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竹前栄治教授退任記念号の発刊に寄せて

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Academic year: 2021

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竹前栄治教授退任記念号の発刊に寄せて

現代法学部長

島 田 和 夫

竹前栄治教授は 2004年 3月に本学を退職されました 先生は本 学の専任教員として 1974年 4月に着任され 以来 30年の長きにわ たって本学で教鞭をとられました 長年にわたって本学の教育研究 活動にご尽力されたことに対し 深く感謝申し上げます 竹前先生は 1930年に長野県須坂市でお生まれになり 1955年東 京教育大学文学部社会科学科を卒業され その後 東京都立大学大 学院社会科学研究科に進まれました さらに EWC 奨学金により 1964年から 1966年にかけてハワイ大学大学院およびカリフォルニ ア大学大学院に留学し 日本占領史を研究され 1968年に東京都立 大学大学院博士課程を単位取得満期退学されました 先生は 1971 年に アメリカ対日労働政策の研究 により 東京都立大学大学院 から法学博士の学位を取得されました 先生は 中央大学法学部非 常勤講師などを経て 1974年 4月に本学経済学部教授に就任し 2000年 4月からは現代法学部教授となられ ご退任まで本学におい て教育・研究に打ち込んでこられました この間 先生は研究・教 育の面での本学への貢献はもとより 研究委員会委員 図書委員会 委員 学長候補者推薦委員会委員 自己点検基本事項検討委員会委 員などを務められ 大学運営の面でもご活躍されました 先生は本 学の法学政治系教員の重鎮のひとりとして重要な役割を果たされ 現代法学部開設に当たっては その基礎づくりのために尽力されま した 本学は 先生のこれらのご功績に対し 2001年 5月には名誉

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― ― 教授の称号を授与しました ところで 竹前先生の主な専攻は現代政治 とくに日本占領に関 する研究で 1972年には 学内外の研究者を組織して日本占領史研 究会を設立され その初期 10年間にわたって代表を務められ この 研究分野の草分けのひとりとなられました 2002年には その占領 研究の集大成を英文の著書 Inside GHQ として刊行され 国際 的な評価を得ておられます また 日本国際政治学会の評議員を 10 年余り務められるなど 学外においても広くご活躍されました 先 生は 1980年頃から失明状態となられたにもかかわらず それまで の占領研究に加えて 新たに障害者政策研究にも取組まれるなど 精力的に研究教育活動に励まれ 私ども後輩に研究者および教育者 としての範を示されました 先生は本学退職後においても 占領研 究と障害者政策の研究をライフワークとして精力的に進めておられ ます 今後もご健康に留意され 益々ご活躍されることを祈念いた します なお この記念号に対しては 天川晃放送大学教授 岡部史信創 価大学助教授 および三宅明正千葉大学教授から特別にご寄稿をい ただきました 先生方のご厚意に対し 心からお礼申し上げます 竹前栄治教授退任記念号の発刊に寄せて

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