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大きく影響するのではないかと政権, 宗教界も非常に懸念している すでにインドネシア人過激派の50 人以上がイラクやシリアへ渡り,ISISに合流しているのではないかと言われており, 現地入りしたインドネシア人らしき人物がインドネシア語でメッセージを発している動画をインターネット上で公開している インド

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Academic year: 2021

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2014年8月29日 ジャカルタ ジャパン クラブ 会 員 各 位 ジャカルタ ジャパン クラブ 邦人安全対策連絡協議会 本協議会から,最近の治安状況等についてお知らせいたします。会員各位ならびにご家族,また関 係のご出張者におかれましては治安状況等に十分ご留意いただき,掲載の事件・事故と同様の被害 に遭われないよう十分ご注意,ご周知ください。 *JJC邦人安全対策連絡協議会 TEL:315-0418 FAX:3192-5902 *在インドネシア日本国大使館 TEL:3192-4308 1.最近の政治・治安情勢 (1)政治情勢 7月22日(火),予定通り大統領選挙の公式結果発表がありジョコウィ側が約7,100万票(53.15%), プラボウォ側が6,300万票46.85%を得て約800万票差でジョコウィ側が逃げ切った結果となった。そ の際,プラボウォ側が選挙プロセスから撤退するという発言もあったが,結局憲法裁判所への異議 申し立てをしており,裁判所での審議自体は終了し8月21日に出される判決を待っている状態である。 ただ,有識者のコメントを見ると,800万票の票差を覆すような証拠をプラボウォ側は示していない のではないかという意見があるため,選挙結果については変わることなくジョコウィ当選で終わる と思料(注:その後,21日に判決が出て,ジョコウィ側勝利で選挙結果確定)。 関連する治安情勢として,7月22日にはデモ等はあったが治安上,大きな問題は発生しなかった。 今後,憲法裁判所で判決が出る8月21日(木)は,裁判所前にプラボウォ側の支持者が集まることは 想定されるが,それが支持者間の衝突や暴動に進んでいく可能性は現時点では極めて低いと考えら れる。プラボウォ側は選挙前には上り調子であったが,選挙結果発表後の一連の対応が良くなかっ たということから,現在支持率は下がっている由。 (2)治安情勢 大統領選挙に係る治安情勢は,非常に安定しており,4月の総選挙からは半年近い長丁場ではあっ たが,順調に進んでおりインドネシアの民主主義の成熟度が治安情勢の安定に表れているのではな いかと思う。 他方,インドネシアに限らず世界中で注目を浴びているイスラム過激派のISISがある。これ は,Islamic State in Iraq and Syriaの略称で,もともと内戦状態にあるシリアの反体制派の過激 派の組織であったが,現在はイラク北部まで勢力を拡大している。このISISの指導者が6月末ごろ, 全イスラーム教徒の指導者であるという意味である「カリフ」を名乗り始め,ISISの最後のIS(Iraq and Syria)を取ってIS(イスラーム国)というものを建国したと宣言。このISIS,あるいはISは, 考えに従わない住民を虐殺するという非常に過激な組織である。今月18日には,このエリアに入 っていた日本人がISISに拘束されているとの情報が流れているが,インドネシアでも当地の治安に

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大きく影響するのではないかと政権,宗教界も非常に懸念している。すでにインドネシア人過激派 の50人以上がイラクやシリアへ渡り,ISISに合流しているのではないかと言われており,現地入り したインドネシア人らしき人物がインドネシア語でメッセージを発している動画をインターネット 上で公開している。インドネシアに元々いるイスラム過激派もISISへの支持派と反支持派に分かれ て内部で対立しているという状況もある。ISISはイスラムの原理主義的な側面を持っており,政府 は,インドネシアの国家原則であるパンチャシラ,「多様性の中の統一」に大きく抵触すると述べ ている。特に警察や軍は徹底的に検挙するという立場であり,実際にほぼ毎日のように支持者グル ープが検挙されている。またインドネシアの宗教界も,その考え方や実際の行動の危険性を指摘し ておりISISは受け入れられないと表明している。現在,このISISの支持者がインドネシア国内でテ ロを起こしたわけではなく,現時点で治安上の大きな懸念はないが,シリアやイラクへ渡ったイン ドネシア人がテロリストとしての訓練を積んで戻ってくるのではないかと懸念されている。今後, 支持者が拡大していく可能性もあるため,ISISのインドネシアへの浸透については引き続き注視し ていく必要がある。 2.邦人に関わる最近の事件・事故報告 今月は大使館へ電話で報告があった事案を報告申し上げる。被害に遭われた方は東南アジア在住 の邦人でジャカルタには出張で滞在していた由。8月8日(金)深夜1時ごろ,コタ地区のホテルか らタクシー乗車したところ,途中で警察官と思われる男性に止められた。パスポート不携帯であっ たことから,刑務所へ行くか,高額の罰金を支払うか,それともここで示談とするかと言われ,示 談にしようと話をすすめたが所持金80万ルピアでは足りないと脅かされた。付近のコンビニに連れ て行かれATMから約4万円ほどを引き出すことになってしまった。被害に遭った男性は,そのよ うな状況でも警察官が身分がわかるようなバイクのナンバープレートを写真を撮影しており,今後, 大使館の警備班と相談して警察にそのような人物が実際にいるのかを確認する。被害者は今後の対 策として,まずパスポートは携帯しておくこと,タクシー乗車の際は登録番号やナンバープレート を携帯電話などで撮影しておくこと,ぼんやりと乗るのではなく道中に何があるかなど注意を払う こと,携帯電話等でインターネットが使える状態にしておくこと,可能であればシルバーバードタ クシーを利用すること,と話していた。 3.最近の医療事情 西アフリカ地域,ギニア,リベリア,シエラレオネなどにおいてエボラ出血熱という急性ウイル ス性感染症が流行している。致死率が9割以上であり「死の病気」としてセンセーショナルに取り上 げられているが,流行している地域は基本的に衛生事情が悪く医療環境が整っていない。また,感 染した患者を隔離する方法や感染に対するケアができていない点が1番の問題である。西アフリカの ガーナ在勤中,周辺国へ出張もしたが,医療環境はかなり劣悪であった。それと比べるとインドネ シアの医療はある程度の医療は確立されており,私立の病院では隔離などの対応はできると思う。 したがって,西アフリカのような状況はインドネシアや日本では起きないだろう。また,感染につ いては飛沫感染などはなく,死体に触る,病人に接触することで起こる体液による感染と言われて いるため,普通の生活で感染する可能性はない。アフリカの特殊な事情で,例えば葬儀で死者に触 れる習慣などがこの病気の流行に影響していると言われる。エボラ出血熱の情報については,外務 省のホームページなどでも適宜アップロードしている。現在,発生状況や対処法,西アフリカ地域

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への渡航は避けるなど,情報を引き続き注視していただきたい。

http://www2.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/pcinfectioninfo.asp#widearea

4.質疑応答,各社(団体)からの報告等 (報告)JJS 7月25日(金)に無事1学期を終了し現在、夏休みに入っており来週25日(月)から2学期が始まる 予定である。約80名ほど新しい転入生を向かえ、全体生徒数は1240名ほどで2学期がスタートする。 夏休み中に特に大きな事故等は聞いていない。 (報告)JJC 特に重要な事案等はないが、1点ご案内させていただく。9月13日(土)、14日(日)に日本の海 外邦人医療基金と共催で「大人のメンタルヘルス」と「小児の発達、子育て」の個別相談会を開催 する。詳細についてはJJCのホームページに掲載しているが、特に大人のメンタルヘルスについては、 まだ申込みに余裕があり、当地ではメンタルヘルスで悩んでいても日本語で相談する場所がないと いう事もあるため、周りから見て精神的に重荷を抱えているなという方がいらっしゃればご案内い ただきたい。会場はJJC医療相談室がある共愛メディカルサービスで、両日とも休みのところを開け ていただき、個別の相談となっているのでご利用いただき、また、ご案内のほどお願いしたい。別 件、偕行会が6月にオープンした。大使館ホームページに掲載されている「インドネシアの医療事情」 で次回更新の際に追記していただきたい。 大使館より 12日,日イ外相会談が行われ査証緩和の件が話し合われた。2013 年の日本を渡航した外国人数 が初めて 1 千万人を超え,2020 年東京オリンピックの年まで倍増させるという話のなかで,官邸主 導で日本の観光立国を目指す,そして観光客を増やす具体的な方策の一つとして査証の緩和があげ られている。今後,渡航者が増えそうな東南アジアの中でもインドネシア,フィリピン,ベトナム が選ばれ,インドネシアに対しては 15 日間以内の観光目的の場合には,事前登録(IC 旅券を持って いる方に大使館で事前登録してもらう事が条件)をすれば査証免除となる予定。また,登録された 旅行代理店の団体旅行に関しては提出書類の簡略化,またマルチビザの有効期間を延期(3 年→5 年) する予定とのこと。ただ,現時点では方針が発表されただけで,具体的な措置や導入の時期等につ いては決まっていない。いずれにしても誤解のないよう大使館としても情報を発信していきたい。 次回,海外邦人安全対策連絡協議会は,2014年9月9日(火)午前11時から。

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安全に関する参考情報

(現地報道ぶり2014年7月)

1. 強盗事件

・6月19日、当地日本企業の社用車が職員を自宅まで送迎後、会社に車を戻すため高

速道路を利用した際、高速道路のインターチェンジ500m手前付近において、突如車

両の前に二人乗りバイクが現れ進路を塞ぎ、社用車の運転手に対し降車の旨仕草を出し

た。運転手が降車したところ、バイクに乗っていた二人のうち一人がいきなり車に入っ

てきたところ、追い出そうとしてケンカになった。バイクの二人組は酒臭い状態であっ

たが、小競り合いをしている際、二人組の仲間と思われるバイクが来たため、運転手は

とっさに車に乗って逃げた。その際、窓ガラス、タイヤが破損。

・7日、ジャカルタ南部のマンガライ地区において、ヤクルトの販売店事務所に強盗が

入り、女性従業員一名が襲われた。犯行は午前10時頃に発生し、当時同事務所にいた

のは被害者の女性従業員のみであり、強盗犯が店内に侵入した後、暴行をはたらき(被

害者は流血)

、現金約60万ルピアを盗んで逃走した由。

・8日、ジャカルタ西部のクンバンガン地区において、コンビニのインドマレットにて

刀やナイフを持った犯人二人組による強盗が発生。事件は午前4時頃に発生。犯人の二

人組は、店内にいた従業員3名を監禁し、店の現金約2800万ルピアと、店の近くに

停められていたバイク一台を盗んで逃走。犯人は買い物客を装って店内に入り、店員に

近づいたところ凶器を出し、犯行に及んだ由。

・10日、西ジャワ州ブカシにおいて、バンダルグバンにおいて、現金輸送車の強奪未

遂事件が発生。犯人は三人組で、輸送車を強奪後、移動していたところ、大統領選後の

特別警戒中の警官に止められ、職務質問したところ、犯人が銃器を取り出し発砲しよう

としたところ、警官が発砲、犯人三人組のうち、二人が射殺され、一人が逮捕された。

・13日、バンテン州南タンゲランのチプタット地区において、覆面した六人組の強盗

犯がコンビニ・アルファマートに押し入り、現金及びタバコを盗んで逃走。目撃者によ

ると、犯人は銃を持ち、店員をレジまで移動させ、現金等を盗んだ由。警察によると、

店内に設置してあった監視カメラの映像をもとに捜査をすすめている由。

2.盗難事件

・10日、ボゴール市において、自宅前に駐車していた乗用車が深夜未明、何者かによ

って盗まれる事件が発生。被害者である乗用車の所有者によると、長年自宅前に駐車し

ており、窓を閉め、ロックを確実にしていた由であるが、盗難の被害が発生した由。

・23日、中央ジャカルタのチェンパカ・プティ地区において、メイドが勤務先である

雇用主宅から乗用車を盗み出す事件が発生。犯人のメイドは他の窃盗犯と共謀して犯行

に及んだ。午前5時頃、犯人のメイドが乗用車の鍵や車両登録証を盗み出し、共謀した

窃盗犯の仲間に渡し、盗ませた疑い。その10時間後、ブカシ西部において車両は発見

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され、メイドは逮捕された。

3.薬物事件

・14日、ジャゴラウィ高速道路上において、大麻約200kgを運搬していたトラッ

クを麻薬捜査当局が発見、大麻を押収。調べによると、大麻はアチェから運ばれてきた

もので、捜査当局によると、トラックは北スマトラ登録のナンバープレートであったと

ころ、調べた由。押収された大麻はジャカルタ、ボゴール周辺で流通予定であったとの

こと。

参照

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