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芳香族化合物

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Academic year: 2021

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(1)

理科(化学Ⅰ)学習指導案

広島県立祇園北高等学校

理科 山根 眞美子

1 日時 平成○年○月○日(○)

第3限 11:20∼12:25(65 分)

クラス 第2学年○組(理型)40 名

場所 第2化学教室

2 単元名 「芳香族化合物」

3 教材観・生徒観・指導観

(1) 教材観

有機化合物の性質や反応の特性は,その構造や官能基に関係している。ここでは,既習の脂肪族

化合物と対比させることにより,脂肪族化合物及び芳香族化合物の特徴を理解させることができる。

特に,同じ水酸基でも芳香族と脂肪族で大きく性質の違うフェノール類とアルコール類は,それに

適した教材といえる。また,化学の成果が我々の生活を豊かにしていることに気付かせる教材とし

て,染料や化学薬品を扱う。

(2) 生徒観

第2学年生徒で,化学Ⅰを3単位で履修している。理科ではその他に,「物理Ⅰ」

「生物Ⅰ」

「地

学Ⅰ」のうち1科目を4単位で選択履修している。第1学年では「理科総合A」を2単位で履修し

ている。有機化合物については,炭化水素と脂肪族化合物を学習しており,性質や反応の特性が官

能基に関係していることについて理解している。

(3) 指導観

有機化合物の構造については,分子模型を用いるなどの工夫が必要である。また,観察,実験に

おいては,グループ討議をさせたり,予想をたてさせたりすることによって,科学的思考力を育成

したい。同時に,有機化合物の性質や反応の特性が構造に関係していること,特に官能基に関係が

深いことを理解させたい。さらに,身の回りにある有機化合物の合成に対する興味・関心を高め,

化学の成果が我々の生活を豊かにしていることに気付かせたい。

4 単元の目標

芳香族化合物の性質や変化を観察,実験などを通して探究し,芳香族化合物に関する基本的な概

念や法則を理解させるとともに,それらを日常生活と関連付けて考察できるようにする。

5 単元の評価規準と指導計画

①単元の評価規準

関心・意欲・態度 思考・判断 観察,実験の技能・表現 知識・理解 ・芳香族化合物の性質や 反応に関心を持ち,意欲 的に探究しようとする。 ・身の回りの芳香族化合 物 に つ い て 関 心 を 持 っ ている。 ・観察,実験の結果から, 客 観 的 ・ 実 証 的 に 考 察 し,芳香族化合物の性質 や 反 応 性 が そ の 構 造 に 関 係 す る こ と を 見 い だ している。 ・芳香族化合物の性質や 反応性について,日常生 活 に 関 連 付 け て 考 察 す る。 ・有機化合物に関する観 察 や 実 験 の 基 本 的 操 作 を身に付けており,適切 な器具の選定をする。 ・観察,実験の結果から 自らの考えを導き出し, 的確に表現する。 ・芳香族化合物の性質や 反 応 性 と 構 造 と の 関 連 を理解し,知識を身に付 けている。 ・ベンゼン誘導体の相互 関連について理解し,知 識を身に付けている。

(2)

②単元の指導計画

6 指導過程

本時の展開

○ 本時の目標 ・ サリチル酸関連化合物の合成反応について,そのしくみや反応生成物の性質について考察させる。 ・ サリチル酸から,サリチル酸メチル及びアセチルサリチル酸を合成する実験を通して,有機化合物 合成・分離の実験操作技能及び記録の仕方を習得させる。 ○ 本時の評価規準 思考・判断 観察・実験の技能・表現 ・サリチル酸関連合物の合成反応であるエステ ル化,アセチル化のしくみ,また反応によって 生成した化合物の性質について考察する。 ・サリチル酸からサリチル酸メチル及びアセチ ルサリチル酸を合成する実験について,実験操 作技能及び実験経過や結果の記録の仕方を習 得している。 評 価 時 学習内容 (時数) 関 思 技 知 評価規準 1 ◎ ○ ・芳香族炭化水素の性質や反応に関心を持っている。 ・芳香族炭化水素の性質や反応がその構造に特徴づけられることを見い だす。 2 1芳香族炭化水 素 (2時間) ◎ ○ ・芳香族炭化水素の反応性と構造との関連性を理解し知識を身に付けて いる。 ・芳香族化合物の性質や反応性を脂肪族化合物のそれと対比させなが ら,それらを論理的に考察する。 3 ○ ◎ ・フェノール類の性質や反応性とその構造との関連性を理解し,知識を 身につけている。 ・フェノール類とアルコール類との違いを理解し,意欲的に探究しよう とする。 ・フェノール類について,日常生活と関連付けて探究しようとする。 4 ○ ◎ ・芳香族アミンの性質や反応性とその構造との関連性を理解し,それら を論理的に考察する。 ・芳香族アミンについて,日常生活と関連付けて探究しようとする。 5 2フェノール類 と芳香族ア ミン (3時間) ●実験 アゾ染 料 ◎ ○ ・合成染料の実験の基本操作を習得しているとともに,実験経過や結果 の記録の仕方を習得している。 ・アゾ染料の合成を通して,ジアゾ化およびカップリング反応のしくみ を理解し,知識を身に付けている。 6 ○ ◎ ・芳香族カルボン酸の性質や反応性と構造との関連性を理解し,知識を 身に付けている。 ・芳香族カルボン酸について,日常生活と関連付けて探究しようとする。 7 3芳香族カルボ ン酸 (2時間) ●実験 サリチ ル酸のエステル (本時) ◎ ◎ ・サリチル酸関連実験の基本操作を習得しているとともに,実験経過や 結果の記録の仕方を習得している。 ・サリチル酸関連化合物の合成反応であるエステル化,アセチル化のし くみ,また反応によって生成した化合物の性質について考察する。

(3)

本時の学習指導過程(65分) 過程 指導過程 学習活動 指導上の留意点 評価規準 評価方法 導入 (10 分) ・前時の確認 ・医薬品を提示する。 ・本時の目標を提示 する。 ・前時の内容を確認する。 ・本時の実験で合成する物質 が医薬品の成分であること を確認する。 ・本時の目標をワークシート に記入する。 ・確認程度にとどめる。 ・サリチル酸関連化合物に 対する興味関心を高める。 ・サリチル酸の反応を予想 させる。 展開 (35 分) ・サリチル酸の構造, エステル化について 説明する。 ・サリチル酸のエス テルの構造を予想さ せる。 ・実験方法を確認さ せる。 ・実験器具や薬品の 安全な取り扱いにつ いて確認させる。 ・実験 ・ワークシートに記入する。 ・実験操作の図をワークシー トに記入する。 ・留意点をワークシートに記 入する。 ・実験を行う。 ●アセチルサリチル酸の合 成(実験Ⅱ) ①サリチル酸1g に無水酢酸 を 2ml 加えた後,濃硫酸を加 える。 ②全体が透明になったら放 置しておく(30 分)。 ③結晶が析出し白く固まっ たら,蒸留水を加えてろ過す る。さらに蒸留水で洗った 後,結晶の上部を試験管に取 る。 ④ 得 ら れ た 結 晶 に 塩 化 鉄 (Ⅲ)水溶液を加える。 ●サリチル酸メチルの合成 (実験Ⅰ) ①サリチル酸 0.5g にメタノ ールを 2ml 加えて溶かす。 ②沸騰石を入れ,よく撹拌し ながら濃硫酸を加える。 ③穏やかに加熱し,反応液が 白濁したところで加熱をや める。 ④水 50ml の中に③の反応液 を入れ,上部の液を除く。 ⑤④に炭酸水素ナトリウム 粉末を加える。 ・実験を効率よく行わせる ために,(実験Ⅱ)より取 りかからせる。 ・濃硫酸の働きを考えさせ る。 ・放置中にⅠの操作を行わ せる。 ・操作の意義を考えさせる ことにより,生成物の確認 方法をより深く考えさせ る。 ・濃硫酸の働きを考えさせ る。 ・炭酸水素ナトリウムの働 きを考えさせる。 ・実験操作技能を 習得している。 ・実験経過や結果 の 記 録 の 仕 方 を 習得している。 ・観察,実験の過 程 や そ の 結 果 生 じ る 問 題 等 に つ い て 自 ら の 考 え を導き出し,的確 に表現する。 ・生成物の分離操 作を理解し,正し く 行 う こ と が で きる。 ・ワークシ ート ・ワークシ ート ・観察法 ・ワークシ ート ・ワークシ ート ・観察法 ま と め (20 分) ・実験のまとめを行 う。 ・ワークシートを提 出させる。 ・実験の考察を行う。(ワー クシートに記入) ・ワークシートを提出する。 ・アセチル化,エ ス テ ル 化 の し く み,また合成され た 化 合 物 の 性 質 に つ い て 考 察 す る。 ・ワークシ ート ・自己評価

参照

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