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した 開 示 決 定 等 に 当 たっては, 法 11 条 を 適 用 して, 平 成 23 年 5 月 13 日 まで 開 示 決 定 等 の 期 限 を 延 長 し, 同 年 4 月 11 日 付 け 防 官 文 第 号 により,1 枚 目 を 一 部 開 示 した そして, 同 年

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(1)

諮問庁:防衛大臣 諮問日:平成23年8月11日(平成23年(行情)諮問第413号) 答申日:平成24年2月27日(平成23年度(行情)答申第500号) 事件名:海賊対処行動の実施に関する統合幕僚長指令の一部開示決定に関する 件

答 申 書

第1 審査会の結論 海賊対処行動の実施に関する統合幕僚長指令(統合幕僚長指令第9号。 21.7.24)(1枚目を除く。)(以下「本件対象文書」という。) につき,その一部を不開示とした決定については,別紙に掲げる部分を開 示すべきである。 第2 異議申立人の主張の要旨 1 異議申立ての趣旨 行政機関の保有する情報の公開に関する法律(以下「法」という。)3 条の規定に基づく本件対象文書の開示請求に対し,平成23年5月13日 付け防官文第6089号により防衛大臣が行った一部開示決定(以下「原 処分」という。)について,その取消しを求める。 2 異議申立ての理由 (1)異議申立書 記録された内容を精査し,支障が生じない部分については開示すべき である。 (2)意見書 不開示部分の不開示情報該当性についての検討の資とするため,以下 の資料を提出する。 ア 「ソマリア沖・アデン湾において防衛省が行う護衛を受けるための 申請を開始します」(09年3月19日)(当該資料は,国土交通省 のホームページにて掲載されたものである。) イ 「ソマリア沖・アデン湾における自衛隊の海賊対処について」(平 成21年10月 防衛省)(当該資料は防衛省記者クラブ勉強会資料 であり,本件とは別の開示請求にて開示されたものである。) 第3 諮問庁の説明の要旨 1 経緯 本件開示請求は,「海賊対処行動の実施に関する統合幕僚長指令(統 合幕僚長指令第9号。21.7.24)。」の開示を求めるものであり, これに該当する文書として,本件対象文書に1枚目を加えたものを特定

(2)

した。 開示決定等に当たっては,法11条を適用して,平成23年5月13 日まで開示決定等の期限を延長し,同年4月11日付け防官文第452 0号により,1枚目を一部開示した。そして,同年5月13日付け防官 文第6089号により,本件対象文書について,その一部が法5条3号 の不開示情報に該当することから,当該部分を不開示とする原処分を行 った。本件異議申立ては,原処分に対して提起されたものである。 2 法5条該当性について 本件対象文書において,海賊対処行動の具体的な対処要領,警備,衛 生,通信,輸送等の具体的な実施要領,派遣海賊対処行動水上部隊及び 派遣海賊対処行動航空隊(以下,併せて「派遣部隊」という。)の編成, 定員,装備等に関する部分については,これらを公にした場合,自衛隊 による海賊対処行動の運用要領が推察され,自衛隊の任務の遂行に支障 を生じさせるおそれがあるとともに,今後の同種の活動に支障を生じさ せるおそれがあることから,法5条3号に該当するため,不開示とする。 なお,不開示とした部分及び不開示とした理由については,具体的に は別表のとおりである。 3 異議申立人の主張について 異議申立人は,記録された内容を精査し,支障が生じない部分につい ては開示すべきであるとして,原処分の取消しを主張しているところ, 開示決定した行政文書を受領又は閲覧することなくこのような主張を行 う合理的な論拠は判然としないが,本件対象文書の法5条該当性を十分 に検討した結果,その一部が上記2のとおり,同条3号に該当すること から,当該部分を不開示としたものであり,その他の部分については開 示していることから,異議申立人の主張は当たらない。 第4 調査審議の経過 当審査会は,本件諮問事件について,以下のとおり,調査審議を行った。 ① 平成23年8月11日 諮問の受理 ② 同日 諮問庁から理由説明書を収受 ③ 同年9月1日 審議 ④ 同月21日 異議申立人から意見書を収受 ⑤ 平成24年2月14日 委員の交代に伴う所要の手続の実施,本 件対象文書の見分及び審議 ⑥ 同月23日 審議 第5 審査会の判断の理由 1 本件対象文書について 本件対象文書は,ソマリア沖・アデン湾にて海賊対処行動を実施する

(3)

に当たり,統合幕僚長が自衛隊の関係する各指揮官宛てに発出した指令 (統合幕僚長指令第9号。21.7.24)のうち,1枚目を除く全て である。 諮問庁は,本件対象文書の記載の一部が法5条3号に規定する不開示情 報に該当するとしていることから,以下,当審査会において本件対象文書 を見分した結果に基づき,当該部分の不開示情報該当性について検討する。 2 不開示情報該当性について (1)派遣部隊の警備に関する情報 別表の番号1の欄に掲げる部分には,派遣部隊が携行する装備品等 についての警備に関する情報が具体的に記載されている。 これを公にすると,海賊対処行動に係る派遣部隊の警備態勢及び警 備要領等が推察され,自衛隊の任務の効果的な遂行に支障を生じさせ るおそれがあると認められる。 (2)派遣部隊と他国との連携に関する情報 別表の番号2及び番号4の欄に掲げる部分には,負傷者が発生した 場合の措置等,当該国との間で公にしないことを前提とした他国に関 する情報が記載されている。 これらを公にすると,海賊対処行動に係る当該国との連携の状況が 推察され,当該国との間で相互の信頼に基づき保たれている正常な関 係に支障を生じさせるおそれがあると認められる。 (3)派遣部隊の通信に関する情報 別表の番号3及び番号6の欄に掲げる部分には,派遣部隊が使用す る通信システムの名称等,通信に関する情報が記載されている。 これらを公にすると,海賊対処行動に係る派遣部隊の通信手段及び 通信能力等が推察され,自衛隊の活動を阻害しようと企図する相手方 をして,派遣部隊間等の通信を傍受,妨害等することを容易ならしめ るなど,自衛隊の任務の効果的な遂行に支障を生じさせるおそれがあ ると認められる。 (4)派遣部隊の編成及び定員等に関する情報 別表の番号5及び番号13の欄に掲げる部分には,派遣部隊の編成及 び定員等に関する情報が具体的かつ詳細に記載されている。 当該不開示部分のうち,別紙に掲げる部分を除く部分は,これらを公 にすると,海賊対処行動に係る派遣部隊の運用態勢及び運用能力等が推 察され,自衛隊の任務の効果的な遂行に支障を生じさせるおそれがある と認められる。 しかしながら,別紙に掲げる部分には,諮問庁が自ら公表している事 実と同様のことが記載されているにすぎず,これを公にしても,海賊対

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処行動に係る派遣部隊の運用態勢及び運用能力等が推察され,自衛隊の 任務の効果的な遂行に支障を生じさせるおそれがあるとは認められず, 法5条3号に該当せず,開示すべきである。 (5)派遣部隊の運用に関する情報 別表の番号7ないし番号12及び番号14の欄に掲げる部分には, 護衛対象船舶等の護衛及び警戒監視の実施要領並びに海賊対処に係る 各種事態発生時の報告要領等,派遣部隊の運用に関する情報が具体的 かつ詳細に記載されている。 これらを公にすると,海賊対処行動に係る派遣部隊の運用態勢及び 運用要領等が推察され,自衛隊の任務の効果的な遂行に支障を生じさ せるおそれがあると認められる。 (6)したがって,上記(1)ないし(5)の不開示部分のうち,別紙に 掲げる部分を除く部分については,これを公にすることにより,我が 国の安全が害されるおそれ又は他国との信頼関係が損なわれるおそれ があると行政機関の長が認めることにつき相当の理由があると認めら れるので,いずれも法5条3号に該当し,不開示とすることが妥当で ある。 3 異議申立人のその他の主張について 異議申立人のその他の主張は,当審査会の上記判断を左右するものでは ない。 4 本件一部開示決定の妥当性について 以上のことから,本件対象文書につき,その一部を法5条3号に該当す るとして不開示とした決定については,別紙に掲げる部分は同号に該当せ ず,開示すべきであるが,その余の部分は同号に該当すると認められるの で,不開示としたことは妥当であると判断した。 (第4部会) 委員 森田明,委員 大橋洋一,委員 中曽根玲子

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(別表) 番号 以下の項中の不開示部分 不開示理由 1 4頁の「5 実施要領 (4)」 不開示部分を開示することにより,航空機 の警備要領が明らかとなり,自衛隊の運用 要領が推察され,自衛隊の任務の遂行に支 障を生じさせるおそれがあるとともに,今 後の同種の活動に支障を生じさせるおそれ があることから,法5条3号に該当するた め,不開示とする。 2 4頁の「5 実施要領 (6)」 不開示部分を開示することにより,負傷者 発生時の措置が明らかとなり,他国との信 頼関係が損なわれ,自衛隊の任務の遂行に 支障を生じさせるおそれがあることから, 法 5 条 3 号 に 該 当 す る た め , 不 開 示 と す る。 3 4頁の「5 実施要領 (8)」 不開示部分を開示することにより,関係国 との連携に関わる具体的な通信能力及び通 信要領が明らかとなり,自衛隊の任務の遂 行に支障を生じさせるおそれがあるととも に,今後の同種の活動に支障を生じさせる おそれがあることから,法5条3号に該当 するため,不開示とする。 4 5頁の「8 後方 (1)」 不開示部分を開示することにより,対応要 領が明らかとなり,他国との信頼関係が損 なわれ,自衛隊の任務の遂行に支障を生じ させるおそれがあることから,法5条3号 に該当するため,不開示とする。 5 5頁の「8 後方 (2)」 不開示部分を開示することにより,編成の 一部が明らかとなり,派遣部隊の態勢及び 編成の細部が推察され,自衛隊の任務の遂 行に支障を生じさせるおそれがあるととも に,今後の同種の活動に支障を生じさせる おそれがあることから,法5条3号に該当 するため,不開示とする。 6 6頁及び7頁の「10 不開示部分を開示することにより,本邦と

(6)

指揮,通信等(2)」 部隊間の連携に関わる通信能力の内容が明 ら か と な り , 自 衛 隊 の 通 信 要 領 が 推 察 さ れ , 部 隊 に 危 険 を 及 ぼ す お そ れ が あ る ほ か,自衛隊の任務の遂行に支障を生じさせ るおそれがあるとともに,今後の同種の活 動に支障を生じさせるおそれがあることか ら,法5条3号に該当するため,不開示と する。 7 8頁ないし10頁の「1 海賊対処方針(1)ない し(8)」 不開示部分を開示することにより,ソマリ ア沖・アデン湾で実施する自衛隊の海賊対 処行動における対処要領が明らかとなり, 自衛隊の運用要領が推察され,自衛隊の任 務の遂行に支障を生じさせるおそれがある とともに,今後の同種の活動に支障を生じ させるおそれがあることから,法5条3号 に該当するため,不開示とする。 8 10頁の「2 護衛等実 施 要 領 ( 1 ) な い し (3)」 不開示部分を開示することにより,ソマリ ア沖・アデン湾で実施する自衛隊の海賊対 処行動における護衛等の実施要領が明らか となり,自衛隊の運用要領が推察され,自 衛隊の任務の遂行に支障を生じさせるおそ れがあるとともに,今後の同種の活動に支 障を生じさせるおそれがあることから,法 5条3号に該当するため,不開示とする。 9 11頁の「2 護衛対象 船 舶 の 指 定 及 び 解 除 等 (1)ないし(3)」及 び同「3 船舶の統制」 不開示部分を開示することにより,護衛対 象船舶の指定及び解除等並びに船舶の統制 の内容が明らかとなり,自衛隊の運用要領 が推察され,自衛隊の任務の遂行に支障を 生じさせるおそれがあるとともに,今後の 同種の活動に支障を生じさせるおそれがあ ることから,法5条3号に該当するため, 不開示とする。

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10 12頁の「1 海賊対処 方針(2)」 不開示部分を開示することにより,派遣部 隊の海賊対処要領が明らかとなり,自衛隊 の運用要領が推察され,自衛隊の任務の遂 行に支障を生じさせるおそれがあるととも に,今後の同種の活動に支障を生じさせる おそれがあることから,法5条3号に該当 するため,不開示とする。 11 12頁の「2 警戒監視 等実施要領(1)」 不開示部分を開示することにより,警戒監 視等の実施要領が明らかとなり,自衛隊の 運用要領が推察され,自衛隊の任務の遂行 に 支 障 を 生 じ さ せ る お そ れ が あ る と と も に,今後の同種の活動に支障を生じさせる おそれがあることから,法5条3号に該当 するため,不開示とする。 12 13頁の「1 事態生起 時 の 報 告 ( 1 ) な い し (3)」,13頁及び1 4 頁 の 「 2 事 後 報 告」,14頁の「3 記 録(2)」並びに15頁 及び16頁 不開示部分を開示することにより,特定の 事象が生起した場合に報告・記録する内容 が明らかとなり,自衛隊の運用要領及び情 報関心が推察され,自衛隊の任務の遂行に 支障を生じさせるおそれがあるとともに, 今後の同種の活動に支障を生じさせるおそ れがあることから,法5条3号に該当する ため,不開示とする。 13 19頁の「2 定員」, 1 9 頁 な い し 2 1 頁 の 「3 司令部等(2)及 び ( 6 ) な い し ( 1 9)」,21頁及び22 頁の「4 飛行隊(2) ないし(5)」,23頁 の 「 5 整 備 補 給 隊 (5)」,24頁及び2 5頁の「6 基地業務隊 ( 1 0 ) 」 , 2 6 頁 の 「7 警衛隊(2)ない し(5)」並びに27頁 の「8 派遣海賊対処行 不開示部分を開示することにより,派遣部 隊の編成,定員及び主要装備品に関する内 容が明らかとなり,司令部等の態勢,規模 及び編成の細部が推察され,自衛隊の任務 の遂行に支障を生じさせるおそれがあるこ とから,法5条3号に該当するため,不開 示とする。

(8)

動警務隊(2)」及び同 「9 主要装備定数」 14 28頁の「3 運航経路 及 び 日 程 等 ( 基 準 ) (1)及び(2)」並び に29頁の「4 運用要 領等(3)及び(4)」 及 び 同 「 7 通 信 等 (1)」 不開示部分を開示することにより,派遣部 隊の運航経路,運用要領及び通信要領が明 らかとなり,自衛隊の輸送に係る運用要領 が推察され,自衛隊の任務の遂行に支障を 生じさせるおそれがあるとともに,今後の 同種の活動に支障を生じさせるおそれがあ ることから,法5条3号に該当するため, 不開示とする。

(9)

(別紙)

参照

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