• 検索結果がありません。

令和 4 年度穎明館中学校入学式式辞 陽春の輝きが増し

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2023

シェア "令和 4 年度穎明館中学校入学式式辞 陽春の輝きが増し"

Copied!
3
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

令和4年度穎明館中学校入学式式辞

陽春の輝きが増し、高尾山の木々をはじめ自然界の多くが胎動し始める季節 となりました。本日、学園本部から理事長の堀越正道先生、副理事長の堀越由美 子先生のご臨席を賜り、令和 4 年度穎明館中学校入学式を挙行できます。私は 本校校長の橋本好広です。よろしくお願い致します。

保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。お慶び、お祝い 申し上げます。

コロナ禍については、まだまだ心配で不安定な状況です。穎明館では、子ども たちの健康と安全を第一に考えた上で、「学びを止めない」、教育活動をしっかり と継続しております。これから中学高校の 6 年間、穎明館教育への変わらぬご 理解、ご協力をお願い申し上げます。

ただいま入学を許可しました 189 名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうご ざいます。皆さんはコロナ禍で大変な状況の中、中学入試を突破し、晴れて本校 の生徒となりました。心より歓迎いたします。まずはご家族をはじめ、今までお 世話になった方々への感謝の気持ちを忘れないでください。

さて、新入生の皆さん、皆さんはEMKブリッジを渡って、正面玄関に掲げ られている銘板に気づきましたか。読んでみましたか。銘板には「校訓」、「モ ットー」、「校歌」が書かれてあります。私立学校で一番、大切にしているもの、

それは建学の精神といって、学校を創立した先生が、どういう気持ちで学校を 創ったかというその思い、教育に対する考え方です。穎明館の建学の精神に基 づく「校訓」、「モットー」、「校歌」は、いずれも本校の創立者堀越克明先生が 考えました。新入生の皆さんには、キャリア教育という授業で、改めて穎明館 や創立者について学ぶ機会があります。皆さん一人一人、穎明館で学ぶ意味を 考え、しっかりと勉強していきましょう。

今日は穎明館の「校訓」について少々お話しします。穎明館の「校訓」を読み 上げます。

(2)

人生は何事に依らず

その目標は高く設定するべきである

その推進には高い知性と理性を必要とする

「校訓」とは学校の教育目標、方針のことです。創立者堀越克明先生は、「穎 明館の生徒は高い目標をもって努力してほしい」と考えていらっしゃいました。

新入生の皆さんは、中学校入学に際して今、目標を持っていますか。それは高い 目標ですか。そして皆さんが持つ、その高い目標を実現していくためには、知性 すなわち物事を知る能力と、理性すなわち物事を判断する心のはたらきが必要 であるということが、校訓の意味するところです。

新入生の皆さん、これから始まる中学校生活、高い目標を掲げて努力していき ましょう。焦ることはありません。一歩一歩、着実に進んでください。穎明館の

「校訓」を胸に、高い目標の実現に向けて努力し続ける、皆さんの日々の成長を 楽しみにしています。

今日はもう一つ、新入生の皆さんに「出会い」についてお話します。人生は「出 会い」と「別れ」と言いますが、4月は「出会い」の月です。

皆さんも今までいろいろな出会いをしてきましたね。物心ついて初めての出 会いは、お母さん、お父さんをはじめ、ご家族だったことでしょう。その後、近 所の幼馴染や、小学校や塾に通うようになってからは、きっと気の合う友達との 出会い、先生・恩師との出会いもあったはずです。そしてこれから穎明館での中 学・高校生活。友達や先輩、先生方との出会いも楽しみにしてください。さらに 思春期、青年期を迎える皆さんは、「もう一人の自分」との出会いも経験すると 思います。18 世紀のフランスの思想家、ジャン・ジャック・ルソーはそのこと を「第二の誕生」と呼びました。「人間はいわば二度生まれる。一度目は生存す るために。二度目は生きるために」。生物的な誕生のあとに、自我に目覚める精 神的な誕生を迎えるというわけです。自我が芽生えてからの中学・高校時代は青 年期、ちょうどもう一人の自分との対話の時期だとも言われます。「自分を見つ めるもう一人の自分」と上手につきあいながら大人になることが、中学高校時代 の大切なテーマになります。気持ちが不安定になることがあるかもしれません。

(3)

自分自身で迷い、悩みながらも、抱えきれないときには、周囲の人たち、保護者・

ご家族、先生方、友達に相談してください。「もう一人の自分」との出会いと対 話を大切にしながら、大人への階段を上っていってほしいと思います。

「出会い」ということでは、校歌で「みどり豊かな多摩の陵」と歌われる穎明 館ならではの出会い、豊かな自然の中での出会いにも期待してください。そこで 今日は環境保護の先駆者、女性生物学者のレイチェル・カーソンの『センス・オ ブ・ワンダー』という本から少し読み上げます。

もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかけ る力をもっているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない「セ ンス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見張る感性」を授けてほ しいとたのむでしょう。

子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生み だす種子だとしたら、さまざまな情緒やゆたかな感受性は、この種子をは ぐくむ肥沃な土壌です。幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。

美しいものを美しいと感じる感覚、新しいものや未知のものにふれたと きの感激、思いやり、憐れみ、賛嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひ とたびよびさまされると、次はその対象となるものについてもっとよく知 りたいと思うようになります。そのようにして見つけだした知識は、しっ かりと身につきます。

新入生の皆さん、「さまざまな情緒やゆたかな感受性」をもって、自然に囲ま れた穎明館だからこそできる学びにもしっかりと取り組んでください。

今日は入学式にあたり、穎明館の「校訓」と「出会い」について、お話ししま した。改めて今日のよき日の出会いに感謝し、喜びあいたいと思います。

穎明館41期生の皆さん、入学おめでとう。

以上、令和4年度穎明館中学校入学式式辞といたします。

参照

関連したドキュメント

「運が悪い」と思うしかないのですが,創立50周

までの間、引き続き臨時休業とするよう要請があり、本市における新型コロナウイルス対策本部会 議におきまして、5月 11 日(月)から5月

令和3年度第2学期終業式式辞(放送) 穎明館生の皆さん、おはようございます。2 学期終業の日、けじめの日です。 皆さんの2学期はどうでしたか。学習への取り組み、生活態度、そして文化祭・ 体育祭、クラブ活動への貢献等、客観的な成績・数字をふまえつつ、冷静に自己 評価を下してみてください。今後に向けて先生方からの指導、アドバイスを活か

穎明館生の皆さん、皆さんは、「自分もこういうスゴイ人になってみたい」―――そんな 人に出逢いましたか。刺激を受けていますか。憧れていますか。真似をするぐらいに染まっ ていますか。自分自身の可能性を引き出してくれる、知的にリードしてくれる、そういう人 に出逢えて、影響を受けているのならば、常に充実した時間を過ごせているはずですね。学

2019年度第3学期始業式式辞 おはようございます。そして、明けましておめでとうございます。生徒の皆さ んにとって2020年、令和2年の幕開けはどうですか。昔から「一年の計は元旦 にあり」と言います。皆さん、それぞれが決意や抱負をもって、気持ち新たにこ の場にいることと思います。 私自身は、今年も出会いを大切にした一年を過ごそうと考えています。昨年4

登校日延期のご連絡および令和2年度第39期生入学許可、歓迎の言葉 穎明館中学校新1年生の保護者の皆様、こんにちは。校長の橋本好広です。 保護者の皆様、お子様の本校へのご入学、誠におめでとうございます。心から お祝い申し上げます。 2月末の政府による感染症拡大防止の休校要請を受けて、本校でも休校を続け

※校長本人の場合は教育委員会 国立学校 校長の証明. ※校長本人の場合は法人の長 私立学校

廣内 大輔 原田 健太郎.. 学長式辞から編む大学史 廣内 大輔 1) 原田 健太郎 2) 1) 岐阜大学教育推進・学生支援機構 2)