• 検索結果がありません。

嗜好品がもたらす効果における古典的条件づけの役割

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "嗜好品がもたらす効果における古典的条件づけの役割"

Copied!
6
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

DOI: http://doi.org/10.14947/psychono.38.22

嗜好品がもたらす効果における古典的条件づけの役割

福 田 実 奈

同志社大学研究開発推進機構

The role of classical conditioning

on the effect of decaffeinated coffee and non-alcoholic beer

Mina Fukuda

Organization for Research Initiatives and Development, Doshisha University

Some studies have found that a neutral stimulus can become associated with caffeine or alcohol through classi-cal conditioning. Further, several studies have shown that the taste, smell, and sight of caffeine or alcohol (e.g., de-caffeinated coffee, non-alcoholic drinks) can acquire the properties of a conditioned stimulus. In human classical conditioning, a conditioning procedure (i.e., the pairing of a conditioned stimulus and unconditioned stimulus) and other factors (e.g., verbal information) are the sources of learning. In the present context, verbal information refers to whether participants are told that their drink is decaffeinated or non-alcoholic. The taste, smell, and sight of de-caffeinated coffee (caffeine cue) or non-alcoholic beer (alcohol cue) can induce a conditioned response, even when participants know that the drink is decaffeinated or non-alcoholic. Therefore, in everyday life, decaffeinated coffee and non-alcoholic beer may change performance in coffee or alcohol drinkers.

Keywords: classical conditioning, caffeine, alcohol, conditioned response

は じ め に コーヒー,酒類,タバコなど,嗜好品は現代において 広く摂取されており,生活に欠かせないものとなってい る。上記の嗜好品には,それぞれ合法薬物であるカフェ イン,アルコール,ニコチンが含まれており,人々は嗜 好品の摂取を通してこれらの薬物を摂取している。この ような嗜好品の広がりに伴い,カフェインレスコーヒー, ノンアルコール飲料,ニコチンレスの電子タバコなど, 嗜好品と類似した風味で,薬物の含有量が微量もしくは 全く含まれていない製品も多く開発されている。 そのような薬物なしの嗜好品を摂取しても,薬理的作 用は生じないはずだが,しばしば薬物入りの嗜好品を摂 取した際と同じような反応が生じる。本稿では,古典的 条件づけの観点からそのような嗜好品の効果について紹 介する。 獲得試行および教示の種類に注目した 嗜好品研究の概観 獲得試行の有無 まず,これらの研究の中には,実験 室内で薬物と任意の刺激を対呈示する古典的条件づけの 獲得試行を行い,その後のテスト試行において任意の 刺激の単独呈示が条件反応を生じさせるかどうかを検討 する研究が多く存在する(Attwood, Terry, & Higgs, 2010; Birak, Higgs, & Terry, 2011; Dafters & Anderson, 1982; Foltin & Haney, 2000; Lazev Herzog, & Brandon, 1999; Shapiro & Nathan, 1986; Staiger & White, 1988; Zwyghuizen-Doorenbos, Roehrs, Lipschutz, Timms, & Roth, 1990)。実験室内でカフェ イン等の薬物と任意の刺激の対呈示を行う獲得試行によ り,任意の刺激が条件刺激となって条件反応を生じさせ るようになることはすでに多くの研究で示されている。 一方で,獲得試行を行わず,テスト試行のみの手続き をとる研究も存在する。獲得試行を行わない理由は,獲 得試行を実験室内で行わなくとも,日常の薬物摂取を通 して古典的条件づけが成立している可能性があるからで ある。つまり,日々薬物を摂取する際に同時に存在して Copyright 2019. The Japanese Psychonomic Society. All rights reserved. Corresponding address: Organization for Research

Initia-tives and Development, Doshisha University, 1–3 Tatara-Miyakodani, Kyotanabe, Kyoto 610–0394, Japan. E-mail: [email protected]

(2)

いる見た目や風味などの刺激が条件刺激となって,薬物 が存在しない場合でも条件刺激を呈示されることにより 条件反応が生じる可能性がある。例えばカフェインであ れば,日常的にコーヒーを摂取する人々には,カフェイ ンという刺激とコーヒーの見た目や香りや味といった刺 激が対呈示されていると考えられる。そのため,実際に カフェインを摂取していなくても,コーヒーの見た目や 香りや味のみでカフェインによる反応と同様の反応が生 じると考えられる。 それでは,普段薬物を摂取している人々を対象に,実 験室内で獲得試行を行わずに,日常の薬物摂取を通して 古典的条件づけが成立していると想定される刺激が用い られている研究にはどのようなものがあるだろうか。ニ コチンでは,喫煙者を対象とした研究において,ニコ チンが含まれていないタバコを吸うことにより,ニコチ ンへの欲求の低下(Dawkins, Turner, Hasna, & Soar, 2012; Robinson, Houtsmuller, Moolchan, & Pickworth, 2000; Rose, Behm, Westman, & Johnson, 2000),退薬症状の低下 (Butsch-ky, Bailey, Henningfield, & Pickworth, 1995; Robinson et al., 2000)が見られた。これは,日常的にタバコを摂取する 人は,ニコチンという刺激とタバコの見た目や香りや味, そして喫煙時の触感などの刺激(ニコチン関連刺激)が 対呈示される経験を繰り返すことにより,ニコチンが実 際に摂取されなくともニコチン関連刺激によりニコチン による反応と同方向の反応が条件反応として生じると考 えられる。アルコールを対象とした研究では,普段アル コールを摂取する人にアルコール飲料のような味だが アルコールが入っていない飲料を摂取させると,炭酸水 を飲んだ条件と比較して反応抑制が向上(Marczinski & Fillmore, 2005) するという,アルコールによる無条件反応 とは反対の方向性の反応 (条件性補償反応; Siegel, 1975) が生じた。最後にカフェインでは,普段コーヒーを摂取 する人がカフェインレスコーヒーを摂取すると,覚醒感 の上 昇(Adan, Prat, Fabbri, & Sànchez-Turet, 2008; Flaten, Aasli, & Blumenthal, 2003; Flaten & Blumenthal, 1999),反応 時間の短縮(Anderson & Horne, 2008),皮膚電気活動の 増加(Flaten, & Blumenthal, 1999)というカフェインによ る無条件反応と同方向の条件反応が生じるほか,唾液分 泌量が減少(Rozin, Reff, Mark, & Schull, 1984)するとい う,カフェインによる反応とは反対方向の条件性補償反 応が生じる。これは先述の通り,日常的にコーヒーを摂 取する人は,カフェインという刺激とコーヒーの見た目 や香りや味という刺激(カフェイン関連刺激)が対呈示 される経験を繰り返すことにより,カフェインが実際に 摂取されなくともカフェイン関連刺激によりカフェイン による反応と同方向,または反対方向の反応が生じると 考えられる。 このように,薬物の種類や,測定指標によって,薬物 による反応と同方向性の条件反応が得られるか,反対の 方向性である条件性補償反応が得られるかは異なるが, 薬物無しの嗜好品は,日常的にその嗜好品を摂取してい る人々にとって薬物による反応と関連する反応を引き起 こすものであることがうかがえる。 教示の種類 古典的条件づけが成立していると想定 される刺激が用いられている研究は,その手続き上4種 類に分類できる。まず 1つ目は,ブラインドデザイン (blind design)を用いており,薬物が入っているかどう か教示を行っていない研究である(ニコチン: Dawkins

et al., 2012; Robinson et al., 2000; アルコール: Marczinski & Fillmore, 2005; Remington, Roberts, & Steven, 1997; カフェイ ン: Adan et al., 2008; Flaten et al., 2003; Flaten & Blumenthal, 1999; Rozin et al., 1984)。2つ目は,例えばカフェインレス コーヒーの効果を調べる研究において,その飲料がカフェ イン入りであると偽った教示(deception)を行っている 研究である (Anderson & Horne, 2008)。そして,3つ目は, balanced-placebo designを用いている研究である。balanced-placebo designの研究では,薬物摂取(あり/なし)要因

と教示 (薬物ありと教示/薬物なしと教示) 要因の2×2

の実験計画が設定されている (例えばカフェイン:Dawkins, Shahzad, Ahmed, & Edmonds, 2011; Elliman, Ash, & Green, 2010)。カフェインを用いたこれらの研究では,カフェ イン入りであると教示されたカフェイン入りコーヒーを 摂取する群,カフェインなしであると教示されたカフェ イン入りコーヒーを摂取する群,カフェイン入りである と教示されたカフェインレスコーヒーを摂取する群,カ フェインなしであると教示されたカフェインレスコー ヒーを摂取する群の4群が設定されている。先に示した deceptionの手続きは,balanced-placebo designの手続きに 内包されている。4つ目はopen-label designである。open-labelとは,摂取する物質を正しく教示することである。 正確に言えば,先に示した,balanced-placebo designの, カフェイン入りであると教示されたカフェイン入りコー ヒーを摂取する群,カフェインなしであると教示された カフェインレスコーヒーを摂取する群もopen-labelにあ たる。ただし,balanced-placebo designでは,カフェイン レスコーヒーであると教示したカフェインレスコーヒー 群が統制群として扱われているため,その群の効果自体 は検討されていない。 以上が,古典的条件づけに注目した嗜好品研究の,獲 得試行の有無および教示の種類の観点からの分類であ

(3)

る。実験室内で薬物と任意の刺激を対呈示して獲得試行 を行っている研究も存在する。その一方で,獲得試行を 行わなくとも,人々が日常で薬物を摂取する中で,共に 存在する刺激によって条件反応が生じる可能性が存在す る。獲得試行とテスト試行の手続きをとる研究について は,実験室内で薬物と任意の刺激の対呈示を行う獲得試 行により,任意の刺激が条件刺激となって条件反応を生 じさせるようになることはすでに多くの研究で示されて いる。しかし,過去に薬物との対呈示が行われていると 仮定される刺激を用いてテスト試行のみの手続きをとる 研究については,渇望においては検討されているものの (Ait-Daoud et al., 2012; Erblich & Montgomery, 2012),アル

コールによる反応抑制の低下やカフェインによる反応時 間短縮など,薬物特有の反応において open-label design で条件づけが成立していると仮定される刺激の効果を検 討した研究は見られないことがわかる。 以下に,カフェインレスコーヒー,ノンアルコール ビールがカフェイン,アルコールによる反応と関連した 反応を生じさせるかどうかopen-label designで検討した 研究を紹介する。 嗜好品研究紹介 ―カフェインレスコーヒーの場合― (Fukuda & Aoyama, 2017)

日常的にコーヒーを摂取する(カフェインとコーヒー の風味の対呈示を経験している)大学生を対象に,飲料 を摂取する前後に単純反応時間課題 (Attwood et al., 2010) を行わせたところ,カフェインレスコーヒーを摂取した 条件のほうが水を摂取した条件よりも反応時間が短かっ た。また,水群において飲料摂取後の反応時間は飲料摂 取前よりも長くなっていたが,カフェインレスコーヒー 群ではそのような反応は生じなかった。つまり,通常の 状態では試行を重ねるごとに反応時間が遅延していく現 象を,カフェインレスコーヒーは防ぐことができるとも 言える。普段コーヒーを摂取する人々に対してカフェイ ン関連刺激を呈示することによりカフェインと同方向の 反応である反応時間短縮効果が生じることが示された。 上記の結果は古典的条件づけの予測と一致する結果で あるが,Fukuda & Aoyama (2017) では,そこで得られた 効果が古典的条件づけによるものかどうか検討するため に,古典的条件づけにおいて生じる現象が,今回の実験 事態においても生じるかどうか検討を行った。具体的に は,カフェインレスコーヒーの効果が繰り返しの摂取に より反応が弱まるかどうかを検討した。条件刺激と考え られるコーヒーの見た目や香りや味を何度も摂取させる 手続きは消去の手続きにあたる。カフェインレスコー ヒーによる効果が古典的条件づけによるものならば,こ の手続きにより反応時間短縮効果は弱まるだろう。検討 の結果,部分的ではあるが,消去を行わなかった群の方 が,消去群よりもカフェインレスコーヒーを摂取した際 の反応時間が短いことが示された。

(4)

嗜好品研究紹介

―ノンアルコールビールの場合― (Fukuda, 2019)

ノンアルコールビールにおいて行われた同様の研究を 紹介する。アルコールを摂取した際に生じる反応として, Go/No-Go 課題における false alarm の増加が挙げられる (Finn, Justus, Mazas, & Steinmetz, 1999)。日常的にビール を摂取する(アルコールとビールの風味の対呈示を経験 している)人々は,アルコールが含まれていないノンア ルコールビールを摂取したとしても,条件反応として false alarmの増加が生じると予測した。ビールを日常的 に摂取する成人大学生を対象に,ノンアルコールビール または水を摂取する前後に Go/No-Go課題(Birak et al., 2011) を行わせたが,一貫した結果が得られなかった (実 験1A, 1B)。そこで,データを総合的に吟味したところ, ノンアルコールビールを摂取した場合,年齢が高い方が false alarmが多いことが示された。一つ考えられる可能 性として,年齢が高いということはビールを摂取してい る期間が長い可能性が考えられ,その期間が長いほど, ノンアルコールビールによる条件反応が大きく現れるこ とが示唆される。 その可能性を検討するために,ビール摂取経験の長い 人々 (平均年齢50歳) を対象に群間比較を行ったとこ ろ,ノンアルコールビールを摂取した条件のほうが水を 摂取した条件よりも false alarmが多い結果が得られた (実験2)。 嗜好品研究間の比較 カフェインレスコーヒーによる検討とノンアルコール ビールによる検討は同様の手法をとっていた。しかし, 前者では大学生を用いた実験でも条件反応と見られる反 応が出現していたのに対し,後者の大学生を対象とした 検討では,安定した結果が得られていなかった。その理 由は,獲得試行数の差である可能性が考えられる。どち らの研究においても,コーヒー,ビールを摂取すること で,薬物(無条件刺激)と飲料の風味(条件刺激)の対 呈示が行われていたと想定される。大学生の実験参加者 は,成人してから間もないためビールの摂取経験が少な かった。そのため,十分に条件づけの獲得が進んでおら ず,安定した結果が得られていなかった可能性が考えら れる。ただし,日常場面の摂取でどの程度獲得試行を重 ねれば条件づけが成立するかについては今後の検討が必 要である。 限界点と今後の展望 ヒト特有の要因として,教示の種類による効果の違い が考えられる。今回主に紹介した研究例では,open-label designでも薬物による反応と同方向の変化が生じるかど うか検討していた。そのほか,deceptionを含む手続きな ど様々な方法が取られていることを概観で紹介したが, 更にこれを発展させ,関係フレーム理論 (Relational Frame Theory; Hayes, Barnes-Holmes, & Roche, 2001)に基づき, 例えば文字情報のみでも条件反応が生じるか,教示によ り刺激機能が変換するのかなど,ヒト特有の言語の機能 について検討する必要がある。

(5)

また,冒頭の概観でも述べたが,薬物の種類や,測定 指標によって,薬物による反応と同方向の変化(条件反 応)が見られるか,反対方向の変化(条件性補償反応) が得られるかが異なっている。条件性補償反応は,恐ら くは生体の恒常性(ホメオスタシス)を保つために生じ ているのだろうが,どのような条件下で生じるのだろう か。これについては,薬物の種類や測定指標に加えて, 刺激次元の要因も存在すると考えられる。例えばアル コールの研究において,Marczinski & Fillmore (2005)で は,炭酸水にアルコールを噴霧したため香りのみが条件 刺激となっていたのに対し,Newlin (1989)ではノンア ルコールビールを摂取させたため,香りに加え見た目や 味という条件刺激が与えられていた。前者の研究では行 動指標において条件性補償反応が,後者の研究では生理 指標において条件反応が得られている。また,同じ薬物, 同じ指標でも刺激次元によって反応の方向性が異なる研 究も存在する。例えば,Staiger & White (1988)では,ア ルコールの条件刺激を用いて心拍数の変化を検討した が,条件刺激が飲料のみの条件では条件反応として心拍 数の増加が,条件刺激が事前に条件づけられていた部屋 もしくは部屋+飲料の条件では条件性補償反応として心 拍数の減少が得られた。こうした刺激次元の違いが古典 的条件づけの性質を左右することは,味覚嫌悪条件づけ (Garcia, Ervin, & Koelling, 1966; Garcia & Koelling, 1966)の 発見以降広く知られている。反応の方向性については, 薬物の種類や測定指標に加えて,刺激次元の要因を考慮 して検討する必要があるだろう。 嗜好品摂取において 古典的条件づけを考慮する意義 コーヒーを日常的に摂取する人々において,コーヒー の風味が条件反応を生じさせるのならば,コーヒーを目 の前に置いておくだけで認知機能向上のような効果が望 める一方, 就寝前にカフェインを摂取することにより覚 醒効果を生じさせたくないがためにカフェインレスコー ヒーを摂取したとしても,そのような効果が生じてしま う可能性が考えられる。ノンアルコールビールにおいて も同様で,ビールを日常的に摂取する人々において, ビールの風味が条件反応を生じさせるのならば,ノンア ルコールビールを摂取してもビールと同様に気分上昇の ような効果が望める一方,運転前にノンアルコールビー ルを摂取すると反応抑制低下のような効果が生じてしま う可能性が考えられる。 本稿で紹介した研究例はカフェインレスコーヒー,ノ ンアルコールビールであったが,そのほかにも,薬物は 入っていないが薬物を摂取するときに付随する風味に似 た商品が近年開発されてきている(e.g., ノンアルコール 日本酒,梅酒,カクテル,電子タバコ)。これらの製品 を摂取する目的は様々であるが,もし薬物による反応を 起こしたくない場合にこれらの製品を摂取したとして も,条件反応によりそのような反応が起こる可能性が考 えられる。 本稿では,カフェインレスコーヒー,ノンアルコール ビールなどの薬物なしの嗜好品において薬物による反応 と同様の反応が生じる原因を古典的条件づけと仮定して いる。その仮定が正しく,加えてその反応が望ましいも のである場合,さらに獲得試行を行うなどして,反応を 増大,維持させることが可能である。一方で,もしその 反応が望ましくないものである場合,消去手続きをとる ことによりその反応を消失させることができる。また, その反応が望ましくないものであり消去がされにくいも のであれば,拮抗条件づけのような手法を用いて対処す ることができる。このように,古典的条件づけにおいて これまで蓄積されてきた技法により,古典的条件づけに おいて形成された効果の制御が可能となるだろう。 引用文献

Adan, A., Prat, G., Fabbri, M., & Sànchez-Turet, M. (2008). Early effects of caffeinated and decaffeinated coffee on sub-jective state and gender differences. Progress in Neuro-psy-chopharmacology & Biological Psychiatry, 32, 1698–1703. https://doi.org/10.1016/j.pnpbp.2008.07.005

Ait-Daoud, N., Seneviratne, C., Smith, J. B., Roache, J. D., Dawes, M. A., Liu, L., . . . Johnson, B. A. (2012). Preliminary evidence for cue-induced alcohol craving modulated by serotonin transporter gene polymorphism rs1042173. Frontiers in Psy-chiatry, 3, 1–5. https://doi.org/10.3389/fpsyt.2012.00006 Anderson, C., & Horne, J. A. (2008). Placebo response to caffeine

improves reaction time performance in sleepy people. Human Psychopharmacology: Clinical and Experimental, 23, 333–336. http://dx.doi.org/10.1002/hup.931

Attwood, A., Terry, P., & Higgs, S. (2010). Conditioned effects of caffeine on performance in humans. Physiology & Behavior, 99, 286–293. http://dx.doi.org/10.1016/j.physbeh.2009.11.004 Birak, K. S., Higgs, S., & Terry, P. (2011). Conditioned tolerance

to the effects of alcohol on inhibitory control in humans. Al-cohol and AlAl-coholism, 46, 686–693. https://doi.org/10.1093/ alcalc/agr084

Butschky, M. F., Bailey, D., Henningfield, J. E., & Pickworth, W. B. (1995). Smoking without nicotine delivery decreases withdrawal in 12-hour abstinent smokers. Pharmacology Biochemistry and Behavior, 50, 91–96. https://doi.org/10.1016/ 0091-3057(94)00269-O

Dafters, R., & Anderson, G. (1982). Conditioned tolerance to the tachycardia effect of ethanol in humans.

(6)

Psychopharma-cology, 78, 365–367. https://doi.org/10.1007/BF00433743 Dawkins, L., Shahzad, F. Z., Ahmed, S. S., & Edmonds, C. J.

(2011). Expectation of having consumed caffeine can im-prove performance and mood. Appetite, 57, 597–600. http:// dx.doi.org/10.1016/j.appet.2011.07.011

Dawkins, L., Turner, J., Hasna, S., & Soar, K. (2012). The elec-tronic-cigarette: Effects on desire to smoke, withdrawal symptoms and cognition. Addictive Behaviors, 37, 970–973. https://doi.org/10.1016/j.addbeh.2012.03.004

Elliman, N. A., Ash, J., & Green, M. W. (2010). Pre-existent ex-pectancy effects in the relationship between caffeine and performance. Appetite, 55, 355–358. http://dx.doi.org/10. 1016/j.appet.2010.03.016

Erblich, J., & Montgomery, G. H. (2012). Cue-induced cigarette cravings and smoking cessation: The role of expectancies. Nicotine & Tobacco Research, 14, 809–815. https://doi.org/ 10.1093/ntr/ntr288

Finn, P. R., Justus, A., Mazas, C., & Steinmetz, J. E. (1999). Working memory, executive processes and the effects of al-cohol on Go/No-Go learning: Testing a model of behavioral regulation and impulsivity. Psychopharmacology, 146, 465– 472. https://doi.org/10.1007/PL00005492

Flaten, M. A., & Blumenthal, T. D. (1999). Caffeine-associated stimuli elicit conditioned responses: An experimental mod-el of the placebo effect. Psychopharmacology, 145, 105–112. https://doi.org/10.1007/s002130051038

Flaten, M. A., Aasli, O., & Blumenthal, T. D. (2003). Expecta-tions and placebo responses to caffeine-associated stimuli. Psychopharmacology, 169, 198–204. https://doi.org/10.1007/ s00213-003-1497-8

Foltin, R. W., & Haney, M. (2000). Conditioned effects of envi-ronmental stimuli paired with smoked cocaine in humans. Psychopharmacology, 149, 24–33. https://doi.org/10.1007/ s002139900340

Fukuda, M. (2019). The effects of non-alcoholic beer on re-sponse inhibition: An open-label study. Learning and Moti-vation, 66, 46–54.

Fukuda, M., & Aoyama, K. (2017). Decaffeinated coffee induc-es a faster conditioned reaction time even when participants know that the drink does not contain caffeine. Learning and Motivation, 59, 11–18.

Garcia, J., Ervin, F. R., & Koelling, R. A. (1966). Learning with prolonged delay of reinforcement. Psychonomic Science, 5, 121–122. https://doi.org/10.3758/BF03328311

Garcia, J., & Koelling, R. A. (1966). Relation of cue to

conse-quence in avoidance learning. Psychonomic Science, 4, 123– 124. https://doi.org/10.3758/BF03342209

Hayes, S. C., Barnes-Holmes, D., & Roche, B. (2001). Relation-al frame theory: A post-skinnerian account of human lan-guage and cognition. New York: Guilford Press.

Lazev, A. B., Herzog, T. A., & Brandon, T. H. (1999). Classical conditioning of environmental cues to cigarette smoking. Experimental and Clinical Psychopharmacology, 7, 56–63. http://dx.doi.org/10.1037/1064-1297.7.1.56

Marczinski, C. A., & Fillmore, M. T. (2005). Compensating for alcohol-induced impairment of control: Effects on inhibi-tion and activainhibi-tion of behavior. Psychopharmacology, 181, 337–346. https://doi.org/10.1007/s00213-005-2269-4 Newlin, D. B. (1989). Placebo responding in the same direction

as alcohol in women. Alcoholism, Clinical and Experimental Research, 13, 36–39. https://doi.org/10.1111/j.1530-0277.1989. tb00280.x

Remington, B., Roberts, P., & Steven, G. (1997). The effect of drink familiarity on tolerance to alcohol. Addictive Behaviors, 22, 45–53. https://doi.org/10.1016/S0306-4603(96)00003-2 Robinson, M. L., Houtsmuller, E. J., Moolchan, E. T., &

Pick-worth, W. B. (2000). Placebo cigarettes in smoking research. Experimental and Clinical Psychopharmacology, 8, 326–332. http://dx.doi.org/10.1037/1064-1297.8.3.326

Rose, J. E., Behm, F. M., Westman, E. C., & Johnson, M. (2000). Dissociating nicotine and nonnicotine components of ciga-rette smoking. Pharmacology Biochemistry and Behavior, 67, 71–81. https://doi.org/10.1016/S0091-3057(00)00301-4 Rozin, P., Reff, D., Mark, M., & Schull, J. (1984). Conditioned

opponent responses in human tolerance to caffeine. Bulletin of the Psychonomic Society, 22, 117–120. https://doi.org/10. 3758/BF03333779

Shapiro, A. P., & Nathan, P. E. (1986). Human tolerance to al-cohol: The role of Pavlovian conditioning processes. Psycho-pharmacology, 88, 90–95. https://doi.org/10.1007/BF00310519 Siegel, S. (1975). Evidence from rats that morphine tolerance is

a learned response. Journal of Comparative and Physiological Psychology, 89, 498–506. https://doi.org/10.1037/h0077058 Staiger, P. K., & White, J. M. (1988). Conditioned alcohol-like

and alcohol-opposite responses in humans. Psychopharma-cology, 95, 87–91. https://doi.org/10.1007/BF00212773 Zwyghuizen-Doorenbos, A., Roehrs, T. A., Lipschutz, L.,

Timms, V., & Roth, T. (1990). Effects of caffeine on alertness. Psychopharmacology, 100, 36–39. https://doi.org/10.1007/ BF02245786

Figure 1. An overview of decaffeinated coffee study (modified from Fukuda & Aoyama, 2017).
Figure 2. An overview of non-alcoholic beer study (modified from Fukuda, 2019).

参照

関連したドキュメント

BAFF およびその受容体の遺伝子改変マウスを用 いた実験により BAFF と自己免疫性疾患との関連.. 図 3 末梢トレランス破綻における BAFF の役割 A)

Analysis of emotional experiences that produce an urge to drink in alcohol- dependent patients: a comparative study by length of alcohol abstinence. Miyuki Kihara,

にしたいか考える機会が設けられているものである。 「②とさっ子タウン」 (小学校 4 年 生~中学校 3 年生) 、 「④なごや★こども City」 (小学校 5 年生~高校 3 年生)

Standard domino tableaux have already been considered by many authors [33], [6], [34], [8], [1], but, to the best of our knowledge, the expression of the

に関連する項目として、 「老いも若きも役割があって社会に溶けこめるまち(桶川市)」 「いくつ

しかし,物質報酬群と言語報酬群に分けてみると,言語報酬群については,言語報酬を与

(注)

То есть, как бы ни были значительны его достижения в жанре драмы и новеллы, наибольший вклад он внес, на наш взгляд, в поэзию.. Гейне как-то