プレサリオとデジタルビデオで何ができる?
イベントや旅行などではデジタルビデオが大活躍。後で再生すれば楽しかった思い出もよみがえります。
でも、同じシーンが続いたり時間だけが長かったりして、人に見せるにはちょっと...ということも多い
はず。そんなときは、デジタルビデオをプレサリオにつないで編集してしまいましょう。必要なシーンだ
けをプレサリオに取り込んで、シーンをつなげばOK。それにちょっとした特殊効果を加えたりタイトル
を入れたりすれば、メリハリのあるオリジナルビデオの完成です。
プレサリオとデジタルビデオを使えば、ビデオ編集をはじめとして次のことができます。
この章では、プレサリオに添付しているアプリケーション「Ulead VideoStudio」を使って、ビデオを編
集する方法について説明します。
・ プレサリオとデジタルビデオを接続するには、お使いのプレサリオにIEEE1394カードが装備され
ている必要があります。
・ Ulead VideoStudioについてのサポートは、ユーリードステムズ社にて行っています。サポートに
ついて詳しくは『プレサリオ アプリケーションガイド』をご覧ください。
Ulead VideoStudioでビデオを編集する
ここでは、Ulead VideoStudioを使ってビデオを編集し、できあがった映像をテープに保存する方法に
ついて説明します。
一連の手順は次のような流れになります。
デジタルビデオから映像を取り込む
ここでは、プレサリオとデジタルビデオを接続し、Ulead VideoStudioを使って映像を取り込んでみま
しょう。
・ あらかじめプレサリオにUlead VideoStudioをインストールしておいてください。インストール
の方法については、『プレサリオ アプリケーションガイド』をご覧ください。
・ Ulead VideoStudioの「Ulead製品 お客様保管用カード」には製品のシリアル番号が記載されて
いますので、大切に保管しておいてください。シリアル番号がわからないとユーザサポートやアッ
プグレード等のサービスが受けられなくなります。
●デジタルビデオを接続する
プレサリオにデジタルビデオを接続します。
→ 「デジタルビデオなどIEEE1394対応機器を接続する」(p.60)
デジタルビデオの電源を入れて、ビデオモードにします。
右のようなダイアログが表示されます。
・「ビデオモード」は「VTRモード」または「再
生モード」となっていることもあります。
詳しくはデジタルビデオの操作説明書を
ご覧ください。
「OK」ボタンをクリックします。
●Ulead VideoStudioを起動する
デスクトップの (Ulead VideoStudio 5.0SE Basic)をダブルクリッ
クします。
右のようなウィンドウが表示されます。
●新しいプロジェクトを作る
Ulead VideoStudioではビデオ編集の一連の作業を「プロジェクト」という単位で行います。ここでは「ピ
クニック」という名前のプロジェクトを作ってみましょう。
( プ ロ ジ ェ ク ト を 作 成 )を ク
リックします。
右のようなダイアログが表示されます。
「プロジェクト名」の欄に「ピクニック」と入力します。
「OK」ボタンをクリックします。
Ulead VideoStudioのウィンドウがキャプ
チャ用の表示に変わります。
●映像を取り込む
映像を取り込むことをキャプチャといいます。キャプチャの時間を指定することもできますが、ここでは
手動でキャプチャする手順について説明します。
キ ャ プ チ ャ を 開 始 す る 位 置 ま で
テープを戻しておきます。
テープの巻き戻しや再生などはU l e a d
VideoStudioのウィンドウで行います。
(ビデオをキャプチャ)をクリックします。
キャプチャが始まります。
キャプチャを終了したいところでもう一度
(ビデオをキャプチャ)をク
リックします。
キャプチャが終了します。
・ 一度のキャプチャで取り込んだ映像をクリップといいます。2回キャプチャを繰り返せば2つの
クリップができあがります。
手順1から3を繰り返して必要なだけキャプチャします。
特殊効果を加えてシーンをつなぐ
特殊効果を使うと、クリップの変わり目でも自然にシーンをつなぐことができます。
ここでは、シーンが消えていくように切り替わる「クロスフェード」という特殊効果を加えてみましょう。
Ulead VideoStudioのウィンドウ上部の「効果」をクリックします。
Ulead VideoStudioのウィンドウが効果用
の表示に変わります。
特殊効果の種類を選びます。ここで
は、ウィンドウ右側の をクリック
して、
「F/X」をクリックします。
F/Xの特殊効果のライブラリが表示されま
す。
「クロスフェード」を、クリップとク
リップの間にドラッグします。
クリップとクリップの間に「クロスフェー
ド」の特殊効果が挿入されます。
・ プレビューウィンドウの再生ボタンをク
リックすると、特殊効果の結果を見ること
ができます。
タイトルを入れる
ここではクリップの先頭に「picnic」というタイトルを入れてみましょう。
Ulead VideoStudioのウィンドウ上部の「タイトル」をクリックします。
Ulead VideoStudioのウィンドウがタイト
ル用の表示に変わります。
(タイトルクリップを作成または編集)をクリックします。
プレビューウィンドウに文字を入力する枠
が表示されます。
「picnic」と入力します。
・ 必要に応じて、文字のフォントや色などを
設定することができます。
(タイムラインへ追加)をクリックします。
タイトルがタイトルトラックに追加されます。
文字のフォント、サイズ、行間、
色、飾り、揃えを指定できます。
タイトルを表示しておく時間を
指定できます。
タイトルの動きを指定できます。
できあがった映像をDVテープに録画する
編集が終わった映像はムービーファイルとして保存します。ムービーファイルにはいろいろな形式があ
りますが、ここではDVテープに録画するために「NTSC DV形式」で保存します。
●編集した映像を確認する
Ulead VideoStudioのウィンドウ上部の「完了」をクリックします。
Ulead VideoStudioのウィンドウが完了用
の表示に変わります。
(プロジェクトを再生)ボタンをクリックします。
プロジェクトで行った作業が処理され、全体が再生されます。
●ムービーファイルを作る
(ムービーを作成)をクリックし
て、
「NTSC DV 720×480」をク
リックします。
右のようなダイアログが表示されます。
「ファイル名」にムービーの名前を入力します。
「保存」ボタンをクリックします。
ムービーファイルが作成され、ライブラリに追加されます。
●映像をDVテープに録画する
出力オプションが「MS DV録画」に
なっていることを確認して (ビ
デオクリップをエクスポート)をク
リックします。
右のようなウィンドウが表示されます。
このウィンドウでプレビューすることがで
きます。
「次へ」ボタンをクリックします。
右のようなウィンドウが表示されます。
録画を開始する位置まで、DVテープを早送りまたは巻き戻します。