ス ラ ックス の ゆ と り量 と布 の変形
一着用時 の表布 の変形 に与 える裏布 の影響 (1)一
Noriko ITo: Interreration between SIacks Ease and DeformatiOn Of Fabric under Wearing Condition― ―The Effect Of the Lined Fabttc on the Face Fabric
DeformatiOn in Wearing SIacks(1)一
(昭和62年4月15日 受理)
I.
諸 一般 に被服 には装身性能,保
健性能,形
態安定性能 を向上する目的で裏布 を取 り付 ける。ス ラックスにおいて も紳士用および婦人用いずれの場合 も裏布 を取 り付 けることが多い。このス ラックスに取 り付 けた裏布 は,屈
曲の多い膝部 において,ス
ラックスのすべ り効果 を増す。そ の結果,裏
布 を取 り付 けない場合 より着心地が よく,膝
抜 けの現象 も少ない と考 えられている。 Kirkら1)は,身
体 の動 きによって起 こる皮膚伸 びは被服のフィット性,被
服のすべ りお よび 被服材料の伸 びによって賄 われると報告 してお り,裏
布のすべ り効果 は,被
服の変形 に大 きな 影響 を与 えると考 えられる。裏布 に関する研究 は石毛 ら2),藤 井 ら3)ぉょび岡本 ら4)によって かな り究明されている。 しか し,こ
れらは材料 自身の性能の才巴握が中心であ り,表
布 との関係, なかで も被服 に取 り付 けた場合の表布の変形に与える裏布の影響についての検討は十分なされ ていない。 そこで本研究では,ゆ
とり量や被服材料 を異に したスラックスに裏布 を取 り付 けた場合,被
服着用動作時の被服のすべ りおよび表布の変形が どの様 に変化するか検討 した。 Ⅱ.実
験 方 法1)試
料 着用 実験 用 の被 服材料 の表布 として,織
物2種
類 と,編
物1種
類 を用 い た。裏布 は,ジ
ャ ケ ッ トや ワ ンピースお よびス ヵ― 卜等の裏布 として一般 的 に広 く利用 されている レー ヨン平織 物1種
類 を用 いた。試料 の諸元 を表1に示 す。2)着
用実験 同一試料 にお ける裏 な しス ラ ックスの着用動作 時の表布 の変形 について は,既
に報告 してい る5)。 そ こで本研 究で は,裏
つ きス ラックスにつ いて着用実験 を実施 し,裏
布 を付 けない場合 と比較 して,被
服 のすべ りや表布 の変形 にどの様 な違 いがみ られるか検討 した。スラ ックスの 作 図 は既報動と同様 に膝 囲のゆ と り量 をS(15%),M(25%),L(35%)と
変化 させ,裾
囲 の 子 紀 藤 伊表
1
試料の諸元 試 料 の 種 類 No.1 綿 ポ リエステル 交織綾織物 (デニム)N02
毛平織物 N。3
裏布 ポ リエステル編物 レーヨン平織物 た て よ こ た て よ こ た て よ こ た て よ こ
拠断 護 側
織縮み率
(%)計菅
当
≧億
た
mつ厚
さ
(mm)
36.2 24.7 36 6 26.6 10.3 2.2 0.0191 0 411 12 0 10,9 9,6 9.7 7.0 9.6 0 0223 0,792 13 0 18.0 141.8d(36/3.94d) 56 7 80 6 0.0214 0.741 53.0 42.01.8 19
1.1 19
0.0056 0 070 ゆとり量 を右脚 と左脚 をそれぞれS(116%),L(178%)と
変化 させ た。試料 には,表
布に 腰囲線および前折山線 を中心 として4×4cmの
標付 けをした。裏つ きスラックスの裏布 は,前
スラックスのみに取 り付 けた。裏布のスラックス丈は,一
般に使用 されている膝線 と裾線 まで の長 さの2/3と した。裏つ きスラックス製作 に当たっては裏布 と表布 を外表 にし、裏布 は標 よ り0.2cm外
,表
布 は標通 りに合わせ,裏
布に囲 り方向で前身スラ ックス0.4cmの
ゆるみを与 えしつけをした。つ ぎに前身スラックス と後身スラックスを中表 に し,一
般のスラックス と同 様に製作 した。裏つ きスラックスは各試料について3枚
ずつの計9枚
製作 した。 着用実験の被験者 は,標
準体型の成人女子 1名 である。被服変形量 を測定する際の被験者の 姿勢は椅座位 とした。被服着用動作時の表布の変形量は,ス
ラックス表布に標付 された格子柄 を利用 し,垂
直方向 と水平方向の伸長変形量およびせん断変形量 を測定 した。 さらに膝部 を中 心 として直径 10 cmの 円孤 を描 き,15° 間隔に伸縮率 を測定 した。実験 は繰 り返 し3回
ずつ行 い平均値 を求めた。なお,ス
ラックス着用時の下着の整容状態は最内層か らシ ョーツ,ガ
ー ド ル,パ
ンティス トッキ ングとし,パ
ンテ ィス トッキ ングを着用 しない場合 について も検討 した。3)試
料の力学特性の測定 被服着用時に近似 した状態の身体 と被服の摩擦特性 を知 る目的で,摩
擦子 にナイロンス トッ キング(150%仲
長状態)を
被覆 し,試
料 に初荷重20g/cmの
一定張力 を与 えた後,加
圧力T
における摩擦力 を測定 し,各
々の試料における動摩擦係数 μを求めた。測定時の摩擦子の移動 速度は,0.lcm/secと
した。被服着用動作時の布の変形は,伊
藤 らの6),7)の研究で明 らかなよ うに一軸拘束における三軸仲長変形 に近い。そこで川端8)によって試作 された布の力学特性 シ ステム KES―Flを
用いて,一
軸拘束近似 における三軸伸長特性お よびせ ん断特性 を測定 し, 着用動作時の表布の変形 との関係 について検討 した。 Ⅲ.
実験結果および考察1)被
服のすべ り 図 1に 裏な し試料および裏つ き試料 について加圧力Tと
動摩擦係数 μとの測定結果 を示す。 試料No.1,No 2,No.3の
裏布 を付 けない状態の動摩擦係数 μをみると,試
料No.3に
比べ,スラックスのゆとり量 と布の変形 11 試料
No.1,NO.2の
動摩擦係数 μが高 い。 このことは加圧力Tを
変化 した場合 で も同 様 であ った。試料No.1と
試料N02で
は, 裏布 を付 けるこ とに よって,著
し く動摩擦 係 数 μが強 下 した。す なわち,す
べ り易 く な った。 しか し,試
料NO.3は
裏布 を取 り 付 ける こ とによって,わ
ず か に動摩擦係 数 μ力済拿加 した。 膝部で測定 した着用時の被服 のすべ りを 図2に
示 す。 図2の
試 料No.1裏
な しス ラ ックスの場合,膝
囲のゆ と りが多 くなっ て も被月長のすべ りは増加 しなか った。 とこ ろが裏つ きスラ ックスで は,膝
囲 のゆ と り が多 くなる と被服 のすべ りも増加 した。 同 様 に試料No.2の
裏 な しス ラ ックスで も, 膝 囲のゆ と りが多 くなると被服 のすべ りが 減少 したが,裏
布 をつ けるこ とに よって膝 囲 のゆ と りの増加 とともに被服 のすべ りが 増加 した。 ところが,試
料No.3の
裏 な しス ラ すべ りが増加 したが,裏
つ きス ラ ックスで は, とん ど変化 しなか った。 被服 のすべ りには,被
服 とその下 の皮膚面 (また は下着)と
の摩擦特性 お よび被服 間隙 (被 服 のゆ と り)が
影響 す る と考 え られ る。試料No.1と NO.2の
ス ラ ックスで は,裏
布 をつ け る こ とによって動摩擦係数が低下 し,被
服 間隙の多い膝 囲のゆ と りしにおいて被服 のすべ りが増15 25 35
膝 囲の ゆ と り量 (%)Ob
Δ N01 o N02 x卜‖Э3-裏
な し翻 ―― 裏つ き試料 NO, 8 6 4 ︵ 匿 ∪ ︶ § イ ト G 鰻 尽15 25 35
膝囲のゆとり量(%) 15 25 膝囲のゆとり量 35 (%) 図2
椅座位 における被服のすべ り(膝線の移動)(:籍
昌
88と
η
畳
こ
│!;:物│ ==憂
雹
と
会
号
子
ケ
食
く
、
T(g)
図1
カ日圧力Tと動摩擦係 数 μとの関係 (接触部― ナイロ ンス トッキ ング) ックスでは,膝
囲のゆとりが多 くなると被服の 膝囲のゆとりが増加 して も被服のすべ りは,ほ
0占加 した といえる。 また
,試
料No.1,2の
いずれの場合 も膝囲のゆとりが少ない場合裏つ きス ラックスの被服のすべ りが減少 したのは,裏
布の取 り付 けによって膝囲の被服間隙が一層狭め られたため と考えられる。試料No.3の
裏つ きス ラックスでは膝囲のゆとりSを
除いて裏 な し スラックス よ り被服 のすべ りが減少 し,試
料No.1,No.2と
異 なる結果 となった。 この理 由 として,裏
布 をつけることによって動摩擦係数が少 し高 くなったことおよび試料No.3が
編物 構造であるのに裏布が織物構造であったことが考 えられる。 以上のことか ら,裏
布をスラックスにつける場合,膝
囲のゆとりが多 く,
しか も裏布 を取 り 付 けることによって動摩擦係数が低下 した場合 に被服のすべ りが増加することが分かった。2)伸
長変形 各種の裏つ きスラ ックスを着用 し,椅
座位 における前身の垂直方向,水
平方向の伸長変形量 をあ らか じめ標付 した格子柄 を利用 して測定 した。 膝囲お よび裾囲のゆとりSの
垂直方向の仲長変形量 について,裏
な しスラックスを図3-1 に,裏
つ きスラックスの場合 を図3-2に
示す。膝囲お よび裾囲のゆ とりの少ないスラ ックス 〔裏なしスラックス〕NO」N02 N03
図3-1
膝囲のゆとり量 と伸長変形率(%)S右
脚部垂直方向 〔裏つ きスラックス〕N01 N02 N03
N03
)。
│海
X
o
l
l
l
丼
il1/
図3-2
膝囲のゆとり量 と仲長変形率(%)S右
脚部垂直方向スラックスのゆとり量 と布の変形 で は裏布 をつ けることによって垂直方向の伸長変形量が大 きくなった。 これは
,被
服 間隙の減 少 に よる被服 のすべ りの減少 の結果であ り,そ
の結果,椅
座位 における皮膚伸 びの大部分 を被 服 変形 で賄 われたため と考 え られる。 また編物構造 の試料NO.3は
,本
実験 に使用 した裏布が 織物構 造であ った ことか ら,裏
布 を取 り付 けることに よって伸長変形量 お よび変形領域 も織物 構造 の試料No.1,No.2の
と同一傾 向 を示 した。 膝 囲,裾
囲 のゆ と りLの
測定結果 を図4-1,図
4-2に
示 す。試料No.1,No.2は
,裏
布 をつ けるこ とに よって,大
腿部 の垂直方向の伸長変形が著 しく減少 した。 これは,垂
直方 向の仲 長 変形量 が被服 のすべ りの増加 によって軽減 されたため と考 え られ る。試料No.3は
,逆
に,膝
部 を中心 と して仲 長変形が増 大 した。水平方 向の仲長変形 は,試
料NO.3の
大腿部 を除いてい ず れの場合 も裏布がつ くことによって伸長変形が わずか に増加 した。 つ ぎに,膝
部 の局部 的な仲長変形量 を知 るため,膝
頭 を中心 と して直径10cmの
円周 上 の伸 縮率 を測定 した。 その結果 を図5-1お
よび図5-2に
示 す。 図5-1の
膝 囲 お よび裾 囲の ゆ と りSの
場合 は垂 直方 向の伸長変形 と同様 に裏つ きス ラ ックスの伸長率が大 き くあ らわれた。 この 理 由 として膝 囲のゆ と りの少 ない場合 は,被
服 のすべ りや垂直方向の伸長変形 と同様 に被服 間 〔裏なしスラックス〕N01 N02 N03
図4-1 〔裏つ きスラ ックス〕 0 0吻
ノ0
ヽ 1 ハ/
壁 膝囲のゆとり量 と伸長変形率(%)L左
脚部垂直方向 卜()1征
ト
( 0N03
Oと
剤
251 \ O r一勇
5︲ ︲ ド ノ 図4-2
膝囲のゆとり量 と伸長変形率(%)L左
脚部垂直方向N01 図
5-1
膝部 における伸縮率(%)S右
脚部N02
° /。 NOθ ―――裏な しスラックス ーーーー裏つ きス ラックス_裏
なしスラックスN03____裏
つきスラックス ° /.″
ィ
ク
,才;ベ
iκ
項
(地
-10ノ
や,0' 図5-2
膝部における伸縮率(%)L左
脚部 隙が減少 し,無
理 な伸 びが生 じた と考 え られ る。図5-2の
膝 囲お よび裾 囲の ゆ と りLの
場合 も裏つ きス ラ ックスの方が膝部 の伸長変形率が大 きい結果であ った。膝囲のゆ と りが多い裏つ きス ラ ックスで は垂直方向お よび水平方向の伸長率の変化 よ りも膝頭 を中心 に して円形 に近い 変形であ った ことか らその他 の要 因が考 えられる。3)せ
ん断変形 被服着用動作 時の膝 囲お よび裾 囲のゆ とりLの
ス ラ ックスのせ ん断変形量 を図6-1,図
6-2 に示す。 図か ら裏布 がつ くこ とに よって,試
料No.1,NO.2の
大 腿 部 のせ ん断変形量が著 し く減少 した。 しか し,膝
部 のせ ん断変形量 はほ とん ど変化 しなか った。その他 のス ラ ックスの 大腿部 において もせ ん断変形量 は,被
服 のすべ りが多い場合 は減少,被
服 のすべ りが少 ない場 合 は増加す る傾 向が認 め られた。 図7に
試料 のせ ん断変形特性 を示 す。織物構造 の試料No.1,N02は
裏布 をつ けた場合 わ ず か にせ ん断力Fsが
減少 し,せ
ん断変形 し易 くなった。編物構 造 の試料N03は
,織
物構 造 の裏布 をつ けるこ とに よって,せ
ん断変形 しに くくなった。 図6-1と図6-2の
ス ラ ックスのせ ん断変形結果 と図7の
試料 のせ ん断変形特性 か ら次 の こ とが考 え られ る。織物構 造 の試料NO.1,No 2の
膝 囲のゆ と りLの
裏つ きス ラ ックスの方が 仲長変形 と同様 に大腿部のせ ん断変形 も減少 したのは,被
服 のすべ りに よ り皮膚伸長がかな り病
式 ヽ
Iツ
址
〆
ベ
梗ポ
ν
〔裏なしスラックス〕 図6-1 〔裏つ きスラックス〕
N01
スラックスのゆとり量 と布の変形 膝囲のゆとり量 とせん断角 φ(Degree)L左脚部 ヽ狐
\
劇
0甥
ヽ
旅
図6-2
膝囲のゆとり量 とせん断角 φ(Degrec)L左 脚部N02
こ 学 9 ど切
3 ___裏
なし
翻
――一― 裏つ き試料2468
″(degreel 図7
試料のせん断変形特性 (たて糸方向)賄 なわれたためで あ る。 そ して
,膝
囲の ゆ と りLの
裏つ きス ラ ックスの膝部 の伸 縮率 が裏 な し ス ラ ックスに比べ て多か った理 由 としては,裏
布 がつ くこ とによって試料 のせ ん断力 が低下 し, 曲面 にお ける装 身性 が増加 したため と考 え られ る。 一方,編
物構 造 の試料No.3に
つ いてみ る と,裏
な しと比較 して裏つ きス ラ ックスで は試料No.1,NO.2の
裏つ きス ラ ックス に似 たせ ん断変形 を示 した。す なわ ち,編
物構 造 の試料 に織 物構造 の裏布 をつ けたため,織
物構 造 に近 いせ ん断変形特性 を示 した と考 え られ る。4)下
着 の影響 前項 の1)か
ら3)につ いて は,下
着 と してパ ンテ ィス トッキ ング を着用 した状 態 で表布 の変 形量 を計測 し,裏
な しス ラ ックス と裏つ きス ラ ックスの相違 を検討 して きた。 もち ろん,ス
ラ ックス着用 の際,ス
トッキ ングを着用 しない こともあ る。 そ こで,下
半 身 において,最
内層 か らシ ョーツ,ガ
ー ドルの上 にス ラ ックス を着用 した場合 の被服変形量 を測定 し,下
着 の影響 につ いて検討 した。 図8に
ス トッキ ング非着用時 につ いて,膝
囲お よび裾 囲のゆ と りSの
膝部 の伸 縮率 を示 す。 試料NO.Hま
,裏
な し,裏
つ きス ラ ックス とも仲縮率 に大 きな違い は認 め られなか った。試料NO.2は
裏布 をつ ける こ とに よって伸 長変形 の減少 が認 め られ た。試料NO.3も
No.1と
同様 に大 きな違い は認 め られなか った。 また,試
料No.2の
裏つ きス ラ ックスで は被 服 のすべ り, 垂直方向 と水平方向の伸長変形 お よびせ ん断変形 において も裏 な しスラ ックス と比べ て変形量 が大 き く減少 した。 この理 由 として,ス
トッキ ング着用時 よ りも着用 しない場合 の方 が被服 と 身体 のすべ りが悪 いの に反 し,裏
布 を取 り付 けるこ とに よってすべ り効果が大 き く働 き,表
布 の伸長変形 お よびせ ん断変形 を減少 させ た と考 え られ る。 NOiN02
N03 :::I憂
雹
ま
食
う
と
多
食
I °メ。 図8
膝部 における伸縮率(%)S右
脚部 下着 :パ ンテ イス トッキング否着用時 Ⅳ.
結 ―II 被服のゆとり量 を異にしたスラックスに裏布 をつけることによって,着
用時の被服のすべ り および表布の変形量の違いを検討 した結果,次
のことが明 らか となった。 裏布の効果 は,ス
ラックスの膝囲および裾囲のゆとり量が大 きく,
しか も表布 との比較 にお 0ぉハ
戸 ハ
辿
■0ノ
建
ツ
スラックスのゆ とり量 と布の変形 いてすべ りやすい裏布 を取 り付 けたスラックスにおいて
,大
きいことがわかった。膝囲および 裾囲のゆとり量が少な く,表
布 に近い摩擦係数の裏布 を使用 した場合,裏
つ きスラックス より もむ しろ,裏
な しスラックスの方が被服のすべ り,被
服変形の立場か ら望 ましいことが明 らか となった。以上のことは,下
着にパ ンティス トッキング着用時の実験結果である。 ス トッキ ングを着用 しない場合は,す
べ りの悪い表布のスラックスや膝囲および裾囲のゆと りの少ないスラックスに裏布の効果が認められた。 引 用 文 献 1)Wm Kttk etal;Text.Res J VO1 86,37(1966).2)石
毛 フ ミ子,岡
田陽子,中
村洋子;家政誌,22,68(1971).3)藤
井香代,菅
原 由起子,石
毛 フ ミ子;家政誌,22,74(1971).4)岡
本 陽子,丹
羽雅子,古
里孝吉;繊消誌,19,312(1978).5)伊
藤紀子;家政誌,30,446(1979)。6)伊
藤紀子,山
田陽子,丹
羽雅子,古
里孝吉 ;家政誌,23,234(1972).7)伊
藤紀子,中
谷文子,丹
羽雅子,古
里孝吉;家政誌,28,360(1977).8)川
端季雄;繊機誌,26,No 10,27(1973). AbstractTlle relatiOn between fabric slippage and face fabric defOrmation was studied in hned slacks,and co嵐 1‐
pared with that in nOnlned slacks repOrted previously,using the same materials and making method by
changing the level of siacks ease siinlarly
ln the case of wearing underwear(panty stockings),lining was inore effective when the level of slacks ease was higher at the knee and hem parts, and when slacks was lined with mOre slippery fabric than face fabric On the other hand,nonlning was better in slippage and deformation than lining、 vhen the case level at the knee and hem parts、vas lower,and、vhen the frictiOnal cOeficient Of face fabric was de‐
creased by lining The level of tensle and shearing defOrmations in face fabric was decreased as fabric material became inore slippery
When underwear was not put on,lining was effective in slacks made of less slppery fabric, Or slacks 、vith smaler level of ease at the knee and hem parts