19 Ⅰ 地 域 貢 献 │ 毎年、京都中央信用金庫主催で地元企業や大学、行政等の研究機関による商談会が開催され、本年度で31回目となる。栄 養クリニックは開設前から参加しており本年度で13回目となる。来場者数は約8千人を想定しており、今年は304ブース(大 学8校)が参加した。2日間のイベントに指導教員・指導員、LSが各々1名と食物栄養学科学生アルバイトの院生2名、4 回生1名が参加し、管理栄養士の資質向上に役立つ学生教育の場となっている。 ◉ ◉日時:令和元年10月16日(水)10:00~17:00、 17日(木)10:00~16:00 ◉ ◉場所:京都府総合見本市会館(パルスプラザ) ◉ ◉対象:商談会参加来場者および一般市民 ◉ ◉内容:握力、ヘモグロビン(推定値)、骨密度の測定お よび栄養相談、食品摂取の多様性評価票調査 ◉ ◉配布資料:栄養クリニック作成冊子『骨を元気にする レシピ集』『貧血予防ガイド&レシピ集』『栄養クリニ ックの利用ガイド』 栄養クリニックの開設目的や活動事例の一部をパネル で紹介し、商談訪問者には、栄養クリニックの実態説明 をして意見交換を行い、ブース利用者には健康増進や生 活習慣病予防の積極的な啓発活動の一環として、上記3 項目の測定と食品摂取に関するアンケート調査を実施し、 各自の健康への関心を促した。希望者には、各種測定値 の評価説明や質問に対し、健康管理に有益な食事と運動 についての情報を提示するなど個々の栄養相談に応じ た。学生は、受付、測定の内容説明、測定実施と簡単な 結果説明を担当した。 [成果]利用者は169名で下図に示す通り20~80歳代と 幅広く、男性58%、女性42%であった。多くの方は、学 生の結果説明で満足され、栄養相談を受けた方は20数名 で、その半分が毎年来られるリピーターであった。栄養 相談の内容は、殆どが骨粗鬆症予防や改善のための具体 的な食事であった。栄養クリニックの冊子を使用し、各 自の食事からのカルシウム摂取量を予測し、骨量改善に 不足しているカルシウムの具体的な補い方や骨形成に役 立つ運動についてもアドバイスした。骨粗鬆症は生活習 慣病の一つであるにもかかわらず、予防や早期発見に対 する一般認識が低く、初めての測定の方も多く、若年者 でもかなりの骨量低下の方がおられた。骨粗鬆症の疑い がある方には、受診勧奨と早期治療の重要性を啓発する ことができた。 利用者の方から「自分の身体や栄養状態を知ることが でき、具体的な食事の改善点が明確になり、来た甲斐が あった」などの感想をいただいた。主催者側からも「毎 年、栄養クリニックの人気は高い」との評価を頂き、栄 養クリニックを紹介するよい機会であった。 学生達からは、栄養相談の知識・技術は大学の授業で 学ぶだけでなく、その場の状況に応じて臨機応変に対応 する能力を身につける体験ができ、期待以上の収穫であ ったとの声が聞かれた。 ◉ ◉学生の感想:始めは緊張したが、対応をしている内に 緊張感がとれスムーズに動けた。結果説明は、相手に 応じて分かりやすく説明することの大切さを実感でき、 よい体験ができた。長時間でしたが終わってみると楽 しかった。栄養相談はわかりやすい言葉で、さまざま な質問に答えられており、幅広い知識の必要性を痛感 した。休憩時間を利用した会場見学で京都の企業を知 ることができてよかった。 (木戸詔子) 女性 男性 0 5 10 15 20 25 30 80 代 70 代 60 代 50 代 40 代 30 代 20 代 10 代 (名)
中信ビジネスフェアへの出展による栄養アセスメント・栄養相談
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