• 検索結果がありません。

第4学年1組 道徳学習指導案

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2024

シェア "第4学年1組 道徳学習指導案"

Copied!
5
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

第4学年1組 道徳学習指導案

1 主題名 支え合う友だち(1-(3)勇気)

(資料名「ひびけ,心のリコーダー」 出典「千葉県道徳教育映像教材指導資料」)

2 主題設定の理由

(1) 価値について

中学年1-(3)は,「正しいと判断したことは,勇気をもって行う」児童を育てようと する内容項目である。人はやってよいこと,いけないことをしっかりと判断する力を身に つけなければならない。それとともに,何事にも積極的に取り組む姿勢が必要であり,そ の原動力となるのが勇気である。そこで,正しい判断をしたことは,勇気を持って行い,

正しくないと判断したことは勇気をもってやめる態度を育てる必要がある。これは,第1 学年の及び第2学年の「よいことと悪いことの区別をし,よいと思うことを進んで行う。」

を受け,第5学年及び第6学年の「より高い目標を立て,希望と勇気をもって,くじけな いで努力する。」につながるものである。

中学年の時期は,低学年の時期に比較すると,善悪について自分なりに考えられるよう になってくる。また,正しいと分かりつつも,実行できなかったり,悪いと分かっていて も自分の弱さに負けたりしてしまうこともある。特に,発達段階を考えると,大人の価値 観を一方的に押しつけるのではなく,できるだけ児童に主体的に考えさせることが重要で ある。人間の持つ弱さに気付き,よりよい行動を考えていくことにより,正しいと判断し たことを,勇気をもって行うことができるように指導していく必要がある。

また,自分の弱さに負けたときの後ろめたさと向き合ったり,正しい思ったことを勇気を もって行ったりしたときの自信と誇りについて考えさせることにより,正しいことを勇気 をもって行う態度が育まれることを願い,本主題を設定した。

本時では,親友が友達からばかにされたり,物を隠されたりしていじめられている姿を 目の当たりにし,葛藤する主人公ケンジの気持ちに焦点を当てる。いじめを見て見ぬふり をすることや,いじめに加担することなく公正・公平に接することについて考えさせると ともに,一人一人の公正・公平な態度が健全な集団を構成することにつながることを意識 させたい。授業ではケンジの行動や気持ちに焦点を当てて,重要な場面でのケンジの立場 になるとともに児童自身の経験も踏まえて公正・公平な生活態度の大切さについて考えさ せたい。

(2) 児童の実態について

本学級の児童はいつも元気で明るい生活態度で,のびのびと学校生活を送っている。3学 級を毎年編成しなおすため,多くの友達と活動できる反面,年度当初は新しい学級の雰囲 気に戸惑う児童や,集団としてのまとまりに欠ける行動をする児童も目立った。しかし春

(2)

季大運動会,筑波山への校外学習,七小コンサート(校内音楽発表会)などを経て,学級・

学年として目標に向かってみんなで頑張るという姿勢も徐々に育ちつつある。また総合的 な学習で2月に実施する2分の1成人式に向けて意欲的に準備を進めている。本学級の児 童も以前に比べて,お互いに場にふさわしくない態度を注意し合ったり,ルールを守って 行動したりするなど,以前よりも自治の意識や規律を守ろうとする場面が見られ,自他と もに日々成長を実感している。しかし,一部の児童が不正な行為をしてもわざと見逃す,

悪いとわかっていても一緒に行動してしまう児童もいまだに見られる。

そこで,本学習を実施するに当たり次のような意識調査を実施した。

意識調査結果(男子21名 女子13名 計34名 男子1名欠席)

○あなたには友達がいますか。

いる 33人 いない 0人

○友達がいてよかったなと思うときはありますか。

ある 33人

※あると答えた人にたずねます。それはどんな時ですか。

・一緒に遊ぶ 18人 ・一緒にいると楽しい 8人

・相談できる 3人 ・忘れ物をしたときとか困った時に助け合える 2人

・いいところをほめてくれる 1人 ・同じ趣味で盛り上がることができる 1人 ない 0人

○友達がいじわるされていたり困っていたりしたら助けますか。

助ける 33人 助けない 0人

○助けると答えた人にたずねます。それはなぜですか。

・友達が困っていると嫌だから 20人 ・友達が好きだから 8人

・かわいそうだから 3人 ・自分が困っているときに助けてくれたから 2人

○あなたにとって友達とはどういう人ですか。

・一緒に遊ぶ人 13人 ・仲の良い人 12人 ・一緒にいて安心する人 4人

・一緒にいると楽しい人 2人 ・兄弟や家族みたいな人 1人

・お互いに困った時に助け合える人 1人

以上の結果から本学級の児童にとって,友達はお互いに大事な存在であることがわかる。

しかし,友だちのことを相互理解する相手ではなく,自分にとって都合のよい相手とし かとらえることのできない児童が目立った。そこで本学習を通して,友達とはどのよう

(3)

な存在か,友達が困っているとき,周囲の雰囲気に臆することなく手を差し伸べる大切 さなどについて考えさせたうえで主題に迫りたい。

(3) 資料について

本資料の主な登場人物は,小学校4年生のケンジとマサヤとショウタである。ケンジの 学級では,来月に迫った音楽発表会に向けてリコーダーの練習に取り組んでいる。しかし,

マサヤはリコーダーが苦手で,いつも全体練習でミスをしてしまう。

ある日,ショウタはマサヤを練習中にからかったり,非難したりした。ケンジも悪気は ないが周囲につられてつい笑ってしまう。その後ショウタとその仲間がマサヤのリコーダ ーを隠してしまうが,それを見ていたケンジに対して脅して口止めをする。ケンジはマサ ヤにリコーダーのことを聞かれても「知らない。」とうそをついてしまう。担任は音楽の授 業で児童の様子がおかしいことに気が付き,マサヤがいじめられていることを確信する。

帰宅したケンジは母親からマサヤの様子を聞き,部屋で思い悩んだ。夕食になっても悩 んでいたケンジだが,テレビのいじめの報道に関する父親の発言に意を決し,マサヤに対 して自分がうそをついしまったことを両親に正直に話した。

翌日,担任と一緒に懸命にリコーダーを練習しているマサヤを見て,正直に話をして謝 るケンジ。友情を取り戻した二人は仲良くリコーダーの練習に励んだ。

数日後の全体練習で,今度はショウタが練習不足で周囲から責められた。その時ケンジ の「やめろよ!」と叫ぶ声が教室に響いた。放課後一人で練習しているショウタに,ケン ジとマサヤが声をかけ,お互いの心境を正直に話し合い,リコーダーを3人で仲良く練習 した。特に父親の発言とケンジの決意に至る場面について意識させ,児童が自身と向き合 えるようにしたい。

(4) 指導観

本学級の児童は,素直で教師の指導や助言にはすぐに耳を傾けることができる。しかし,

自ら公正・公平な態度をとることができず,不正をわかっていながら周囲の考えや行動に 流されがちな児童が目立つ。また普段の学習では副読本を中心に行っているため,文章の 読解が苦手な児童は内容を理解しにくい場面も目立つ。

そこでDVDによる映像で理解を進めることにより,本学級の児童一人一人がケンジの立 場になって自分自身に向き合うことで,不正を黙認せず,どんな時も公正・公平な態度を とることができる授業を展開したい。また,どの場面から勇気をもって前向きな気持ちに なることができたかを考えさせ,正しいことを判断する力と,勇気を持って行動する大切 さを身につけさせたい。

(4)

3 本時の指導

(1) ねらい

リコーダーが隠されたことを知りながら,親友がいじめを受けていることを黙認してし まったケンジの気持ちの変化を考えて,だれに対しても差別することや偏見を持つことな く公正,公平にし,正義の実現に努める態度を養う。

(2) 展開

過程 時配 学習活動と主たる発問・

予想される児童の反応

支援及び指導上の留意点 資料

導 入

20 1 七小コンサートの練習の苦労や発表し た時の気持ちを話し合う。

・リコーダーが思うように音が出なかった。

・指使いをすぐ間違えた。

・声がなかなかそろわなかった。

※DVD視聴の前に主な登場人物や視聴す る際の視点を確認する。

2 DVDを視聴する。(約15分)

・七小コンサートの経験を想起し て資料に入る雰囲気を作る。伴奏 者もいるので指名して聞いてみ る。

・登場人物を紹介し,ケンジの立 場になって,気持ちを考えながら 視聴するように指示する。

DVD

展 開

20 3 ケンジの気持ちを考える。

○「マサヤに『ぼくのリコーダー知らない?』

と聞かれ,『知らない。』と答えたケンジはど んな気持ちだったでしょう。」

・うそをついたから嫌な気持ち。

・マサヤに悪いなと思う。

・本当のことを言うとショウタたちにいじめ られそうで怖い。

4 ケンジの気持ちの変化を考える。

◎「両親にリコーダーのことを打ち明けた後 でお父さんに,『お前の勇気を信じている よ。』と言われたケンジはどんなことを考え たのでしょうか。また,それはなぜでしょう か。」

・リコーダーを渡して謝ろう。

・正直に話して許してもらおう。

・見て見ないふりは裏切ることになるから勇

・友達のマサヤをかばわないとい けないのにマサヤを周囲と一緒に なってからかってしまい,リコー ダー隠しにうそをついて加担して しまったケンジの気持ちをつかま せる。

・ケンジの迷いや後悔など葛藤す る気持ちや,自分の弱さを認める 発言を認める。

・迷いながらもマサヤに本当のこ とを打ち明け,謝ろうと決心した のはどんな考えからなのか考えさ せる。

写真

(5)

ひ び け, 心 の リコ ー ダ ー

僕の リ コ ーダ ー 知 らな い

知ら な い

・ご め ん

・裏 切 っ てし ま っ た。

・自 分 が ショ ウ タ に言 わ れ る。

信じ て い るよ

・マ サ ヤ に教 え て あげ れ ば

・・

・わ か っ てい る の にで き な かっ た

・お 父 さ んが 信 じ てい る

・勇 気 を 出し て 言 おう

・シ ョ ウ タが 怖 い

やめ ろ よ

・も う 同 じこ と は 繰り 返 さ ない

・見 て 見 ぬふ り は しな い

・マ サ ヤ もも シ ョ ウタ も 関 係な い

正 し い こと は 勇 気を 出 し て

写真 写真

気を出して本当のことを言って謝ろう。

・やっぱり不安。

5 ケンジのショウタへの気持ちを考える。

○「クラスメイトがショウタを責めた時『や めろよ!』と言ったケンジはどんな気持ちで 言ったのでしょうか。」

・同じことを繰り返してはいけない。

・誰であろうと友達が困っているのを見過ご してはいけない。

・たとえマサヤをいじめたショウ タであっても,困っているときは 黙って見過ごしてはいけないとい うケンジの考えに気付かせる。

終 末

5 6 「今日の学習で考えたことや気が付いた ことを発表しましょう。」

・いつも正しいことをできるようにしたい。

・周りに左右されることなく正しいことをす る勇気を持つ。

・見て見ぬふりはしない。

・今の自分を振り返りつつ,これ からどうすべきか前向きな考えを 持たせる。

(3) 板書計画

4 他の教育活動との関連 国語科「ごんぎつね」

係活動・給食当番 体育科「ボール運動」

写真

参照

関連したドキュメント

第1学年○○組 道徳学習指導案 指導者 1 主題名 他人を思いやる心 2-(2)人間愛・思いやり 資料名 「カーテンの向こう」 出典『心つないで』3年 教育出版 2 主題設定の理由 1価値について 項目2-2は,「温かい人間愛の精神を深め ,他の人々に対し感謝と思いやりの心を持つ」 ことをねらいとしている。 思いやりの心は

4 資料分析 (1) ねらい 身の周りの弱い立場の人や困っている人に温かい心で接し、相手のことを考えて親切にしようとする心情を養う。

5 学習指導過程 (1) ねらい 友だちの気持ちを考えて仲良くしようとする心情を育てる。 (2) 本時の展開 段階 学習活動

本資料は,友達を欲しがるいのししくんに,うさぎちゃん,たぬきくん,きつねくんの3匹が,

○試行錯誤しながら自分の ・好きなボクシングをどうにか ・試行錯誤しながら自分が撮り 撮影スタイルを確立して

全体的に明るく素直な生徒が多い。清掃や奉仕作業に対しても献身的に取り組んでいる。こう

1.主題名 目標にむかって~「原田選手の涙」 1-(2) 希望・強い意志. 2.ねらい

本資料「きまりは何のために」は、国会という国の立法機関の在り方などから、自分たちの生活に