• 検索結果がありません。

令和 4 年度穎明館高等学校卒業式式辞

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2023

シェア "令和 4 年度穎明館高等学校卒業式式辞"

Copied!
3
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

令和4年度穎明館高等学校卒業式式辞

穎明館第36期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。保護者の皆様、心 より、お祝い申し上げます。

本日は、学園本部から理事長の堀越正道先生、副理事長の堀越由美子先生、堀 越高等学校校長の掛本寿雄先生をお迎えし、ご列席の保護者・教職員・吹奏楽部 員、代表生徒の皆様とともに、卒業式を挙行できることを誠にうれしく思います。

卒業生の皆さん、皆さんは穎明館での学校生活 6 年間、実によく頑張りまし た。とくに高校生活は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた 3 年間に なりました。高校入学後はオンライン対応に始まり、高校 2 年では感染拡大の 中、36 期生が中心になって保護者・ご家族を迎えて文化祭を成功させました。

計画立案しては幾度もコロナに阻まれた宿泊体験学習。行かせてあげたかった。

校長として私には悔いが残ります。それでも皆さんは、冷静に嘆くことなく、前 を見て、日常の学校生活を大切にしていました。高校 3 年生になってからは受 験勉強によく励みました。校長として初めて行った HR 行脚。私の激励の言葉 を真摯に受け止めてくれた皆さんのまなざしが忘れられません。ありがとう。

さて、穎明館の教育目標は「国際社会に羽ばたく真のリーダーの育成」です。

そこで今日は卒業のはなむけとして、改めて「グローバルリーダーたれ」の言葉 を贈りたいと思います。

今日、よく言われるように人類が直面している課題の多くには、決まった正解 がありません。3年間続いてきたコロナ対応は、まさにその典型的な例でしょう。

その他にも、地球温暖化、人口爆発、ロシアのウクライナ侵攻にみられるような 紛争の数々。国内でも少子高齢化や経済的な格差、地方都市の衰退等々、解決策 を考える時、決まった正解のない課題が山積しています。こうした決まった正解 のない課題に対して、自分で考え、自分で解決策を打ち出す高い知性を養い続け てほしいと思います。穎明館の校訓を胸に刻んでください。

(2)

人生は何事に依らず その目標は高く設定するべきである その推進には 高い知性と理性を必要とする

また、今日では、国内、海外問わず、どこに住んでいても、どのような仕事に 就いていても、グローバル化の波に対応できるような多様性への理解が必要と なります。視野を広げて、お互いの国籍、性、民族や言語、宗教や文化、価値観 等の違いを理解し、尊重することが大切です。EMKのE(Experience)――

穎明館で海外体験学習の機会をもつことのできなかった皆さんですが、これか ら積極的に海外へ出ることも期待しています。

ここで、私の高校時代の経験を一つ紹介します。まだ、高校留学が珍しかった 時代、仲のよい友達がAFSで1年間の留学に出発する際、当時完成したばかり の成田空港に見送りに行きました。「元気に行って来いよ」と手を振りながら、

「自分もいつかきっと飛び出すぞ」と決意しました。我ながらささやかな「国際 派宣言」です。その時は、穎明館に就職して生徒引率という形で、頻繁に海外に 行くことになるとは思いもしませんでしたが………。ちなみにその友達は現在、

英文学者として活躍していますが、今でも1 年に 2、3 回は顔を突き合わせる、

変わらぬ付き合いを続けています。友達はいいものですね。皆さんも穎明館で培 った友情を大切にしてください。

卒業生の皆さん、「グローバルリーダーたれ」―――皆さんが、「グローバルな 視野に立って、人類社会のために何らかの形で貢献しよう」と考えるならば、立 派なグローバルリーダーです。国内、海外問わず、どこにいても、どんな活動を するにしても、広い視野に立って、世のため人のために役に立とうとする気概を 忘れずに持ち続けてください。

式辞の結びは創立者堀越克明先生が、かつて式辞でよく紹介されていた旧制 第一高等学校寮歌です。創立者はご自身の学生時代を振り返って、寮歌の歌詞の 一節をその解釈とともにいつも懐かしそうに語られていました。学校法人堀越 学園百周年の節目に当たる今年、創立者に敬意を表しつつ、卒業生の皆さんに、

穎明館における最後の激励のメッセージとして贈ります。

(3)

春 甦よみがえるときめきに 燃ゆる若樹わ か ぎの光より

いのちの群れはわななきて 大地 の 齢よはひをささやきぬ

真理ま こ とのみちの嬰児みどりごが 宇宙 の 律しらべに瞠みはりけむ 双眸ひ と みにやどす 耀かがやきを 生命い の ちの詩うたと誰たれが知る

寒い冬が終わり、再び春を迎えて、木々も芽を出そうとしている。若木の枝を 通してさしてくる陽の光が輝き、いきいきとした生命力に満ちた若者たちは、今、

何事かを成そうと胸をときめかせ、大地にしっかりと根を張って生きていこう としている。

人間が人間たるゆえんは、一生涯かけて真理を探究していくことにある。真理 探究の途上にある若者たちが赤ちゃんのように純真な魂で、天地大自然の奏で る生命の歌、シンフォニーに聴き入っているその時、純粋な瞳に映る光景は、天 地大自然の生命そのものだ。

卒業生の皆さん、純粋な気持ちを忘れずに、大いに知恵を得て生きていくこと が、皆さんの人生を豊かにします。自然に恵まれた穎明館で、豊かな学校生活を 送ったことに感謝しつつ、これからさらに大きく羽ばたいていってください。

誇り高き穎明館36期生の皆さん、卒業おめでとう。皆さんの人生に幸多かれ。

以上、令和4年度穎明館高等学校卒業式式辞といたします。

参照

関連したドキュメント

平成24年度卒業証書授与式・専攻科修了証書授与式及び学位記授与式  校長告辞

高等学校卒業生県内就職促進事業(以下「本事業」という。

本学のマスコットキャラクター「Nabblt(ナビット)」です。左手を前にか

卒業生就職先 ◆就職について ・企業と学校との信頼関係に基づく学校推薦制度が主です. ・専門科の卒業研究指導教員(学生2~6名/教員1名)が, 綿密に面接や専門試験対策をします. 6 就職先 過去5か年(平成25年卒~平成29年卒)の主な就職先 県内 ウエノ、OKIサーキットテクノロジー、オリエンタルモーター鶴岡事業所、

 1986年に介護福祉士受験が可能な福祉系高等学校(以下,「高校福祉科」とする)が創設さ

令和3年度第2学期始業式式辞(放送) おはようございます。穎明館生の皆さんにとっての夏休みはどうでしたか。1学期の終業 式の式辞で触れた後悔、後悔のない充実した夏休みになりましたか。本を読みましたか。行 動しましたか。一冊の本、人との出会いはありましたか。あれこれと欲張らなくても、「こ

穎明館生の皆さん、皆さんは、「自分もこういうスゴイ人になってみたい」―――そんな 人に出逢いましたか。刺激を受けていますか。憧れていますか。真似をするぐらいに染まっ ていますか。自分自身の可能性を引き出してくれる、知的にリードしてくれる、そういう人 に出逢えて、影響を受けているのならば、常に充実した時間を過ごせているはずですね。学

登校日延期のご連絡および令和2年度第39期生入学許可、歓迎の言葉 穎明館中学校新1年生の保護者の皆様、こんにちは。校長の橋本好広です。 保護者の皆様、お子様の本校へのご入学、誠におめでとうございます。心から お祝い申し上げます。 2月末の政府による感染症拡大防止の休校要請を受けて、本校でも休校を続け