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出荷先と作付会議を行ったり 収穫期に消費者を招いて園地で交流会などを行っている 10a あたりの労働日数は 4.5~19.4 日と個人差が大きい 生産量は 10a あたり kg で 県の目標収量である 480~600kg と比較して少ない 土づくり 施肥は 各農家毎に異なる 病害虫防除

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5.有機農業に関する調査

1)県内における有機農業の取組事例について

(1)取組事例調査の概要

県では平成

20 年度から有機農業の経営実態や栽培技術に関する取組事例調査を実

施しており、ここでは、平成

24 年度~26 年度の調査から、3 カ年で延べ農家数 38

戸、42 作物。そのうち果樹が 20 戸、野菜が 13 戸(17 作物)、水稲が 5 戸の事例を

紹介する(表1)

(2)果樹

果樹の事例は

20 戸で、そのうち有機 JAS 認証取得は 11 戸。

主な出荷先として、個人販売、有機農産物取扱業者、スーパー、JA、直売所、飲

食店等があり、生産者自ら加工して販売している事例もあった。また、消費者や流通

関係者との交流として、店頭での試食販売を行い消費者の意見を聞いたり、農作業体

験の実施、園地視察の実施、園地で生産状況確認や情報交換等を行っていた。

果樹の事例

20 戸のうち、カンキツ類が 13 戸を占めている。

カンキツ類における

10a あたりの作業日数は 8~28.6 日と個人差が大きかった。

また、カンキツ類の県施肥基準で示された目標収量(以下、県目標収量)は、品種差

はあるが概ね

3~4t であるのに対し、調査した事例農家では約 0.6~3.1t と低く、個

人差はあるが、県目標収量の半分以下の農家が

11 戸と過半数を占めていた。同様に、

ユズ、ブルーベリーの生産量も、県目標収量より低い傾向であった。生産額について、

単価は、農産物の等級や品質、生食用や加工用などの用途によって異なっていた。

土づくり・施肥については、農家間で類似性が低くボカシを施用している生産者が

比較的多くみられた。 なお、土壌分析に基づき、過度の堆肥施用を行わないように

している事例もあった。

防除については、有機 JAS で認められる資材を使用している事例が 8 戸、全く使

用していない事例が

12 戸あった。資材ではマシン油乳剤、 硫黄剤、 ボルドー液の

使用が多かった。

生物的防除ではゴマダラカミキリに対するボーベリア菌( バイオ

リサカミキリ@) の利用や、耕種的防除では、株元除草、枯枝除去、害虫の捕殺が

多く行われており、ブルーベリーではネット被覆を行っていた。

草生栽培の取組みが

1 戸、また、EM 活性液など、樹勢維持を目的として自家製発酵

資材を散布している事例が 2 戸あった。

課題として、技術面では、隔年結果対策、安定生産のための樹勢の維持、病虫害対

策(ゴマダラカミキリ、カメムシ、サビダニ、そうか病対策等)

、除草作業の省力化、土づくりや

施肥管理等があった。経営面では、販売先が限られるため生産量が多い年の販路の確

保があった。その他、鳥獣被害対策や果皮など搾りかすの有効利用、傾斜地が多く生

産性や作業性の悪さの改善、個人売りのため出荷資材経費の課題等があった。

(3)水稲

水稲の事例数は

5 戸で、そのうち有機 JAS 認証取得は 2 戸。

主な出荷先は、有機農産物取扱業者、個人販売。消費者との交流として、生産者は

(2)

- 105 -

出荷先と作付会議を行ったり、収穫期に消費者を招いて園地で交流会などを行ってい

る。

10a あたりの労働日数は 4.5~19.4 日と個人差が大きい。生産量は 10a あたり 130

∼458kg で、県の目標収量である 480~600kg と比較して少ない。

土づくり・ 施肥は、各農家毎に異なる。

病害虫防除は、生育期間中に防除薬剤を散布する例はなく、水管理、水田除草や畦

畔除草の徹底に努めていた。

課題として、斑点米カメムシ対策、除草作業の省力化、鳥獣害対策、安定したかん

がい水の供給が挙げられていた。なお、農薬を使用しないため斑点米カメムシ等の加

害による低収量・低品質に対する耕種的な病害虫防除技術の確立が要望されていた。

(4)野菜類

野菜類については

13 戸 17 事例。このうち有機 JAS 認証を取得しているのは 6 戸

8 事例であった。17 事例の主な作目は、イモ類や根菜類やハクサイ、レタス、ホウ

レンソウ、カラーピーマンであった。これらの品目を栽培する理由には、安定出荷や

比較的栽培しやすいこと、生育期間が短く播種時期を変えることでリスク管理ができ

ることなどが挙げられていた。

販売形態は、消費者への宅配や野菜セットとしての販売、自社での加工、直売所で

の販売、有機農産物取扱業者、菓子店・飲食店への出荷等であった。また、外観が良

好なものは生食用、傷のあるものは加工に利用している事例もあった。

10a あたりの労働日数は、栽培品目が異なることもあり 11~110 日と農業者間に大

きな差がみられた。生産量はバレイショの事例が県の目標収量と同程度であったが、

その他は県の目標収量を下回った。

土づくり・施肥については、使用する資材等について農家間の類似性は少なかっ

た。病虫害防除は、有機 JAS で認められる資材を使用しているのが2戸 4 事例で、

BT剤等を利用していた。他は、害虫捕殺、粘着テープの利用、不織布等のべた掛け

を行っており、薬剤の散布は行っていない。草管理については、草刈りによる除草や

マルチによる雑草抑制、雑草の抜取り後栽培作物の周りにマルチング等を行っていた。

その他、乾燥防止の水管理や防暑対策として寒冷紗の利用なども行っていた。なお、

有機農業に取組んだが、気象変動等により病害が多発したことや、鳥獣被害により収

穫まで至らなかった事例もあり課題が残った。

また、天候により作柄が大きく左右されるため出荷計画が立てにくい。栽培技術が

未熟で収穫量が安定しないため販路開拓が難しい。品種の組合せによる収穫の効率化、

貯蔵技術の確立の他、農薬を使用しない病害虫防除方法、鳥獣害対策などが挙げられ

ていた。

(3)

- 106 -

表1 有機農業の取組事例の概要

(平成

24 年度事例)

№ 作目 品種 販売形態 消費者・流通関係 者との交流 経営面積(a) 有 機 JAS 認 証 状況 10a あ た り 労 働 日 数 (日) 10a 当 た り生産量 (kg) 県 目 標 収量(t) 100 ㎏当たり 生 産 費 (円) 総 面 積 事 例 作 物 面積 1 カンキツ類 温州 JA、個人販売, ― 110 25 有 12.8 1,920 4 21,071 2 カンキツ類 温州 個人販売 ― 217 100 無 14.1 1,100 4 14,526 3 カンキツ類 温州 有 機 農 産 物 取 扱 業者、個人販売等 園 地で 生 産 状況 確認、情報交換 227 17 有 18.8 1,700 4 14,706 4 カンキツ類 温州 有 機 農 産 物 取 扱 業者、個人販売等 圃場視察。農作業 体験の実施 610 6 無 28.6 627 4 15,837 5 カンキツ類 温州 個人販売、スーパー 等 ― 310 ― 有 ― 6 カンキツ類 温州 有 機 農 産 物 取 扱 業者、個人販売 バイヤーと連携して店舗で試食販売 310 51 有 17.4 1,294 4 16,417 7 カンキツ類 ポンカン 小売り 消費者との交流 142 13.5 無 20.5 1,500 3 18,966 8 ユズ ― JA、直売所、飲 食店 イベントでユズ絞り 体験の実施 55 50 無 ― 9 エダマメ・ 大豆 ― 野菜セット販売スーパ ー、直売、 農 作業 体 験 の実 施 160 2.5 無 72 696 (枝豆、 大豆込) 枝豆0.4 大豆3 110,057 10 サツマイモ 金時、紅あ ずま等 野菜セット販売、有機 農 産 物 取 扱 業 者 顧 客の 希 望 によ り芋堀体験実施 4.0 無 23.1 1,450 3 45,948 11 サトイモ 愛 媛 農 試 V2 号 有 機 農 産 物 取 扱 業者 収獲体験等 87 3.0 有 23.3 1,300 3~3.5 23,681 12 バレイショ 出島 直売所 直売所のイベントに 参画 152 2.0 無 30 2,160 2 12,806 13 ニンジン ― 野菜セット販売 農 作業 体 験 の実 施 70 2.5 無 28 1,200 3 24,833 14 ハクサイ ― 2.5 無 28 1,600 7 20,000 15 水稲 ― 個人販売 ― 183 37 無 ―

(平成

25 年度事例)

№ 作目 品種 販売形態 消費者・流通関係 者との交流 経営面積(a) 有 機JAS 認 証 状況 10a あ た り 労 働 日 数 (日) 10a 当 た り 生 産 量 (kg) 県 目 標 収量(t) 100 ㎏ 当た り 生 産 費(円) 総 面 積 事 例 作 物 面積 16 カンキツ類 温州 有 機 農 産 物 取 扱 業者、スーパー等, 園 地で 生 産 状況 確認、収穫体験 195 80 有 16.5 3,123 4 17,320 17 ユズ ― JA、産直市 ― 30 30 無 22.3 1,000 3 11,667 18 キウイフルーツ ― 業者、個人宅配 ― 87 10 有 26 500 2.5 36,000 19 ブルーベリ ー ラビットアイ・サザン 個人販売、洋菓子店、ホテル 収獲体験 50 40 無 16 197.5 2 222,785 20 サツマイモ 玉豊 ― ― ― 15 有 ― 0(イノシシ被 害) 3 ― 21 サツマイモ ベニアズマ、 金時 菓子店、個人販売 電話、ハガキ等で消 費者と交流 255 4.3 無 46.5 837 3 20,834 22 サトイモ ― 有 機 農 産 物 取 扱 業者 収穫体験等 114 10 有 11 150 3~3.5 30,000 23 バレイショ デジマ 企業の食堂 イベントで消費者に 対面販売 72 4 有 21.2 1,900 2 20,000 24 ホウレンソウ ハンター 5 有 25.5 736 2.5 80,000 25 カラーピーマ ン フルーピーレッ ドEX 直売所、飲食店 ― 23 1 無 110 507 ― 619.093 26 水稲 ヒカリ新世紀 個人販売 ― 77 17 無 19.4 67 ― 29,411 27 水稲 コシヒカリ 個人販売(基本、 自家消費が多い) ― 72 55 無 4.5 253 0.48 ~0.54 39,923 28 水稲 にこまる 有 機 農 産 物 取 扱 業者、個人販売 販 売先 と 作 付会 議 560 8 有 10 130 0.54 ~0.60 50,000

(4)

- 107 -

(平成

24 年度事例の続き)

№ 土づくりの特徴 施肥の特徴 病害虫防除の特徴 その他資材の活用状況 栽培の特徴等 問題点・要望等 (普及の観点から課題等) 1 刈 払 い し た 雑 草 等を施用 苦土石灰、市販の有機肥料を施用 イオウ剤、マシン油、酢を使用。マルチ栽培 草生栽培。土壌分析に基づき過度の堆肥施用はしない 年次変動や気象等に対応した栽培改善。栄養面からのアプローチの研究 2 樹 幹 下 に 草 、 落 葉、枯草を敷く ― 害虫捕殺。被害枝を剪 定時に切除。 梅雨時期に敷草をする。毎年 芽が出るような剪定をする。 いきなり、無農薬栽培に切り替えると生 育不良をおこすため、土壌微生物が生育 できる土壌環境をいかに早くするか。 3 ― 発酵鶏糞 マシン油を使用。枯枝除 去、株元点検し捕殺。 ― カイガラムシ多発。樹勢低下樹や老木樹にゴ マダラカミキリムシの被害増。 4 椎 茸 菌 床 屑 等 を 施用 市販の有機肥料を 施用 被害痕に針金を足込 みカミキリムシを捕殺 園地巡回を重視し、発病部位 除去、害虫捕殺の実施 販売先が限られる。 (品質、収量の安定が必要) 5 市 販 の 資 材 を 施 用 市販の有機肥料を施用 マシン油、イオウ剤を使用。害虫の捕殺。 ― そうか病対策。除草作業の省力化。 6 ― ボカシを施用 ボルドー剤、イオウ剤、マシ ン油を使用 地面に湿気がたまるため、草 刈りをしっかり行う。 農薬飛散対策。有機栽培の体系化。 (適期防除と予防に気を付ける) 7 堆肥 市販の有機肥料を 施用 マシン油、バイオリサカミキリを 使用。 すすかび対策、生物農薬の使 用。 ゴマダラカミキリの被害増。 (ゴマダラカミキリ対策の徹底) 8 ユズ用堆肥、牛糞 堆肥を施用 鶏糞、苦土石灰を施 用 枯枝の除去 ― 皮や搾りかすの有効利用 (老木多く、黒点病の農薬散布が必要) 9 マメ科のため施 用 なし ― 鳥害に対して寒冷紗をベタ掛け、 管理機等による除草。過乾燥防止の水管理。 倒伏対策。品種による収穫リレーの効率化を検討したい。 10 ― ― ― 低温で傷む前に掘り取る為 初期の生育を促す。 早期肥大技術の確立。冬期の貯蔵技術確立。 11 ― 油粕を施用 ― 梅雨あけまでに土寄せを終 わらせ、こまめに除草。 天候により作柄が左右されるため出荷 計画がたてにくい。防除方法の確立。 12 市 販 の 資 材 を 使 用 魚粕、なたね油粕等 を施用 ― 畦間中耕による除草。無病の 種芋更新。 疫病に対する初期防除の実施。 (肥大期の割れ対策、ハリガネムシ対策) 13 苦土石灰の施用 基肥にボカシ、追肥に 油粕を施用 ― 抜取った雑草でマルチング。発芽までの水管理の徹底。 割れや色の薄いものができる。 (早めに基肥を入れ有機物を分解させる) 14 抜取った雑草でマルチング。9~ 11 月まで不織布をベタ掛け (根に障害がでないよう、肥料は畑で充分成熟させてから栽培する) 15 市販の資材、EM を施用 市販の有機肥料を 施用 ― 畦畔へ芝桜を植付け 除草作業、カメムシ対策

(平成

25 年度事例の続き)

№ 土づくりの特徴 施肥の特徴 病害虫防除の特徴 その他資材の活用状況 栽培の特徴 問題点・要望等 (普及の観点からの課題等) 16 米糠、畑土を表層 土と混和 鶏糞、魚肥料を施用 株元点検により害虫 捕殺。枯枝除去 酢、樹勢強化のため天恵緑汁 を使用 隔年結果が大きく、生産量が多い年は新 たな販路開拓が必要。ゴマダラカミキリ防除。 17 ユズ用堆肥を施用 ユズ用に良、鶏糞を 施用 枯枝除去 ― シカによる枝葉の損傷、猪による堀越。早期成園 化技術 18 ― ボカシ肥料、カキガラ石 灰を施用 ― 除草。夏期の潅水、棚下の通風採光を保つ 樹勢維持。腐敗果を出さない追熟技術の均一化。取扱業者が少ない。 (計画的な枝の更新。肥大期からの潅水) 19 ピートモスを施用 市販の有機肥料を 施用 ― 防鳥ネット使用。冬期に木材チッ プを散布。完熟果のみ収穫 個人売りのため出荷資材コストがかかる。 鳥獣被害対策。 20 豚糞堆肥を施用 魚粕、鶏糞、カニ殻等 を施用 ― マルチ利用 保存が難しく腐りが多い (中山間地のためイノシシ被害対策検討) 21 苦土石灰を施用 落葉等の堆肥をす きこむ ― 一部黒マルチによる雑草抑制 黒マルチを敷いたが夏の暑さで枯れた。 猪による食害。 22 豚糞堆肥を施用 市販の有機肥料を 施用 ― こまめに除草。梅雨明けまでに土寄せを終わらせる 天候に左右されるため出荷計画を立てにくい。農薬を使用しない防除方法確立 23 豚糞堆肥を施用 市販の有機肥料を 施用 BT 剤を使用 黒ポリマルチと刈払いによる除草。定植前に緑肥(ソルゴー)を 播種。 技術が未熟で収量が安定しないため販 路開拓が難しい。有機農業の試験研究要 望。 (技能、労力に見合った品目検討) 24 25 落 葉 主 体 を 堆 肥 に施用 ボカシ、鶏糞、苦土石 灰を施用 粘着テープをハウス内に、。 ハウス周辺に土着天敵類 の住家を設置 防暑対策として黒寒冷紗でハ ウス内天井を被覆 (収穫が高温乾燥時期となり生理障害 が品質・収量に影響。梅雨明け後害虫被 害が多い) 26 ― ボカシ、堆肥施用 ― 圃場と周辺の除草。防鳥テープ 張 鳥獣害対策。安定した水の供給 27 ― ― ― チェーン除草 収量が少ない。除草作業の主力化。 28 鶏糞を施用 米糠施用 ― 除草。潅水管理。 米糠散布時期が遅れると雑草が発芽し、 除草効果が見られない。 (初期除草の残草に収量減)

(5)

- 108 -

(平成

26 年度事例)

№ 作目 品種 販売形態 消費者・流通関係 者との交流 経営面積(a) 有 機 JAS 認 証 状況 10a あ た り 労 働 日 数 (日) 10a 当 た り 生 産 量 (kg) 県 目 標 収量(t) 100 ㎏ 当た り 生 産 費 (円) 総 面 積 事 例 作 物 面積 29 カンキツ類 温州 個人販売、直売所 ― 104 10 無 26.1 700 4 25,714 30 カンキツ類 温州 有 機 農 産 物 取 扱 業者、通販 適宜イベント等に参 加 852 120 有 14.8 1,450 4 13,186 31 カンキツ類 温州 有 機 農 産 物 取 扱 業者、小売、個人 園 地で 生 産 状況 確認、情報交換 140 10 有 21 1,000 4 19,200 32 カンキツ類 温州 個人販売、小売 業者と意見交換。 消費者アンケート活用 300 10 有 18 2,100 4 20,000 33 カンキツ類 温州 個人販売、スーパー 流 通関 係 者 によ る園地視察 310 120 有 8 925 4 16,154 34 ユズ ― JA ― 30 30 無 22.6 878.3 3 12,357 35 キウイフルーツ ヘイワード、レ インボーレッド 県外デパート 店 頭で の 試 食販 売等 550 35 有 17.6 1,857 2.5 37,003 36 ブルーベリ ー ハイブッシュ・ ラビット 生果は直売所。加 工品は直売所、デ パート、ネット イベント等に出店 30 30 無 38.7 163.8 2 356,125 37 バレイショ ― 飲食店、宅配 個 人宅 配 の ため 口頭で情報提供 190 3.5 無 11.4 770 2 33,581 38 バレイショ キタアカリ 県 内 外 へ 個 人 販 売 イベント出店、顧客 へメールで情報提供 59 6 無 13.3 538.3 2 21,430 39 ハクサイ 無双 企業の食堂 イベント等で販売促 進 72 1.4 有 36.4 1,586 4 13,511 40 レタス シスコ 1.4 有 38.3 643 2 61,098 41 カボチャ 坊ちゃんカ ボチャ 自社加工で利用 ― 1,320 22 有 ― 0(気候による 病 害 発 生) ― ― 42 水稲 あ き た こ まち 有 機 農 産 物 取 扱 業者 収穫期、園地で消 費者交流 128 17 有 8.8 458.8 0.51 ~0.54 63,100

(平成

26 年度事例の続き)

№ 土づくりの特徴 施肥の特徴 病害虫防除の特徴 その他資材の活用状況 栽培の特徴 問題点・要望等 (普及の観点からの課題等) 29 ― 油粕、EM、モミガラ 等を施用 枯枝除去 ― 流通・販売先の確立。栽培技術の確立。 (収量を増やすこと) 30 雑草を敷き込む ボカシ(魚ボカシ等)を 施用 枯枝除去、害虫の捕 殺。 樹勢維持のため、EM 活性液 剤、ストチュー等を散布 傾斜地が多く作業性、生産性が悪い。単収低い。 施肥技術習得。雑草管理の省力化 (圃場立地と収量・品質・労働力を考慮した経 営、品種構成検討。すす病対策) 31 ― 鶏糞を施用 マシン油を使用。枯枝除 去。害虫の捕殺。 切上げ剪定による樹勢維持 有機栽培による樹勢低下。カミキリムシ対策。 (カミキリムシ、猪の被害多く単収上がらない) 32 市 販 の 資 材 を 施 用 市販の有機肥料(ボカシ)を施用 マシン油、ボルドー剤、イオウ剤を使用。害虫捕殺 ― 樹勢低下。収量減。そうか病、天牛、カメムシ防除対策 33 市 販 の 資 材 を 施 用 市販の有機肥料(ボ カシ)を施用 マシン油、イオウ剤を使用。 害虫捕殺。 ― そうか病対策。除草作業の省力化 34 ユズ用の堆肥を施 用 ユズ用肥料、鶏糞を 施用 枯枝除去。 ― 隔年結果対策、こはん病対策 (サビダニ対策、収量低い) 35 ― ボカシを施用 ― 春に2 年生枝を全除去。1 年 生結果母枝のみを利用 ― 36 ― ボカシ(米糠、油粕、 モミガラ等)を施用 ネット被覆。害虫捕殺。忌避剤の利用 ― 山中の圃場のためカメムシ被害大。 (越冬害虫駆除:ライトアップ。フェロモンによる 誘殺、フェロモントラップ設置) 37 ― 鶏糞(平飼の鶏糞利 用)を施用 害虫捕殺 ―。 秋作に適した品種の情報 (収量伸び悩み) 38 牛糞堆肥を施用 市販の有機肥料を 施用 ― 布マルチ全面被覆により雑草を 抑える (今後、疫病、そうか病対策を検討。白 布マルチのため秋作後半の地温確保等検 討) 39 ― 市販の有機肥料を 施用 BT 剤、スピノサドを利用 黒ポリマルチ、刈払による除草。 定植前に緑肥を播種 技術が未熟で収量が安定しないため販 路開拓が難しい。有機農業の試験研究を 要望 (ヨトウムシの食害は早めに対処すること) 40 堆肥(ソルゴー)を 施用 41 豚糞を施用 市販の有機肥料を 施用 ― 生長に合わせて黒マルチを広げ て雑草を抑制。 一度に大量収穫の場合、保存が難しい。 (土壌病害対策による病害の抑制) 42 市 販 の 資 材 を 施 用 市販の有機肥料を 施用 畦畔除草の徹底 初期雑草駆除、水管理の徹底 単収、品種劣る。耕種的な病害虫防除技 術の研究要望。 ・販売形態、消費者・流通関係者との交流、有機JAS 認証状況、土づくり・施肥・病害虫防除・その他資材の活用状況・栽培の特等、 問題点・要望等:「有機農業者の栽培技術等調査票」を参考 ・経営面積、労働日数、生産量、生産額:「生産費調査」、「経営概要調査票」を参考

(6)

- 109 -

2)有機農業に関するアンケート

県では、平成

24 年度から 26 年度に、地域特産品の展示・即売や製造実演などを

行う「えひめ・まつやま産業まつり」の会場において、一般消費者における有機農業

についての理解や関心などを把握するために、有機農業に関するアンケートを実施し

た。このアンケートは、3カ年のいずれも会場内の来場者に声をかけて協力をお願い

したものである。

ここではその結果を紹介する。

なお、 当アンケートの実施にあたっては、愛媛有機農産生活協同組合および関係

各位から多大な支援をいただいたことに感謝する。

・平成

24 年度:11 月 23,24 日実施 回答者数 105 名

・平成

25 年度:11 月 24,25 日実施 回答者数 121 名

・平成

26 年度:11 月 22,23 日実施 回答者数 125 名

0

20

40

60

80

100

未記入

女性

男性

(%)

Q1 性別

H24

H25

H26

0

5

10

15

20

25

30

35

未記入

10代

20代

30代

40代

50代

60代

70代

(%)

Q2 年代

H24

H25

H26

(7)

- 110 -

※例:有機

JAS の認証を得なければ有機農産物と表示することはできません。

0

20

40

60

80

100

知っている

聞いたことはある

知らない

(%)

Q3 有機農業を知っていますか

H24

H25

H26

0

20

40

60

80

未記入

よく購入する

たまに購入する

購入したことはない

(%)

Q4 有機農業で生産された農産物を購入していますか

H24

H25

H26

0

10

20

30

40

50

60

70

関心がある

やや関心がある

あまり関心がない

全く関心がない

(%)

Q5 農産物が有機栽培で生産されたものであることに関心がありますか

H24

H25

H26

0

10

20

30

40

50

60

70

知っていた

知らなかった

(%)

Q6 有機農業で生産された農産物に認証制度があるのを知っていますか

H24

H25

H26

(8)

- 111 -

※本質問は、複数回答を想定していなかったが、複数回答者が多かった。

0

10

20

30

40

50

60

70

80

未記入

知っていた

知らなかった

(%)

Q7 認証制度では使用が認められている農薬があることを知っていますか

H24

H25

H26

0

10

20

30

40

50

60

70

80

未記入

購入したい

できれば購入したい

購入したくない

(%)

Q8 今後有機農業で生産された農産物を購入しますか

H24

H25

H26

0

10

20

30

40

50

未記入

農作物の成長を自然に任せた農業

農薬・肥料を一切利用しない農業

化学合成農薬・化学肥料を利用しない農業

減農薬栽培・減化学肥料栽培の農業

化学合成農薬は最小限しか使用せず、肥料はすべて有

機物を利用する農業

化学肥料は最小限度しか使用せず、農薬は全く使用しな

い農業

(%)

Q9 有機農業はどのような農業であると考えますか

H24

H25

H26

(9)

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主な、アンケート結果

Q3 において有機農業を知っているとの回答は、H24:71.4%、H25:73.6%、H26:

84.0%と増加傾向。

Q4 の有機農業で生産された農産物の購入について、購入する(「よく購入」、「た

まに購入」を含む)との回答は約

9 割。

Q5 の農産物が有機栽培で生産されたものであることの関心について、関心がある

「関心あり」

「やや関心あり」を含む)との回答は約9割。

しかし、

Q6 で有機農業の認証制度について知っているとの回答は、約 4~5 割程度(H24:

55.2%、H25:37.2%、H26:41.6%)、

Q7 の有機農業において使用が認められている農薬があることを知っているとの

回答は、H24:68.6%から、H25;25.6%、H26:36.8%と下がっている。

また、Q9において「化学合成農薬、化学肥料を利用しない農法」の回答は約4割

(H24:40%、H25:43.8%、H26:36%)であり、「化学合成農薬は最小限しか使用

せず、肥料は全て有機物を利用する農業」の回答が約2割。

これらのことから、有機農業について認知度は高まっているものの、認証制度やそ

の内容の理解を高めるよう、今後も引き続き関連事業の推進が必要。

参照

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