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作中の価値観や人生観がどのように異なっているか または同じところはどこかなどを考えさせる 枕草子 については主に季節感を捉えさせ 自分の季節感を記述し発表したり 互いに鑑賞し合ったりする学習活動としていく さらに 矛盾 では 漢文に慣れるとともに様々な故事成語について知識を深め 我が国の文化に根ざし

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Academic year: 2021

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第1学年国語科学習指導案

平成○○年○○月○○日 ○曜日 第○校時 1年○組 生徒数 ○○名 指導者 三野 和香子 1 単元名 「 古典に親しもう 」( 東京書籍 ) 2 単元について ○単元観 本単元では、基本的で比較的学習しやすい3教材が取り上げられている。小学校においても初歩 的な古典に触れてはいるだろうが、中学校において古文の原文を読むということは、さらに一歩深 い古典との出会いであり、新鮮さのある学習となるであろう。第1学年においては、解釈よりも音 読・朗読によって「古典に親しむ」ことに重点が置かれているが、本単元のどの教材も中学生が興 味・関心を持って学習できる比較的学習しやすい作品である。そのため、古文に親しむ過程におい てさらに身近な事柄に結び付けて考えることにより、古典的文章の中に現在自分たちが生活してい る日常の文化や伝統が息づいていることにも気づくことができると思われる。このような理由から、 「読むこと」と「言語事項」の領域にとどまらず、「身近な生活や学習の中から課題を見つけ、材 料を集め、自分の考えをまとめること」すなわち「書くこと」の指導・評価にも展開することがで きると考える。そこで本単元では、教材を通して古文に親しむとともに、その中から生徒自身が興 味や関心を持った事柄(素材)を見出して鑑賞を行い、古典の世界と自分たちの住む世界がつなが っていることを認識できるような学習活動にしていきたい。 ○生徒観 国語の学習においては、基本的な学習習慣が概ね身についており、一斉形態、班形態ともに活発 な学習態度が持続できている。発言も多く、題材や課題に対して関心や意欲をもって学習できるク ラスである。基礎基本の習熟という点においても、比較的高い位置を保っており、小学校学習指導 要領にある「易しい文語調の文章を音読し、文語の調子に親しむ」(第5,6学年[言語事項]内容 エ-ア)ことも抵抗なくできる生徒がほとんどである。普段の授業においても読み書きについて特 別な支援を要する生徒はいないが、国語に対する苦手意識や地道な積み上げを億劫に感じる生徒は 何名かおり、集中力や意欲の持続に支援を必要とする場面がある。 グループ学習は定着しており、与えられた課題や題材に向き合い協力して学び合うことができる。 しかし、その中でも意欲の持続が困難になる生徒が見られ、グループでの支え合いが必要となる。 また、全体的に、読解や鑑賞には積極的であるが、自分の考えをまとめて述べたり、意見交換した りする学習活動が苦手であるので、この点の課題克服が必要である。 ○指導観 本単元の3教材では、まず本文を繰り返し読んで暗唱させたい。単元の目標①「古文のリズムや 表現に関心を持ち、古文に慣れ親しむ」については、暗唱しての発表や声をそろえて読む音読とい った学習活動によって達成が可能である。細かな展開の方法については、視聴覚教材や暗唱の補助 となる教材を使って、生徒が意欲的に朗読・暗唱できるように心がけたい。また、暗唱の中で古文 特有の表現や歴史的仮名遣いを把握し、現代語訳等から本文の内容を大まかに理解させながら、各 自またはグループで興味や関心を持った事柄(素材)を見つけさせたい。(単元目標②・③)その 中で、昔のものの見方や考え方を想像し、それに対する自分の考えを記述して発表できるような指 導としていきたい。(単元目標を具体的にするために、「かぐや姫」の話と自分の生活を比較して、

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作中の価値観や人生観がどのように異なっているか、または同じところはどこかなどを考えさせる。 「枕草子」については主に季節感を捉えさせ、自分の季節感を記述し発表したり、互いに鑑賞し合 ったりする学習活動としていく。さらに「矛盾」では、漢文に慣れるとともに様々な故事成語につ いて知識を深め、我が国の文化に根ざしている考え方や慣習に目を向けて、自分なりの考えを持つ ことができるような指導を試みたい。指導の方法については、グループ学習に適した教具(ホワイ トボード等)の活用やワークシートの工夫などにより、効果的な手立てを講じる。 3 単元の指導目標 ①古文を暗唱し、そのリズムや表現に関心を持ち、古文に慣れ親しむ。(国語への関心・意欲・態度) ②歴史的仮名遣い等の古文のきまりと現代語訳を把握し、理解する。(言語についての知識・理解・技能) ③古文の表現や現代語訳から、昔のものの見方や考え方に気づき、現代と比較する。(読む能力) ④昔のものの見方や考え方と、自分の生活とのつながりを見つけ、考えたことや感想をまとめる。 (書く能力) ⑤自分なりの考えや感想を発表し、意見を交換する。(話す・聞く能力) 4 単元の評価規準 ※ ◎は、重点をおいた評価規準。【 】は学習指導要領指導事項との関連。 国語への関心・ 意欲・態度 話す・聞く能力 書く能力 読む能力 言 語 に つ い て の 知識・理解・技能 ○古文のリズム や表現に関心 を持ち、進んで 朗読・暗唱をし ようとしてい る。 ○題材に関連す る身近な話題 を見つけ、自分 の生活と比べ て感想を持と うとしている。 ◎自分の考えを相 手に分かりやす く伝えている。 ◎話し手の意図を 考え、自分の意 見と比較しなが ら聞き取ってい る。 【指導事項Aア】 ○題材や身近な生 活の中から材料 を集め、自分の 言葉で書いてい る。 【指導事項Aア】 ○本文の展開に即 して内容をとら えている。 ○昔のものの見方 や考え方を的確 に捉え、理解し ている。 【指導事項Cオ】 ○ 歴 史 的 仮 名 遣 い 等 を ふ ま え て 古 文 を 正 し く読み、現代語 訳 か ら 内 容 を 大 ま か に 理 解 している。

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5 指導と評価の計画(全 11 時間) 時 主な学習活動 国語への関心・ 意欲・態度 話す・ 聞く能力 書く能力 読む能力 言語についての知識・ 理解・技能 1 ○「竹取物語」 の 冒 頭 文 を 何 度 も 読 み 、 暗 唱する。 ○ 読 み 方 を 把 握 し 正 し く 読 む。 ○ 古 文 の リ ズ ム や 表 現 に 関 心 を 持 ち 、 進 ん で 暗 唱 し よ う と し て い る。 ○ 身 近 な 人 に 「 か ぐ や 姫 」 の話を聞く。 ○ 歴 史 的 仮 名 遣 い や 古 文 特 有 の 表 現 に 慣 れている。 2 ○「竹取物語」 の現代語訳を 知り、物語の おもしろさを とらえる。 ○題材の特徴 や疑問点を見 つける。 ○ 題 材 や 身 近 な 生 活 の 中 か ら 材 料 を 集 め 、 自 分 の 言 葉 で 書 い て い る。 3 ・ 4 ○グループご とに設定した 疑問点(あり えんし)につ いて調べ、ま とめる。 ○題材に関連 する身近な話 題を見つけ、 調べようとし ている。 ○ 調 べ た こ と を 意 図 的 に 構 成 し 、 伝 え や す い 形 で 記 述 する。 5 ○「竹取MY 絵巻」をもと に調べたこと を発表し合 い、意見交換 する。 ◎自分の考え を相手に分 かりやすく 伝 え て い る。 ◎話し手の意 図を考え、 自分の意見 と比較しな がら聞き取 っている。 6 ○ 作 中 の 登 場 人 物 へ の 手 紙 を書く。 ○題材に関連 する身近な話 題を見つけ、 自分の生活と 比べて感想を 持とうとして いる。 「竹取“ありえんし”探し」 探ろう「一千年の夢」 ~人々はこう考えていた~ 「竹取MY 絵巻」を作る (本時 ) 観察・発表 観察・発表 ワークシート 観察・ワークシート 観察・発表 観察・ワークシート ワークシート 観察・ワークシート

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7 ○ 「 枕 草 子 」 の 冒 頭 文 を 何 度 も 読 み 、 暗 唱する。 ○ 歴 史 的 仮 名 遣 い 等 を 正 し く読む。 ○ 古 文 の リ ズ ム や 表 現 に 親 し み 、 ふ さ わ し い 読 み 方 で 暗 唱 し て い る。 ○ 歴 史 的 仮 名 遣 い や 古 文 特 有 の 表 現 に 慣 れている。 8 ○「枕草子」 の現代語訳を 知り、作者の 季節感をとら える。 ○本文の展開 に即して内容 をとらえる。 9 ○自作の「現 代版春はあけ ぼの」を作成 する。 ○ 題 材 か ら 書 く 素 材 を 見 つ け 、 自 分 の 言 葉 を 精 選 し て 書いている。 10 ○「現代版春 はあけぼの」 を発表し合 い、意見交換 する。 ◎自分の考え を相手に分か りやすく伝え ている。 ◎話し手の意 図を考え、自 分の意見と比 較しながら聞 き 取 っ て い る。 11 ○「矛盾」を 繰り返し読 む。 ○漢文につい て知る。 ○様々な故事 成語について 知り、意味を 理解する。 ○ 故 事 を 楽 し み な が ら 興 味 を 持 っ て 読 も う と し て い る。 ○本文の展開 に即して内容 をとらえる。 ○ 漢 文 に つ い て、大まかな知 識をもつ。 ○ 故 事 成 語 の 意 味 や 用 法 に ついて知る。 観察・発表 観察・発表 観察・発表 観察・ワークシート 観察・発表・ワークシート 観察・発表・ワークシート 観察・発表・ワークシート

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6 本時の指導(5/11 内容) (1)本時の目標 ◎まとめたことを的確に表現し、分かりやすく相手に伝える。 (話す・聞く能力) ○古典の文章に親しみ、積極的に読む。 (読む能力) ○話し手の発表に興味をもち、感想や意見を述べ合う。 (国語への関心・意欲・態度) (2)展開 学 習 活 動 教師のはたらきかけ 評価規準・評価方法 導 入 10 分 展 開 ① 25 分 展 開 ② 15 分 ・竹 取 物 語 の口 語 訳 を 振り 返る。 ・前 時 ま で にま と め た 「竹 取絵 巻 」 を 班ご と に 発 表す る。 ・発 表 に 対 する 意 見 や 感想 を出し合う。 ・当 時 の 人 々が ど う 考 えて いた か を 班 で討 議 し 、 意見 を述べ合う。 (10 分) ・前 時 ま で に暗 唱 し た 冒頭 部の原文を読み解く。 ・読 み 解 い た部 分 の 古 文を 白紙 カ ー ド に書 き 、 で きた 班から黒板に貼る。 ・原 文 を 見 なが ら 全 員 で冒 頭を暗唱する。 ・口語訳から、各班がテーマにしてい る内容を提示する。 ・他の班による視点の違う読み方に気 づかせる。 〈発問〉 ※予想される生徒の反応 ・「一千年の(夢)」を提示する。 ・「話し合いメモ」を活用する。 ・毛筆による原文を提示する。 ・班で協力しながら昔の人の気持ちに なって、原文を読ませ、古典に興味・ 関心をもたせる。 ◆評価規準 自分の考えを相手に分かり やすく伝えている。 ◇評価方法 ◆評価規準 話し手の意図を考え、自分 の意見と比較しながら聞き取 っている。 ◇評価方法 ◆ 評価規準に達していない生徒への手立て ・自分の言葉で発表できるように事前にメモを書かせる。 ・自分なりに発表の面白いと思うところを考えさせ、他の意見とどこが違うか考えさせる。 ◆ 評価規準に十分達していると思われる生徒への手立て ・自分の意見と比較しながら聞き取った内容をノートに書かせ、自分の考えを深めさせる。 観察・発表・ワークシート 観察・発表 「ありえないような話が、なぜ 一千年も語り継がれたのだろう。」 ・おもしろいから ・不思議なことに憧れていたから *原文カード・白紙カード・マ ジック・ヒントカードを配布

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7.板書計画 竹取 物 語 ◎「竹取絵巻 」を ひ も とく… ○班 “あり え んし ”その三 “あり え んし ”その二 “あり え んし ”その一 探ろう「一千年の( )」 ~人々はこう考えていた~ あり え な いような 物語が、 なぜ一 千 年も語り 継 が れたの だ ろう? ◎しかし… まだ ま だ 深 ま る竹取の 謎? 本文 現代語訳 聞き 取り「 か ぐや 姫 」 (ワ ー ク シート①のまとめ) 序章 “あり え んし ”探 し (ワークシート②のまとめ) 調査 人々はこ う 考 えていた ! みんなの考 え ・感 想など

参照

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