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幼稚園教師の音楽活動観とカリキュラム構造の関係

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(1)

幼稚聖教灘の音楽活動観とカリキュラム構造の懸係 93

幼稚園教舗の音楽活動観とカリキュラム構造の関係

白石昌子線訥容曝駿)

 音楽活嚢に対する保育者の意識と幼稚圏カリキュラムの構造を分叛することによって,講者の鷺係について次 のような籍果を得た。幼稚縫カリキュラムにおけるねらいは音楽に直接翼わらない包懸的な保毒グ)ねらいとして 掲げられるため,海容である春楽活動のあ鞭方を方向づける手がかりとして機能しにくい自そのためねらいと内 容の漢i無縫が希薄になる繧向がある。音楽活動の撮導を方向づける具体的な霧標は,紅教輔σ)意緩窪として表され る。ねらいと教懸の意緩とが意識的に聡係づけられた毒滋は少数であった。また,音楽活嚢は集羅活動として麺 鐙づけられることが多く,ギみんなで一緒に〜する楽しさ」を藝指すことになる。以上のようなカ}フキュラム購造 が録音考の春楽活動観に影響を与えている。保育巻にとってf楽しさ」は音楽濤動の中心的課題とな勢,捲導す ることは子どもが楽しむことと璽坐するものとしてとらえられる領海にあることも示唆された。

菱キーワ一纏幼稚馨教麺 裸育者 音楽活動 力琴キュラム 振導意識

はじめに

 平成紛・難隼の撫本音楽教育学会の大会で,f幼児の 音楽的表現」というテーマのプ冒ジェクト麟究が企露

・発表された。この婿究は第29・鐙懸大会の2羅にわ たって発表されたが,筆者がここで触れようとしてい るのは,薄稽教畜の視点と保畜の視点は簿立するか葺 というサブタイトルのついた第i懇目の発表について である。

 この羅究の企懸者の趣鴇をまとめて述べると次のよ うになる。従来,專闘教育の立場と保育の立場とでは,

それぞれの主張にかな琴の旛違が晃られ,またその点 ばか絵が強調されてきた。舞えば罫どなって歌う子ど も」についてみると,音楽蔚にはきれいな声で歌って ほしいという見方がある一方で,楽しそうに歌ってい る子どもの様子を見るとそれは主体的な表現として尊 重した方がよいのではないかという見方もあるgこの 2つの見方は,音楽約立場と保育の立場の轄違を表す とも考えられる。このプ遡ジェクト蘇究は,こうした 子どもの音楽的表現をどのようにとらえるかについて,

奪権教育と保育の立場から講じ,発達の視点を癩えて 追求したものであった(①騨.25)。

 ここで興練深いのは,幼児の音楽的表現を見る際1こ,

ヂ導稽教畜の視点3と「保育の視点」という2つの視点 を想定した全癒者の鶏題意識である。ここでいう専潤 教育とは,音楽そのものを藝酌として,感性も含んだ 音楽的能力を紳ばす,あるいは音楽的成長を騒ること を目標にする教育と考えることができる。この場合子 どもが経験する音楽活動は,この慧標のもとに毒 遜さ れた参,詩癒された弗することになる、この立場は,

小・中学校のような教科としての音楽教奮,つま琴音 楽科教育の立場と置き換えることができるであろう。

しかしながら{呆蕎における音楽活勇は,このような音 楽科教育からの見方とは異なった,独慈な視点を要求 されるように思える場懸がある。先の翼題意識の摂底 には,保袴の中でさまざまな形で行われる音楽活動の 還納が夢幼児の音楽窪1能力の鶴き長3,あるいはヂ音楽窪1 成長のため土台づく季)」と恥うことに懸けられていな いのではないかという懸念があると推灘される。そし て音楽とは鶏のものを見ている視点として,ギ探春の視 点」を想定したのだと患われる。そこでの論議は,2 つの視点は対立するものではなく,互いに包摂するも のであるという方講に叡敏される可能性を示唆したも のであった。しかし保育における音楽活動を,保育全 体の中に位置づけて講じるための幌、薫を提摸するまで

には至っていない((恥碧.25〜36)。

 保鳶における音楽活動を講じる際,確かに教科とし ての音楽活動とは異なる独自な視点が必要である。保 育の申では,ともすれば音楽が唇的ではなく手段とし て霧いられた活動が展鵜することもあるし,保誉者霞 身が子どもの音楽的成長に縛してあまり察覚的でない 場合もある.保奪における音楽活動を見るためのギ独 霞な見方」の内容1こせまることを§的として,箋蕎は 前に幼稚癒教錘を対象に,保斉者の教材選択がどのよ うな擾点で行われているかについて調査藩究を行った

(②)。なぜなら教材を選択するという鷲為の申には,

選択する翻の教材に対する見方,すなわちその教材が どのような効果を子どもに及ぼすか,あるいはその教 材によって編を実寵したいのかなどの考え方が織量り込

まれていると考えるからである。音楽科教育であれば,

当然のことながら音楽的事象に即して慧標・内容が設 定され,それらの§標・内容をもっとも効果的に学習 できることが教誘の選択規準として機能する。それ1こ 対して,保育において機能する規準が締であるかを探

(2)

麗 福島大学教責実践羅究紀要第嬢O号 2馨窃斗一6

ろうとしたわけである。

 その絃果,保膏者の教材選捉規準は,教材の音楽的 内容よ舞も幼児の姿に照らして述べられることが多く,

保育考の選択視点の重点が子どもの耀の条舞に置かれ ること力潟弩ら力蝿こなった。また子ども以ダ事の垂箆点とし ては,半数以上の保育者が選捉規準の茎つとして季節

・行事をあげている。しかし保育のねらいに驚達して 違べられた蔑準はわずかしかなく,保育考は樗らかの 教畜約意翻を持って選択するというよ辱も,季籔1こ合 わせて幼児が受け入れやすいものを選択しているよう に読み取れるという結果であった。

 水飜究はこの結果を受けン幼稚霧のカリキュラム自 体が,幼児の興味・縄心や季簾・行事を選択幾準とし て成穆立たせる購造を持っているのではないかという 飯説のもとに,保膏者の音楽活動観と力萎フキュラム購 造との関係を穫iらかにしょうとするものである。蕩に も遊べたよう1こ保育者の選択観,煮は,幼児㊧翻の条件 の方が音楽的内容よりも優先しており,蔑準としては 音楽外釣な事績である季餐鍬行事がもっとも一般的で ある。しかし筆者は,この結果は必ずしも保育者が音 楽麹内容を無視していることを示すわけではないと考 える。実際の保育場藏では,幼艶の音楽発達に適した 教材麹を選択した参,燧々の音楽活動の中で,幼驚に 蓄楽釣内容を経験させようと工夫する保育者の姿も見 ること炉できる。つま尋,選採規準として現われては 来ないが,教材の持つ音楽的内容に対して,録育者は 繕らかの意識を持っていることを推察することができ るのである。そこで本羅究では,まず保育考が保育に おける音楽活動をどのような活動であるべきと考えて いるか,またどんな戸惑いを持っているかということ を通して,音楽活動に対する保畜者の意識を畷らかに する。次1こ幼稚圏カサキュラムにおける音楽活動の粒

選づけ方を考察し,先に覇らかにした保育者の意識と カリキュラム構造との鷺係を追求する。

1保育者の音楽活動観

 嘩 春楽活動に短する考え方

 筆者らは,平成9隼に編鶴県の幼稚獲カリキュラム の実態を調査するため,寮内の幼稚園3§8獲を婦象にア

ンケートを実施した!③,④)。本覇究では,このアン ケート結果の一藻を騨な視点から分析し,保育考の音 楽活動観について考察する。

 ここでと翰あげるアンケートの項§は,麺任教諭に 鰯答してもらった音楽活動に対する考え方に濁する部 分である重縫/。ギ幼稚麟での音楽活動は,どのような活 動であるべきと考えますか」という霧いのもとに,表 iにあるような員の質鶏項§を設け,ヂ無常にそう思う」

ヂそう患う」ギあまむそう思わない雌誓まったくそう患わ ない」の塗段階で保蕎考に評定してもらった。表iは 肯定と否定の2つに分けて,全体及び公私職こ割合を 表したものである。

 この質筒項懇からは保育考の音楽活動観の内,主に 指導や教材叡こついての考え方を読み取ることができ る。指導に臠する考え方として,①や⑪の項霧は音楽 活動やその指導を保育者がどのようにイメージしてい るかを,②や③の項詠ま音楽の要素の指導についての 考え方を,④⑤⑬の震懲からは教材選択についての考 え方をみることができる。教材麹につ騨ては,⑤⑦⑧

⑨⑳の項目によって音楽ジャンルの領陶をみることが できる。また⑫や⑭は,保畜における音楽についての 従来からの見方,すなわち「音楽によってi馨の生活 の流れを作る」ザ保育考はピアノが絶爆弾けなくてはな

らない」などの考え方1こついて潤うた項慧である。

 まず①の結果をみると,鱒%以上の綴育蕎が,妓籍 表馨 保育者の音楽活動に対する考え方

        ヨ

 全    体  1 公立合讃

綻醜未記入i綻否定

   定毒舌

   鴛 鼠走

① あま勢妓籍麟なことにこだわらずに,子どもが楽しめればよい豊

② 麟の拍子やリズムを鐸謬ることに海けて指導した方がよい。

9i.41 33.i3

o.04 ∠.34 弩ム溢 基.」∠ む翌.尋ピ 1.」3 3 62尋5 垂垂2 騒34 §i3絹3i53 §392 564 2鱒 i9287 毒32 89尋9 739

③︷@︸⑤

窪しい音程やリズムで歌えるように揚導した方がよい。

子どもがのってこない慈は教材からはずした方がよい。

チどもが好きなアニメの翻などは遊びの場鋤で穣極約に取り入れたフ」

がよい。

{}L号ご Ja、ぴ》

33.§2 租.35 6i.垂7 3350

,65、52  3(}.違3

5・参3脚・6933淫8

5週婁・

4.{)5  7豊.§2  23.?6

62.5{) 33.52 33.52 6i.65 57.鱒 3§.20

⑤ 舞楽には教簿達二好ましい擁と好ましくない翻があるので.選択する必

要がある。

・ 蟹坐墜8…4 i

59.{}9 34、9違

①皿⑧︸⑨皿⑲一⑳

アニメなどのヒットソングよ翰,できるだけクラシンクを鵜力せたカ がよい。

わらべうたなど無統誘な遊びを種種鶴こ取尋入れた方がよい。

テレビなどで紹介される籍しい饒を奪量極。瀞に取り入れた姦楽摂動を鶴 う努力ζよ』㌔

長く歌いつがれた難の聯にはよい歌がたくさんあるので きだからといって親しい灘を取舞人れることはない。

教麺が指導することによって,幼児は・翫楽を楽しめなくなるので指導 しない万力書よい。

ックを鵜かせた方 7.36 88.22

方がよい。 77.9i i8.i6 3.鱒障 れた妻駝楽活動を磐 33.§i §2.2i 4.矧3

ので,チどもが好

B i8.77 77、i8一  鑑縣i墨

4干66  9()、悉()

     29.95i 47郵32.6i創.弱…

     77.毎

嵯.騒i5.4§89.85

9.倉9

82.謁 33.52

生9.§○

85.勝

越.纏§

63.彗7 77.27

3療6§  §2県()5

教綿がことばによって携・葦ミを撮す〃)ではなく 帝楽を流す一ことによっ

て, 垂三活の流れ(彗づけ・雑食など》を葬る秀がよい。 i4.ii  8i.6{)  尋.29  ii.{き2  84、蓼2  i8.i8  了8.違i

⑬ 醸¢}選毅規準の主たる藻分数,子どもが好きかどう善縁こおいた方がよい。 一塁i.叡} 53.i3  §.2813§.{〉9 55.72 4尋.89 凄9.72

⑭ ピアノなどの鍵盤楽器な,音楽懸動を鴛う上で絶媛に必要である。 垂5.52 5§.{矯 4.尋2臨.7興9.葬45.i7 灘.85

(3)

幼稚獲教纈σ)音楽活動観とカリキュラム構造の1斐1{系 弱

的なことにこだわらず楽しい活動をと考えていること がわかる。音楽教育においては,ヂ技術を身につけるこ

と3とf音楽を楽しむこと」という講者の麗係は,と かく二分されてとらえられて来た歴史がある。つま弩 極論すれば,技衛を教えようとするから音楽が楽しめ なくなると主張されたこともあったのである涯蟄。こ うした経緯の中で,音楽の鮨導は技術の教え込みと講 義のように解され,敬遠される繧講にある。①のよう にギ楽しい活動を」と考える保育者が,指導について はどのように考えるのであろうか。⑳の結果からは,

指導しない方がいいとは考えない保育巻が,これも 欝%以上いるごとがわかる。つま翰ほとんどの保誉者 が子どもの楽しめる音楽活動をと考えてお翰,それと 講時に,麺らかの指導をすべきだと考えていると言え るであろう。

 保育者の考える指導の串に,音楽の要素の指導がど の程度意識されているかについては,②や③の結果か ら窺うことができる。リズムや捻子が打てた翰,音程 など正確に歌えるように指導した方が良いと考える保 育者は,それぞれ33.露%,劔.蔀%あ鞍,特に激い方 の指導1ま必要と考える保蕎者が多くなって塾る。グラ フiは,②と③に対する肯定・否定がどのような重な 参になっているかを表したものである。これを見ると,

    その弛  ㊤欝    リズムや歌い方の搬導     5%  7% ②③簿⑨⑤否        27% を講方とも必要と考え  27%      る録育者は27%であ蓼,

樹 鵬

・3肯 騒騰

グラフ1②と③の重な野

どちらか一方を肯定す る保育者と合わせると,

全体の68%がこれらの 指導をした方がよいと 考えている。つま解ま とんどの保育者が技衛 魏なことにこだわらず 楽しめばよいと答えつ つも,半数以上の保育者はリズムや音程など,まさし く音楽の技締である部分の指導についても必要と考え ている。しかしその一方で,どちらも必要ないと考え る{呆育者も27%ある。⑪の項馨では,振導しない方が よいと考える保育者は4.総%なので,この27%の保育 考の申には,リズムや歌い方以外の指導内容を考える 考があると雛祭できる。

 次に教材還郷こついて運べる。はじめに述べたよう に先の懸究で得た結果は,選択視点として保育考が重 点を置くのはr興味・縫心」やギ親しみやすさ3など

の子どもをめぐる条{等であった(②欝.92)。この結果と 教材選択に関わる項§である@⑤⑬の騒答結果を比べ てみたい。④のよう1こ子どもがのらない教材は外せば よいという考え方を否定する保蕎巷は繕.35%である。

また⑥のように教官釣翫癒から教材を選択する必要が あるという考え方に対しては,欝定する着が52.27%で

否定する考を上翻っている。この差は私立の方に顕著 である。灰縁に⑬については公立の方に顕著な差が鐵て いるのだが,子どもが好きかどうかが教材選択の主た る規準になるという考え方に縁しては,否定が53.i3

%で蕎定を上国っている。これらの羅答結果を見ると,

どの項懇についても教材選蝦は子ども中心に行うので はないと考える保育考の方が多くなっている。

 次に教材の音楽ジャンルについてであるが,保育1こ 霧いられる音楽のジャンルは概ね,童謡・曝歌に分類

される麹群,伝承のわらべうた,テレビの幼児瞬け番 綴などを通じて流行するヒットソングや主題歌,及び 毒飯の保蕎教纏欝)など1こ分類できる。獺⑳の 項還を見ると,特定の音楽ジャンルを優先するという 傾向はみられないが,わらべうたに耕しては積極釣に 取む入れたいと考える保奢者が多かった。そして⑤や

⑧のように,アニメの麹やわらべうたに臠しては,公 私の差が獲立っている。

 教材の音楽ジャンルを問わないということは,どん なジャンルの音楽でも保鷺に篤いるという柔i歓姓を備 えていると考えられる。しかし一方で,柔軟であれば あるほど,取穆上げる教材醗の内容や質に対する責鉦 が保育者にかかってくるとも言える。アニメの麟やわ らべうた1こ濁する公私の差や,⑥の教育1擁己慮による 教材選択の項爺でみられた公私の差は,私立の方が教 材麹の音楽ジャンルヘのこだわ琴を若干強く持ってい

ることを題していると憩、われる。

 最後に保育における音楽に臠する従来の一般的な考 え方については,⑫のように,ほとんどの保育餐が音 楽を合穏として使うことに否定的であった。また,騨 治時代にピアノを構いて保育を行う方法が紹介されて 以来,わが蟹ではピアノなどの鍵盤楽器の必要性が強 調され続けてきたが,保育者の懸答では⑭のように否 定が若干ま二蟹っている。

2 指導に謁する意識

 次に,保育考の指導意識をさらに追求するために,

器保する項§を取弩鐵し分新を蕊えることにする。

 まず①②③の項目の簿定・沓定の鷺係について考え る。①の項§で違べられている音楽活動は,妓籍麹こ は未熟であるが,子どもが楽しそうに活動していると いう様子を表している。このような音楽活動と,②や

③の項熱こあるような音楽釣内容の捲導との麗係にお いて,保袴着の考え方の顔向をみる。この3つの項目 をクむスして集計した結果をグラフ2に表した。ほと んどの保育者が①のような様子での活動を肯定してい るのであるが,こ編こ②や⑧の懸答状況を重ねると2 つのタイプに分けることができる。iつは,子どもが 楽しめればよいと考え,なおかつリズムや歌い方の指 導は必要ないと考えるタイプで,.その翻合は26%であ る£Aタイプ/。もうiつは,子どもの未熟な技術にも

(4)

弱 纂島大学教育実践講究紀要第鎗号

    その地§%        §を向け,リズム

       罫\讐鰭や蜘方の捲導を

斐Σ〉糞⑨③舞

      翻

      馳/\  した方がよいと考         『一       えるタイプである       葺3タイプ董。この    鱗      タイプの害彗合は,

       ・》②秀

       6% リズムと歌い方の  露舞 3鵬       どちらか一方,及       2導%  び薦方を合わせて  グラフ2 ①②③の重なをノ  63脇こなる。

 グラフ2によると,この2つのタイプにもうiつ携 な保育者のタイプを超えることができる。それは①を 否定し,②や③の両方または一方を肯定する5%の保 育者である。つまむ,音楽活動は子どもが楽しめれば よいのではないと考え,リズムなどの妓籍的な捲導を した方がよいと考えるタイプであるICタイプ1。①を 否定する保育者は5.斑%であるから,そのほとんどが

②や③を欝足していることになる。

 この3つのタイプは,保育者がどこに重点を置1いた 指導意識を持っているかによって分かれていると考え られる。つま毎Aタイプは,子どもか楽しむことそれ 自体を目的として音楽活動を行う保育者である。それ に対してCタイプは,音楽活動の§麟を子どもの楽し み以外のところに持っており,保育老麺身が想定した 指導内容(この場合は音楽の要素であるが)を意識し ていると言える。Bタイプ慧その寧賜1こ粒鬱する。こ のタイプは子どもが楽しむことと・,音楽的技衛を指導 することの覇方に意識をおきながら音楽活動を行うこ

とになるであろう。

 なお,ここでタイプとして分けたのは保鳶者の意識 によるものであり,音楽活動そのものの内容の差によ るものではない。つま絵,Aタイプの保育者の音楽活 動を子どもがいちばん楽しむことができ,Cタイプの 保育者の音楽活動は楽しめないということを意賺する のではない。Cタイプの保蒼者が音楽の要素を指導す ることを蓉的としながら,その手段として楽しい音楽 活動を展絹するということは,大いにあ翰得ることだ からである。逆にAタイプの保育者が展覇する音楽活 動を,子どもが楽しいと思わないことも起こ鞍得る。

ここで縫題にしているのは,あくまでも保育者の指導 意識の差である。

 指導意識の中には,教材選択の要素も含まれる。な ぜなら教材を選訳するということは,どのような音楽 活動を謙饗するかということと密接に麗わるべき事構 だからである。教材選択に鷲わっては,④と⑬の肯定

・否定の翼係に惹目する。グラフ3は,この2つの項

§をク讃スして集…脅した結果である。これを見ると,

まず両極にあるものとして2つのタイプを見ることが できる。一方は⑬と@を共に蕎定するもので,教材は 子どもの好みに任せて選叛し,のってこない藤は外せ

2駐§哩一6

  惹獣         ばよいと考えるタイプ

≦箋『☆撫灘蹴

       が⑬と④を共に否定す

 言麟蕊欝るもので,選択麟は

蒋戦☆鶴l

      i隅     にはいかないと考える  グラフ3 ④と⑬の重な移 タイプで鎗%あるl b

タイプ/。これは,子どもの翻の条件にかかわらず,保 蕎の中には外せないく子どもに経験させなくてはなら ない/教材があると考えるタイプと言える。

 aタイプの音楽活勇は,子どもの好みに任せて活動 が展鵜され,保育者の指導意識は子ども;がのって活動 を行うことに集中する。この指導意識は莇違のAタイ プと重なってお鞍,主として子どもの享楽に重点が置 かれるタイプと言える。それに対してむタイプでは,

子どもの灘の条件ではなく,保育者の持つ締らかの慧 園が炭酸されて教材が選択されることになる。この場 合保育者の意図とは,音楽的内容に関わることばかり ではない。保奮に纏わって保育者が子どもに経験させ たいと思う,さまざまな内容を推定することができる。

鶏達した選択規準としてもっとも多く挙がった,季節

・行事に灘わる内容も含まれると考えられる。aタイ プとの違いは,どのような内容であれ,保育者の繕に 子どもの享楽以外の意図があるというところである。

 次に⑬を肯定し④を否定するもの,及びその反対の

⑬を否定し④を肯定するもの1こついて考える。前者は 子どもの好きな教材を選択するとしながら,子どもが のってこない教耕も外すことはできないという考え方 であり,後者は教耕の選択は子どもの好みを蔑準にす るわけではないが,子どもがのらない教材については 外すという考え方である.これらはどちらも,a・b 溝タイプの要素を含んでいると考えられる.傷者は子 どもの好みを尊重した教材選択をしながらも,保育の 申には外せない教材かあると考えるタイプ1ガタイプ]

として,後者は保育者の意馨を持った教材選訳をする が,教材が子どもに受け入れられない場合は外せばよ いと考えるタイプ恥 タイプiとして,銭・§の申潤 に位置づけられるであろう。

 グラフ2や3によると,子ども幸心とも言えるAタ イプやaタイプが覇方ともに齢%程度である。その一 方でもタイプは護○%あり,教材選択に麗わっては子ど も中心と考えない者も多い。溝時にa㌧b とやった 中霧的なタイプも33%ある。また音楽約内容の指導に ついては,8タイプがもっとも多い.これら中鷺タイ プの考え方は,次1こ挙げる保育者の鮨導に駕する犠み を考察することによって,もう少し具体的にイメージ

(5)

幼稚矯教緬の音楽活動観とカリキュラム購造の鰻{系 警7

できるようになる。

3 指導にお舞る倦み

 アンケートの中のf幼稚露で音楽活動を指導(援動)

する上で,難んだ参痴った移することがあ勢ましたら,

ご記入ください」という禰に,雛3入の記入があった。

その内容は大興すると,音楽技能の不足!78),指導に 聞する簸み(難2),教賛探し破船,設備不足/欝),

その飽(i2)となる(低張内の数字は実数で複数懇答 あ鞘。

 帝楽技能に関する簸みのうち,大半はピアノの演奏 技能であ鯵,その穂には歌唱技能も挙がっている。

 もっとも多かった捲導に臠する騒みの内訳は,歌の 岳旨導(28),楽器の指導く3i),音楽オ濠子きでない子や 男児への対応(i8/となっている。このうち歌の指導 に臠しては,Fどなる」rどのように伝えるか」ギどの程 度指導すればよいか」ギどうやったら覚えられるか」と いった内容である。歌の捲導よ翰も数が多いのが楽器 の指導1こついてで,具体套鱗こはギ鼓笛に関する内容」

ヂ鴬導の程度」f発表会に晦けて成果が問われる」ギ教緬 が強1絶しているのではと反省する」紅白密遊びの形態で の指導が羅難」などが挙がっている。

 指導に臠する騒みの代表的なものを以下に挙げる。

保畜者がどのようなことに戸惑いを持っているかを表 している部分に下線を施した。

 1ア)正しい音程の指導や,リズム打ちやピアニカな   どの指導をどの季呈度まです塾1まよいか。

 ④ リズムがなかなかとれない幼児に,発表会の時   など舞度も練習させてしまう。もっと楽しくリズ   ムがとれるようにできないかと簸んでしまう。

 1ウ)音楽指導を行っている露なので,捲導し始めの   時は楽しくしょうと愚っているが,次第に余絡が なくなることが多々ある。失歎してもrよく頑張 ったね」といいたいのだが,綴醗の評簸が厳しい 時もあり,今以上の指導をしなければいけないの

 ではと筆鎮む。

函 子ども達が目分から音楽に合わせて楽器でヲズ  ムをとって楽しんでいるが,羅き方や翼の取り方  など,具{奉釣に峯菱跡すると,せっかくの興味がな  くなるのではという・£贋慕、

観 白露形態が多くな室),音楽の系統釣な指導をす  る機会が少なくなった誌果,一時類に集中して教  え込むこともあ参,狡害し{いる。上手に計遜を  立てることが大切だと考えている。

圏歌詞を購違って歌っている子どもに耕して,托  しく伝えるべきか,それとも楽しく歌って㌧〕れば   それでよいのか迷うことが多い。

 これらの滋みの根源にあるのは,絡分のやり方では 子どもが楽しめないのでは」ということである。その や多方とは,侮度も練習させた鯵,集率釣に教え込ん

だり,保育者のやり方に添わせたりすることである。

あるいは1エ〉や1カ1のように,指導することそのものをた めらってしまうことさえある。そして捲導するという ことと,子どもが楽しむということとの灘でヂどの程 度まで」と憾んでいる姿が見えて来る。

 その姿はちょうど,繭達した8タイプ,a㌧ガタ イプの意識に重なっている。保奢者は奮楽麹内容を子 どもに伝えることに,なぜこのように消極的になるの であろうか。また,なぜヂ子どもが楽しむ」こと1こと

らわれるのだろうか。次1こカリキュラムに視点をおい て,このことについて検講ずる。

嚢 音楽活動とカリキュラムの構造

1 カリキュラムにおける音楽活動の位置づけ  まず,幼稚撰カリキュラム1こおいて,音楽に罷わる 活動がどのように位置づけられているかについて検1試 する。幼稚獲カリキュラムの構成は,機ね長難・中獺

・煙霧の講灘から成っている。長鰯の計薩は,入園か ら卒圏までの嬬鶏を見通して立てられるもので,たい ていは各璽で纒成される教育課程における教畜謙錘が これにあたる。串鰯の討懸は,各幼稚鑛で想定する幼 児の発達の節§を区窮玲として,ねらい・内容・環境 溝威などを計画するもので,獲によっては,これを長 嬬の計颪として純麗づけるところもある。

 当然のことながら,見通す難問が長くなるほど内容 は擁象的になる.そこで今醸のカリキュラム鹸討には,

実際の保膏にいちばん這い短嬬のものを対象とした。

幼稚躍の煙鰯の計石塗ま,週の単{立で講癒されることが 多く,一般に週・嚢案と呼ばれる。ここでは,実際に 保養を見ることができたものを幸心に,8鐵9綱(県 内7,漿外i/の週・雲案を検討した。

 選・嚢案の影式は霞によってさまざまである。その ため音楽に関わる活動内容を,週・瀟案へ記載する方 法も一定ではない。そこで一覧できるようにするため,

ほとんどの遍・嚢案の書式にある拗尭の姿」ヂねらい」

ギ内容」の嬬はそのまま設定し,その地の部分について はギ環境溝絞や教癖の意選」ヂ教材劇の欄を設け整理

した。また,ねらいや幼児の姿の中に蓋接音楽に麗わ る内容が書かれていることは稀である。そこでそれぞ れの逓・臼案から,まず音楽に纏わる内容や保育者の 意穏を麹錫し,それに対応しているねらいを取鯵鐵し

「ねらい謹の構に位置づけた。ただし,婦応溺係が不 鱗な場合は,すべてのねらいを魏出した。幼児の姿に ついても洞様に,計露された音楽活動に縄保する姿だ けをギ幼児の姿」として取弩懲した。その結果が表2 である。

 時難はそれぞれ,A園が5月,B・C・E・F・G 渥が2月,P獲が4月,}玉懸が鐙月で,いずれも5歳 泥である。またA・C・羅園は3隼保育,欝懸は1奪 保畜,その飽の璽は2年保奮を行っている幼稚騒であ

(6)

表2 カ》キュラムにお継る音楽鈎内容

劫 愛 の 姿 ね    ら   い 内       容 濃擁撰成や教懸の意翔

i   教  梅  曲i

(集線蠕動のねらい)学鍛金藩の牢で癖分な郷こ ョこうとし,友達とつながっていく楽しさを昧

①グループ尋魏でむ聖ん雛んの激を激いな葎らグ

@ループOやん縁んをする。

裁手するタイミングや織々な友達と触れ念うこと

ホ楽しめる数やダンスを鍛参量二げ,みんなで蟻っ       ㎜

『1②じゃん鉱グ澱

わうよ煽こなる。 奪〉裟分な郷こ イメージを脹らませた彗,次の爆懸 た参つながった鞍することを楽しんでいけるよう i−援B藤織鉱海賊{嫌・忍老

A

を懇嫁した暮しながら絵本や露語,音楽を晃懸 1こする。 でござる,ちびっこカーレ

きする。 「1 一サ}

③抱手6〉怒分や掛雛声の離分が織う訣懇を狭わい 1③それ餐浮

な麟ら》ズミカル墨こ敬う。

㊧麿楽に合わせて色々な友達と触れ合って熱く。 ㊧アルプス灘尺

グループの友達と遊ぶ申で総々がカを発揮し, 学綴金藤ですることを楽しみながら,舞々の能力 これまでに羨しんできた激や時艱麹壌激を気鋳ち そうだったら恥いのにな,子

B 友達のよさを受け入れた吟盤三かした修して遊びを進めるよ煽こなる。 や麺牲を発擁するとともに学緩のつなが参やまとま磐を袴たせていく活勇 良く敏い.みんなで歌うことを楽しむ。 ど翻)籔雰,みんな友達

・学線の課題に課題意識をもって職勢緩みや琴 遂げた後の講昆感を糠わうようになる。

c 導講々のカを発揮しながら.製乍活聾に意欲的 フォークダンスの振舞醤難をする。 友達と触れ合いながら,みんなで譲る楽し曳を鴛

に取参緩む。

るように緩勘する。

・冬4)遊びを存分に鉢験し,工夫して遊ぶ、

轟分たちで麟をかけ,舞台で {遊び)友達や保育考とのつなが彗を楽しみなが ちょうちょう,ぶんぶんぶん,

D

3,4人掛羅馨だし,麗鞭の ら好きな遊びをする。 じゃんけん電車,お乾が笑っ

幼髭はΩずさみ准がら覧てい {集繕・課題湧嚇)小さな子どもに録して縫毛・を た,こいのぼり

た。叙省σ)隷分から) 持ち,優しくいたわろうとする。

麩分たちの藝釣を持ち,互い毒こ考えを撮し合 ラウンドチェーン{ダンス1,

い受け入れて遊びを進め楽しめる。 野どもの鍛雰鰍)

其通グ)檬的に癖か騨, 一人ひとむが考えた玲

■11棄したむして遊ぶ清楚感や疵聴感を味わえ るよう毒こする。

/酪)お雛さまを聾ってみた㌧} 自分な参の1馨標に病かって友達と競い念い頑 季候の激や繧本を楽しむ。 ひな楽書蔦こ麹する激や絵本などでよむ清心を轟め 春よ来い 嬉しいひな祭}}

と女発が製聾するのを舞舞も 張る。 春,コンコンタシャン

難球を撞ってきている。 ひな祭吟に鱒心を詩ち,製{乍猛勇を楽しむ々 しめるように教韓などの準備をしていく。

G ・友達と一一緒に考えた彗,工夫した鞍趨議した ・好きな役になって遊ぶ  ・豆まき ブレーメング)音楽鐸象, あばれ

尊しながら藝麟こ海かって遊びを進めた離漿 太鼓でひと簸辱,豆まき

しんだ融する。

懇々の力を発擁しながら,大勢鈴友達と動く串 みんなで声を合わせる楽しさを糠わって歌う。 大勢でなければ賑わえないような楽しさを遷して

で,学級全鉢の友達とつながる楽しさやまとま 友達とつながる楽しさ・まとまむを感じ取れるよ

彗を感じ取る。轍粋) ①魔女のタンゴ

li) しむゲーム②皆で声を合わせることでヌ学級のま {至豪毒夷一空毒こ絵をカ、こう, 尋、さ

とま馨を懇鯵る激          ㎜^執みつけた 魑々紅患いを込めながら,砦 ①幾分なむの課題に病けて考えたむ,議した参, ①磯に合わ廿て楽器紛分怒奏を楽しむ。 ①楽器遊びを楽しんでいる子・ども達紅は,鬱々4)

と蔑を合わせて激う・む地よさ .£夫した参しながら,やむ遂げた薯びを昧わ カを嵩めな炉ら,音が重なる心地よさが陳わえ

を悪銭取った紘激謁の内容 、つ。 るよ煽こする。

121 に合わせて敏い方喬工夫する ②学級の友遥重とつながる楽しさを感Oながら. @籍景憂患い浮がべな餅ら,気持ちを込めて激う。  一翼M青い…蛙ギ勇畿…」を歌うことで蟻景を思晒浮 ③膏レ)空きこ絵を岳轟こう, 糞タ{

よう紅なってきている試錐粋/ 麹々のカを紳ぱす。 かべたむ,皆と声を合わせて敬う楽しさを聴わ 一つを友にして

〜ユ。

頓G心嚢謙汁韓薄霧麟灘奪凝お糊繋8趨NOO一一①

(7)

幼稚獲教郷の背楽活動観とカリキュラム購造の縫係 弱

る。銭園の2{残は,異なる保育者による講じ週の週・

舞案である、なお,表申の事幼児の姿3とギ内容」に 取舞織した事嬉のうち,音楽に痩接纏わる藻分をゴチ

ックで表した。またヂ環境構域や教癖の意泌」の串で,

教材の意味づけとして考えられる部分はゴチックで,

教緬の意園として読み取れる部分は下線を施して表し た。ギ教材謝の欄に挙がっている慈の中で,季簾の歌 にあたるものには下線を施した。

 まずギねらい」の欄をみると,痘接音楽に蝿わるね らいはたてられていない。つま穆音楽的にどのように 成長してほしいというような内容は,ねらいとして考

えられていないと言える。もしくは,このような内容 は幼稚欝の週・馨案のねらいとしてなじまないと考え られているのかもしれない、これは,命懸耕象にした カリキュラム全部に共通して蓋える特徴でもある。こ こ1こ挙げたねらいは,音楽的内容に窮わる藻分に講癒

してのねらいであるから,この中身をみれば音楽活動 がどのような位置づけに置かれているかを覇翫するこ とができる。これ1こついては後連する。

 次1こ拗児の姿」であるが,ここ垂こはギ内容」に溺 達して鑓載されたものだけをと弩あげた。その結果,

音楽的な視颪から記連された姿はほとんどない。わず かにD躍と蕪緩藪2!だけに見ることができた。

 ギ内容」やギ環境構減等」に音楽的な記載があるのは A・β・C・F畷{鐵で,D・狂・G騒は教材が粥挙さ れているだけである。音楽活動をザ内容3として位置 づけているA・B・C・F・薮霞について,ギ跨容」と ギねらい雌の聡孫およびザ教麟の意図」に注§したい。

 A園の場合,集懇活動のねらいのもとに①〜④まで の内容がある.つま疹音楽活動は,学綴全体で行う集 懸活動として位置づけられている。特に③や④の内容 は,ギ友達とつながって導く楽しさを味わう」というね

らいのもとに,教麟はギみんなで揃った妻)つながった むすることを楽しんでいけるように」という意纒をも って,ヂ拍手するタイミングを楽しめる」藏としてギそ れ捲手」を,ヂ友達と絞れ合うことを楽しめる」麟とし てfアルプスー万尺葺を選択していることがわかる。

それ1こ鰐癒して彰内容」は,ギ擾手や掛け声の部分が揃 う3ことやr音楽に合わせて色々な友達と離れ合う」

ことが取弩立てて記達されている。このようにA麟は,

ねらいに対する教材の意陳{寸けをしたり,教締の意纒 が教材麟に期して認逮されていると蓄える。

 B露については,音楽活動の内容はヂ環境構絞等」

の部分のみで航れられている。この活動内容とねらい や内容がどのように翼わるのかについては,A鑛のよ

うに慧鞠然としていない。C曝については,ヂフォーク ダンスの振嘱せけをする」という内容が,教編のギ友 達と触れ合いながら,みんなで踊る楽しさを知る」と いう意緩で行われることは礫解できるが,ねらいとの 濁係が不調である。F鑛は,ヂ内容」にギ季簸の歌を楽

しむ」という記載はあるが,教購の意緩は音楽に直接 縄わる内容ではない。この活動に対する教麟の意緩は,

「製舞活動を楽しむ」ことにあき),音楽はそれを鰯嚢か ら補勤する手段として繕いられている。

 蕪露鐙の場合は,「内容」1こあるギ声を合わせる楽し さ」は,ギ環境購戒等」にある活動の内,主に②の敬う 活動1こ雌癒したものと思われる.①の音楽に合わせて 動きながらゲームをする濤動に縁癒するヂ内容」は記 されてレ喰い。登鐵121の場合は,ねらい1こ対応して

「内容」が設定されている。穂の5溺のねらいがすべ て,集羅活動を繭堤としたものであったのに対し,騒 騒②の①は,察露な遊びの中での審楽活動に対してね らいが立てられている。また,②の教輝の意麟にある ギ猜景を思い浮かべたり,皆と声を合わせて歌う楽し

さ」1こ対応して幼児の姿が記連されている。

2 春楽活動におけるねらいと内容の関係姓  以上みてきたように,幼稚癒カリキュラムにおける 音楽活動は,そのギねらい」ギ内容重罰教編の意羅」の 鷺係牲が多様でもあ吟,曖昧でもある。実はこのこと が,保育における音楽活動の」是方を獲難にしている源 露でもあ琴,{呆鳶の独嶽性でもある。

 音楽を懇的とする教育では,音楽活動はギ音楽の藝 標→内容〈音楽韓内容に鷺わる/→方法(教材を含む/」

という直線釣な流れの率でとらえられる。そのため,

内容・方法を選ぶ際には,§標達成のためにいかに葡 果的であるかという視点で考えることができるわけで

ある。

 一方保育の場合,fねらい」とされているのは保育の 還擦である。そしてねらい達成のために音楽活動が内 容として選ばれるという纒式になる。しかしねら が 極めて包揺的であるため,そのねらいに向けて音楽活 動が果たすべき役割を導き鐵すための手がか鞍として は機能しにくい。検討したカリキュラムには,音楽活 動とねら騨を結びつける理屈が見えてこないものが多 かった。

 このようにねらいは内容や方法を選訳する畷確な規 準にはな尋えないため,教材は携の規準で選択される ことになる。その規準が挙筋・行事であった鯵,ギ羨し みやすさ」であった1りするのだと思われる。F・G露 のギひな祭尋」「豆まき」に見られるよう毛こ,と琴わけ 季艶・行事にまつわる事項は計癒の中に自覚的に盛舞 込まれてお曇り,そのことが教材の選択規準として機能 すると考えられる。そして音楽活嚢は,ねらいとは切

垂〉離したところで鴛われることになる。この時音楽活 動の§標として機能し,捲導の方両性を決める役割を 果たしているのが,教踊の意纒である。

 A獺や藝騒②のように,ねらいと教纐の意図とが意 識的に鷺係づけられているものもあるが,総じて幼稚 霧カリキュラムは,ギねらい」とF内容としての音楽活

(8)

i§9 福島大学教畜実践覇究紀要第菊号

動」との溺係牲が,希薄であ玲感覚的にはなっていな い。このことは瞬時に,音楽活動の目標として機能し ている教緬の意図自体も,ねらいとは遊離してしまう ことをも意味している。

 さらに音楽活動とねらいとの麗係牲について言えば,

音楽活動は保育のねらいである集懸発達に縫係づけて とらえられている。そのため音楽活動は集鐵活動とし て猿遣づけられる。その藻の音楽活動の§標,換言す れば教懸の意麟は,ギみんなで〜する楽しさを知る」こ ととして設定される。ここに探育者が「子どもが楽し める」ことにこだわる漂露が晃鐵される。つまむ,ギみ んなで〜する楽しさ3を求めて行うことが音楽活動の 率身でもあ琴,保奢のねらいにもなるのである。

 しかし,舞えば声を合わせて激うことは,ある特定 の時難に学級集鐵のまとまりを想定して行うことでは ないはずである。櫨手の声に露分の声を互いに重ね合 わせることは,どのような規摸であれ,集廼で歌う時 に縫えず育てていくべき基本的な購えである。そして そのような積み重ねの上に.ギみんなで声を合わせて歌 う楽しさ」を子どもが経験できるのである。つまむ,

「声を合わせて歌うことの楽しさ」は,ある特定の週の 教癖の鋤きかけの方海性としては機能しにくい事極な のである。そして音楽活動を集毯発達の視点でのみと

らえることによって,声を合わせられない原獲が,集 懸発達の開題なのか,教材あるいは技能の簡題なのか

と潤うきっかけも意識され惹くくなる。

 次に,「幼晃の姿」の申に音楽的な観点から見たもの も稀であった。保育者のヂどの程度指導すべきか」と いう戸惑いは.成果に対する懸定的なイメージがあ鯵,

そこにどれだけ近づくかということを意味しているよ うに見える。そして成果に対するイメージと,子ども の溺常釣な音楽行動との食い違いが大きいほど,指導 することで幼艶のギ楽しさ3が損なわれるのではとい う懸念をいだくように思える。

 しかし,獲常的な遊びの串に音楽的な表現をしてい る幼児の姿を意識釣1こみることで,成果に対するイメ ージ§体も変えることができるのではないだろうか。

子どもの8常の音楽行動を構威して一つの作品にまと め,音楽活動の成果として発表するという方法もあき)

得る。幼児の姿を音楽的な擾点から嚢常離に見ていけ ば,鮨導も内容や形を変えたものになると思われる。

おわりに

 本醗究では幼稚醗カリキュラムの購造の独趨性と,

保育者の音楽活動に対する意識との鷺孫について論述 してきた。保膏考の意識に越する調査項§が完壁とは 言えず追求しきれない藻分も残ったが,一定程度の現 状絶握はできたと考える。

 保畜という営みは,保斉者の綴人的なセンス・力量 紅よって成絵立つ部分が多い教育活動である。そして

2麟容書一6

音楽に関する活動は,と鞍わけ探書者の音楽紡力量で 左右されるように思われる。そのような嚢人離な差に 終始しないためにも,カリキュラムの中に操奮者が幼 児を見る際の音楽的な視点や,霧標を聡確にした音楽 活動を位置づけていく必要がある。

 そのためには,幼稚露カリキュラムのこのような包 嬉的なねらいに縁して音楽がどのような形で灘わるこ とができるのか,またそれは幼児のどのような音楽的 姿を意味するのかについて瞬らかにする必要がある。

今後の課題として,これらのことを音楽活動を行う子 どもの姿に即して追求していきた恥。

碧講査対象等は次の逓玲である。婦象は橿鳥県の3磐國  (公立2韓鋸,私立i58濯)の捉任教諭,露数輩は公立  2縣鑓/85.83%),私立76鑛縁8.欝%),纒答教諭数は  858人,内訳は公立蔚8人,私立3総入である。ただし,音  楽活動に対する考え方についての分暫に驚騨たのは,隼  齢混合クラスを擦組する教諭磐入を除いた毅5人(公立  463人,私立352人/分の掻答である。

2)i線)集銭に提魑された二本立て方式は,音楽表現と技  衛を二分してとらえた代表釣な考え方である。欝驚隼代  にはこの方式は衰退し,露77隼の学習鴛導要領敗毒によ  って,音楽における技術は羨にもまして顧みられなくな  ってしまう。その主たる猿霞は,授業の率で子ども紅教  えていくのに耐えられるだけの,体系だった技徳指導の

教馨牝がなされなかったことが挙げられる/⑤,⑥)。

3/テープ・C亙)などの影式で毒叛されている保鳶のため  の麹集で,主として身体の動きを梓うことを§的とした  麹には,オリジナルなものが多騨。

主要参考文献

①大爆祥子金懸f幼児の音楽的表現一專霧教畜の視点  と保蕎の椀点は対立するか一」音楽教官学,第28つ号,

 還本畜楽教湾学会,欝99

② 霞石暴子ギ幼鮭獲教懸の舞楽教揖の選訳規準1こ麗する  講査錺究雄橿鳥大学教袴実践講究紀要,第3§号,2瞭}年

③ 大宮勇雄・平赫秀美・白石皇子ギ保育指導のf誹懸を生」

 と{呆湾形態の選叛 一纏馬県の幼稚盤のカ}フキュラム講  査穀皆掛 」纏島大学教育実践蟹究紀要,第33号,

 ま997年

④ 白石昌子・平林秀美・大宮勇雛罫幼雛癒教緬の音楽観  と音楽整穿導観 一福轟禦rの幼妻建羅のカ}ノキュラム講査幸舞  密毛2トーヨ巖轟大学教畜実践薦究紀要,第33号,欝97年

⑤ 白石嚢子f音楽科の教誘選訳に縛する一考察」教藩学  講究紀要,第28巻,申羅濾遷教育学会,欝83年

⑤ 欝耀子f音楽科に基礎指導は必要か」教畜課程の講争  点,教欝弱発懸究所,雄94年

(2§Oi年3月3帽受理

参照

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