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ÿþM i c r o s o f t W o r d - 桜美林大学

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Academic year: 2023

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氏 名 池田 晋平 (イケダ シンペイ)

本 籍 埼玉県

学 位 の 種 類 博士(老年学)

学 位 の 番 号 博乙第 26 号 学位授与の日付 2020 年 3 月 16 日

学位授与の要件 学位規則第4条第 2 項該当

学 位 論 文 題 目 要支援・要介護高齢者における主観的健康感の評価 基準の特徴

論 文 審 査 委 員 (主査)桜 美 林 大 学 教 授 新 野 直 明

(副査)桜 美 林 大 学 教 授 杉 澤 秀 博 桜 美 林 大 学 教 授 芳 賀 博 横 浜 国 立 大 学 教 授 安 藤 孝 敏

論 文 審 査 報 告 書

論 文 目 次

第 1 章 緒 言

1 . 高 齢 社 会 と 健 康 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 2 . 主 観 的 健 康 感 の 定 義 と 測 定 す る 意 義 ・ ・ 1 3 . 近 年 の 主 観 的 健 康 感 の 研 究 動 向 ・ ・ ・ ・ 3 4 . 要 支 援 ・ 要 介 護 高 齢 者 の 主 観 的 健 康 感 と 文 献

レ ビ ュ ー ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 5 . 本 研 究 の 目 的 と 各 研 究 の 位 置 づ け ・ ・ ・ 6

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6 . 図 ・ 表 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 7 7 . 文 献 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 9

第 2 章 研 究 Ⅰ 「 要 支 援 ・ 要 介 護 高 齢 者 と 一 般 高 齢 者 の 主 観 的 健 康 感 の 関 連 要 因 の 特 徴 」

1 . 背 景 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 4 2 . 方 法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 5 3 . 倫 理 的 配 慮 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 7 4 . 結 果 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 7 5 . 考 察 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 8 6 . 結 論 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 9 7 . 図 ・ 表 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 0 8 . 文 献 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 7 9 . 補 足 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 9

第 3 章 研 究 Ⅱ 「 要 支 援 ・ 要 介 護 高 齢 者 が 主 観 的 健 康 感 を 判 断 す る 基 準 」

1 . 背 景 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 5 2 . 方 法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 5 3 . 倫 理 的 配 慮 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 6 4 . 結 果 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 6 5 . 考 察 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 0 6 . 結 論 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 4 7 . 本 研 究 の 限 界 と 課 題 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 4 8 . 図 ・ 表 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 6 9 . 文 献 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 8 4

第 4 章 総 合 考 察

1 . 本 研 究 の 特 徴 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 8 6 2 . 本 研 究 で 得 ら れ た 知 見 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 8 6 3 . 本 研 究 の 限 界 と 今 後 の 展 開 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 8 8 4 . 文 献 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 9 0

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論 文 要 旨

「要支援・要介護高齢者における主観的健康感の評価基準の特徴」の解明を目的とした研究 論文である。2つの研究から構成されている。研究Ⅰは量的研究を実施し、要支援・要介護高齢 者の主観的健康感に「年齢(より高い)」、「疾患の数(より少ない)」、「過去一年の転倒経験(な し)」、「ADLの自立度(より高い)」、「孤独感尺度(より得点が低い)」、「情緒的サポートの受領(あ り)」の6要因が関連していた。研究Ⅱは質的研究で、(1)病気・体調の安定、(2)私なりの自立生活、

(3)周囲の人との良好な関係、(4)私の中で変わらぬ自信、(5)今の生活の中にある張り、(6)老いや 病と歩む、のコアカテゴリが判断基準として抽出された。

以上の知見からつぎのような点が考察された。身体的要因では要支援・要介護高齢者は様々 な慢性疾患を有するため、病気や体調が安定しているかが判断基準の特徴と言える。転倒は研 究Ⅰ・Ⅱで示された要因であり、ADL を維持することも判断基準の特徴である。心理的要因では、

自分が健康であることや、今の生活を続けられる自信というポジティブな心の在り方が、これら高 齢者の主観的健康感の判断基準の特徴といえる。充実した張り合いのある生活を送っていること も心理的側面として見過ごせない。社会的要因では、家庭などでゴミ出し・洗濯などの役割を担い、

社会の一員として実感していることが判断基準の特徴である。デイケアで、他者から動機づけされ たり、交流を楽しむという情緒的サポートの受領もこれら高齢者特有の判断基準である。研究Ⅰで は心配事や悩み事を聞いてもらう情緒的サポートが関連していたが、このようなインフォーマルな 交流を必要としていることが示唆され、その点からデイケアはこれら高齢者にとって社会参加と言 える。家族や知人からの生活や健康を維持するための手段的サポートも見過ごせない。その他に、

高齢期の発達課題とそれに対する適応の状況、人生の統合や生きる意味付けが主観的健康感 の判断に作用する可能性が示された。

論 文 審 査 要 旨

客観的健康の代替指標として用いられることの多い主観的健康感について、客観的な健 康状態が良いとは言い切れない要支援・要介護高齢者に注目して検討した研究論文である。

主観的健康感について詳細なレビューを実施し明確な課題設定がなされている。研究方法 として、量的研究と質的研究を組み合わせた混合研究法を用いており、研究デザイン、分 析方法に問題はなく、倫理的にも配慮されている。内容、構成など論文としての完成度は 高い。一般高齢者との差異、類似性などをさらに検討することで、今後の発展も期待でき る。論文の一部は既に学術誌に掲載されている点でも評価できる。

以上から、本論文は博士論文としての水準を満たしているという判断がなされ、合格と 判定された。

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口 頭 審 査 要 旨

最初に、審査委員より、一次、二次試問での指摘に沿った修正がなされて完成度の高い研究と なった点を評価するコメントがあった。

次いで、主観的健康感の関連要因の分類に関し質問があり、過去の研究を参考にしたが今回 の結果をもとにさらに検討していきたいという回答があった。デイケアと社会参加に関する質問、レ ジリエンスを考慮した調査項目に関する質問があり、いずれに対しても明確な回答がなされた。

他に、今回抽出された要因の主観的健康感への寄与プロセスについてさらに研究を深めてほ しい、一般高齢者を対象に同様の研究を実施するなどして一般高齢者と要支援・要介護高齢者 の差異や類似性についてさらに検討を続けてほしいという、今後の研究の展望を期待するコメント があった。

研究内容、口頭試問の対応に問題はなく、最終的に審査委員の全員一致で合格の判定がな された。

参照

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