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高専専攻科におけるテンソルデータ処理プログラミング教育の実践

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Academic year: 2021

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(1)ソフトウェア・シンポジウム 2021 in 大分 (オンライン開催). 高専専攻科におけるテンソルデータ処理プログラミング教育の実践 山本 直樹. 石田 明男. 村上 純. 熊本高等専門学校・電子情報システム工学系 熊本高等専門学校・リベラルアーツ系 熊本高等専門学校・電子情報システム工学系. [email protected]. [email protected]. 要旨. [email protected]. ード積などの例題に取り組んだ.さらに,行列展開,モー ド積などの理解を深めるために,学生達は,我々が独自 に開発したマクマホン立方体や立体パズルを利用した自 学自習教材に取り組んだ.次に,2 回目の「テンソル分解」 の授業では,その概要,その分解の 1 つである高次特異 値分解(HOSVD)[4]の定義やアルゴリズム,カラー画像 およびカラー動画像の HOSVD などについて説明が行 われた後,学生達は基礎的な数値データの分解,応用 的な画像・動画像データの分解の例題に取り組んだ.. 本報告では,熊本高専専攻科の授業科目の中で実 施されているテンソルデータ処理のプログラミング教育の 実践事例について述べる.. 1. はじめに テンソルはデータ処理では多次元配列として利用され る重要なデータ構造の1つであり,テンソル分解の形で, 信号処理,数値線形代数,コンピュータビジョン,数値解 析,データマイニング,グラフ解析,神経科学など幅広い 分野で応用されている[1].これまで我々は,テンソルデ ータ処理の理解支援のために立体パズルを用いたツー ルを開発してきている[2].最近では,テンソルデータ処 理を学習するための自学自習用教材も開発している[3]. 本報告では,これまで開発されたツールおよび教材の利 用も含めた,熊本高専専攻科の授業科目で実施されて いるテンソルデータ処理に関するプログラミング教育の実 践事例について述べる.. 4. 授業の評価とまとめ 本稿では,テンソルデータ処理教育の実践事例につ いて報告した.この教育では,教材や例題にマクマホン 立方体,立体パズル,カラー画像・動画像を用いており, 視覚的にも処理結果を確認しやすいという特徴がある. さらに,本授業後に行列展開,モード積,畳み込みに関 する理解度の確認を筆記テストにより行い,全問正解の 学生が約 7 割以上あることから概ね理解できているものと 考えられる.また,HOSVD アルゴリズムの実装状況につ いてレポートにより確認したところ,約 8 割以上の学生が 実装できていることが分かった.. 2. テンソルデータ処理を実施する科目の概要 テンソルデータ処理を実施した科目は,本校専攻科 電子情報システム工学専攻1年の後期選択科目の『デー タサイエンス』である.本科目では,最初にプログラミング 言語の使い方に慣れるために行列演算などの基礎を行 い,次に,機械学習の諸手法の学習が行われる.テンソ ルデータ処理は,本科目の最後の方の項目として実施さ れた.この科目で使用するプログラミング言語は R であり, 授業の進め方は,授業内容の説明後に R を用いて上記 の内容の例題,ケーススタディに取り組む流れとなる.. 3. テンソルデータ処理教育の実践事例 テンソルデータ処理の授業は,「高階テンソル」と「テン ソル分解」の 2 回実施された.まず,1 回目の「高階テンソ ル」の授業では,その概要や定義,テンソル用 R パッケ ージなどの説明が行われた後,学生達は行列展開,モ. 124. 参考文献 [1] T. Kolda, B. Bader, “Tensor Decompositions and Applications,” SIAM Review, Vol. 51, No. 3, pp. 455– 500, 2009. [2] 山本直樹, 村上純, 石田明男, “テンソル分解プロ グラミングの理解支援のための立体パズルの利用,” SS2019 論文集, pp.114-123, 2019. [3] 山本直樹, 石田明男, 大石信弘, 村上純, “マクマ ホン立方体を用いたテンソルデータ処理に関する データサイエンス教育の試み,” 熊本高専研究紀要, Vol. 12, pp.45-48, 2021. [4] L. D. Lathauwer, B. D. Moor, J. Vandewalle , “A Multilinear Singular Value Decomposition,” SIAM J. Mat. Anal. Appl., Vol.21, No.4, pp.1253-1278, 2000.. SEA.

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