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ホワイト ペーパー :SQL Server 2012 の導入に適切な情報インフラストラクチャが不可欠である理由 2 目次 SQL Server 2012: アプリケーション データベースとストレージのニーズ... 3 概要... 3 アプリケーション サーバとエンタープライズ RDBMS( リレーシ

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ホワイト・

ペーパー 

 

 

SQL Server 2012 の導入に適切な 

情報インフラストラクチャの 

検討が不可欠である理由 

EMC

の製品で要件を満たす方法

 

   

シニア・アナリスト、

Mark Peters

 

 

 

2012 年 3 月 

 

         

この ESG ホワイト・ペーパーは EMC の委託を受けて 

(2)

目次 

SQL Server 2012:アプリケーション・データベースとストレージのニーズ ... 3

  概要 ... 3  アプリケーション・サーバとエンタープライズRDBMS(リレーショナル・データベース・  マネージメント・システム)—確認事項 ... 3  Microsoft SQL Server ... 4 

ストレージがアプリケーション・データベースの問題解決のための選択肢となる理由 ... 5

 

EMCストレージはSQL Server 2012 の最適化にどのように役立つか ... 6

 

ESGラボによるEMCとSQL Serverの組み合わせの体験 ... 9

 

より大きな真実 ... 10

                                                                                                すべての商標名は、それぞれの企業が所有権を保有しています。この資料に記載されている情報は、ESG(Enterprise Strategy Group)が信頼 できると見なす出典から取得したものですが、ESGが保証するものではありません。この資料には、ESGの見解が記載されていますが、必要 に応じて変更される場合があります。この資料は、Enterprise Strategy Group, Inc.が著作権を保有しています。Enterprise Strategy Group, Inc.の 明示的な同意を得ずに、ハード・コピーの形式、電子的、またはその他の方法を問わず、受領が許可されていない者にこの資料の全部ある いは一部を複製または再配布する行為は、米国著作権法に違反し、損害賠償請求の民事提訴、および妥当な場合は刑事告発の対象となりま す。ご質問がございましたら、ESG Client Relations(電話:508‐482‐0188)までお問い合わせください。

 

 

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SQL Server 2012:アプリケーション・データベースとストレージの

ニーズ 

概要 

世の中の大半のものは他のものに依存しており、ニーズが変わることで直感的に調整されています。 コーヒーに入れる砂糖の量は、カップのサイズによって変えているでしょうし、 家の中では、用途や 耐用性に基づいて、場所ごとにさまざまな床材が敷かれていることでしょう。  より技術的なレベルでは、DBA(データベース管理者)は常にレスポンス・タイムとユーザー・プロ ファイルについて考える一方で、ストレージ管理者は当然、容量とバックアップのニーズについて考 えます。しかし、SQL Serverなどの主要アプリケーションを導入したり拡張したりするときに、スト レージについて必ず、本当の意味で検討しているでしょうか。多くの場合、検討事項として後から考 えることになりかねません。ところが、ストレージは、SQL Serverなどのミッション・クリティカルな アプリケーションをサポートするうえで基盤となる不可欠なインフラストラクチャであるだけでなく、 そのアプリケーションで実現されるビジネス・バリューに実質的に影響を及ぼす可能性もあります。 優れたストレージを適切に導入すると、アプリケーションを強化して最適化できます。SQL Serverの新 しいバージョン(SQL Server 2012、開発時の呼称は「Denali」)の登場は、この重要な依存関係につい て検討する必要性を見直す絶好の機会です。  このホワイト・ペーパーは、SQL Server 2012の詳細な説明を目的としたものでも、すべてのEMCスト レージ製品の購入ガイドでもありません。むしろ、それぞれについて必要十分な情報を提供し、IT管 理者が(まだそうしていなければ)データベース・システムとストレージ・ハードウェアの関係に注 目できるようにすることを目的としています。依存関係は確かに存在します。また、価値を最適化し てそのメリットを享受することもできます。率直に言うと、ストレージはSQL Serverと突き合わせて積 極的に検討する必要があります。検討しなければ、ほぼ確実にコストが増加し、サービス品質が低下 します。もちろん、どちらも最適化されません。 

アプリケーション・サーバとエンタープライズRDBMS(リレーショナル・データベース・ 

マネージメント・システム)—確認事項 

最新のほぼすべてのアプリケーションには、永続性のあるストレージが必要です。そのようなアプリ ケーションの多くは、トランザクションを処理し、ユーザー、購入、資産、または資金に関する履歴 情報を取得します。これらの機能は最新のコンピューティングのコアであり、ほとんどの本格的なア プリケーションはデータベース、特にRDBMS(リレーショナル・データベース・マネージメント・シ ステム)に依存して、これらの機能を実現しています。すべての主要なRDBMSは、なんらかのバー ジョンのSQL(「構造化クエリー言語」)を使用しており、RDBMSサーバの利用は近年、急増していま す。大規模なエンタープライズまたはコンシューマ・アプリケーションの実行は、クラウド・ベース、 Webベース、クライアント・サーバ、N‐Tierのいずれであれ、ストレージ、トランザクション処理、レ ポート作成、およびデータ・マイニング用の大規模なデータベースなしには考えられません。  必然的に、そのデータとトランザクションはすべてがどこかに格納されている必要があるため、スト レージの懸念事項と能力はRDBMSに関する考察事項と密接な関係があります。また、同じ基準(応答 性、可用性、拡張性)がストレージ・サブシステムにも適用されます。データベースに高応答性、高 可用性、またはフォルト・トレランスや迅速な拡張性を求めるのであれば、基盤となるストレージも 同様である必要があります。 

(4)

Microsoft SQL Server 

MicrosoftのRDBMSは、Microsoft SQL Server(または単に「SQL Server」)です。1989年から開発が続け られ、十数のリリースが発表されています。SQL Serverは、Microsoftの代表的なエンタープライズ製品 の1つに成長し、そのライセンス売上は数十億ドルにのぼっています。Microsoftによると、新しいSQL  Server 2012は、「お客様がミッション・クリティカルな環境を継続して構築およびサポートすること を支援する重要な製品リリースであり、導入してすぐに信頼性と効率性を向上させることができます。 新しいツールと機能拡張によって組織のあらゆるレベルで画期的な洞察を可能にすると同時に、サー バ、プライベート・クラウド、およびパブリック・クラウド間でアプリケーション・シンメトリ向け のクラウド対応テクノロジーによって、お客様が将来に向けて機敏な状態を維持できるよう支援しま す」。1 Microsoftは、この新しいバージョンにおいて、次の3つの主要な改善の「柱」を掲げています。  • ミッション・クリティカルを託せる信頼性  • Big Data対応のビジネス・インテリジェンス  • アプライアンスからクラウドまで単一アーキテクチャ  まず、それぞれの柱について、そのストレージ環境への影響とあわせて、簡潔に確認しておきましょう。  • ミッション・クリティカルを託せる信頼性:ここでは、Microsoftは「AlwaysOn」と称して高可 用性に焦点を当て、SQL Server 2012を使用して実現可能な2 99.999%~99.9999%のアップタイム3 を押し出しています。Microsoftは、特有の機能を多数追加することで、最も厳しいSLA(Service  Level Agreement)を満たしながら優れたコスト・パフォーマンスを維持できるようにSQL Server  2012を設計しました。加えて、MicrosoftはSQL Server 2008と比較して、パフォーマンス面の大 幅な改良を行いました(データ・ウェアハウジングのシナリオにおいてパフォーマンスを向上 するカラムストア・インデックスなど)。  ストレージへの影響:高可用性データベースは、同程度の復元性を備えたストレージ・インフ ラストラクチャとともに使用しないとあまり意味がありません。複数サイトのクラスタリング についても同じことが言えます。同様に、SQL Server 2012のパフォーマンスに対するニーズが 高まると、ストレージ・サブシステムがアプリケーション全体のパフォーマンスのボトルネッ クにならないように、ストレージについても高いパフォーマンスが要求されます。  • Big  Data対応のビジネス・インテリジェンス:データの保存は、  情報の保有とは別のことです。 理解した情報に基づいて行動できることとも異なります。ユーザーをデータから情報へ、そし て行動または理解に導くことが、SQL Server 2012リリースの2つ目の要です。優れたレポート作 成サービスからさらなるセルフ・サービスまで、そして異種のソースからデータを集約する機 能強化からExcel、SharePointなどのツールとのコラボレーションまで、Microsoftは「セルフ・ サービスBI」(ビジネス・インテリジェンス)ソリューションの設計と利用を奨励しています。 高度な意味検索機能を使用すると、構造化されていないデータを従来の柔軟性のないデータ ベースと一緒に管理できます。  ストレージへの影響:これらすべての改善点は、容量の点からも(これにより拡張性が要求さ れます)、高まる集約パフォーマンスの点からも、ストレージ・システムに負荷をかけます。 「より多くのデータに、より動的に、より多くアクセスする」とは言うが易しですが、設計や 実現はそう簡単ではありません。 

       

1  出典: Microsoft Corporation ホワイト・ペーパー、「SQL Server 2012 What’s New」、2011 年 7 月   2

 出典: AlwaysOn については、Microsoft サイト(http://msdn.microsoft.com/en‐us/sqlserver/gg490638(en‐us,MSDN.10))を参照して

ください  3

(5)

• アプライアンスからクラウドまで単一アーキテクチャ:Microsoftは、SQL Server 2012をお客様 が使用しているあらゆるクラウド設計に選ばれるデータ・エンジンとして位置づけています。 これは、プロセスの合理化や、多くのデータ・タイプのサポートなどによるものです。このホ ワイト・ペーパーにおいては、「クラウド」のおそらく最も明らかな唯一の特徴は、どのよう なクラウドであっても、ワークロードの新しいインスタンス(または機能)を迅速かつ簡単に 「スピン・アップ」し、保存されているサーバ・テンプレートまたはスナップショットを通常 は使用して、そのインスタンス(機能)をほぼ即座に再構成できる点です。これを実現する主 要テクノロジーは、物理データベース・サーバを論理インスタンスに分割するサーバ仮想化の 活用であり、このテクノロジーによってワークロードをシームレスに移動できるだけでなく、 ハードウェアの使用率を高めることもできます。  ストレージへの影響:柔軟性(パフォーマンス、容量、管理ポイント、または相互運用性に関 する)と拡張性は、仮想サーバを追加または削除したときにストレージを迅速に(再)プロビ ジョニングできること、およびSQL Server環境が物理モデルと仮想モデルの両方において拡大 するときに生じるパフォーマンス・ニーズの変化にあわせて拡張できることを保証する鍵とな ります。 

ストレージがアプリケーション・データベースの問題解決のための選

択肢となる理由 

どのアプリケーションでも、特にデータ駆動型のアプリケーションについては、効果的な結果を得る ことができるかどうかは、ソフトウェアとハードウェアの慎重な選択とその相性に依存します。選択 したストレージ・システム以上に重要なハードウェア・コンポーネントはありません。アプリケー ションを重視するITプロフェッショナルの多くはSQL Server 2012のリリースはMicrosoftにとって大成功 だと考えることは間違いないでしょうが、その同じ人たちはこの優れたRDBMSを次善または限定的な ストレージ・システムでプロビジョニングしてしまうと大いに失望させられるでしょう。  主な懸念事項は、ストレージの経済効率です。実環境においては、コストを無視して最高のパフォー マンスを実現する必要がある場合は極めてまれであり、たいていの場合は、パフォーマンスとコスト のバランスをとる必要があります。もちろん、サービス品質も重要であり、もう1つの懸念事項となり ます。ストレージは、アプリケーションによって達成されるビジネス上の成果、効率性、およびコス ト・パフォーマンスを決定したり、うまくいけば向上させたりできるため、アプリケーション・デー タベースにとって重要になります。サービス品質をどのように測定しても、それが応答性、可用性、 データの整合性、二酸化炭素排出量、ダウンタイムの少なさ、クエリーあたりのコストのいずれで あっても、データベース全体の品質は最も品質の低い部分によって決まります。SQL Server 2012環境 をサポートする基盤のストレージ・システムについて、そのニーズ、展望、拡張計画を詳細に議論す ることは、そこが弱点となることを避けるために不可欠です。  また、ユーザーがSQL Serverのみを実行し、他のアプリケーションは実行しないという状況もほとんど ありません。つまり、特にワークロードの仮想化が進み、サーバとストレージ・リソースを共有する 必要がある場合には、ユーザーがどのようなストレージを選択したとしても、IT環境全体でうまく機 能する必要があります。ストレージに関しては、SQL Server特有のニーズとデータセンターの一般的な ニーズの両方について、ユーザーは選択肢、柔軟性、および高度な機能を考慮する必要があります。 

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EMCストレージはSQL Server 2012の最適化にどのように役立つか 

このセクションのタイトルが提示している問題については、次のような簡潔な答えがあります。  EMCにはSQL Serverとの動作が十分にテストされた幅広い製品があるだけでなく、それらの製品が  SQL Server 2012の機能を補完しているため、ITユーザーによる最新バージョンのMicrosoftデータベース への投資を最適化できます。共同テクノロジーと同様に重要な点は、EMCとMicrosoftの双方がコンサ ルティング・サービスと統合サポートにおいて長期にわたる投資を積み重ねていることです。  この短いホワイト・ペーパーでEMC製品のすべての機能について長々と批評することを避けて、ここ ではSQL Serverのニーズに具体的に対処できるEMCの関連ソリューションの一部を紹介します。  • VNX:EMC VNXシリーズは、「仮想アプリケーション向けに最適化された、優れたシンプルさ および効率性を実現する高パフォーマンスのユニファイド・ストレージ」によって構成されて います。4 VNXは、仮想化のニーズを満たす処理能力と柔軟性を提供しながら、コストを削減し 複雑さを解消するという要件を満たすために役立ちます。これは特に、フラッシュ・ドライブ でシステム・メモリを拡張してリアルタイムのパフォーマンスを向上するFAST Cache、および FAST VPを組み合わせた場合に言えることです(これら両方の製品の詳細については下記を参 照)。SQL Serverのワークロードは、VNXプラットフォームで利用可能な自動チューニングおよ び構成機能を使用して迅速に設定できます(時間を最大80%短縮)。他のストレージ・ソ リューションと比較して、VNXはSQL Serverのワークロードを3倍高速にできます。また、すべ てをフラッシュ・ドライブにした場合(高負荷OLTP(オンライン・トランザクション処理) ワークロードに特に適している)、同等のシステムですべてをHDDドライブにした場合に比べ て、わずか8分の1のTPM(1分あたりに処理可能なトランザクション数)あたりのコストで10倍 のパフォーマンスを実現できます。データ・ウェアハウジング中心のワークロードについては、 EMCでは、SQL Serverに最適な固有の構成を作成しています。EMCはSQL ServerをVNXシステム上 で広範囲にわたってテストしているため、VNXはMicrosoftのSQL Server Fast Track Data Warehouseの リファレンス・アーキテクチャに含まれています。  • Symmetrix VMAXe:VMAXeは、「コスト・パフォーマンスに優れたマルチコントローラ・ス ケールアウト・アーキテクチャ、VMAXの実績のある革新、そして市場をリードする効率性」 を提供しています。5 VMAXeは、2011年に発表されたばかりですが、20年に及ぶ優れた経歴を 誇るSymmetrixテクノロジーに基づいて構築されています。Symmetrix VMAXeは、そのモジュ ラー・アーキテクチャによって非常に高レベルの信頼性と拡張性(SQL Serverインフラストラ クチャのシームレスな拡張)を実現し、(コントローラのアップグレード時でも)100%のアッ プタイムという可用性を保証するため、サービス品質が最大化されます。VMAXeは、初期イン ストールと、使用可能なストレージ領域の最初の数TB(テラバイト)のプロビジョニングが  4週間でも4日でもなく4時間未満で完了するように設計されています。初期セットアップ後は、 仮想プロビジョニングを使用して、1 TBのデータを約4分ほどでプロビジョニングできます。 データは、FAST  VP(下記を参照)を使用して適切なレベルのストレージ(フラッシュ、SATA、 FCドライブ)に自動的に移動されるため、EMCによると最大40%のパフォーマンス向上を40%低 いコストで実現できます(この数字の正確な統計上の解釈は変わる可能性がありますが、大幅 な効率性向上が期待できます)。この製品は、大規模で複雑かつミッション・クリティカルな SQL Server環境向けです。また、SQL Server環境をTier‐1データセンターに移行する場合は、最適 な補完製品です。 

       

4  http://japan.emc.com/storage/vnx/vnx‐series.htm  5  http://japan.emc.com/storage/symmetrix/symmetrix.htm 

(7)

FAST VP、FAST Cache、VFCache:SQL Server 2012のパフォーマンス向上とコスト削減を支援する、 EMCの3つの革新的なテクノロジーにはフラッシュ・テクノロジーが活用されており、TPM、 IOPS、およびレスポンス・タイムが向上すると同時に、SQL ServerのDBAによるパフォーマン ス・チューニング作業が最小限に抑えられます。  o FAST VP(Fully Automated Storage Tiering for Virtual Pools)は、適切なデータを適切なタ イミングで適切なストレージに配置する自動化ソフトウェアです。SQL Serverへの適用 可能性の点では、FAST VPによってパフォーマンスが向上し、経済効率とのバランスを 調整できます。このソフトウェアは、ユーザー環境の正確な理解に基づいており、その ために30名を超える博士号取得者と数百のお客様が関与して、4,000を超えるアプリ ケーションによる情報へのアクセス、約100万のボリュームに保存された情報、2 PBを 超える顧客統計データ、および540億を超えるI/Oトランザクションが分析されました。 このすべてのエンジニアリングと分析の結果がFAST VPであり、そのソフトウェア・ ツールによってストレージ・プラットフォームの本来の実力が発揮され、パフォーマン スを最大化しながらコストを抑えることができます。FAST VPは、EMC VNXとSymmetrix  VMAXeの両方に導入されています。FAST VPを使用することで、さまざまなタイプの データを最適なタイプのストレージに自動的に配置でき、SQL Serverデータベースの 「ホット」なデータはフラッシュ・ストレージに、頻繁には使用されないデータは低コ ストのメディアに確実に保存されます。  o FAST Cacheは、ストレージのパフォーマンスを最適化する機能であり、頻繁にアクセス されるデータへの即時アクセスを提供します。FAST Cacheは、アプリケーション・ワー クロードで発生した予期しないスパイクを自動的に吸収することでFAST VPを補完しま す。FAST Cacheは、エンタープライズ・フラッシュ・ドライブを使用して、既存の キャッシュ容量を最大2 TBまで拡張することができます。FAST Cacheは、受信I/Oを監視 してアクセス頻度を計測し、最も頻繁にアクセスされるデータをバックエンドの回転 ディスク・ドライブからキャッシュに自動的にコピーします。構成はシンプルで、監視 も容易であり、SQL Serverの読み取り/書き込みのあらゆるワークロードのパフォーマン スを大幅に向上できます。  o EMCの新しいVFCacheは、サーバ・フラッシュ・キャッシュ・ソリューションです。  インテリジェント・キャッシュ・ソフトウェアとPCIeフラッシュ・テクノロジーが使用 され、レーテンシーの短縮とスループットの向上によってSQL Serverのパフォーマンス が大幅に向上しています。VFCache内のキャッシュの最適化によって、変化するSQL Server のワークロードに自動的に対応しています。この最適化は、最も頻繁に参照されている データを判断し、サーバ・フラッシュ・キャッシュに移動することで行われます。その 結果、「最もホット」なデータがサーバのPCIeカードに自動的に保存され、SQL Server データベースからのリクエストに対するレスポンス・タイムが大幅に短縮されます。  • バックアップと重複除外:多くのお客様は、従来のテープベースのバックアップからディス ク・バックアップに転換を図っています。EMCは、幅広いバックアップ・ツールを提供して、 さまざまなアプローチに対応しています。また、重複除外におけるリーディング・カンパニー でもあります。重複除外では、保存期間などのさまざまな要因によって異なりますが、必要な データ・ストレージの量を平均10~30分の1に削減、必要なレプリケーション帯域幅を最大99% 削減、移動するデータ量を最大95%削減、CPU負荷を最大80%削減することができます。IT組織 は、SQL Server 2012環境を導入する際に、バックアップ頻度、SLA、およびデータ変更率を評価 して、重複除外によってバックアップ/リカバリ時間を短縮し、長期ストレージ・コストを削 減できる可能性があるかを判断する必要があります。SQL ServerのDBAの観点からは、重複除外 は、すでに精通している既存のバックアップ方法論にシームレスに統合できます。 

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o EMCのバックアップ/リカバリ・ソリューションには、EMCのData Domain重複除外スト レージ・システムが含まれており、論理容量を40  TB未満から28  PB超まで拡張できます。 Data DomainシステムはSQL Serverと、ディスク・バックアップ・ターゲットとして直接 統合したり、EMC AvamarまたはEMC NetWorkerなどのバックアップ・ソフトウェアを使 用して統合できます。EMC  Avamarは、仮想マシン、リモート・オフィス、NASシステム、 およびラップトップ向けに最適化された重複除外バックアップ・ソフトウェアおよびシ ステムです。Avamarは、SQL ServerのAvamarエージェントを使用してSQL Serverに統合で きます。このエージェントによって、アプリケーションと整合性のあるバックアップ/ リカバリが確保されます。EMC NetWorkerは、EMCのバックアップ/リカバリ統合ソフト ウェアであり、MicrosoftのVSS(ボリューム・シャドウ・コピー・サービス)フレーム ワークを活用してSQL Serverを含むすべてのMicrosoftアプリケーションの保護を提供し ます。NetWorkerは、AvamarおよびData Domainと緊密に統合されている一方で、テー プ・バックアップで長期保存に関する要件もサポートしています。  • リカバリ時間短縮からアクティブ/アクティブ可用性へ:SQL Serverが普及するにつれて、高速 リカバリの確保はほとんどのIT組織によって重要な要件になります。EMCは、データベース・ アプリケーション間の整合性とアクティブ/アクティブ可用性を可能にする高度なリカバリ・ ソリューションを提供しています。  o EMC RecoverPointは、SQL Serverと統合し、物理環境と仮想環境の両方に強力なアプリ ケーション保護を実現します。また、インテリジェントで動的な同期および非同期レプ リケーションを提供して可用性を最大化し、高度な帯域幅削減テクノロジーと統合 WAN重複除外によって利用可能な帯域幅を最大限に活用します。RecoverPointは、レプ リケートされたデータの任意の時点への「DVRと同様」のリカバリと、SQL Server6の任 意の時点のイベントへの自動リカバリを提供します。また、クラウド環境向けのフェデ レーション・アプリケーションをサポートし、Microsoftクラスタと併用するための Cluster Enablerオプションとあわせて使用できます。  o VPLEX:多くのSQL Server 2012ユーザーは、本来的にグローバルです。ITリソースの使用 率の最適化は重要ですが、移行アプリケーションなどの従来の方法は、労働集約的であ り、生産性、データ、さらには収益の喪失というリスクを伴います。VPLEXは、距離を 越えて異機種混在ストレージ・プラットフォーム間で高可用性と継続的な可用性を可能 にするハイエンド・ストレージ・ツールです。インフラストラクチャ、タイム・ゾーン、 またはデータセンター間でSQL Serverインスタンスを移動したり、SQL Serverインスタン スにアクセスしたりする際のシームレスなアップタイムとトランザクションの整合性を 実現するうえで、データセンターの壁もベンダーの選択も制約となる必要はありません。  • EMCコンサルティング:あまり知られていないかもしれませんが、EMCコンサルティングは、 ビジネスにおける洞察と助言を提供するだけでなく、必要に応じてカスタム・コードを開発し たり、データ・ウェアハウジングに関するアドバイスとサービスを提供したり、分析を行った りすることで、組織が情報管理の複雑な問題に対処するのを支援しています。さらに、Oracle、 DB2、Sybase、または以前のバージョンのMicrosoft SQL ServerからSQL Server 2012に移行するお 客様へのサポートも行っています。当然ながら、EMCコンサルティングは、EMCの幅広い機能 について最適な使用方法を推奨することもできます。たとえば、Accelerated Microsoft Data  Protectionの活用が推奨されるかもしれません(EMCは、VMwareまたはHyper‐V環境といった仮 想マシン間の高度な無停止ビジネス継続性と災害復旧用のツールを提供しています)。または、 スナップショットの最適な使用方法を導入して、SQL Serverのワークロードのクローンを生成 し、現実のデータを簡単かつ高速にコピーできるようにして、DBAがテストや開発などのさま ざまな方法で使用することになるかもしれません。 

       

6

 RecoverPoint は、Microsoft Exchange など他のアプリケーションでも機能します。 このホワイト・ペーパーでは SQL Server に のみ焦点を当てています。 

(9)

EMCとMicrosoft:企業間の緊密で幅広い関係は、時として(MicrosoftとEMCのような業界最大 手の場合は特に)当然のことと見なされる場合があります。しかし、この点を見落としてはな りません。どの企業もMicrosoftのようなよく知られたパートナーとはBFF(「best friend  forever」、永遠の大親友)であることを主張しますが、事実と数字は単なる主張以上のことを 物語ります。EMCは、Microsoftのグローバル・アライアンス・パートナーです。Microsoftの GoldおよびSilver認定パートナー・コンピテンシーを19以上取得しています。また、Microsoftの 「Partner of the Year」を21回も受賞しています。当然、多くのEMCコンサルタントが、 Microsoft MVP、MCP、および認定アーキテクトとして認定を受けています。SQL Serverユー ザーにとってさらに重要なのは、EMCコンサルティングが、数々の受賞歴に輝くユーザー・エ クスペリエンス設計を含む、数百のSQL Server案件を実施済みである点です。この2社のベン ダーは、長年にわたり製品のエンジニアリングとテストを共同して行ってきました(SQL  Server  2012向けのEMCハードウェア、ソフトウェア、およびサポート・サービスの相互運用性、 管理リンク、および認定を含む)。  結局のところ、SQL  Serverは、ストレージへの要求に関してはレベルの高いアプリケーションなのです。 SQL Serverの世界におけるEMCの能力と適合性は、その幅広さ(拡張性の高い製品と、多様かつ高度な 機能の両方に関して)と深さ(サポートとコンサルティングの能力、およびMicrosoftとの企業関係に 関して)が中心に置かれています。 

ESGラボによるEMCとSQL Serverの組み合わせの体験 

Microsoft adCenterビジネス・インテリジェンス・インフラストラクチャは、Microsoft SQL ServerとEMC ストレージの組み合わせの価値を示す良い例です。EMC SymmetrixとMicrosoft SQL Server 2008は、 Microsoft adCenter BI(Business Intelligence)プラットフォームの拡張性の極めて高い基盤を作成するた めに使用されました。2009年にMicrosoftとパートナーのプロパティ(Bing、MSNなど)から19億ドル のオンライン広告売上7をもたらしたadCenterプラットフォームは、Yahoo検索やオンライン広告がこ のプラットフォームに移行し始めた2010年にアップグレードされ、押し寄せる新たな成長に対応しま した。  ESGラボは、ワシントン州ベルビューのadCenter BIチームを訪問し、 MicrosoftとEMCの社員とのインタ ビューを活用して、adCenter BIインフラストラクチャの優れた拡張性の評価を行いました。詳細な監 査の結果8、ESGラボは、Microsoft SQL ServerとEMC Symmetrixの組み合わせによって、刻一刻と変わる 状況に合わせ、この大規模プロジェクトとその大幅な成長、厳しいサービス・レベル要件に対処でき ることを確認しました。Microsoft adCenterチームは、SQL ServerとEMC SymmetrixテクノロジーをTier‐1 のプロセスおよび手順に包括して、Tier‐1のアップタイムとパフォーマンスを備えるBIインフラストラ クチャを作成しました。また、このプラットフォームでYahooの広告を受け入れることができるように し、30%の年間成長のサポートを継続して、ストレージ・インフラストラクチャの総所有コストを5年 間で69%削減することに成功しました。  adCenter BIインフラストラクチャの監査を行った、ESGラボの副社長であるBrian Garrettは、「adCenter BI インフラストラクチャはSQL Server 2012と併用するとさらに高速になり、信頼性が高くなることを確 信している」と述べています。 

 

(10)

より大きな真実 

ここで長々と結論を述べるよりも、簡潔に3点ほど挙げておきます。  第一に、SQL Server 2012の動的なニーズを十分にサポートできるだけの柔軟性と高度な機能がスト レージ・インフラストラクチャにある限り、SQL Server 2012の新機能や機能強化はユーザーに価値を もたらします。  第二に、IT組織にとってこれは、SQL Server 2012の計画および導入時に、ストレージについて実際に検 討することが必要不可欠であり、検討事項や前提として放置してはならないことを意味します。  第三に、市場をリードするEMCのテクノロジー、製品、サービス、コンサルティング、およびサポー トは、SQL Server 2012をサポートするだけでなく、サービス品質と経済効率に関して付加価値をもた らすことができます。

(11)

                                                                                                 

参照

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