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秋を感じよう

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Academic year: 2021

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生活活動学習指導案 指導者 西条特別支援学校 教諭 樋上 良子(T1) 教諭 奥田 眞里(T2) 1 日時,場所 平成 28 年 10 月 13 日(木)4校時(11:25~12:10) 小学部 6年1組教室 2 学部,学年,学級 小学部 第6学年1組 Ⅲ類型 2名 3 題材名 「秋を感じよう」 4 題材設定の理由 〇 児童観 本学級は肢体不自由と知的障害を併せ有する重複障害学級である。在籍児童 は3名で,そのうち1名はⅡ類型(知的障害者である児童に対する教育を行う 特別支援学校の教育内容を取り入れた教育課程 ),2名はⅢ類型(自立活動を 主とした教育課程)を履修している。本授業はⅢ類型 を履修している児童を対 象としている。 A児は四肢まひで未定頸のため, 寝返りや座位の保持などで介助が必要であ る。うつぶせ姿勢で首を動かしたり,座位保持椅子で姿勢が安定している状態 では腕などを動かしたりすることもある。緊張のコントロールは難しいが ,姿 勢を整え安定させることで適度な緊張で活動できることが多い。呼吸障害があ り,第6学年の8月に気管切開(喉頭分離術)の手術を受けている。 自力で咳 をして排痰できることもあるが,授業中に吸引を必要とすることもあ る。視覚 は光覚程度だが,音や言葉に注意を向ける様子はよ く見られる。指導者の言葉 掛けを聞いて動きを止めたり,目を開いたりして聞いている様子を見せる 。決 まった短い言葉掛けや手触りによるシンボル等で遊びを伝えると,口を開けた り,表情を変えたり,手足を伸ばしたりして気持ちを表出することもある。 B児は定頸しており,自力で座位を保持したり,好きなおもちゃを目指して 四つ這いで移動したりすることができる。また,つかまり立ちや伝い歩き,S RCWを使った歩行が可能である。健康状態は概ね安定しているが, 時期によ っては体調を崩しやすかったり, 鼻腔吸引を1日数回程度行ったりすることが ある。自閉症との診断があり,興味・関心の偏りがある。でんでん太鼓やボー ル,紐状のもの,赤い色等に強い執着を示すことがある。 自ら人との関わりを もとうとすることは少ないが, 好きなおもちゃがほしいときに指導者の手を引 いて要求することがある。また,促されるといくつかのカードの中から 好きな 遊びのカードを選択して取り,身近な大人に渡して要求することができる。 〇 題材観 「生活活動」は,「各教科等を合わせた指導」の一つとして本校が設定して いる。本題材では,生活科の「遊び」「自然」,国語科の「聞く・話す」,算 数科の「数量の基礎」のそれぞれ 1段階の内容を取り扱っている。併せて, 個々の実態に応じた自立活動の内容を取り扱っている。

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題材を通して,活動を繰り返す中で保有する感覚を活用しながら,決まった フレーズの言葉や手触り,音などに気付き,注意を向けたり,自ら手を動かし たりして関わろうとすることを目指していきたい 。 授業の初めに導入としておはなしの読み聞かせを行う。絵本は秋を題材とし た「おいもさんがね・・」を取り上げた。繰り返しのフレーズが多く,さつま いもの動きに合わせて擬音やオノマトペによる表現でストーリーが進むため, 動きと言葉のイメージが結び付きやすいと考える。 学習内容として,「手を使う」「動く」「感じる」という三つの活動を設定 した。 「手を使う」では,布やプラスティック製のさつまいもを触ったり抜いたり して,擬似的ないもほり体験を行う。児童の課題に応じて SRCWを使った立 位や座位等で姿勢を安定させた状態で手を使う活動を行う。感覚の活用や目と 手の協応,身体の動きの操作を促すことをねらうことができる。 「動く」では,ローリングカーや大玉を使い,振動や揺れ,回転による身体 の動きを感じとる活動を行う。 A児はバランスボールに指導者 が姿勢を安定さ せるように抱きかかえて乗り,揺れ刺激を行い,身体の動きを感じとれるよう にする。揺れ始める前には決まった言葉掛けやシンボルの手触りを用いるこ と で,活動への期待感を表出できる と考える。B児はローリングカーと大玉の二 つの写真の中からやりたい方を選び取り,指導者 に写真を渡してから乗るよう にすることで,コミュニケーションを図れるように なると考える。 「感じる」では,ビニールにセロファンや花紙で作った葉っぱを 付けたもの を頭上で揺らしたり,ビニール等の動きを見たり,音 を聞いたり,感触を感じ 取ったりすることができるようにする。ビニールや葉っぱが揺れる様子を見た り,ビニールの動きによって起こる風や 身体が覆われたりする感覚に気付くこ とにより,快・不快を表出できるように なると考える。 〇 指導観 保有する感覚を活用して指導者の働き掛けや刺激に注意を向けたり,快・不 快を表出したりすることや,個々の児童の興味・関心やこれまでの学習で行っ てきた動きを生かし,自発的な動きでものや人に関わろうとすることができる ようにする。 指導に当たっては,環境を整理した場面設定を行い,毎回同じ活動を繰り返 すことで,見通しや期待感をもてるようにする。児童からの動きや表出を引き 出すため,刺激や言葉掛けなどの働き掛けを絞り,じっくり待つようにする。 触って分かるもの,繰り返しのフレーズ及び楽器の音などを用いることで, 働き掛けに気付いたり注意を向けたりすることを促すようにしたい。 自立活動の時間において個々に取り組んでいる様々な姿勢や運動を 取り入れ ることにより,児童の自発的な動きを引き出し,覚醒を高め,呼吸状態の改善 や身体の動きの向上を図るようにしたい。 さらに,本題材で学習した内容を生かし,学校生活全般においても,手触り のシンボルやカード,言葉や身振り等により身近な指導者 の働き掛けや友だち の活動の様子に注意を向け させ,コミュニケーションの力の向上を図れるよう に取り組んでいきたい。

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5 題材の目標 ・様々な刺激に注意を向け,快・不快を表出する ことができる。 ・自ら手を伸ばしたり,身体を動かしたりしてものや人と関わ ろうとすることが できる。 6 指導計画(全8時間) 秋の遊びをしよう・・・・・8時間(本時 3/8) 7 本時の目標 〇 全体の目標 ・素材の感触や前庭覚の刺激 に気付いたり,注意を向けたりし,表情やしぐさで 快・不快を表出することができる。 ・指導者の働き掛けを受けて,自ら 手を伸ばしたり,身体を動かしたりすること ができる。 〇 個々の目標 (○自立活動の目標 ◎教科の目標) 児童 これまでの様子 目 標 A ・覚醒や体調が安定しているときには, 手 触りや指導者による肘を支えるなどの支 援を受けて自ら腕を伸ばしたり,円弧状 に動かしたりしてものに触れたり,スイ ッチを動かしたりしようとする。 ・ものが触れると,気付いて表情を変えた り,手足を伸ばしたりして反応する様子 が見られる。 ・「いくよ」「3,2,1」などの言葉を 聞いたり,シンボルに触れたりすると, 目を開き,応じるような表情をする。 ○手触りや指導者の働き掛けを 受けて,腕を動かしたり,さ つまいもを握ったりすること ができる。 ○支援を受けながら適度な緊張 を保ち,刺激を受けて表情を 変えたり,口を動かしたりす ることができる。 ◎手触りや決まった言葉に対 し,動きを止めたり,表情を 変えたり,手足を動かしたり して表出することができる。 B ・促されると複数の写真カードから自分の やりたいカードを見て選択し,指導者に 渡すことができつつある。 ・意欲が高いときには自ら遊具まで四つ這 いで移動することができる。 ・色鮮やかなものや動きのあるものなどに 興味をもち,注視したり手を出して触れ ようとしたりする。 ・音楽に対する反応は少ないが,ウッドブ ロックや太鼓等の楽器の音には反応を見 せることが多い。 ○提示された二つの遊具の写真 からやりたい方の写真を選ん で 取ったり,遊具の方向を 見たり,自ら身体の向きを変 えたりすることができる。 ○指導者の働き掛けに応じて, 自らさつまいもに手を伸ばし て引くことができる。 ◎具体物の動きや音源に目を向 けたり,自ら手を伸ばしたり することができる。 8 準備物 ボード,暗幕,さつまいも人形,箱 ,懐中電灯,マット,ビニールシート,ロ ーリングカー,大玉,遊具の写真カード,鉄琴,クッション,SRCW,いす

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9 学習過程 別紙参照 10 評価の観点 ○ 指導上の評価 ・児童の実態把握に基づき,適切な指導目標や指導内容,指導の評価がな され ていたか。 ・目標を達成するための活動内容 ,手立ては適切であったか。 ○ 自立活動の内容に基づく評価 ・刺激や働き掛けに注意を向けられるような環境設定や働き掛けがなされて い たか。 ・自ら身体を動かせるような環境設定,姿勢保持及び運動の支援がなされてい たか。 11 年間指導計画 別紙参照 12 配置図 机 A児 B児 T1 T2 出 入 口 ロッカー つ い た て ローリン グカー 大玉 ボ ー ド マット クッション ベッド ロ ッ カ ー

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別紙 学習過程 学習活動 ・指導上の留意点,□課題,〇支援,☆評価 A B 全 体 1 あいさつ(1分) 2 読み聞かせ(5分) 「おいもさんがね・・」 3 いもほりをする (10 分) ○正面からゆっくり言葉を掛けたり, 手を握ったりして始まりを伝えるよ うにする。(T1) ○表情を見ながら同じフレーズを繰り 返したり,具体物に触れさせたり, 音を鳴らしたりする。 ○手根部を刺激したり,手のひらに圧 を掛けたりして手のひらが開くよう に促す。肘を支えながら腕をさつま いもに向かって伸ばすように動かし ながら,自らの動きを促す。手のひ らでさつまいもに触れられるように し,自らの動きを引き出す。(T 1) ☆手触りや指導者の働き掛けを受け て,腕を動かしたり,さつまいもを 握ったりすることができたか。 ○正面から言葉を掛け,姿勢を整えて 始まりを伝えるようにする。(T 2) ○言葉を掛けたり,身体に触れるなど して注意を促しながら,目の前でも のを揺らして動かしたり,音を鳴ら したりする。 ○さつまいもの入った箱を目の前で見 せたり,つるを動かしたり音を鳴ら したりして自ら手を伸ばすことをで きるだけ待つ。(T2) ☆指導者の働き掛けに応じて,自らさ つまいもに手を伸ばして引くことが できたか。 ○児童が礼をしたり,表 情を変えたりしてあい さつすることをできる だけ待つ。 ○初めに本物のさつまい もを提示し,本時の学 習内容を伝える。 ○見やすい位置に具体物 を提示したり,動かし たりし,歌や楽器の音 などを交えながら読み 聞かせをする。 ○児童の覚醒状態や体調 に応じて活動しやすい 姿勢を選択する。 手触りや指導者の働き掛けを受け て,腕を動かしたり,さつまいもを 握ったりする。 指導者の働き掛けに応じて,自らさ つまいもに手を伸ばして引く。

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4 遊具で動く(16 分) ○一人ずつ順番に遊具の 活動を行うようにす る。 ○揺らす前に決まった言葉や手触りで 始まりを伝えるようにする。児童が 受け止めて表出するまで待つ時間を 取るようにする。指導者がしっかり 抱いて乗り,姿勢を安定させてから 揺れを始めるようにする。 ☆手触りや音,決まった言葉に対し, 動きを止めたり,表情を変えたり, 手足を動かしたりして表出すること ができたか。 ○T1が二つの写真を目の前に提示 し,自ら選び取ることをできるだけ 待つようにする。選んだ写真をT1 に渡すように促し,渡したらすぐに 遊具を出すようにする。 ☆提示された二つの遊具の写真からや りたい方の写真を選んで取ったり, 遊具の方向を見たり,自ら身体の向 きを変えたりすることができたか。 5 葉っぱのベッドに入 る(8分) ○座位ではT2が後ろから支援をす る。臥位ではクッションを用い,姿 勢を安定させる。言葉に合わせてゆ っくりシートを動かし,シートが触 れたり離れたりする感じを味わえる ようにする。 ☆支援を受けながら適度な緊張を保 ち,刺激を受けて表情を変えたり, 口を動かしたりすることができた か。 ○座位や臥位で活動する。言葉に合わ せてゆっくりシートを動かし,シー トや葉っぱの動きに注目できるよう にする。 ☆具体物の動きや音源に目を向けた り,自ら手を伸ばしたりすることが できたか。 ○個々の児童の姿勢が整 ったことを確認してか ら始めるようにする。 児童の表情等を見なが ら刺激の入れ方や言葉 の掛け方を柔軟に行う ようにする。 6 振り返りをする (4分) 7 あいさつ(1分) ○具体物,音及び言葉によって学習を 想起させ,簡潔な言葉で評価する。 ○正面からゆっくり言葉を掛けたり, 手を握ったりして終わりを伝えるよ うにする。(T1) ○具体物を見せながら,簡潔な言葉で 評価する。 ○正面から言葉を掛け,姿勢を整えて 終わりを伝えるようにする。(T 2) ○児童が礼をしたり,表 情を変えたりしてあいさ つすることをできるだけ 待つようにする。 手触りや決まった言葉に対し,動き を止めたり,表情を変えたり,手足 を動かしたりして表出する。 提示された二つの遊具の写真からや りたい方の写真を選んで取ったり, 遊具の方向を見たり,自ら身体の向 きを変えたりする。 支援を受けながら適度な緊張を保 ち,刺激を受けて表情を変えたり, 口を動かしたりする。 具体物の動きや音源に目を向けた り,自ら手を伸ばしたりする。

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参照

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