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出雲市におけるヘルスケア政策確立のための参加型行動研究

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464 第44巻 日本公衛誌 第6号 平成9年6月15日

出雲市におけるヘルスケア政策確立のための

参加型行動研究

塩飽

邦憲

山根

洋右

福島

哲仁

磯邉

顕生

北條

宣政

同強

春潔

 出雲市では,1993年の高齢者保健福祉計画策定から,ヘルスケア政策の確立と実行のために参加型行動研 究手法を導入した。出雲市における市民参加型ヘルスケア政策の確立過程を,政策準備期(1990-2年),政 策確立期(1993-5年),実行期(1996年-)にわけて,①政策理念,②政策の優先性,③研究・学習活動, ④行政内協議,⑤市民活動の5つの観点から分析した。また,ヘルスケア政策確立・実行過程における市 民,公衆衛生学研究者,保健医療福祉スタッフ,行政スタッフの役割,そして適用された参加型行動研究の 技法を明らかにした。公衆衛生学研究者は,ヘルスケア政策確立・実行の過程で,比較的利害関係を持たな い自由な立場から参加型行動研究を展開し,①市民とスタッフの能力開発,②コミュニティ発展とコミュニ ティケアの結合,③社会資源の有効活用,④問題解決をめざした市民・学生・保健医療福祉スタッフの相互 学習などを促進することができた。参加型行動研究によって,出雲市における市民参加型研究機関の政策提 言能力と学習機能を強化することが課題となっている。 Key words : ヘルスケア,参加型行動研究,政策科学,市民参加,コミュニティ,教育

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