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楊雄「萄都賦」謹注

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全文

(1)

楊雄﹁萄都賦﹂謹注

i

、二圭二 主

凡 例

一︑底本には﹃吉文苑

h

九巻(岱南関叢書所牧︑孫星街︑覆宋淳照刊本︑略橋九巻本)を用い︑以下の三書及び侠文に

より校訂した︒ただし文字の混乱が甚だしいため︑明らかな俗種以外の異髄字も改めずに校記に録した︒

﹃ 古

文 苑

﹄ 二

十 一

巻 ︑

章 樵

注 (

一 九

七 三

年 ︑

鼎 文

書 局

︑ 影

宋 淳

一 時

重 修

本 ︑

略 構

一 二

巻 本

)

﹃ 古

文 苑

三 一

十 一

巻 ︑

章 樵

注 附

銭 照

一 昨

撰 校

勘 記

( 叢

書 集

成 新

編 所

牧 ︑

影 守

山 閣

叢 世

一 一

日 本

︑ 略

橋 守

山 閣

本 )

﹃全上古秦漢三園六朝文

h

巌 一

円 均

( 一

九 八

五 年

︑ 中

華 書

局 ︑

略 構

全 漢

文 )

二︑法稗および分段には次の文献を参照した︒

﹃揚雄集校注

h

張 震

津 (

一 九

九 三

年 ︑

上 海

古 籍

出 版

世 ︑

略 構

校 注

) ﹃

新 謬

揚 子

誠 一

一 口

集 ﹄

葉 幼

明 (

一 九

九 七

年 ︑

一 二

﹃揚雄文集築注﹄鄭文(二

000

︑ 巴 萄 書 枇 )

﹃ 揚 雄 集 校 注

b

林貞愛(二

O O

年 ︑

四 川

大 撃

出 版

社 )

﹃ 入

王 漢

賦 評

注 ﹄

襲 克

日 日

他 (

OO

一一一年︑花山文塾出版社)之王漢賦校注

b

費振剛他(二

O O

年 ︑

虞 東

教 育

出 版

赴 )

'‑./ 

楊雄﹁萄都賦 謹注

五 五

(2)

五 六

﹁揚雄︽萄都賦

V

詞諾札記﹂華撃誠・馬蓮(二

O O

年 ︑

尋 問

一 一

一 一

口 科

問 時

十 三

ニ 三

期 ︑

徐 州

師 範

大 型

語 言

所 )

揚雄︽萄都賦︾詞一訪問注一間﹂華撃誠・馬蓮(二

O O

八 年 ︑

﹃ 語 一 一 一 一 口 研 究 ﹄ 二 八 巻 二 期 ︑ 華 中 科 技 大 墜 )

一九五八年)に摘録されたもの

のみ九印を附し︑韻部と四替を括弧内に示した︒韻部に雨韻字を察︑げているのは合韻である︒

一一一︑韻字は羅常培・周組諜コ漢貌諮問南北朝韻部演嬰研究(第

分 間 ) ﹄ ( 科 祭 出 版 社

f

叩 町 、

'‑‑.J 

 

萄都之地︑古田梁州︒再治其江︑滞皐粥望︑欝乎青葱︑沃整千里︒上稽乾度︑別井絡儲精︑下按地紀︑則侭宮奨位︒

東有巴賛︑綿一日一百撲︑銅梁金堂︑火井龍激︒其中則有玉石山替率︑丹青玲礎︑耶節桃枝︑石鱒水檎︒南則有機粋潜

0 0

 

夷︑昆明山我眉(脂卒)︑絶限嶋崎︑堪巌萱謝︒霊山掲其右︑離堆被其束︒於近知有破英菌芝︑石江珠︒於遠別有銀

鉛 錫 碧 ︑ 馬 犀 象 隣 人 ︒

 

西有臨泉餓冶︑橘林銅陵︒部連麗池︑潅漫波論︒其芳則有期牛児施︑金馬碧鶏︒北別有限山︑外先白馬︒獣則嬢羊

 

野襲︑罷態毅稿︑薦麗鹿欝︑戸豹能黄︑新胡雄獲︑猿蝿獲採︑猶毅畢方︒

①乎青葱

1

右 鰭 衰 水 鮪 : 九 巻 本 闘

︒ 操 一 二 巻 本

︑ 守 山 閣 本 補

② 按 : ﹃ 全 漢 文 ﹄ 作 ﹁ 案 ﹂

③ 侭 : ﹃ 全 漢 文 ﹄ 作 ﹁ 坤 ﹂

④ 堂

: ﹃

入 王

漢文﹄作﹁

L ‑

⑤丹青玲瀧:コ勢文類緊﹄巻六一(以下向)作﹁丹鳳青龍﹂寸

⑥ 叩 : 守 山 間 本 ︑

﹃ 全 漢 文

﹄ 作

﹁ 布

﹂ ︒

⑦峡:九

巻 本

作 ﹁

鍛 ﹂

︑ 棟

一 一 審 本 ︑ 守 山 関 本 改 ︒

③ 堆 : 守 山 閣 本 作

﹁ 碓

﹂ ︒

⑨ 醸 英 菌 芝 ︑ 玉 石 江 珠 : ﹃ 文 明 埴 ﹄ 萄 都 賦 劉 逢 注 作 ﹁ 暇 英 江 珠

⑩ 於 : 守 山 閣 本 関

⑬西有:﹃太平御賛﹄巻九六六作

於 西 財 ﹂

︑ ﹃ 事 類 賦 ﹄ 巻 二 七 作

﹁ 西 則 ﹂

⑫漫:九巻本閥︑注云

一 冗 拘 エ ﹂ ︒ 棟 二 一 巻 本 ︑ 守 山 間 本

︑ ﹃ 全 漢 文 ﹄ 補 ︒

⑬芳:﹃塾文類緊﹄作

傍 ﹂ ︒

⑭児:﹃響文類緊﹄作叶光﹂ 1

⑮ 属 : ﹃ 入 五 漢 文

﹄ 作

L

(3)

⑮慶:九巻本作﹁藤﹂︑擦一二巻本︑守山関本︑﹃全漢文﹄改︒

⑫選:﹃全漢文

b

作 ﹁

饗 ﹂

萄 都 の 地

︑ 欝 乎 た る 青 葱

︑ 沃 埜 千 里 な り

︒ 上 乾 の 度 を

稽ふれば︑則ち井絡は精を儲へ︑下地の紀を按ずれば︑別ち︽(坤)宮は位を実む︒

東に巴賓有り︑綿として吉撲に一旦り︑鍋梁・金堂︑火井・龍激あり︒其の中に別ち玉石の響率︑丹青の玲礎︑司節・桃枚︑

石鰭@水嫡有り︒南には則ち健・特に潜・夷︑回路明・山我眉有りて︑限を嶋暗に絶ち︑堪巌として璽瀦たり︒

の右を掲ひ︑離堆其の東を被ふ︒近きに於いては別ち報英・菌芝︑

碧 ︑

馬 @

犀 @

象 @

綿 入

有 り

ア 勾

古へは梁州と日ふ︒百円其の江を治め︑浮皐嬬いよ望み︑

霊 山 其

玉 石

・ 江

珠 有

り ︒

遠きに於いては別ち銀・鉛@錫・

西に盟泉@鍛冶︑横林@錦陵有り︒部(部)は慮池に連なり︑濃漫として波は論む︒其の芳には則ち期牛・児・旋︑金馬・

碧鶏有り︒北には別ち眠山有り︑外に光・白馬あり︒獣に則ち震羊・野壊︑罷︒極件@貌・仙術︑罵臨腕・鹿闘街︑

yd

締胡@雛(雑)獲︑獲・嬬@獲採︑猶@穀・畢方あり︒ 戸豹・能

︒萄都:今の四川省成都市︒(司馬栢如﹁難萄父老﹂)

︒ 梁 州 : 古 代 の 九 州 の 一 ︒ ( ﹃

再 貫

O

滞皐:亭皐︒水建の卒地︒(苛

馬相如﹁上林賦﹂) ︒青葱:練色︒(楊雄﹁甘泉賦﹂)

O

乾 : 天 の こ と

︒ (

﹃ 易

b

説 卦

﹁ 乾

︑ 天 塩 ︒

﹂ )

O

稽度:はかり調べること︒

︒井絡:二十八宿の一つ︒ちちり︒萄に嘗る︒(左思﹁萄都賦﹂)

O

精 : 精 神 を 蓄 え 養 う ︒ ( 楊 雄 ﹁ 甘 泉 賦 ﹂ )

︒ 川 町 宮 : 九 宮 の 一 つ

坤 宮

︒ 西

南 の

萄 に

嘗 る

︒ 巴 費 : 巴 中 地 域

︒ 百 撲 : 古 代 の 西 南 地 直 少 数 民 族 を 線 精 し て 一 一 一 一 口 う

︒ 銅

梁 ・

金 堂

: と

も に

四 川

省 に

あ る

山 名

O

井 ・

・ 天 然 ガ ス を 産 出 す る ガ ス 問

︒ ( 左 閉 山 ﹁ 萄 都 賦 ﹂ )

O

龍淑:大きな淵をもっ瀧︒

︒ 審 山 今 : 深 山 の 高 峻 な さ ま ︒ ( 張 衡 ﹁ 南 都 賦 ﹂ )

︒ 丹

青 ・

楊雄﹁萄都賦﹂課注

(4)

五 八

丹砂と石青︒(司馬栢如﹁子虚賦﹂)

O

玲議:明るく輝くさま︒(楊雄﹁甘泉賦﹂)

O

叩節:却は時の異鰻字︒時竹︑竹の名︒(左思

﹁ 萄 都 賦

﹂ )

O

枝 : 竹 の 名 ︒ ( ﹃ 爾 雅

﹄ 樟 草 ︑ 左 忠

﹁ 萄 都 賦

﹂ )

︒石鰭:チョウザメ︒(章樵注︑司馬相如﹁上林賦﹂李奇注)

O

鮮 に 同 じ

︒ 祥 利 郡

O

峡糖:章樵注﹁嶋崎山︑俗龍馬蜂娘山︑在朱提綜西南︒﹂

O

堪巌:山の奥深いさま︒

O

萱朔:舞い上が

vkd

︒霊山:章樵注﹁議関山︑在成都西南漢書界︒

( 左 思 ﹁ 呉 都 賦 ﹂ )

O

離堆:四川省南充市の山名︒離碓ともいう︒

︒暇英:美玉︒(左思﹁萄都賦﹂)

O

珠 : 琉 拍 の 別 名 ︒

O

芝 : 彊 芝

O

契:古代の西南少数民族の名︒

︒ 盤 泉 : 多 量 の 躍 を 含 む 泉

︒ ( 左 問

︒ ﹁ 萄 都 賦 ﹂ )

O

冶 : 製 餓 所 ︒

︒橘林:古代の萄にあった名園︒

︒ 銅 陵 : 鏑 山 の こ と ︒

O

出:章樵注﹁郎︑即邦字︒(﹃後漢書﹄)西甫夷博部都蘇有

時 池

︑ 南 人 以 矯 邦 河 ﹂

︒ ﹂

︒車池:櫨水のこと︒(校注)

O

期牛:菱

牛︒吉代に萄にいた大牛︒

O

: 楚 牛 ︒ ヤ ク

O

金馬・碧鶏:馬の形をした金と鶏の形をした碧︒賛物とされ︑紳名でもある︒

( ﹃ 漢 章 一 回

﹄ 郊 杷 志 下 ︑

﹃ 間

﹄ 王 褒 惇 )

︒白馬:古代の西南少数民族の名︒(﹃史記﹄西南夷列惇)

O

嬢羊:大羊︒(﹃説文解字﹄十上)

O

襲 : 揮 ︒ ヘ ラ ジ カ

O

: 熊

︒ (

﹃ 爾 雅 ﹄ 樟 獣 )

O

除 : 産 牛

︒ 野 牛 ︒ ( ﹃ 山 海 経 ﹄ 中 山 綬 ・ 郭 瑛 注 )

︒ 貌 : 白 豹 ︒ ( ﹃ 爾 雅

﹄ 樟 害 え

O

貌:務獲︒アナグマ︒(﹃本草純白﹄獣二)

O

購慶:章樵注﹁音預鈴︒説文(十上)︑似鹿市大︒﹂

︒戸豹:ヒョウ︒花豹︒

( 華 朗 四 十 誠

・ 罵 蓮 ﹁ 萄 都 賦 詞 一 訪 問 札 記 ﹂ )

︒能黄:黄能︑部黄熊︒(校注) ︒繍胡:漸胡︒ゴリラの類︒(司馬相如﹁上林賦﹂)

獲:雄獲︒オナガザル︒(司馬柏如﹁上林賦﹂)

O

蝿:髄鼠︒ムササビ︒(張衡﹁南都賦﹂)

O

獲採:オオザル︒(司馬相如﹁上林

賦 ﹂

)

O

猶:サル︒(﹃爾雅﹄緯獣)

O

毅:コブタ︒(司馬棺如﹁上林賦﹂)

O

畢方:惇説上の怪鳥︒現れると火災になる︒(﹃山海

経﹄西山綬)

萄 の

都 は

の聖人前向が萄都を流れる大河を治めたので︑沿岸がはるかにひ

らけ︑緑が生い茂り︑どこまでも豊かな土地となったのです︒上方天を仰ぎ測れば︑萄を一不す星座は精気をたくわ

い に

し え

に 梁

州 と

一 一

一 日

わ れ

ま し

た ︒

(5)

えており︑下方地を眺め治めれば︑宮殿は西南にところを得ています︒

東には巴中の地があり︑さまざまな民族が各地に居住し︑銅梁山や金堂山︑ガス田や大きな瀧があります︒そこで

は玉や賛石が高くそびえて見上げるほどで︑赤い色や青い色がひかり輝き︑部竹や桃枝といった竹が茂り︑チョウザ

メやみずちがいます︒南には健矯郡︑詳柄郡や潜水︑夷水︑昆明湖や蛾眉山がありますが︑鐙娘山が境界をつくり︑

深く険しく天まで伸びています︒霊関山が西をささえ︑離堆山が東にそそりたっています︒近いところでは美玉や霊

芝︑玉石

e

暁泊がとれます︒遠いところでは銀や鉛︑錫や碧がとれ︑ウマやサイ︑ゾウや焚人がいます︒

西には盤の泉や製銭所︑橘林園や銅山があります︒部河が漉水に連なり︑おだやかに流れさざ波をゆらしています︒

間違には大牛やサイやヤク︑停説に一一一日われる金の馬や碧い鶏がいます︒北には眠山があり︑域外には光族や白馬族が

ヒグマや野牛・白ヒョウ・アナグマ︑大鹿やジャコウジカ︑豹や昔(熊︑ゴリラやオ います︒野獣に大羊やへラジ力︑

ナガザル︑サルやムササビ@オオザル︑サルや子豚・一紳鳥の畢方がいます︒

r

、 問

 

爾 乃

蒼 山

際 天

︑ 紛

蛤 遡

叢 ︑

増 崎

重 山

半 ︑

柑 石

械 屋

︑ 寝

巌 蝶

山 鬼

︒ 霜

一 審

終 夏

︑ 叩

巌 蛤

燐 ︒

同 一

ポ 隆

臨 柴

︑ 諸

徽 醍

焼 ︒

五 杭

参 差

満 山

巌 巌

︑ 観

上 山

今 山

品 ︑

龍 陽

累 脆

@ 0 0 0 0

O

濯 祭

交 筒

︑ 雇

僻 堀

崎 ︑

集 険

脇 施

︑ 形

精 出

傷 ︑

堪 崎

際 侍

︒ 彰

門 嶋

酬 明

︑ 剛

鯵 嶋

崎 ︑

方 彼

碑 地

︑ 見

蜘 鞠

略 (

歌 支

上 )

︑ 機

乎 山

獄 獄

北層昆山命泰極︑涌泉醸︑凝水流津︑漉集成川︒

①蒼:九巻本︑二一巻本︑﹃杢漢文﹄作﹁倉﹂

o

﹃文選﹄西都賦︑南都賦︑沈約﹁鍾山詩臆西陽王教﹂詩李善注︑守山間本共作コ倉﹂︑

楊雄﹁密都賦﹂課注

(6)

六 O

従 之

② 週

・ 二 二 巻 本 作

﹁ 廻

﹂ ︒

③ 霜 零 終 夏 :

﹃ 文 選 ﹄ 南 都 斌 李 善 注 作 ﹁ 官 民 含 霜 雪 ﹂ ロ

④杭:九巻本作﹁就﹂︒﹃文選﹄萄都賦 劉 遼 注 作

﹁ 航

﹂ ︑ 吋 全 漢 文

﹄ 作

﹁ 船

﹂ ︒

﹁ 就

﹂ 字

︑ 音 義 未 詳 ︒ 従 一 二 巻 本 ︑ 守 山 閣 本

⑤ 陽 : 守 山 閣 本 作

﹁ 易

﹂ ︒

⑤祭:守山関本作

﹁ 奨

﹂ ︒

⑦ 嶋 酬 明 : ﹃ 文 選

﹄ 萄 都 賦 劉 漣 注 作

﹁ 鴻 航 ﹂

1 ③地・二二巻本︑守山閣本作

爾して乃ち蒼山天を隠し︑紛蛤として週り叢り︑噺きを増し翠しさを重ね︑

霜零は一度を終へしめ︑巌を叩くこと蛤鱗たり︒尚一ホ隆臨柴として︑諸徽は提晩たり︒

観 上

は 山

今 世

間 と

し て

︑ 龍

揚 は

脆 き

を 累

ぬ ︒

濯祭として交ごも侍り︑山佳僻として掘崎︑験に集ひては脇に施し︑精を形はし偶を出だし︑

彰門は嶋明として︑州防にして蝿阿︑彼に方たりて碑地し︑味伽しては鞠嚇し︑機は山獄獄たり︒

涌泉は醸にして︑

出 甘 宝

五 は 石

511

は 崖 参 し 差

i 前 f

山螺三

は 蒐 ム 巌 た い 巌 り

ひ そ よ

堪噌穏かに侍らしむ︒

北のかた昆寄泰極

に 麗

な り

水を凝らし津に流れ︑ 漉し集まりて川を成す︒

︒ 蒼 山 : 青 山

︒ 紛 蛤 : ヰ 山 金 ︒ 山 の 高 く 険 し い さ ま ︒ ( 司 馬 相 如 ﹁ 子 虚 賦 ﹂ )

O

時:薪に同じ︒高く突出していること︒

︒ 山 卒

一 口

問 く

検 峻

v

﹂ と ︒

︒ 柑 : 山 の こ と ︒

︒ 繍 撞 : 山 石 の 高 く 従 買 え る さ ま ︒

O

吉 魁

@ 醗

山 鬼

: 一

回 向

く 険

し い

さ ま

O

鱗 : 岩 を う つ 音 ︒

︒崇隆:高く隆起していること︒

O

臨 柴 : 積 み 重 な る こ と

︒ 徴 : 境 界 ︑ 遺 塞

︒ (

﹃ 史 記 ﹄ 司 馬 相 如 偉 )

O

暁 : 整 わ な い さ ま

︒ ( 章 樵 注 )

︒ 五 杭 : 四 川 省 柴 山 鯨 の 南 に あ る 山 名 ︒

﹁ 五 航 ﹂ に 向 じ ︒ ( 左 思 ﹁ 閥 均 都 賦

﹂ )

O

山 ・ 観 上

︒ 龍 陽 : い ず れ も 山 名

︒ ( 輩 樵 詑 )

︒巌巌:高大なさま︒(﹃詩﹄魯煩・間宮)

︒ 山 含 品 : 写 巌 ︒ 山 な み の 険 峻 な さ ま ︒

︒ 脆 : 高 く 険 し い さ ま

O

濯祭:濯深︒水が深く清撤なさま︒

O

握鉾:高く険しいさま︒(張衡﹁西京賦﹂)

O

雌崎:突出してそびえるさま︒(司馬相如

﹁ 上 林 賦

﹂ )

O

: 険 に 同 じ ︒

︒脇施:山の側面から四方に蹟がること︒(評注)

︒ 備 : 光 り 輝 く こ と ︒ ( ﹃ 太 玄 怒 ﹄ 関 )

︒堪噛

(7)

堪は雄︑販に同じ︒捕とともに衆山の奇怪な形をいう︒(章樵注)

︒ 彰 門 : 左 思

﹁ 萄 都 賦

﹂ 劉 達 注 一 五

﹁ 眠 山 都 安 蘇 有 雨 山 ︑ 相 釘 立 如 閥 ︑ 抗 日 彰 門

また楊雄﹁萄王本紀﹂に見える︒

︒ 嶋 明 ・ 剛 鯵

・ 岡 崎 阿 : 山 な み が 一 向 く 聾 え る こ と ︒

O

碑池:披池︒傾斜して下へ 向 か う さ ま ︒ ( 司 馬 相 如 ﹁ 上 林 賦 ﹂

o d

) 肌蜘:山々が連なり重なるさま︒

O

輯雌:山なみがとぎれるさま︒

O

磯 : 小 石

︑ 砕 石 ︒ ( 宋

﹁ 高 唐 斌

﹂ )

︒獄獄:吃立するさま︒巌山獄に同じ︒(王逸﹁九思﹂関上)

O

涌泉:湧泉に同じ︒水の噴き出る泉︒(可馬相如﹁上

林 賦

﹂ )

そして青山は天を覆わんばかりで︑高く険しく連なり︑頂をせりあげて急峻を加え︑岩石はいたるところで吃立し︑

峨峨としてそびえています︒霜や雪は消えることなく一塁の訪れを阻み︑ただ巌にしたたって清らかな音をたてていま

す︒峰峰は交互に重なり︑境界は入り組んでいます︒五抗山は山なみを交錯させ︑満山は大らかにたたずみ︑観上山

は険阻な山容で︑龍陽山は高度をせり上げています︒

水は深く方々より注ぎ込み︑一口同蜂は連なり突出してそびえており︑峻山に嘗たっては脇に流れ︑精気が閉まり美玉

かなたで傾斜し

て下り︑群山つらなってはとぎれ︑岩石は見あげんばかりです︒北は昆奇山︑太極へと績き︑泉からは甘美な水が湧

き出︑流れが集まり入り江にいたり︑結集して川となるのです︒ を生み出し︑深山の奇峰の陰にかくしています︒彰門の一問山石は高々と鋒え︑急峻のよに急峻を重ね︑

r一

"

@  

於是乎則左況型︑右先庭︑漆水浮其旬︑都江漂其一準︒乃溢乎遁溝︑洪議溶沈︑千波高谷︑合流逆折︑泌満乎争陣︒

 

湖潜排弱︑反波逆溝︒瞭石判例轍︑紛茨崩薄︒旋溺菟︑綬額断︒博岸敵却︑袴瀬磁巌︒楼沿沿︑忽溶間滞︒輸審出限︑

楊雄﹁萄都賦﹂諜注

一」ノ¥

(8)

一 」

ノ¥

連混施隊︑鐙釘鍾濡︑普謹薄汗龍︒歴豊隆︑潜潜延延︑雷扶電撃︒鴻鴻康濯︑遼遠乎長輸︒馳山下卒︑濡降疾流︑分

0 2  

川 詑

注 ︑

合 乎

江 州

パ 幽

平 )

①淫:﹃全漢文﹄作

腔 H 

②沈:守山閣本作﹁洗﹂ 1

③ 泌 : 九 巻 本

︑ ﹃ 全 漢 文 ﹄ 作 ﹁ 必 ﹂

︑ 操 一 二 巻 本

︑ 守 山 間 本 改

④ 雨

︑ 静

・ ・

﹃ 全 漢 文

﹄ 作

﹁ 撃 捧 ﹂

⑤樫:守山間本作

3

L

⑥ 沿 沿 :

﹃ 全 漢 文

﹄ 作

﹁ 沿

﹂ ︒

⑦ 鍾 : 九 巻 本

︑ ﹃ 全 漢 文 ﹄ 作 ﹁ 鏡 ﹂

︑ 擦 一 二 巻 本

︑ 守 山 閣 本 改 ︒

③ 潜 潜 延 延 : 九 巻 本 作

﹁ 潜 潜 ﹂

︑ 下 空 五 格 ︑ 原 注 一 玄

﹁ 一 元 空

﹂ ︒ 嬢 一 一 一 巻 本

︑ 守 山 関 本 改

︒ ﹃ 全 漢 文 ﹄ 作 ﹁ 潜 延

﹂ ︒

⑨  扶 守 山 閣 本 作 ﹁ 扶 ﹂

⑮鴻鴻康濫:一二巻本︑守山閣本作﹁鴻康濫﹂︒

@ 速 遠 : 守 山 間 本 作 ﹁ 沖 地 遠 ﹂ 寸

⑫州:﹃文選﹄萄都賦劉達

注 作

﹁ 洲

﹂ ︒

お こ

是に於いて則ち況型を左にし︑先庭を右にし︑漆水は其の旬を浮し︑都江は其の淫を潔はす︒乃ち遁溝に溢れ︑洪

ひ っ し つ び

溝は溶として沈︑千波高谷︑合流し逆折し︑泌櫛乎として宇ひ降る︒湖は潜(増)して掲を排し︑波を反し逆湧す︒

み ね つ め じ よ ふ め ぐ う ら お く づ は

僚石は轍に測たく︑紛設として周漕す︒旋り溺るるものは菟み︑緩ち類るるものは漸づ︒山岸を欝(樽)ち時(岬)を敵ち︑

ふ の ほ は ば た う せ ま こ

瀬に梓(僻)れ巌を燈(路)る︒樫むこと沿扮として︑忽ち溶として関たり浦たり︒容きを愉え限を出で︑連なり混

か た む め ぐ ち っ て い あ つ か ま び す せ ま は う ろ う ふ む ち う

じ陥き捻り︑錠釘として鍾まり涌き︑替の譲しく薄ること汗たり龍たり︒豊隆を歴ること︑潜潜延延︑雷の扶ち電

勾 己

︾ }

﹂ シ

の撃つがごとし︒鴻鴻康濫︑速やかに遠ぎかり長く輸す︒山を馳せること下卒のごとく︑漉く降り疾く流れ︑川を分

か ち

詑 び

注 ぎ

︑ 江

チ [ , [

」 斗

i

O

況整:古代の郡名︒今の四川省西昌市︒(﹃史記﹄西南夷列博)

O

先庭:先族の居る地域︒(林氏校注)

O

漆:章樵注

﹁ 漆

(9)

恐嘗作﹁沫﹂苦味︒説文日﹁沫水出萄西塞外︑東南入江︒﹂﹂章注に

沫 音 昧 ﹂ と 一 一 一 一 口 う の は ﹁ 沫 音 末 ﹂ の 誤 り で あ ろ う ︒ 説 文 に は

﹁ 沫

水出萄西徴外︑東南入江︒従水︑末替︑莫割切﹂とある︒また漆字は質韻︑沫字は月韻である︒

O

浮其旬:章樵注﹁謂涌其前世︒﹂

O

: ま っ す ぐ に 上 が る 波

︒ (

﹃ 詩

h

大雅@亮驚)

︒通溝:水路︒(班閤﹁西都賦﹂︑在思﹁貌都賦﹂)

O

濡 : 大 き な 波 溝 ︒

︒溶:水の豊かなさま︒完投文解字﹄十一仁) ︒沈:深いこと︒(可馬相如﹁難萄父老文﹂)

︒浸:水の流れるさま︒

O

折 ・

水流のめぐるさま︒(可馬棺如﹁上林賦﹂) ︒泌櫛:波が激しくぶつかるさま︒(司馬相如﹁上林賦﹂)

O

潜:校注﹁同増︑謂湖水

上 j 張

O

掲:そそり立つ山︒(楊雄﹁校強賦﹂顔師吉注)

O

排 : 推 す

︒ 嘗 た る

O

逆瀞:波が逆巻きとどろくこと︒

O

瞭:操

に 同

じ ︒

O

: 寒 冷 な こ と

︒ (

﹃ 訪 問 ﹄ 曹 風

・ 下 泉 )

O

轍:山々の峰︒(﹃詩﹄大雅@公劉︑張衡﹁西京賦﹂)

︒紛法:紛撃︑紛如︑

煩撃に同じ︒入り乱れ錯雑するさま︒ ︒周鴻:あまねく虞まるさま︒

O

旋溺寛︑綬額慨:章樵注﹁水鰯石抵山則波濡沼獄︑舟

行人旋溺而死者寛︑緩類而恐者態︒﹂

O

・ 岬 : 校 注 ﹁ 博 借 矯 揮

︒ 岬 借 矯 僻 ︒ 一 間 山 之 開 局 岬 ︒ 一 一 一 一 口 流 水 持 撃 雨 岸 ︑ 抵 敵 南 山

︒ ﹂

1

校注﹁嘗馬辞字之誤︒﹂辞は鰯れる︑ぶつかる︒(左思﹁呉都賦﹂)

︒磁:燈に同じ︒登ること︒

O

: と め る

︑ は ば む

沿

紛 に 遇 ︑ す ︒ 盛 ん で 多 い さ ま ︒

︒ 鴎 : 盛 ん な さ ま

︒ (

﹃ 説 文 解 字 ﹄ 十 二 上 )

︒浦:水のゆたかなさま︒

︒ 餐 : 狭 障 な こ と

傾斜するさま︒(司馬相如﹁子鹿賦﹂)

O

隊:回縛すること︒(﹃詩﹄大雅・桑柔)

O

錠釘:水音の擬響語︒(校注) ︒鍾:集まる

こ と

O

議:音が大きく騒がしいこと︒

︒ 汗

・ 龍 : 水 の 音

︒ 脳

血 陵

・ の こ と ︒ ( ﹃ 楚 辞

﹄ 離 騒 )

O

潜潜:水の流れるさま︒

O

扶:むち打つこと︒(楊雄﹁甘泉賦﹂)

O

鴻 : 慶 大 な さ ま ︒

︒康濫:況慨に同じ(校注・築注)︒水がゆっくり流れること︒(可

馬相如﹁上林賦﹂)

O

端:水が激しくながれること︒

O

江川川:漢代巴郡におかれた綜名︒楊雄の祖先がかつて居た︒(﹃漢書﹄楊

雄偉)

そこで況翠郡を東にし︑先族地直を西にすると︑沫水の流れは高々とうねり︑都江堰は波しぶきを上げています︒

楊雄﹁萄都賦﹂課注

一 」

/¥ 

(10)

六 四

そして水路に水はあふれ︑大波は豊かにまた深く︑無数の水流があらゆる谷へ向かい︑波寄せては逆巻き︑砕けては

流れ落ちていきます︒湖は水が渡り石掲に波が打ち寄せ︑押し寄せては激しい音在上げます︒砂擦は寒冷な山間のい

たるところで入り凱れ散蹴しています︒波に巻き込まれ溺れた者は恨み︑水中に轄落し沈んだ者は悔います︒流れは

岸に寄せ岬にぶつかり︑早瀬を抜け巌をのみこみます︒(流れが)押しとどめられせり上がると︑まもなく大きくみ

いたるところどこまでも麗がり︑湾然と入り混じって巡り︑ごうごうと流れを集めて下り︑轟音はざあ

︑さあとこちらに迫ってきます︒雷鳴以上に響きわたり︑どうどうとぼとぼしり︑雷が撃ちつけ稲妻が突き刺すようです︒

悠々と下り行き︑またたく聞に遠ざかり︑どこまでも流れを導いて行きます︒山を流れ下ること兵卒のごとく︑速や な

ぎ り

ま す

かにはしり一気に落ち︑水流を左右に分けてすすみ︑江州に注ぎ込みます︒

︹ 四

 

於木則模様︑議章樹務︑椿榛樺押︑青稚離枠︑粉梧檀極︑棚橋木模︒材信揖叢︑俊幹湊集︒枇槽枚掲︑札沈樫椅︑

 

従風推参︑循窟撤援︒澄揺溶溶︑績紛幼焼︑汎関野望︑古古葬罪︒

0 0

其竹則鍾龍本筆︑野篠紛盟︒宗生族讃︑俊茂豊美︑洪溶八筆陣(脂卒)︑紛揚掻傘︑興風披抱︒爽江縁山︑尋卒市起︑

結根才業︑填前週野︒若此者︑方乎数千百里(之上)︒

 

於氾別注)仕様濠︑積土崇堤︒其浅潔則生蒼鼓蒋蒲︑覆ザマア青顔︑草葉蓮鶏︑楽華菱根︒其中則有議翠鴛鴬︑裳麟錦鷺︑

O

霊鴇鶴鶏︒其深則有猿瀬沈鮮︑水豹較蛇︑一頭檀鑑識︑衆鱗鰯鱗(歌支卒)︒

① 培 : 九 巻 本

︑ 二 一 巻 本 ︑

﹃ 全 漢 文

﹄ 作

﹁ 権

﹂ ︑ 操 守 山 間 本 改

② 押 : 九 巻 本

︑ ﹃ 全 漢 文 ﹄ 作 ﹁ 押 ﹂

︑ 操 一 二 巻 本

︑ 守 山 閣 本 改

③ 

(11)

九巻本作﹁纏﹂︑操一二巻本︑守山間本︑﹃全漢文﹄改︒

④楢:九巻本作﹁糖﹂︑謙一二巻本︑守山関本︑﹃全漢文﹄改︒

⑤  捜 九 巻 本 ︑ 二 一 巻 本

︑ ﹃ 会 漢 文 ﹄ 作 ﹁ 稜 ﹂

︑ 操 守 山 間 本 改 ︒

⑥揖:守山関本作

揖 ﹂ ︒

⑦循:九巻本閥︑嬢一二巻本︑守山間本︑﹃全

漢 文

﹄ 補

③ 一 能 揺 溶 溶 : 守 山 間 本 作

﹁ 淫 淫 搭

﹂ ︑

﹃ 全 漢 文

﹄ 作

﹁ 淫 淫 溶 溶 ﹂

⑨紛揚掻翁︑輿風披抱:守山間本作﹁紛揚横合柄無

風 披

﹂ ︒

⑮ 揚 : 九 巻 本 作 ﹁ 楊 ﹂

︑ 擦 一 二 巻 本

︑ 守 山 関 本 ︑

﹃ 全 漢 文

﹄ 改

⑪ 迦

・ 二 二 巻 本 ︑ 守 山 閣 本 作 ﹁ 迫 ﹂ 寸

⑫ 千 吾 :

﹁ 千

﹂ 字

︑ 一 二 巻 本

︑ 守 山 関 本 作

﹁ 十

﹂ 寸

﹃ 全 漢 文

﹄ 閥

﹁ 一 白 字

⑬ 在 任 : 九 巻 本 ︑ 二 一 巻 本

︑ ﹃ 全 漢 文 ﹄ 作 ﹁ 注 注

﹂ ︑ 操 守 山 間 本 改

⑭  堤 一 二 巻 本

︑ 守 山 関 本 ︑

﹃ 全 漢 文

﹄ 作

﹁ 提

﹂ ︒

⑮蛇:﹃文選﹄西京賦李善注作﹁蛇也﹂︒

木に於いては則ち概@棟︑議章・樹傍︑椿・棟・樺・押︑車円稚・離梓︑粉・梧・一揖・媛︑補・楢・木捜あり︒材

は信び揖まり叢り︑俊き幹湊集す︒枇・槽・枚(挟)・褐︑北として沈く樫椅し︑風に従ひ推し参はり︑崖に循ひ掠

(撮)り援る︒涯のごと揺れること溶溶︑績紛として幼藤︑関野に汎く望み︑ささ非罪たり︒

其の竹は則ち鍾龍夫小ム車︑野篠紛れ間ぷ︒宗生し族がり携まり︑俊茂豊美にして︑洪溶念葦︑紛揚して掻ぎ翁まり︑

風と輿に披きでは抱く︒江を爽み山に縁り︑卒きるを等ぎて起ち︑根を結び才く業く︑湿か野に填ち街る︒ 此くのご

とき者︑方乎として数千百里なり︒

みずぎは

氾に於いては則ち託託濠譲︑

土を積み堤を崇くす︒其の浅く潔れるには則ち蒼き霞・蒋・蒲︑護・苧@青諸問/を生じ︑

草葉に蓮・籍︑莱華・菱根あり︒其の中には則ち弱翠・鴛鷺︑鼠表・舶腕・鵠・驚︑震・鵜・鵡鶏有り︒

則ち編瀬・沈鰹︑水豹・較蛇︑一語・館一・笛・亀︑衆鱗・鰯・鱗有り︒ 其の深きには

O

・ 議 事 早 : く す の 木 ︒

︒ 棟 : く ぬ ぎ

︒梼:校注﹁借矯材︒杭︑穫樹︒﹂まゆみ︒

︒椿:搭の謁字︒格は李に似た果名︒

楊雄﹁萄都賦﹂諸法

六 五

(12)

六 六

O

押:香木の名︒(張衡﹁南都賦﹂)

O

稚:校注﹁﹁稚﹂疑﹁柁﹂之借︒ー﹁柁梓﹂多連稿︒﹂柁は︑くこ︒

O

概:樽捕︑木の下校

の こ と ︒ ( ﹃ 玉 篇

﹄ 木 部 )

︒ 材 : 榔 に 同 じ ︒ 果 木 名 ︒ ( 左 思 ﹁ 呉 都 賦 ﹂ )

O

: 伸 に 同 じ ︒ 伸 び る ︒

︒ 損 : 輯 に 同 じ ︒ 集 ま る ︒

O

く す の き

O

: 白 菜 ︒ ま た 檎 と も ︒

O

: 校 注 ﹁ 挟 非 木 名

︑ 骨 国 国 府 枚 { 子 之 説

︒ 木 口 也

︒ ﹂

︒ 掲 : 校 注 ﹁ 未 詳 何 木

︒ ﹂

O

: 挟 札 ︒ 際 限 な い さ ま

O

桂椅:密集し相互に支え合うさま︒(校注)

O

撮 : 撮 の 異 鰻 字 ︒ 群 れ あ つ ま る

︒ 援 : 祭

︒ か ら み つ く

︒ め ぐ る

O

湿

: 波

︒溶溶:水流の大きく盛んなさま︒(劉向﹁九歎﹂逢紛)

O

績紛:盛んなさま︒(﹃楚蘇﹄離騒)

︒幼駿:章樵注﹁幼

讃 作 窃 ︑ 内 幼 磨 ︑ 深 密 也 ︒

﹂ 深 く 緊 密 な こ と

︒ 古 さ : 麗 大 な さ ま ︒ ( ﹃ 詩 ﹄ 一 商 煩 ・ 長 護 )

︒葬非:揺れ動いて定まらないこと︒

︒鍾龍:竹名︒(李街﹃竹譜﹄六)

O

不 : 竹 名

︒ ( 戴 凱 之 ﹃ 竹 譜

﹄ )

O

: 校 注 ﹁ 箪 乃 簿 一 之 誤 字 ︒

﹂ 筆 一 一 は 鍾 龍 ( 鐘 龍 ) と と も に 張 衡﹁南都賦﹂に見える竹名︒

O

出 : 暢 に 遇 ︑ ず ︒ ( 楊 雄 ﹁ 校 綴 賦 ﹂ )

O

宗生:叢生︒群生すること︒(左思﹁呉都斌﹂)

O

撰 : 緊 集

︒ 集まること︒(司馬相如﹁上林賦﹂)

O

洪溶:水のゆたかなさま︒

O

葦 : 美 し い さ ま ︒

O

紛揚:揺れ動くさま︒(劉向﹁九歎﹂

逢紛)

︒ 掻 : 騒

︑ さ わ ぐ

O

: ひ く ︒ ひ っ ぱ る

O

注注:深く蹟大なさま︒水のみなぎるさま︒

O

様 様 : 揺 れ 動 く さ ま ︒

O

蒋・草葉・蓮・鶏・莱華・菱:章樵注﹁蒋︑菰也︒

草葉︑藻也︒頻藻以供祭配之澄︒莱華︑芙薬也︑其賓蓮︑其根稿︒菱根可矯菜茄︒﹂

賦 ﹂

)

O

長:章樵注﹁水鳥名︒﹂校注﹁嘗矯鶏字之説︒﹂新語﹁疑矯亮字之議︒売︑野鴨︒﹂

O

青瀦:浅瀬に生える草本植物の名︒(宋玉﹁風

O

鶴:鶴鷲︒鵜︒(張衡﹁南都賦﹂)

︒錦:サギに似た大型の水鳥の名︒

O

霊:校注﹁部鶴字︒鶴吉鶴字︒﹂

O

鵜:大型の鳥︒(張衡﹁西京賦﹂)

O

鶏 : 雁 の 一 種

︒ ( ﹃ 楚 辞

﹄ 大 招 )

︒編瀬:カワウソの類︒

︒沈鰹:鱒は長江ワニ︒校注﹁沈題︑沈於水中之韻︒﹂

O

水豹:アザラシの類︒(張衡

﹁ 西 京 賦

﹂ )

O

: ワ ニ の 一 種

O

: シ ナ 大 山 椴 魚 ︒

O

鱗:縮︑蝦に同じ︒大鑑のこと︒(張衡﹁帯都賦﹂)

樹木では︑楠ゃくぬぎ︑樟やまゆみ︑すもも・豆の木・つげ・香木の押︑くこ・あずさ︑しろにれ・あおぎり・か

(13)

し・くぬぎ︑小樹・なら・いちいなどがあります︒やしは葉を伸ばして生い茂り︑幹は高々と連なっています︒くす

のき・楠・棋・掲などの木々は︑慶く深くそれぞれ寄り添い︑風になびいて揺れ動き︑山肌に沿って群生し絡み合っ

ています︒大きな波のようにうねうねと揺れ︑盛り上がっては溜然となり︑一蹟く虞く野を眺め︑果てしなくゆらめい

て い

ま す

竹では鍾龍・何人小@叢や︑野生の篠が盛んに茂っています︒竹林をなして群生し︑こんもりとみごとに繁り︑豊かな

波となり美しくゆれ︑揺らめいてはあつまり︑風とともに鹿股がっては引き決されています︒大︑河をさしはさんで山沿

いに生え慶がり︑倒れたものの後に生い立ち︑根を盛岡一げて高くそびえ立ち︑はるかかなたまで野に満ち溢れています︒

そしてこうした風景が数百里四方に及んでいます︒

水港ではゆたかな流れがゆらめき︑土手を積みあげ堤を高くしています︒浅瀬の潟地には青々としたアシ︑まこも︑

かわみどり︑みくり︑浮き草がい茂り︑藻の中にはハスの賓や根︑蓮の花に菱の根が伸びています︒水透の

茂みにはカワセミ︒オシドリ︑裳やウ・鋳・サギ︑鶴や鵜や雁などの鳥がいます︒水中にはカワウソや長江ワニが潜

みずち

み︑アザラシや較︑スッポンやワニやウミガメや力メ︑多数の水生動物・シナ大山根魚や大亀がいます︒ が

ま ︑

︹ 侠

句 ︺

この段の終わりに﹃全漢文﹄はコ父選﹄李善注に一二たび引用される次の侠句が置かれるべきであると一一一一口い︑本稿の

参照した注樺書も全て従っている︒しかし同じ句はまた楊雄﹁太玄賦﹂にもある︒

コ ゲ

︿ 選

b

郭瑛﹁江賦﹂李善注所引侠句︒

楊雄﹁萄都賦﹂諜出

六 七

(14)

 

辞含珠市壁裂

①辞:張衡﹁南都賦﹂李善注︑曹植﹁七啓﹂李善注作﹁蜂﹂︒

②合:張衡﹁南都賦﹂李善注作﹁臨﹂︒

幹珠を含みて壁裂す︒

︒ 辞 : か ら す 買 の 一 種

︒ 溝 目 ハ

︒ 合 珠 : 合 玉

口中に珠を含むこと︒葬瞳の際︑死者に行う官慣がある︒﹁生不布施︑死何合珠矯﹂

( ﹃

荘 子

﹄ 外

物 )

張衡﹁南都賦﹂に﹁豆蜂薗珠︑駁報委蛇﹂とある︒

O

壁 裂

・ ・ ひ き さ く

︒ つ ん ざ く

カラス目ハは異珠を内にもつために引き裂かれます︒

︹ 五

@ C  

禰乃其都門二九︑四富鈴閤︒爾江現其市︑九橋帯其流︒武傍鎮都︑刻削成萩︒基既夷︑萄侯向叢︒井石右側刷︑折

O

@

@

山 人

つ 侍

従 ︒

秦 漢

之 徒

︑ 一

児 以

山 東

( 東

平 )

︒ 回

疋 以

横 山

︑ 一

微 鏡

水 貴

︑ 其

獲 宜

竹 ︒

浮 流

亀 鑑

︑ 竹

石 掲

相 救

︑ 魚

酌 不

牧 (

幽 去

) ︒

⑦ 

湾悌鵠錦︑風胎雨穀︒衆物骸目︑間十不知所禦︒

①間:﹃玉海﹄巻一六九作﹁間﹂寸

②理其市:﹁明﹂{子︑九春本︑﹃務官文類緊﹄作﹁飾﹂︑接一二巻本@守山関本改︒叉﹃文選﹄

萄 都 賦 李 善 注

︑ 吋 入 玉 漢 文

﹄ ﹁ 飾 其 市 ﹂ 作

現 其

前 ﹂

③萄:九巻本作﹁濁﹂︑操一二巻本・守山閣本改︒

④ 一 苅 :

﹃ 文

選 ﹄

貌 都

賦 李

(15)

善 注

︑ ﹃ 全 漢 文 ﹄ 作 ﹁ 充 ﹂

⑤亀笛:諸本作﹁亀積﹂︑操﹃勢文類取水﹄改︒叉﹃全漢文﹄作﹁積亀監﹂寸

⑥竹:﹃翠文類繋﹄閥︒

⑦憐:﹃全漢文﹄作﹁駿

L

漢の徒るや︑

爾 し て 乃 ち の 都 門 は 一 九

︑ 四 百 除 問 あ り

︒ 其 の 市 を 現 み

︑ 九 橋 は 其 の 流 れ に 帯 ぶ

め︑刻制して薮を成す︒王基は既に夷らかにして︑萄侯は叢に命す︒石を井べて石に牒み︑

元め山の東を以てす︒是を以て山を障し︑一鰍れ水の貢むるを錦町らし︑

ρ

h u

雨江

i

':e:.

ぁ武

ι

倦 土

侍 は す 都

O を

鎮 析

L

亀・鑑を浮かべ︑竹石(若)@掲相ひ救ひ︑魚酌すれども牧めず︒

ひ と へ

駿かすも︑軍に禦ぐ所を知らず︒

! j

主 苦

f

雨 旦

長引す

む く 主

衆之三 物

υ

流れに

O

二九:十八︒(楊雄﹃太玄﹄圏)

︒ 間 : 巷 中 の 門 ︒

O

武傍:傍は擦の異髄字︒武携は萄王の妃が葬られた山名︒﹃後漢書三万

術(任文公)傍注﹁武携山在今盆州成都勝北百二十歩︒楊雄萄王本紀云︑武都丈夫化矯女子︑顔色美絶︑蓋山精也︒萄王納以矯妃︑

無幾物故︒乃護卒之武都携土︑葬於成都郭中︑競田武携︒以石作鏡一枚︑表其墓︒﹂

︒ 薮 : 章 樵 注

﹁ 草 木 叢 蔓 也

︒ ﹂

O

向叢:章樵注﹁賦

一 一 一 一 口 萄 都 之 王 基 既 卒

︑ 萄 侯 通 始 封

︑ 可 配 麓 叢 之 王 ︒ 命 ︑ 配 也

︒ ﹂

O

石 石 府 : 章 樵 注 ﹁ ( ﹃ 後 漢 事 一 一 回

﹄ ) 西 南 夷 博

︑ 波 山 郡 衆 邑 皆 依 山 居 上 ︑

累石矯室︑高者至十鈴丈︑潟明籍︒先萄記一去︑譲叢始居眠山石室中︒牒古犀字︑輿棲向︒﹂

O

折 山 人 つ 侍 従 : 章 樵 注

﹁ 折

︑ 渠 希 皮

︑ 山 傍 石 告 ︒ 従 ︑ 讃 作 縦 ︒

O

秦漢之徒︑元以山東:章樵注﹁成都由秦漢市徒︑謂悪玉及武帝時︒其始基在山之東︑謂護叢・望帝︑皆

治 都 城 ︑ 在 眠 山 之 陽 也

︒ ﹂

O

: 章 樵 注

﹁ 宜

︑ 腕 也 ︒ 水 運 則 薮 流 積 於 水

︑ 次 期 亀 積 ︑ 一 一 一 回 廊 竹 之 多

︒ ﹂

O

竹石:章樵注﹁上文己有竹︑

不 慮 再 翠

︒ ﹁ 竹 石

﹂ 疑 問 疋 合 矯

﹁ 若

字︒社若︑香車︒娼︑赦部品︒二者築材︑柔猛之性︑相溝︑翠縮微以見百物富羨︒﹂杜若はヤブミョ

ウ ガ の こ と ︒

O

酌 : 魚 を と る こ と

︒風胎:古代の考え方で︑ある種の鳥類について交配を経ずに懐胎することをいう︒

楊雄﹁萄都賦﹂課注

六 九

(16)

七 O 

四百あまりの小門があります︒二つの大河が城市をさしはさみ︑九つの橋がそ

の流れをおおっています︒(萄王の妃が葬られる)武傍が都に安寧をもたらし︑切り開かれて草木が繁茂しました︒

王室の基盤はすでに安定しており︑(秦の封じた)萄侯は護叢をめとりました︒(その頃は)岩を積みあげ岩窟に棲み︑

山石の峰に取り付いていました︒秦漢の時に人々が移り住んだ嘗初は︑山脈の東側にいました︒そして山を切り崩し︑ そして萄の都の城門は十八を数え︑

河の恵みを遍くすすめ︑麻や竹を取っていました︒流れには亀やスッポンが泳ぎ︑ヤブミョウガやサソリは(薬材と

ι

して)相互に補完しますが︑これらを手に入れても多く蓄えることはしませんでした︒鳶・ワシ・ミミズク・風は︑

風に苧み雨に殖えます︒(他にも)多くのものが人を驚かせますが︑とても奉げきれません︒

m w

 

爾乃其裸︑羅諮問敗︑縁珍︒黄甘・諸柘︑柿桃杏李︑枇杷杜様︑栗捺栄梨︑離支︒雑以挺種︑被以楼梅︑樹以木蘭︑

 

扶林禽︑矯般閥︑芳支何若︑英絡其問︒春机楊柳︑裏弱蝉抄︑扶施連巻︑町総務糖娘︑子鱗呼駕︒

0 0

@ 0 0

⑩ 

爾乃五穀鴻戎︑瓜孤鏡多︑井以部廊︑往往璽楯︑附子互蒜︑木文椴難︒諸問醤除清︑衆献儲斯(歌支卒)︒盛多育加旬︑

 

蓄菜増伽︒百華投春︑陵隠十分芳︑蔓若焚郁︑翠紫青黄︑麗廃掲燭︑若揮錦布繍︑望ささ分

J

無 幅

① 裸 : 一 二 巻 本 ︑ 守 山 閣 本

︑ ﹃ 全 漢 文 ﹄ 作 ﹁ 楳 ﹂

o

全 漢 文 ﹄ 注 一 五 ﹁ 疑 ﹁ 果 ﹂

② 欧 : 校 注 ︑ 守 山 関 本 作 ﹁ 敢 ﹂

③ 捺 : 一 二 巻 本 ︑ 守 山 閣 本 作 ﹁ 桶 ﹂

︑ よ 主 潜 伏 文

﹄ 作

﹁ 奈

﹂ ︒

④ 梨 : 九 巻 本 作 ﹁ 梁 ﹂

︑ 一 二 巻 本 作

﹁ 梨

﹂ ︑ 守 山 間 本

︑ ﹃ 全 漢 文 ﹄ 作 ﹁ 繋 ﹂

︒ 擦 校 注 改 ︒

⑤ 抄 : 之 主 漢 文 ﹄ 作 ﹁ 秒 ﹂

⑥ 鱗 : 九 巻 本 作 ﹁ 鵠 ﹂

︑ よ 点 漢 文 ﹄ 作 ﹁ 麟 ﹂

︑ 操 一 二 巻 本

︑ 守 山 関 本 改

⑦ 穀 : 守 山 関 本 ︑

﹃ 全 漢 文

﹄ 作

﹁ 穀

﹂ ︒

③ 瓢 : 守 山 関 本 作

﹁ 鞄

﹂ ︒

⑨楯:九巻本作

ネ 危

L

⑩ 街 : 九 巻 本

︑ 二 一 巻 本 ︑ 守 山 閣 本 作 ﹁ 萄 ﹂

︑ 擦 よ 尤 漢 文

﹄ 改

⑪ 隆

際 十

分 芳

・ ・

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