• 検索結果がありません。

PDF 補遺1 静水圧平衡と地衡風平衡 - u-gakugei.ac.jp

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2024

シェア "PDF 補遺1 静水圧平衡と地衡風平衡 - u-gakugei.ac.jp"

Copied!
5
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

補遺1 静水圧平衡と地衡風平衡

1.1 静水圧平衡

はじめに、鉛直方向の気圧傾度力と重力がつりあった状態を考える。第 1 章 の(3)より、ナビエ・ストークスの方程式は、

u p

g Dtu

D   1  2

 (1)

と書ける。ここで、u0で、かつ時間変化しないと仮定すると、 u0 Dt

D

2 0

u

より、

p g 

 

0 1 (2)

となる。g

0,0,g

であることに注意して、(2)のz成分を書きだすと、

z g p

 

 

0 1 (3)

が得られる。ゆえに、

z g p 

 (4)

この関係を静水圧平衡(hydrostatic balance)という。現実の大気では、静水圧平 衡はよい近似として成り立っている。

気圧座標においては、gzより、

y p x g z y

p x,  ,

 

 



 

 (5)

が成り立つ。静水圧平衡より、

g y

z x

p 

 

 , だから、

 

 



 

 



 

 



 

 1 1

, 1 ,

, g g

y z x g p y p x g z y p x

ゆえに、静水圧平衡は

(2)

 

 

y

p x, (6)

と表せる。

1.2 地衡風平衡

次に、水平方向の気圧傾度力とコリオリ力がつりあった状態を考える。第 2 章の(17)、(18)より、回転系における運動方程式のx成分とy成分は、それぞれ

Fx

x p fv

Dtu

D

 

 

1 (7)

Fy

y p fu

Dtv

D

 

 

1 (8)

と書けた。ここで、粘性項を無視し、さらに、水平風uh

 

u,v が空間的に一様 で、かつ時間変化しないと仮定する。このとき、  v0

Dt u D Dt

DFxFy 0だ から、(8)は

y p fu

 

 

0 1

となって、

y p u f

 

 

1 (9)

が得られる。同様に、(7)より、

x p v f

 

1 (10)

が得られる。この関係を地衡風平衡(geostrophic balance)という。(9)、(10)はベ クトルを用いて、

p f k

uh  

1 (11)

と書くこともできる。摩擦が効かない上空では、地衡風平衡はよい近似として 成り立っている。

気圧座標における運動方程式のx成分とy成分は、第 3章の(11)、(12)より、

それぞれ

Fx

p x y fv Dtu

D  

 

 

, (12)

(3)

Fy

p y x fu Dt v

D  

 

 

, (13)

と書ける。この場合、地衡風平衡は

p y x u f

,

1 

 

 

 (14)

p x y v f

,

1 

 

  (15)

と表せる。

1.3 温度風の関係

ここで、気圧座標において、静水圧平衡と地衡風平衡から、温度の水平勾配 と水平風の鉛直シア(圧力微分)との間の関係を導く。静水圧平衡の関係は、(6) より、

 

p (16)

と書けた。また、理想気体の状態方程式は、

RT

p (17)

である。(17)を用いると、(6)は、

p RT p 

 (18)

と書ける。(18)を気圧座標において、xで偏微分すると、

x T p R p

x

 



 

x T p R x

p

 



 

 (19)

同様に、yで偏微分すると、

y T p R y

p

 



 

 (20)

が得られる。一方、地衡風平衡は、(14)、(15)より、

y u f

 

 1

(21)

v

 1 

(22)

(4)

と表せた。(21)、(22)をpで偏微分すると、



 

 

 

y p f p

u 1

(23)



 

 

x p f p v 1

(24) が得られる。(20)、(23)より、

y T fp R p u

 

 (25)

(19)、(24)より、

x T fp R p v

 

 

 (26)

が 導 か れ る 。(25)、(26)で 表 さ れ る 関 係 を温 度 風 の 関 係(thermal wind relationship)という。(25)、(26)はベクトルを用いて、

T fpk

u R

p  

 (27)

と書くこともできる。

1.4 スケールハイト

理想気体の状態方程式と静水圧平衡の関係から、等温大気における気圧の鉛 直分布を導く。水平方向には一様な場を仮定すると、静水圧平衡の関係は、(4) より、

dz g

dp (28)

と書ける。また、理想気体の状態方程式は、

RT

p (29)

(29)より、

RT

p

 (30)

(30)を(28)に代入して、

RT p g dz

dp  (31)

常微分方程式(31)を解くと、

RT g dz

dp p  1

両辺をzについて積分して、

(5)

C RT z p g  ln

両辺の指数をとると、



 



z

RT p g

p 0exp (32)

が得られる。気圧がe1倍に減少する高さ

H0は、

g

H0RT (33)

である。このH0をスケールハイト(scale height)という。現実の大気では、スケ ールハイトは8km程度である。

参照

関連したドキュメント

* Corresponding author. The DBD reactor has coaxial electrode geometry and quartz glass tubes as a dielectric material. The discharge is formed the gap volume between electrodes

『宝暦治水と平田靱負』補遺(中西 達治) 二        松平薩摩守 正月廿一日        花押

Z 第5図 座 標 軸 リンダ内壁に作用する力

* Graduate School of Science and Technology, Kumamoto University 39-1 Kurokami 2-chome, Kumamoto 860-8555, Japan.. ** Faculty of Science,

る2S d 已6)  。しかし.穀業酌ま樺顎,品種も多様であ  

[r]

図-1 年平均降水量(mm)の分布図 黒点は気象観測所を示し、気象庁の平年値を使用した。 0 40km 年平均降水量 (mm) 4,000 3,400 2,800 2,200

And 1 tried qualitative analysis considering mainly rectifying characteristics of a hal1 element's imput