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がん登録実務について

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Academic year: 2021

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(1)

がん登録届出実務について(1)

1.届出対象

2.届出候補見つけ出し

3.診断日

4.届出票の作成例示

東京都地域がん登録室

平成28年度東京都がん登録説明会

資料2-1

(2)

1.届出対象

原発部位

で届出

入院・外来を問わず

、当該腫瘍に対して、

自施設を初診し、診断あるいは治療の対象(経

過観察を含む)となった腫瘍を届出

③届出対象となった腫瘍を、

1腫瘍1届出

の形

で届出

(3)

④ICD-O-3における性状コード2

もしくは

/2上皮内癌

または

/3悪性・原発が対象

[ICD-O-3の性状コード]

[ICD-10]

/0 良性 D10-D36

/1 良性・悪性の別不詳 D37-D48

/2 上皮内癌

D00-D09

/3 悪性・原発

C00-C96

D45

真正赤血球増加

D46

骨髄異形成症候群

D47.1

慢性骨髄増殖性疾患

D47.3

本態性血小板血症

(4)

⑤例外(その1)

脳腫瘍(頭蓋内腫瘍)、

中枢神経系腫瘍

は良性(性状

コード/0)、良性・悪性の別不詳(性状コード/1)であっ

ても届出対象

⑥例外(その2)

消化管間質腫瘍(GIST)全て

形態コード 8936については/0も含む

⑦例外(その3)

境界悪性(良性・悪性の別不詳 性状コード/1)の卵巣

腫瘍の一部も届出対象

※④~⑦は全国がん登録届出マニュアル2016 P2参照

(5)

参考 ICD-10とICD-O-3

■ICD-10とは

腫瘍に限らず全ての疾患、傷害、死因の分類

■ICD-O-3とは

腫瘍(新生物)のためにつくられた分類

腫瘍の局在(部位)と形態診断(病理組織診

断)の組み合わせで用いる

(6)

ICO-O-3のコード構造

局在コード

(T分類・4桁コード)

C♯♯.♯

形態コード

(M分類・6桁コード)

(M‐)♯♯♯♯/♯♯

完全なコード構造

は10桁コード

局在コード+形態コード

で表す

C♯♯.♯ (M‐)♯♯♯♯/♯♯

(7)

<局在コードの構造>

C♯♯.♯ C34.1

臓器・組織 詳細部位

<形態コードの構造>

(M‐)♯♯♯♯/♯♯ (M‐)8070/33

腫瘍/細胞型 性状 分化度

など

<完全なコードの構造>

C34.1 (M‐)8070/33

肺 上葉 扁平上皮 原発悪性 低分化

(8)

登録候補ICD-10 リスト その1

届出が必須となる

ICD-10(又は標準病名)コードにより届出

対象見つけ出しの参考となる

院内がん登録支援 HP内 運用マニュアル

【casefinding_関連ICDコード(PDF)】

表1 がん登録の対象となるICD-10コード(対象コード)

(9)

登録候補ICD-10 リスト その2

届出対象となる可能性がある

ICD-10(又は標準病名)コードにより届出

対象となる可能性のある病名の見つけ出しの参考と

なる

院内がん登録支援 HP内 運用マニュアル

【casefinding_関連ICDコード(PDF)】

表2 がん登録の対象となる可能性のある候補に

対応したICD-10コード(候補コード)

(10)

2.届出

候補

見つけ出し(Casefinding)

①「がんに関連した情報」を病院の情報システム等

で確認

・レセプト病名(病名コードがCコードや一部の

Dコード)

・病理組織名

・病名と病理の補完として、抗がん剤、放射

線治療、内視鏡、手術記録がある

(基本は病名と病理の2情報)

(11)

②システムで抽出できない場合

・入院は退院時要約

・病理組織報告書

・外来は医師からの連絡

※届出候補見つけ出しは確立されていないのでは

③「いつ」見つけ出し、登録を行うか

・初診情報発生後、毎月行い、一定期間(4

~5か月程度といわれている)をおいて届出

情報を診療録から作成

(12)

④誰が見つけ出しを行うか

・医師による見つけ出し

・医師による見つけ出しをベースに、がん登録

担当者が見つけ出し漏れを把握

・がん登録担当者による腫瘍見つけ出しの後に

医師への確認

・腫瘍見つけ出しから登録情報の抽出まで、が

ん登録担当者が行う

(13)

3.診断日

①自施設での診断

当該腫瘍の

初回治療前に行われた

、診断目

的の検査のうち、確からしい検査を行った場合

⇒検査を行った日(検体を採取した日)

※確からしい検査

診断のうち最も番号の小さな検査

(全国がん登録届出マニュアル P35参照)

(14)

②他施設での診断

当該腫瘍の初回治療前に行われた、診断目

的の検査のうち、確からしい検査を、自施設受

診前に他施設で実施された場合

⇒当該腫瘍の診療のために、初めて自施設

を受診した日(当該腫瘍初診日)

14

(15)

診断日は

①自施設での診断のときは、検査を行った日

(診断施設は、

自施設診断

②他施設での診断のときは、当該腫瘍初診日

(診断施設は、

他施設診断

(16)

4.届出票の作成例示

(17)

4 届出票の作成例示

(例1)乳癌(左C領域・硬癌)、進展度:限局 ⑧ 側性 2.左 ⑨ 原発部位 乳房C領域(乳房上外側4分の1) C50.4 ⑩ 病理診断 硬癌 発見 術 前 外 科 化 学 (Scirrhous carcinoma) 診 断 化 学 8500/33 経緯 療 法 手 術 療 法 療 法 ⑬ 診断根拠 1.原発巣の組織診 ⑭ 診断日 紹 介 紹 介 ・A病院:2016.01.10 ・B病院:2016.02.10 ・C病院:2016.04.10 ⑪ 自施設診断 ⑫ 治療施設 2 ⑱~ 初回治療 化学療法 ⑮ 発見経緯 1.がん検診・健康診断・ 人間ドックでの発見例 ⑪ 他施設診断 ⑫ 治療施設 3 ⑱~ 初回治療 外科手術、放射線療法 ⑯ 進展度 410.限局 ⑪ 他施設診断 ⑫ 治療施設 3 ⑱~ 初回治療 化学療法 ⑰ 進展度・術後病理学的 660.手術なし・術前治療後 当該腫瘍に対して初めて計画された一連の治療 C病院 4/10 A病院 B病院 組織診 放射線 C病院 B病院 A病院 1/10 2/10 がん検診

(18)

(例2)大腸癌(S状結腸・低分化腺癌)、進展度:遠隔転移 ⑧ 側性 7.側性なし ※C病院への紹介状では、大腸詳細部位・形態不明 ⑨ 原発部位 ・A,B病院 S状結腸 C18.7 ・C病院 大腸 C18.9 ⑩ 病理診断 ・A,B病院 低分化腺癌 (Poorly differentiated adenocarcinoma)

8140/33 発見 外 科 化 学 化 学 ・C病院 悪性新生物 診 断 8000/39 経緯 手 術 療 法 療 法 ⑬ 診断根拠 ・A,B病院 1.原発部位の組織診 ・C病院 紹 介 紹 介 9.不明 ⑭ 診断日 ・A病院:2016.01.10 ・B病院:2016.04.10 ・C病院:2016.05.10 ⑪ 自施設診断 ⑫ 治療施設 2 ⑱~ 初回治療 外科手術、化学療法 ⑮ 発見経緯 ・A,B病院 8.その他 ・C病院 9.不明 ⑪ 他施設診断 ⑫ 治療施設 3 ⑱~ 初回治療 化学療法 ⑯ 進展度 ・A,B病院 440.遠隔転移 ・C病院 499.不明 ⑪ 他施設診断 ⑫ 治療施設 4 ⑱~ 初回治療 なし ⑰ 進展度・術後病理学的 ・A病院 440.遠隔転移 ・B病院 660.手術なし B病院 C病院 緩和ケア 経過観察 A病院 B病院 C病院 A病院 当該腫瘍に対して初めて計画された一連の治療 1/10 4/10 5/10 自覚症状 組織診 肝転移に対して

(19)

(例2-1)大腸癌(S状結腸・低分化腺癌)、進展度:遠隔転移 ⑧ 側性 7.側性なし ※C病院への紹介状では、大腸詳細部位・形態不明 ⑨ 原発部位 ・B病院 S状結腸 C18.7 ・C病院 大腸 C18.9 ⑩ 病理診断 ・B病院 低分化腺癌 (Poorly differentiated adenocarcinoma)

8140/33 ・C病院 悪性新生物 8000/39 発見 外 科 化 学 化 学 ⑬ 診断根拠 診 断 ・B病院 経緯 手 術 療 法 療 法 1.原発部位の組織診 ・C病院 9.不明 ⑭ 診断日 紹 介 紹 介 ・B病院:2016.04.10 ・C病院:2016.05.10 ⑮ 発見経緯 ・B病院 8.その他 届出なし(診断日が2015年12月20日のため) ・C病院 9.不明 ⑯ 進展度 ・B病院 440.遠隔転移 ⑪ 他施設診断 ⑫ 治療施設 3 ⑱~ 初回治療 化学療法 ・C病院 499.不明 ⑰ 進展度・術後病理学的 ・B病院 660.手術なし ⑪ 他施設診断 ⑫ 治療施設 4 ⑱~ 初回治療 なし ・C病院 660.手術なし 当該腫瘍に対して初めて計画された一連の治療 A病院 B病院 2016年 1/1 C病院 自覚症状 B病院 A病院 肝転移に対して 5/10 組織診 C病院 緩和ケア 経過観察 1/15 12/20 4/10

(20)

(例3)原発部位不明、形態不明 ※臨床診断でがんと確定診断 ⑧ 側性 9.不明 ⑨ 原発部位 原発部位不明 C80.9 発見 経 過 診 断 ⑩ 病理診断 経緯 観 察 悪性新生物 8000/39 ⑬ 診断根拠 紹 介 6.臨床診断 ⑭ 診断日 ・A病院:2016.01.10 ・B病院:2016.02.10 ⑪ 自施設診断 ⑫ 治療施設 2 ⑱~ 初回治療 なし ⑮ 発見経緯 8.その他 ⑪ 他施設診断 ⑫ 治療施設 4 ⑱~ 初回治療 なし ⑯ 進展度 499.不明 ⑰ 進展度・術後病理学的 660.手術なし・術前治療後 A病院 B病院 自覚症状 B病院 緩和ケア A病院 1/10 2/10 臨床診断

(21)

(例4)乳癌(左C領域・硬癌)、進展度:限局 ⑧ 側性 2.左 ⑨ 原発部位 乳房C領域(乳房上外側4分の1) C50.4 ⑩ 病理診断 発見 術 前 外 科 化 学 硬癌 診 断 化 学 (Scirrhous carcinoma) 経緯 療 法 手 術 療 法 療 法 8500/33 ⑬ 診断根拠 1.原発巣の組織診 紹介 紹介 紹 介 ⑭ 診断日 ・A病院:2016.01.10 ・B病院:2016.01.15 ・C病院:2016.05.10 ⑪ 自施設診断 ⑫ 治療施設 3 ⑱~ 初回治療 外科手術、放射線療法 ⑮ 発見経緯 1.がん検診・健康診断・ ⑪ 他施設診断 ⑫ 治療施設 2 ⑱~ 初回治療 化学療法 人間ドックでの発見例 ⑯ 進展度 ⑪ 他施設診断 ⑫ 治療施設 3 ⑱~ 初回治療 化学療法 410.限局 ⑰ 進展度・術後病理学的 660.手術なし・術前治療後 当該腫瘍に対して初めて計画された一連の治療 B病院 C病院 1/15 A病院 B病院 C病院 A病院 放射線 A病院 1/10 5/10 がん検診 組織診 2/10

参照

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