この教材は、CIGA日本語学習指導者養成カリキュラム開発プロジェクト報告書に付属しています。レポートと合わせてお読みください。この教材は、日本語学習アシスタントの研修を行う地域スタッフやコーディネーターを対象に、研修の設計方法を学ぶことを目的としています。以下では、まず各教材の内容と使用上の注意点について説明します。この教材をご利用になりたい方は、まずこちらをお読みください。本報告書に記載した研修は、2年間のプロジェクトで実際に実施した内容と手法をまとめたものです。これは2年間かけて少しずつ磨きをかけてきた成果と言えます。各研修の流れの留意点: 1)各研修の目的を確認し、その目的を達成するために個々の活動がどのように行われているかを理解する。研修プログラムを現地で実施する場合は、目的や現地の特性を考慮して代替案を検討する必要があります。表面的な活動の流れだけで判断しないことが大切です。
2) 1 回のトレーニングの経過だけでなく、5 回のトレーニング全体の経過にも注意を払ってください。地域学習支援研修では全体設計が十分に考慮されていない場合があります。地域によっては参加者数が異なるため、1回限りの開催を検討する人もいる。 1回のセッションで内容を終えることも大切ですが、同時に各セッションの積み重ねによって全体として目指すべき大きな流れも忘れてはいけません。最も注目に値するのは、いわゆる「体」、つまりワークアウトの主なアクティビティと思われる部分です。しかし、私たちのトレーニングでは、身体以外の部分での大切な学びの機会として、トレーニングの最初と最後に「振り返り」の機会を設けています。この「反省」がなくなってしまうと、研修の効果は半減してしまい、実質的には無意味になってしまいます。
この研修資料は、各研修を「時間」「内容」「活動形式」「講師の意図」「ARCSモデルによる分析」の観点から解説したもので、最適です。研修を行っても内容はあまり変わらないと思います。一方、真ん中の要素は具体的なものなので、現地の状況に応じて置き換え可能な部分と考えるとよいでしょう。記録することも重要です。これは、トレーニング全体を進める際の貴重なリソースにもなります。
今回の研修に携わった講師が、この活動を行うにあたっての意図を語ります。