遺伝子教育研究センター助教授、教授経て、2004 年に京都 大学再生医科学研究所教授に就任。2006 年に世界で初めてマウス iPS 細胞作製成功発表、続いて 2007 年にヒト iPS 細胞作製成功発表した。2008 年 1 月に発足した京都大学物質-細胞統合システム拠点 iPS 細胞研究センター長に就任し、同センターの改組により、2010 年 4 月に京都大学 iPS 細胞研究所所 長に就任。2012 年 12 月ノーベル生理学・医学賞受賞。第 2 回大阪マラソンチャリティサポーター。第 3 回、第 4 回大阪マラソンチャリティアンバサダー。
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熊本大学学術リポジトリ Kumamoto University Repositor Title Metchnikoff の食細胞学説 Author(s) 高橋, 潔 Citation マクロファージの起源 発生と分化 : メチニコフの食細 Issue date 2008 胞 アショッフ 清野の細網内

熊本大学学術リポジトリ Kumamoto University Repositor Title Metchnikoff の食細胞学説 Author(s) 高橋, 潔 Citation マクロファージの起源 発生と分化 : メチニコフの食細 Issue date 2008 胞 アショッフ 清野の細網内

4) Metchnikoff の食細胞学説の功績と影響 1908 年 Metchnikoff は Ehrlich とともにノーベル生理医学賞に選ばれ、1909 年受賞の ためストックホルム訪れた。彼の食細胞学説は医学の分野で細胞の面から貪食現象生 体防御上最も基本な問題として提唱し、大きな革新もたらし、一般に容認される至っ た功績は多大であって、それ以降の医学の発展と進歩に大きく貢献した。この学説の基礎 には、彼の研究生活の前半に行われた“原生動物から後生動物に至る動物の進化の過程で、 単核性食細胞、すなわちマクロファージ生体の維持と防御上最も重要な基本細胞と捉 え、その系統発生見通し、それ縦軸として、さらに個々の種族の動物の個体発生にお けるマクロファージの役割検討し、これ横軸にマクロファージの本態究明しようと した試み”と見做される実に広大な構想であった。彼はこれに時間軸加え、単細胞から
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再 生 医 療 について ips 細 胞 など 幹 細 胞 は 再 生 医 療 への 応 用 はもちろん 創 薬 への 利 用 も 期 待 され 医 療 分 野 に 大 きな 革 新 をもたらす 可 能 性 特 に 再 生 医 療 は 根 本 治 療 や 他 に 治 療 法 のない 疾 患 の 治

再 生 医 療 について ips 細 胞 など 幹 細 胞 は 再 生 医 療 への 応 用 はもちろん 創 薬 への 利 用 も 期 待 され 医 療 分 野 に 大 きな 革 新 をもたらす 可 能 性 特 に 再 生 医 療 は 根 本 治 療 や 他 に 治 療 法 のない 疾 患 の 治

①保険外併用療養の範囲拡大 ・ 現在の先進医療制度よりも手続が柔軟かつ迅速な新たな仕組み検討し、結論得る。具体には、例えば、 再生医療等含めた先進な医療や、我が国では未承認又は適応外の医薬品用いるものの海外では標準 治療として認められている療法、或いは、他に代替治療の存在しない重篤な患者に対する治験中又は臨床研究中 の療法の一部について、一定の施設要件満たす医療機関において実施する場合には、その安全性・有効性の 評価厚生労働省の外部の機関において行うこと等について検討する。
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061115s_p01

061115s_p01

LIGHT は TNF スーパーファミリーに属するタンパク質です。 LIGHT のレセプターとして,LT - βR( lymphotoxin - β レ セプター)とヘルペスウイルス侵入介在物質の HVEM が知 られています。LIGHT は,T 細胞の活性化によってその発 現が引き起こされることや,脾臓細胞,活性化末梢血リンパ 球,顆粒球,単球に非常に多く発現していることから,免疫 調節に関わっていると考えられています。さらに,LIGHT は DcR3 にも結合し,DcR3 への結合介してアポトーシス 抑制することが知られています。
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目 次 はじめに 1 A. 概 要 2 1.HTLV-1 とはどのようなウイルスか? 2.HTLV-1 により 引 き 起 こされる 病 気 とは? 1)ATL ( 成 人 T 細 胞 白 血 病 :adult T-cell leukemia あるいは 成 人 T 細 胞 白 血 病 リンパ 腫 :

目 次 はじめに 1 A. 概 要 2 1.HTLV-1 とはどのようなウイルスか? 2.HTLV-1 により 引 き 起 こされる 病 気 とは? 1)ATL ( 成 人 T 細 胞 白 血 病 :adult T-cell leukemia あるいは 成 人 T 細 胞 白 血 病 リンパ 腫 :

2)HAM (HTLV-1 関連脊髄症:HTLV-1 associated myelopathy) 4) 慢性進行性の痙性脊髄麻痺示す疾患で国の指定難病です。ATL と異なり、女性に多 く、母子感染のみならず、輸血、性交渉のいずれの感染後においても発症します。し かし輸血後発症は 1986 年以降、日本赤十字血液センターでの HTLV-1 スクリーニング 検査により、発生がなくなったと考えられています。発症年齢は 30〜50 歳代が多く、 年間にキャリア 10 万人に 3 人程度、生涯においては約 0.25%程度発症すると推定され ています。症状は一般に緩徐進行性の両下肢痙性不全麻痺で、下肢筋力低下と歩行障 害示します。排尿困難、頻尿、便秘などの膀胱直腸障害は病初期よりみられます。 進行例では下半身の発汗障害、起立性低血圧、インポテンツなども認められます。感 覚障害は軽度で、しびれ感や痛みなど自覚なものが多いです。治療として副腎皮質 ホルモン(ステロイド)やインターフェロン α が用いられ、一定の症状改善が得られ ています。基本に生命予後は良好ですが、生活に大きな支障きたします。
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イントロダクション 細 胞 を 用 いたバイオアッセイ 細 胞 を 用 いた 生 理 反 応 応 答 の 解 析 は 生 命 科 学 を 理 解 する 上 で 不 可 欠 であり 分 子 レベルでの 研 究 成 果 を 個 体 レベルに 応 用 する 上 で 橋 渡 しとなる 重 要 なステージでも

イントロダクション 細 胞 を 用 いたバイオアッセイ 細 胞 を 用 いた 生 理 反 応 応 答 の 解 析 は 生 命 科 学 を 理 解 する 上 で 不 可 欠 であり 分 子 レベルでの 研 究 成 果 を 個 体 レベルに 応 用 する 上 で 橋 渡 しとなる 重 要 なステージでも

HDAC-Glo TM I/II Assay 細胞内のHDAC活性高感度に測定 HDAC-Glo TM I/II Assay および Screening Systemは、1回の試薬添加だけで操作が完了するホモジニアスな発光アッセイシステム で、ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)クラスIおよびIIの相対な酵素活性細胞、抽出液、精製酵素などのサンプルソースよ り測定することができます。このアッセイでは生細胞透過性の発光性アセチル化ペプチドアミノルシフェリン基質使用し、こ れがHDAC活性により脱アセチル化されます。この脱アセチル化されたペプチドアミノルシフェリン基質はDeveloper Reagent に 含まれるプロテアーゼによりペプチドが切除されます。この消化反応で生成したアミノルシフェリンがUltra-Glo™ 組換えホタル ルシフェラーゼによる発光反応に利用されて発光シグナル生じます。アッセイの反応は通常15~45分以内に完了し、サンプル 移換えるような手間もありません。HDAC介した発光シグナルは持続性(半減期3時間以上)持ち、マルチウェルプレート
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家 畜 感 染 症 学 会 誌 2 巻 1 号 2013 図 1 抗 生 物 質 の 作 用 部 位 ました 1) 細 胞 壁 合 成 阻 害 細 胞 壁 の 合 成 を 阻 害 する 抗 生 物 質 には β- ラクタム 系 ホスホマイシン ビコザマイシン バンコマイシン バシトラシンなどが 含

家 畜 感 染 症 学 会 誌 2 巻 1 号 2013 図 1 抗 生 物 質 の 作 用 部 位 ました 1) 細 胞 壁 合 成 阻 害 細 胞 壁 の 合 成 を 阻 害 する 抗 生 物 質 には β- ラクタム 系 ホスホマイシン ビコザマイシン バンコマイシン バシトラシンなどが 含

2)MSW 理論  Mutant Selection Window(MSW)は MIC(最 小発育阻止濃度)と MPC(Mutant Preventive Concentration;変異株抑制濃度)の間の薬剤 濃度のことで突然変異選択窓や(耐性)突然変 異選抜域と訳されています。薬剤濃度横軸に 細菌の減菌曲線描くと、MIC レベルの薬剤 の暴露により細菌数は急速に減少します(感受 性菌の死滅)。更に薬剤濃度が上昇し、MPC レ ベルに達すると再度菌数が急激に減少し、菌が 全く検出されなくなります(耐性菌の死滅)。 MIC と MPC の間の薬剤濃度で減菌曲線がフ ラットになるプラトー部分が MSW になりま す。要するに MSW 濃度の薬剤では、感受性菌 が死滅し、耐性菌が選択される可能性のある中 途半端な濃度と言うことになります。獣医領域 に関係する細菌では、大腸菌、黄色ブドウ球菌、 M. haemolytica などで MPC が報告されていま す。各種細菌に対する MPC、MIC、MSW の 値については、臨床獣医、29(8)、2011 に詳
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脂 肪 細 胞 と 日 本 人 : 肥 満 をめぐる 細 胞 と 遺 伝 子 のメカニズム 肥 満 に 対 する 内 科 的 治 療 Newtonムック 現 代 科 学 も 決 してつくれない 超 精 密 機 械 細 胞 のすべて 編 : 水 谷 仁 P , 生 活 習

脂 肪 細 胞 と 日 本 人 : 肥 満 をめぐる 細 胞 と 遺 伝 子 のメカニズム 肥 満 に 対 する 内 科 的 治 療 Newtonムック 現 代 科 学 も 決 してつくれない 超 精 密 機 械 細 胞 のすべて 編 : 水 谷 仁 P , 生 活 習

第2章肥満症 吉田俊秀 NSTのための臨床栄養ブックレット3~疾患・病態別栄養管理の実際:生活習慣病(メタボリックシンドローム) 山東勤弥、保木昌徳、雨海照祥編、文光堂、東京、P18-26、2009.4.16 CASE 1 肥満症 吉田俊秀 NSTのための臨床栄養ブックレット3~疾患・病態別栄養管理の実際:生活習慣病(メタボリックシンドローム) 山東勤弥、保木昌徳、雨海照祥編、文光堂、東京、P74-75、2009.4.16 倹約遺伝子 吉田俊秀 メタボリックシンドロームディクショナリ。大野誠、津下一代、蒲池桂子編:p95-96,2009.5.27
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~ 電 磁 波 生 体 影 響 を 評 価 する 主 な 研 究 内 容 ~ 研 究 分 類 対 象 研 究 内 容 細 胞 実 験 研 究 動 物 実 験 研 究 疫 学 研 究 人 体 影 響 細 胞 実 験 動 物 (ラット マウスなど) ヒト ヒト 細 胞 増 殖 DNA 合 成 染 色 体

~ 電 磁 波 生 体 影 響 を 評 価 する 主 な 研 究 内 容 ~ 研 究 分 類 対 象 研 究 内 容 細 胞 実 験 研 究 動 物 実 験 研 究 疫 学 研 究 人 体 影 響 細 胞 実 験 動 物 (ラット マウスなど) ヒト ヒト 細 胞 増 殖 DNA 合 成 染 色 体

○ 使用時間: 最長群(>2000時間)において、ORは3.2 (95%CI; 2.0-5.1) ◎ これらの結果は、バイアスの可能性完全には排除できないが、RFばく露と神経膠 腫の因果関係示唆している。 * Cardis E, Armstrong BK, Bowman JD, et al. Risk of brain tumours in relation to estimated RF dose from mobile phones—results from five Interphone

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第 1 部 細 胞 毒 性 試 験 第 1 部 細 胞 毒 性 試 験 1. 適 用 範 囲 本 試 験 法 は 医 療 機 器 又 は 原 材 料 の 細 胞 毒 性 をほ 乳 類 培 養 細 胞 を 用 いて 評 価 する ためのものである(4.1 項 参 照 ) ISO , Bio

第 1 部 細 胞 毒 性 試 験 第 1 部 細 胞 毒 性 試 験 1. 適 用 範 囲 本 試 験 法 は 医 療 機 器 又 は 原 材 料 の 細 胞 毒 性 をほ 乳 類 培 養 細 胞 を 用 いて 評 価 する ためのものである(4.1 項 参 照 ) ISO , Bio

また、実際に食道カテーテル用のゴムからは N-フェニル-β-ナフチルアミンが検 出されたと報告されている。しかし、現在ではこれらのナフチルアミンは発がん 性有する疑いがあるために使用されていない。 体温上昇起こすその他の化学物質として次のようなものがある 14) 。駆虫剤と して使用される 4,6-ジニトロ-o-クレゾールや黒色硫化染料中間体として使われ ているジニトロフェノールなどは、酸化リン酸化の脱共役により、高エネルギ ーのリン酸化物減少させて酸化代謝刺激し、生体の熱産生促進させるた めに体温が上昇する。o-ニトロフェノール、m-ニトロフェノール、p-ニトロフェ ノールなどは有機合成中間体、防黴剤、殺虫剤などに使用されるが、これらは実 験に高体温起こすことが知られている。また、殺菌剤や染料の製造などに使 用されるピクリン酸もイヌの実験で体温の上昇がみられている。 LSD、モルヒネ などの向神経性物質は、直接中枢系に作用して体温調節機構撹乱することによ り、体温の上昇もたらすことが知られている。
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2 芹 澤 ( 松 山 )ら スケッチを 測 定 することにより 行 い, 細 胞 の 直 径 と 長 さ, 長 さと 直 径 の 比 を 求 めた 同 様 に 基 部 細 胞 については 13 藻 体 の 計 52 細 胞,エビの 筋 肉 に 侵 入 した 仮 根 糸 細 胞 については 10 藻

2 芹 澤 ( 松 山 )ら スケッチを 測 定 することにより 行 い, 細 胞 の 直 径 と 長 さ, 長 さと 直 径 の 比 を 求 めた 同 様 に 基 部 細 胞 については 13 藻 体 の 計 52 細 胞,エビの 筋 肉 に 侵 入 した 仮 根 糸 細 胞 については 10 藻

4 芹澤(松山)ら Fig. 2. Sketches of young plants (a-c) and adult plants (d, e) of Cladogonium sp. collected in Saga Prefecture. Some elongated and swollen apical cells without reproductive cells (b, c; arrows) and with many reproductive cells (d, e). Arrowheads show short basal cells. と成る, 5) 遊走子は緑色の葉緑体持つ,の 2 点については 確認できなかった。しかし 1-3 の特徴が確認されたことから, 両藻体はエビヤドリモ属 Cladogonium の一種であると考えら れ,記載論文以降,約 40 年ぶりの本属藻類の発見となった。 近年,淡水産や汽水産のシオグサ科藻類の一部は Boedeker et al. ( 2012 )によりアオミソウ科 Pithophoraceae に移されてい るが,エビヤドリモ属については論じられていない。エビヤド リモ属の系統関係については今後の課題としたい。
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HOKUGA: ポライトネス理論をめぐる論争 : 「合理主義的(rationalist)アプローチ」と「言説的(discursive)アプローチ」

HOKUGA: ポライトネス理論をめぐる論争 : 「合理主義的(rationalist)アプローチ」と「言説的(discursive)アプローチ」

失う などの(英語や日本語の)表現は中国語にはない。 中国語の フェイス に相当する 面子 (mianzi) と (lian)の 異同に関しては,フェイスの意味では後者が普通だが, 面子 も も, 自 が所属・関与する共同体から個人が自 のものとして人から要求する 好ましい評価や尊敬の念にかかわる暗示意味合いもつものとされる。 ただし, 面子 は,個人が自ら達成したり,共同体の他の成員からその人 に帰属すると思われる威信や評判含意するのに対して, はすぐれた 特性もつ人にたいする集団からの敬意指すという違いがある。Maoに よると,中国語から入った欧米のフェイスの概念には 面子 の意味は含 まれるが, の意味は欧米の辞典にも見られないことから,Goffmanの フェイスも B&L のフェイスもどちらかといえば, 面子 に近い概念だと する。たとえば,Goffman(1967:9)が中国語用法の〝to give face" の ような表現の意味として ある人にたいして,他の場合だったらとらなかっ たかもしれないものより好ましいふるまい方(line)するようはからう と言い換えているのは, より 面子 の意味に近いこと示すという。 なお,Goffmanの定義にある〝line" とは, 言語・非言語行動の様式であ り,それを通じて,その人が状況どう見るか,また参加者,とくに自 自身どう評価するかの見方表現するもの である。中国で ポライト ネス に相当する概念・語は 礼貌 であるが,Maoが焦点当てるのは, 相互作用における鍵概念であるフェイスである。Goffmanのフェイスは, すでに触れたように,あくまで社会から個人に対して貸し出されている (on loan) な対人関係人物像(public, interpersonal image)であ り,当の個人がそれに値しないことが かれば,引きあげられるものであ る。一方,B&L のフェイスは 自己像 (public self-image)とされ ているが,個人で自己志向型の人物像だと Maoは主張する。
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日本佛教學會年報 第74号 033千葉 公慈「無我論と倫理をめぐる一考察 ―初期唯識派における利他行を中心に―」

日本佛教學會年報 第74号 033千葉 公慈「無我論と倫理をめぐる一考察 ―初期唯識派における利他行を中心に―」

経論 中心として 駒沢女子短期大学研究紀要 第32号,pp.149- 160 ⑸ MSA 安 復釈における普遍なる平等性としての真如 chos kyi dbyings la mnyam pa nyid//de tshe rab tu rtogs nas (K.30,ab) kyang shes bya ba la /gshan yang sa dang po thop pa i byang chub sems dpa des /so so i skye bo i de bshin nyid chos kyi dbyings dang phags pa rnams kyi de bshin nyid chos kyi dbyings su tha dad pa med cin ro gcig pa i de bshin nyid dei tshe rtogs so shes bya ba i don to//chos kyi dbyings mnyam pa nyid rtogs pas mnyam pa nyid rnam pa lnga yang rtogs par
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「言葉を話すロバ」(聖書)をめぐるラビ的解釈

「言葉を話すロバ」(聖書)をめぐるラビ的解釈

川流域にあるペトルから呼び出された人,バラム・ベン・ベオル(ベオルの子 バラムの意)です。 ここで最初に知っておきたいことは,この両者のあらゆる脅迫姿勢や行動 にもかかわらず,バラク王とバラムは,どこか戯画存在(comic creations) だということです。話は,二人がお互いに理解不能であることもって始まり ます。そしてそれは両者が激昂するまでにエスカレートしていきます。私たち 〔欧米人〕にとって,彼らは,「無声映画」時代から初期の「発声映画」時代 の,アメリカの有名なお笑いコンビ,ローレル(Stan Laurel)とハーディ(Oliver Hardy)思い起こさせます。バラク王は,確かに,太って,横柄で,怒鳴り 散らす原型で,起る事柄には常にいらつき,相手方非難し続ける,ハーディ タイプの人です。一方,バラムは,ローレルによって演じられた,細身で,地 味。性格は相方よりも強いわりには,これまた的外れな反応し,自分コン トロールできず出来事の犠牲にさらされるタイプです。日本にもこのようなタ イプのペアは,伝統漫才コンビに見ることができます。 〔それはそれとして〕 もし,バラク王とバラムがこのドラマにおける戯画パペットならば,神〔の 役割〕は人形師(puppeteer)ということになります。
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「翻訳」をめぐる理論とその歴史的展開

「翻訳」をめぐる理論とその歴史的展開

その他の論文による。 また,デリダの言う,かの「散種」〈dissémination〉なる用法もデリダの言 語理解そのものから導き出された結果であり,このバベル(混乱)からの流出 に関する,発端−離散−経過という時間の系譜移行踏まえている。デリダ の言語理解は,アブラハム一族の離散(ディアスポラ)において,神が選択し た唯一純粋な言語維持しながら,他の言語関係の中で摩擦起こし,消滅の 危機にさらされながらも生き延びていく歴史経過と,その言語形態とその特 殊な振る舞いの様相にその由来もち,それはその破壊・断絶・離散の結果で もある。それが,困惑と驚愕が交差する,いわゆる「脱構築」と呼ばれる事態 が要請される現実であり,その可能性そのものでもあるのだ。デリダは「バベ ルの言語」とは,始めに神の嫉妬と怒りによる,地上への言語の離散があり, その離散した多様な言語こそが,それぞれがそれ自体の補足〈supplément〉と なり,それが様々な場所に接木〈greffe〉され,痛みや悲惨〈misérable〉伴 いながらも,ベンヤミンのいう「翻訳」による補完〈Ergänzung〉演じて, 唯一固有のエクリチュールの存在示唆し再生させるのだと,言っていること になる。まさに「脱構築」の過程と目的そのものではないか。その可能性は, 実質「バベル」という言語が固有名詞であると同時に普通名詞であるというこ とに由来しているのである。破棄される現実なものは,決して破棄されない 固有名なものから派生した結果なのであるが,またそれが固有名な絶対性 保持しているのである。デリダにとって,歴史(混乱=バベル)が契機(書 記=エクリチュール)可能にさせるのである。歴史現実においては,分断 とか断絶とか言う不意打ちに出会うが,それが起こりうるのは,世界が,現実 という事態が,相互に相反しながら無根拠こそが根拠となり,偶然こそが必然 であるような不可避の関係から成り立っているからであり,それゆえ,デリダ にとっては,散種と脱構築とは,二重になっているが同根であり,不可分な関 係(in the twilight of an eye)にあるのである。]
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