技術的進歩
ご國民報得
石 河 英 夫
一59一
八七六五四三ニー序 言.
技術的進歩と賃金
技術的進歩と地代
技術的進歩と利子
技術的進歩と利潤
技術的進歩と所有關係の饗化
技術的進歩と職業的憂化
結 言一 序言
資本主義経濟においては︑必ずしも合理的生旋のみを必要とするものではない︒資本主嚢経線では螢利のために生
産が行われ︑螢利は断烹ざる競争を惹き起し︑生産を合理化して優位性をうることを必要とすからこそ︑資本宅義経
技備的逡歩と國艮所得
一60一
技衛的逡歩と國民所得
濟は近代技術に合理的なものをより︐一層合理化することを要求するのであδ.このように技術を進歩的技術たらしφ
るのは経濟なのであっ.て︑技術の進歩性は維濟精榊の技術への自己貫徹なのである︒
本稿においては︑技術的進歩零墨にいえば生産力の進歩が所得分配に如何なる影響を及ぼすかを︑賃途︑地代︑利子︑
利潤︑絡局的には財産または職業上の攣化の個々の面について述べようとするものであり︑叉祉會の特定の階級が︑
技術的進歩によって生する分前を決定する各種の要因をも併せで追求しようとするものである︒ モ 一般的には︑技術的進歩は國民所得を増加せしむる一要因である︒それは増加人口の維持︑もしくは生活水準の向
ばお あ上に劃する基本である︒斯る基本は就禽に直ちに與兜られるものではなく︑按術的進歩が充分に浸透したときにのみ
與えられる︒技術葡進歩は溝費財の憾辛増加を直ちに生.ぜしめない︒まつ生恥財の野遊が生じ︑︒その量は技術的進歩
によって相封的に増加する︒
國紫野配分を増加せしめる技術的進歩は︑資本蓄積に饗する新しい可能性を生ぜしめるつ軍位宣り生産費の節約と
國民分配分の総騰的な増加は資本のより大なる蓄積を助長することになる︒叉技監術的進歩は︑各階級叉は就魯集團の
間の分配のために新なる墓金を創設することにもなるのである︒
︵註︶國民誉配分は冠會の年々の生産物ノ︑ある︒翠々の生産物﹂に︑・2怠ということは︑婁︒.財の生産とは別個に︑年々生産さ
れれ財の贋値又に傑輿された用役の債.値と考えられる︒
ある期問生産きれた財の償値とば︑継會総資本な留縫なものとして即ち以薩の生産期聞から繰越されれ財の償値と勲量とな妨︒
り離しれ生産物の総額として理解することであろ︒
重複計算葎遽けろtめに︑同一年度に生産され︑而も他の財の生産に用いられ☆財はこの総計のなかにほ含まれない︒勿論︑
貨幣の周定した三値に債格計算の基準︵不妙な購買力︶として前提される︒蔦
以上の前提の下に︑國斑分配分葎あろ一定期欄の生産され六烈烈に供與され乗用役の慣町並に籔量の生産物の総計と一致さぜ
一6エー一
島 技術的進歩之賃金 試
文化の初期においては勢働の生産性は甚だしく低かったが︑勢働の生濠性の増進と共に︑他人の勢働にまって生活
する割合は絶劉的にも相封的にも増加するに至った︒從って勢働の生産性の増進こそは技術的進歩を測る規準であ
る︒ 技術的進歩は勢働の生産性を高めるが︑・勢働の生癒性を高める技術的進歩は勢働の節約を生じ︑勢働市場に封ずる
需要を低下せしめる︒これは上津的嚢展をとり入れた最初の段階において生じた結果である︒併し︑技術的獲展が漸
次普遍化して行く後の段階では受働市場に柿償−⁝一勢働力の吸牧一tが生する︒その補償は部分的な場合もあるし︑
完全に勢望力を吸牧する場合乃至は吸卑し曝してなお飴りある場合もある︒併し︑完全補償の場合ですら︑その過渡 め期には多籔の勢働者はある期間職を奪われ失業の増加を生する︒
勢働市場の需要が低下したとき︑賃金は低下する傾向にある︒その結果は︑賃金水準ばかりでなく賃金総額も減少
する︒賃金の低下は勿論勢働市場の自由競争を前提として︑勢働に即する需要の低下した結果を示している︒勢働組
合又は賃金統制等の勢働市場の猫占の場合には︑艸労働に曝する需要の減少にもかかわらす︑賃金を低下せしめるに至
らないが︑勢働を失業に導く非補償要素の一つで︑結局は賃金の低下を生ぜしむることになる︒︐
次に賃金の低下は勢働に封ずる需要の減少ばかのでなく︑代用法則︵目δぎ≦9鎗・絶愛詳轟○εが作用する結果 のとしても生する︒
技衛的進歩と國昆所得
一6牙一
技衛的遙歩と國異所得
産業の機械化︵葺8姻鍵轟碁禽︒妨︶は企業者に入間隣働を機械を以て代え得る機愈を興える︒例えば︑帥労働者の一.
鷺の所得が十園で︑賃金支沸総額年九万圓である⁝場合︑弄磯城の原橿が至難⁝費︑利子︑償却費を含めても年六万圓とす
れば︑集者がそれらの欝藁薦得る賃金総額は秀圓を超えないであろう︒從って企業者は賃金蓼三分2
に切下げるか︑勢働者がこの切下げに懸じ得なければ︑勢働者を解雇せしめて里美をより安い機械に置き代えるであ
ろう︒或はまた可能ならば︑機械に相懸した艸労働の生産性を陣労働者に求めるか︑兎角以上の蒙れかである︒
勢働者の賃金率は勢働力に代位する機械の草叢以上には上昇し得ない︒機械は代用法則の作用によって直接勢働者
の報酬を低滅せしめる噂その結果として︑勢働者の報酬は園民所 得の総額が非常に増大した場合でも︑機械の原償に♂
よって決まった画定.の水準を超え得ない︒從って︑機械は受働の限界賃金決定の婆素である︒機械化の結果は︑勢働
へ者の報酬は低下せしめられる︒郎ち︑代位する機械︵最高の限界賃金率を決めるところの︶による勢働費用の減少に
よつて賃金は低下せしめられる︒代用法則は帥労働者が機械化の進展過程に充分参加することを妨げる最も重要な嬰素 わであると言い得るであろう◎ . ︑
ここで︑この問題に製するヒックス︵臼津賦三二︶と捻ビンソン︵9国○蕩霧○間ごの見解について述べる︒尤も繭者
は無なった翻黙からこの問題に接近するが︑呉れも論る一つの生薦要素ど他の生塵要素の代用の弾力性︵鐸ぎぎ譲
︒騰9器試鼠ξ︶概念を導入している︒憶ビンソンによれば︑代用の弾力性とは︑玉響濠嬰素の物理的限界生産力を求 ヤ のめ︑そめ要素の償値の増減率を比例的な攣化によつて示したものである.とする・勢働が容易に資本によつて代位さ
れ︑資本り限界生産力が勢働の限界生慶力との關係において速かに増加す5とぎ︑謄憲章素の代位の弾力性が大であ
ると言うのである︒反野に︑生産要素の割合が固定しでいるとき︑賃金の下落が如何に大であっても勢働の資本に封
ずる割合は磁化なく・この場合には代用の揮力性は零でみる㊨若しも・賃金の微小な低落の結果として混生藤物を労
ゆ レ 働だけで生産するとすれば代用の弾が性は三三であろう︐.
ヒックスはいささか違った定嚢を與えてい惹︒彼によれば︑代用の一弾力耐性が﹁である⁝場合のみ鴛黒菓の王で一定繭襲付け
られ濁ので︑即ち︑.ま世説の要素の繰給による攣化の生じない裡は︑ 一群素の増加が三生︑産物の増加と同じ割ム購 ドご .で生する他の凡べての要素の限界生慶事を増加せしめると云うことだけは言い得る︑とする︒ヒツク.スは︑ボウレ1
︵冨︒≦ざ翼︶のイギリスの乱民所得のうち財産所得が大盛前︵第︷次︶には約三分の一を占めるに至ったとの研究の成
果から︑愚民所得に於ける榮働の分前は勢働と財薩との間の代用の弾力性が一悪・上になった段階に到蓬した︑と述べ 紛. 穆 ている︒斯く垂球の分前が低下するということは所得分配における技術的進歩によって生する饗化を明確に示してい
るからである︒この柔うに︑勢働要素の代位が一以上になれば︑勢働は相當の程度資本によって代位されることを意
抄しており︑︑そして資本の限界生産力は帥労働の限界生産力よりも大なる程度で増加する︒併し奇襲においで︑このこ
とは聖なる語句の反覆に過ぎないと言うような疑問が生する・それで︑代用の粥力性は技術的進歩が生膿婁素の攣化
に及ぼす影響を検賦するには役立ない概念で︑ヒックスや賞ビンソンによう囁て用いられた送附の弾力性概念の代り
に︑ツワイク︵犀浅宅¢曜︶は代用の費用概念︵目δ8MさΦ醗︶試◎嵩◎騰︵霧菰○撫雛諾落簿貯離◎εを用いている︒ 〆 この概念が用やられるのは︑点る一定の生産をあげるために勢働の一箪位當り︑どれだけの費用が必要であるかと へ いう問題は︑國民所得における勢働の分前を決定するからである︒より低い費翔で勢働が資本によって代位されるこ
漕とが容易であればある程︑齢労働の代用の弾力性は大となるであろう︒即ち︑高い費用での螢働が資本によって代位ざ デ の剛 れるこ匙が困難であれば︑代用の弾力性は章々小となるであろう︒ ジ喝呈の聖.賃金の低落は欝霧の低下義理則の結果としてばかのでミ畿蕩者の地位を低下芒め︐
ることによっても生するゆ即ち︑それによって賃金水準が影響を蒙惹からである︒殊に︑機械化は勢働者に鉗して要
技衝的進歩と瞬民所得 ・ ︒
64_
技衛的進歩と三民断得
黙する熟練度を緩和する︒その結果鳳︑不熱練帥労働︑者若しくは年少艸労働者で屡々闇に合う︒併し︑他方機械化の場合 ド むと異って︑勢働組織や生産過程の改善或ひは労働者が一驚の努力を彿うために彼等を刺戟して生産力を高める場盒ど
は一般鋼知識の向上︑注意力︑敏捷性などの謬論は勢働者に謝する資格水準を向上せしめることになる︒機械化は熟
練 労働者潔熟練度の低い帥労働者に代わらしめることによつて賃金水準を低下せしめる︒併し︑ツワイクの言う合理化
と塵業心理は一般に賃金水準を高める︒
︵註︶ッジイ〃ぼ技衛的違歩な生産力の蓬歩︵鷲︒讐Φお嘗箕◎ハξ跨ぐ獅曙︶︑質におけろ進歩︵箕£暢霧赫雨下鑑一随︶︑薪規財に齢ける逸
歩︵鷲轟奎こ昌ぎく︒︸蔓︶の三つに分類し︑更に生産力の逡歩の様式なω機械化︵鼠①○︸影鼠蓉鉱︒謬︶︑働合理化蓼㌶δ霧出露臨9詞︶ハ
鋤産業心理︵ぎ繕塁宴曲鐵笠置ぎぎぴ蔓楼︶︑的産業組織9轟謬嘗三︒薦諺一養自O拶︶に分けている︒機械化ぼ勢働手段の一切の技衛的
改善であり︑彼の言う合理化とは生産要具ばその鑑ぐ︑勢働組織乃至は生産過程が改善されろ揚合存指し︑産業心理は勢働者の
生産能力叉はオ能を刻諾して勢働の生産性を向上ぜしめろ技学的改善な意味し︑薩業組織は生産性の櫓大が企業の軍一の箪位の
内で生ずろのではなく︑勢働の集産的施設︵目乙類ざざ︒^鶏8塞ぐの壱辱鍵善導亀疑ぴεこに關証して生ずるので︑企業間の協約
一例えば製晶の標準化︑輩純化の如き︑一⁝叉は立法的措遣により合理化な齎らす︒島.︑譲馨お葛著き彰翠玉・︷撃昏6圃£賓︶︒
・生漆力の進歩は一般に賃金水準を低下せしめる︒併し︑この結果は自由競争の歌態の下においてのみ生する︒勢働 静の猫占が働いているときには︑技術的進歩の結果として生する賃金低下は延期せしめる場含がある︒尤もその後には
︼暦深刻な様相を呈するのだが︒︑
賃金率が切下げられなければ︑技術的進歩が予行され︑産業の合理化︑機械化が適度に行われる︒その結果は︑螢〆
働者を生産から放逐する過程が生することになる︒從って固定しだ賃金水準を維持することは︑また労働を吸回する
補償を困難ならしめる︒斯くして︑寺詣市場の需給の諸差は愚論擾大して行き︑代用の法則加熱練勢働の不熟練勢働
による代置の過程が作用してくるようになる︒ ︑ 凹
_§§一
.驚.撃壌進歩栗芝繋濃漿て集る賃審下は.蕎叢叢する霧の壇加を発し義術的進歩
をより 謄押し進φるこどを阻止することとなる誇
如上の賃金間題に關しては名自賃金について論じ︑蟹質賃金は考慮に入れられなかった︒從って︑︑賃金低下の傾向
は.一般に名濤賃金に限られていた︒併し︑同じような傾向が蜜質賃金についてああることに注意を佛われなければな
らない︒この問題についての解答は︑技術的進歩が必需晶の生産︑或ひは奢修品若くは紅鶴品に近似し浸もの︑或ひ 〆 ︑ .ゆは又軍需晶生産において生するか否かにかかわっている︒
最初の場合には︐賃金低下によって勢働者にかかってくる損失濾︑多少ともに食料︑衣服︑家賃などの必需晶の贋
格低落によって償われるであろう︒必需品の生産踏外め場合には︑麟〃働者にかかる零細は償われないであろう︒
斯やして︑捷術的進歩が實質賃金に及ぼす影響を考慮するに當って︑如何なる生産部門に技術的進歩が起るかとい
う事實を考慮に入れなゆればならない・軍需燕業若しくはダイヤモンド︑撃退︑シャンペンなどの生産における技術
的直射は實質的に影響はない.生産のこの分野においては︑鯨骨賃金の低下は實質賃金の低下︑に等しい︒併し︑建築
業︑食料釧次服産業或ひは農業の場合はこれと異なる︒この場合には馬名目賃金の黒化の他にかかる賃金の購買力の
攣化をも考慮せねばならない︒
賃金之橿格に冷しては︑アメリカにおけるブル・ツキン.グス研究所のハ雛ルド.吻モールトンのいわゆる過少清費論が
︐ ︶ある︒彼によれば︑生塵費低減の方法では︑大衆の所得も雇傭量の増大をも齎らさない︒技術的進歩によって生じた 濯利釜を享受し得るような賃金増加の方法では精々人口の四〇%程度しかその恩典に浴せしめない︒こ・の場合には︑商・ ゴ メ 入︑^家事使用入.姻人的警務悔猫立農業者などはその圏外に立つ︒從って縮織の低下のみが全入口を潤すことになる 鋤として﹃購買力補給政策を強調している︒勿論︑ユユレ・ゲイル後期においては過少濾費論はアメリカではかンセン
技衝的進歩と國浅所得 ・ ・.. .
_b6一 技備的遜歩と國民勝得・
︵b才戦国.口説謎2戸︶を中心とするいめゆる過少投資論に移行したことは周知のことであるが︑われわれの生塵部面
ぺの分析過程においても亦モ1ルトン読には全面的には擦り得得い︒ ︐ ﹁︐♂ 渤 さて︑賃金に塾しての乱民分配分の勢働者の分前は︑ツワイクによれば次の如く決定される︒
σり・雇傭の三三の攣化︑即ち︑補償の程度︒
.働 名目嘗 金の攣化︑即ち︑賃金率低下の程度︒
働 技術的進歩が生起する生産部門の性格︒!
る メ 技術的進歩が必需品以外の生産部門において生するなあば︑國民分配分のうち艸労働階級の分前は一般には低下の傾
向を辿るであろう︒ ﹀
13)(:L至〜){11>{10){9> (8) (7> <6) (5) (4> ζ3) 〈雲♪ (1
拙稿﹁技衛的進歩と失業に關すろ一考察﹂警士纏濟研究・第十號︒
・男S壽瞬寧閣88・缶霧碧篇夢診︒ご鵬蜜︸警三一沸
喝.R乏︒夢警難こ望︸濤
再属︒ぴ冨・7目影浮・ぎ・護斎◎鳴ぎ娼亀︒︒騰○§唱&葺§楠肇も︒る・◎
彦ラスげ縫化要素の星産係塁︵§窺一瞥;ご乏謬言︶が不攣ぐあろ・・と書う揚含に該轡碑する・
﹄・鶉︒瓢覆○麟幽鼠︵ご辱●卜3こη↓ \
匂●浄頸︒霧博麟お弓︸蓉残網9≦薦︒拳勺ご
9襲.知出鼻3浮箆も︾娼︒HもゆO⁝お8
労凶≦鉱鐙Lぴ鷺も・辱﹂蕊・ 搾N譲⑦鍵弘び覧もで録a
漢.傘蜜○︻象§鳩ぎ⇔§砂④舞^榊罷8鰯δ剛鳳○淳○饗︵謎諮鵠這減
国.Φい鼠○巳ε詳浮㌶こや回逡
拶箇譲⇔鎧弘ぴ猫←竪犀⑰
§ 技術的進歩と地代
一67一 次に︑耕作地として獲っている土地の儲位がの如何にしてより高い或はよい低炉地代を生ぜしめるかを検討する︒ それによりて地代も低下することとなる︒ 集約化されでくるから耕地面積は減少し︑投下された資本の分前は増煎するが︑しかし︑土地に封ずる需要は滅じ穐 當り耕地より以上の牧穫が可能となる︒更に︑技術的進歩がより以上進めば︑その結果として耕地の撰張よりもむしろ 斯くて︑技術的進歩は肥沃な土地に耕癒を限定するから︑耕地面積は減少し︑耕地の集約度は高まる.階前の箪位 を で因それより等級の三つ允耕地は浩費が一定とすれぼ過剰となる︒ はなぐ笛級の土嚢覧るであろう・斯る輕の下に嶺て竺級地から羅蟹での魏が人猿轡の奮髭分 高い土地の方に移るで惨ろう︒五〇%生産を上昇せしめるような技術的進歩の結果はハ限界生産力の土地は第八級で うになる︒併し︑薪しい磯明や技術的進歩によって︑エーカ1去りの生摺物が増加するならば︑限界生産力は等級の くて︑第七級の土地は小幅一二碁轡の償値の地代を生じ︑第六級の土地は小萎二3訴.の償値の地代を生すると言うよ 霊地であるとすれば︑リカードウの理論によつて第一.級かち第七級の土地は生産物の差額に等しい地代を生する.斯 ○芝ぴの生産物の差額を示す竜のとする︒人口を維持するに必要な土地の限界生産力は八婁鳶の生産物を生する第八 叢り一五︒壽壁︑第十五級地からは僅か一3論亀の小変を濠するとする︒ 翼に︑等級の差異によつて一工蒋力i営夢一 からである︒假りに一國における耕地を肥沃度によって笙紐から第+五級に分けると.第一級地からは三ーカ⁝ 農業における技術的進歩は困人口を一定とすれば地代を低下せしめることとなる︒即ち︑肥沃な土地に耕転を限る
前にあげた例に引突いて︑何らかの鼓術的進歩が生する以前に︑発耕地が八等級かち威ってみると假黙する②第一級
技衛的進歩と璽民研得
一轟3一なるであろう︒そこで技術的進歩が肥沃度の異なった土地の牧穫量の差を増大せしめるのか︑それとも減少せしめる 〇熱論と量定した︒いま第七級地と第八級地との牧穫の差が一3罫ではなく二〇暮︒になると假定すれば地代は二倍と 地は一五︵蒙嫡の愚心をあげ.限界土地としての第八級地は八○譲鉾だけの牧穫をあげるわ各等級の間の牧穫の差は一 f 沸. 技衛的逡歩≒國毘所得
か︑という問題が生する︒ ・ 囁.︑
土地の位置の差異に激する限りにおいては.交通機關の技術的特牛が斯る相異を著しく減少せしめる︒都市から二
〇マイル愚隔った虞に在り.霞幕.都市から一マ牟ル以内に在る土地の橿値﹁の三分の︸に過ぎない土地はハ交通⁝機關. 繋の獲達の結果︑その媛値は上昇して景雲に在る土地の三分置一どころではなく︑その二分の一乃至三分の二位に贋値
を上昇せしある︒都市に土地を有している者の地代は低下し︐土地のこの二つのタイプから生する相異は減少してゆ.
くであらう︒ . ︐ ・
同じこと・が土地の肥沃度につい℃も樋用される穿多難穫︑刈入れ等の新しい改善された方法によって土地の質酌差
異を減少せしめる︒若し︑技衛的進歩が導入されない以前に︑第七級の土地と第八級の土地との差が小繋一3論.に達
していたとすれば︑技術的進歩をとり入れた後には第八慰め土地は第七級の土地の三分の一乃至こ分の⁝になるであ
ちう.劣等馳からの牧穫は︑優良地かちの牧穫量よりも避止的により高い櫓加を示すであろう︒その結果は︑劣等地 げの生産費は技術的進歩によ曇優良地の生産費よ野相當程度減少せしめる之ととなる︒換言すれば.土地の各等級の差
は減少する︒斯る土地の等級の差の減少は︑地代の低減と等しいということは明白なことである︒それは地代の割合
は土地の賛の差異た基いてるからである︒ .・− ・ .︐技術的進歩の結果とし℃の地代の紙墨濾︑農業の場合のみでなく︑賃料の全領域に適用される︒例えば︑三業構︑
中心に位する土地地代︵舞義・ぎ薫︒き翼︶︑特許盤若しくは著作椹というよヶな各種のレン駆は技術的進歩によつ℃影 粛
響をうける︒.中心に位する土地地代は交通機上の嚢達の結果低下じ︑蒋許に輝くレンドも亦新車明その他の結果どし
て低落する︒ . . . ・ 〜・
.技術的進歩はその本質は革命的である︒︑獲得した樺利と特構を斜奪し︑新なる重利と特椹とを翻造する︐古い特椹
階級姦回し・・回しいもの鑑を拓ぐ・動
ω﹂算︸窪旧聞9淳営a幣囲皇恩鳩隻紳ぎ篇自ε・蒼ξ鎗乙夢嚢ぎ鵠鳩Ω◎豊霧.蹴認鴬︒回ポ繁き鉾 小泉信三氏篤農課三三四九葺墜. ・ 一 褥 ・
② よの章ぼ︑大体男7凶≦Φ陥攣図8鷺◎導ざ憩鎗轟繕¢£旨◎ざ鍛繁の碗四八頁−一覧一食によるものでみる◎
.羅 技術的進歩と利子
@葉投下の膿は・纂案供給の懸ででもある・ごそれ鯵藁辰絵虞利子率矯つ底利潤の見込によ ・ つて決定されるのである︒
弓術的進歩は次σ三つの方法で利暴を託せしめる⑳
一\まつ幕葡進歩は投資を刺撃るつ新らし漫械的霧を利用するととは︑翻ら素資本投下を必要とぜ三業
や原料使用の改善などによる量的進歩糞なり為追加資本の投下を必濡する︒新投壷費悪場の負墜なる長
一
厲走{に封ずる需要は高まり︑三時甚利子率を騰げること純なる︒
[
︑.技術葡進歩を最祝に利用する先騙事たる企業者の利潤率は署しk上昇する︒技備短軸歩の営初の利用は二三高いド
朔利潤を獲軽しめ︑同葦陶摩の利子の轟を嘉なセめ番ゆ信用に心する需饗画面の高い之き調え増加 し︑噂附的経過妄箋籍黍三三芒める︐︑ 囁 ・
技衛的弓歩と三民勝得
一70一 技衛的進歩と國民所得
剛﹃技術的進歩は屡女非常な資本の浪費を俘う︒即ち︑︑多くの工場は以前の逸書を喪失し︑叉狡術的進歩︒に適合し得
へ ら サない工⁝場は損失を蒙る磐斯くて.牧還相償はない工場は金融市場に緊急の信用を求め.高率の利囁指揮錦を蝕儀なくせ
︑しめられる︒
嘩 奪 これら三つの要洒は.集約的な技術的進歩が利子率の上昇と俘って生じてくる騙賢に饒著する.勿論︑利子率の上
昇は技術的進歩自膿に陽止的な影響を及ぼし︑何らかによつて利子率を再調整することとなみ︒利子率の上昇ぼ投資
を制限し︑利潤率を低下せしめY最後に下馬不能の混疏を生ぜしめて究極利子峯の低下へと導く︒
併し︑他方技術的進歩に資本邸約的な面のあるこ乏は無告し得ない︒でれは既習の黒漆節約の方向とは反甥の場合 や へである︒前者は代用の費用概念によって普通資本化の塘大と相並んで行われるものであり︑その敷課としで勢働の限
界生産力を減℃︑資本の限界生産力を増すのであるが︑後者の資本節約的信疑はまさにその反訴の数果をもつもので のある◎ ・ − 痢 の レーデラー︵蟹.β︵ズ回鍵霧︶はこれに次の二つの場合をあげている︒
一︑物理的生産要因としての資本の節約的改善︑ζれには例えば︑無線電信の説明によって電線が不用となる場合
で︑斯る場合には︑岡一程度の能率をあげるこ\とによ診より少い購買力で足ρるとしている.
二︑資本財生産に転ける帥労働節約的改善の場合として︑資本は生産された資本財を意味するから︑資本財の生産に勢
ゆ ド 働の節約が行われることになり︑資本の必要は櫓饗しても生産高や雇傭量に比例して櫓害しない.從って.生産高が
投下資本に比して多い⁝場合には︑常に資本節約的獲明があると考えられる︒自動電話亙自叙車の穴量⁝生礎の場合が⁝︑
れに該當する︑と言うのである◎
斯る資本節約的敗善が風信を排除することはさ9ながら︑更に利子率低下の墾力をも加える℃ととなる︒・
一71一 ともあれ悔・利子率の上昇は國民分配分における贅本家の瓜刀前を塘解せしめる要素である︒併し﹂これが唯一の要素
ではない︒ w \に技術的進歩よダ生する信用園牧速度の増大は同じような結果之生する︒新獲明は融資を必娑とする.利子率の王昇
と信用阿牧速度の奨に導か煎ながら︑信用に封ずる需要は充されないものとなってくる.通常信用響岩利用され
な.い貨幣は︑利潤愚書の見透しと一般的な投資ブ・ーム期にそなえて信用貨幣︵o謬︵繭騨調も綴感恩に算する︒御斯くズ︐.
利子率も高利率を維持し得る信用貨幣の総額も亦増大する︒利子峯と信粥総額の二つの要因が上昇傾向を示すので︐
三民分配分の貨幣資本の分前も技術的進歩の結果高まつてゆくのである︒.. . 5︑ ︐・
技術的進歩と柑俘って生すゐ贋格の下落は︑貨幣資本の分前を増加せしめるいま一つの要因である︒利子率と信用︐
回牧速度の上昇は唯名降所得のみを塘加せし漏るが幽この増加した名盤所得は普通技術的進歩と共に生する貨幣の購
買力の増加によって︑さらに増加せ.しめられる︒
以上の事柄からして︑國民習配分における資本家の分前の増加は次の三つの婁因による︐
働ゴ利子率のL昇 .. . ⁝
﹁働冒 信用回牧速度の増加
働ψ消費財償格の下落﹁
併し︑次の場合にも注意が佛われなければ激らない︒即ち.集約的な技術的進歩の結果若干の企業者な莫大な損失
を蒙ρたとき︑その資本損失滋信用産制者によって駅馬されることである︒斯る損失は通常資本家の分前の三三に
高い部分を修正することにもなる︒
④ 搾簸蓄藍3答矯塁狽参一遍ミ
技繕的違歩と國罠所得
一7雲一
(4> 〈3) (雲)
技徳的蓮歩と國民所得
泉三義氏γデラ3暴氣攣動・三三的逡歩と失讐研究一︐蓋葦頁︒
泉.
O義氏前掲書二覧六頁一二五七頁︒
戸凶≦峰鎧M浮雛こ弓払お
軍技術的進歩乏利潤
資本の利子も資本の利潤もともに廣義の資本家的利得ではあるが︑資本主義畜生藤において資本利子以上に更に企
業者利潤となる剰飴を生するのは︑・資本主嚢経濟が襲達して莫大な蓄積資本が生じてくみと︑資本そのもの.の職能上
め差異が生じ︑資本所有者である資本家と資本利用者である企業者とた分化するからである︒從って資本家と企業者
の分化の結果として企業者利得としての利潤と利子とに分れるのである︒︑技術的進歩は利潤率を高める︒企業者利潤は賃金︑利子︑地代支彿後の思召であるが︑技術的進歩の結果それは増
加すゐ︒何となれば︑技術的進歩を導入しまうとする刺戟は跳産費の低下による牧釜性の増加という見透しによるか
らである︒ p ズ ︺ ︑ ︑
技術的進歩の程度が大であれば︑技術的進歩を最初にとり入れた企業者の利潤は楽聖する︒シュンベータし︵銅
こQo︸慈営娼簿霧︶のいわゆる創設者利得︵Ω峯謬鋤︒婆¢三髪日︶として示されるもので︑企業者は新結合によ01企業を創設
した當初には最大の利得を獲得する︒これは門般の利潤ではなく超遣利潤である︒シヰンペーターによれば創設者こ
そ磐純饗企讐であるどなし・從って︑飢馨利讐利潤の純饗典型的なものとする働併し︑このことは他ρ
競争者が現われて甜潤を低下せしめない最初の時期に限られる︒集約的な技術的進歩は利潤の莫大な増加を齎らす.
が︑これは技術的進歩を導入した報酬以外の何物でもない︒洋
・斯る場合鳥技術的進歩を導入しない既設のも分.の利潤率は増大しないのみな恕す︑反甥に低落傾向を沸す︒新企業
者な利潤を藤企業者の犠牲において獲得する︒新投資は奮投資の犠牲において能無を得る︒
素的には︑蕎的進歩は利潤率と利響を奨含める要因であるとぎことがで嚢底︒技術的進歩の繁とし
て経学寺詣に動態的要因が浸透してくる︒藁に︑添架生活の動態の面が増す毎に︑利潤並に利潤率を上昇せしめる勢
野が援大しでくる︒言う迄竜なく︑利潤獲得の領域は動態的な維濟よりも静態的な維濟において狭い︒翻態経濟にお
いては企業者利潤は零に近づぐが動態的要因の増大につれて企業育利潤は上昇する︒ ︑・ ・ ︷劇 へ それ故︑技術的進歩は一般に︐論議分配分における企業者の分前を増加せしむる要素であるということができるで
あろう︒﹁
一︶9馨ぎ葺窮酔β璋回8蓉︵ζ≦瞭ぎ雰騰象︒︸肇二ゆ箕鼠︵と鴬掃φ融憩鷺一醤︒◇
申山傍知郎鴇東畑精一雨氏課 三三嚢展の理論三七三賞一三七餌・頁︒
六 技衛的進歩と所有欄係の獲.化
_73一その進歩に参加しない多緻の賓本家の財産をとりあげてしまう︒無慈悲に多鍛の資本家の財産をとりみげて恰も革命 を喪失する︒從前まで牧釜をあげていた工場は牧釜がなくなり︑その資本橿値を失う︒斯くて︑技術的進歩は先づ︑ 技術的進歩は資本における所有關係の攣化を生ぜしめる原因となる︒技術的進歩の結果として︑多籔の工場は牧釜性. 化を考えてみる︒ 内 . ザ これまでは所得分配の技術的進歩による攣化を論じてきたが︑ここでは︑技術的進歩によって生する祈有關係の饗
的みものの豪く振舞う︒そして︑︑その分前を技術面進歩の開拓者達に分ち與える.過渡期の婁素は進歩の要素のため
技徳的遙歩と國民所得 . ・
危瞼に曝らされる場合もある︒集約的な技術進歩は固定資本の全償値の減償を意味す過場合もある︒從って︑斯る資 エへ 一74一の結果︑生塵における固定資本の分前は増加ナる︒叉同時に︑斯る固定資本の橿値はより高度の技術的進歩によつて 技術的進歩による所有關係の攣化の結果︑まつ転読を失うのは資本の不動部分である圃定資本である︒技術的進歩 にその特梅を失われんとし︑三三の僅利は未踏の繰⁝利のために制︑隈される︒ 技術的進歩と醐艮翫得
本の喪失を意味する場合もある︒それ故︑絵りに屯高度な技術的進歩に封して自巳防衛のために産業が︑技術的進歩
を各自勝手に而も競って探用することを避けるために︑必要に慮じてカルデルや猫占の形態が見出されたのである︒︑
自由競争的に技術的進歩を適用することと︑固定資本の累積化とに反封ずるために︑技術的進歩によって危機に見舞
われている各個の力の結合が生み嵩されたのである︑技術的進歩は根本的には︑所有關係を集難せしめる一要因であ
る︒技術的進歩縁莫大な資本を擁し︑敢えげし張網の多い按術的進歩を探物し得る企業者に重なる利潤を齎らす.他方.
限られた資本を有する企業者は︑その進歩に伍して行けす︐その結果は︑他の者によって完全に斎い抜かれ︑︑結局彼
等の資本三値を喪失することとなる︒.
技術的進歩は︑莫大な資本を擁する企業を限乃れた資本のみ⊥か有しない企業者よりも阿域の程度富ましめる・そ
の結果は技術的進歩は所有關係の集中という意味において︑それを攣化せしめる誌婁因である︑欝欝集録は所有關係
ゆ ド ま をの集中と相五って生するととは要℃ない︒併し︑産業集朗︑は所有権の集中を刺戟しまたは促進する︒
こαことを要約すると︑技術的進歩は所有撮管の集申の方向に財産を攣化せしむる重要な要素であるというととに
なる︒所得の分配のところで明らかになった分配の不均等の嬢大と同じ傾向が財産所得の配分においても明らかであ 藁 一 ︒〆.る︒
︵註Y蜀.鵠蓄董帥︸暮こ竈●一器!嶺窮に擦る︒
75 一 一
セ 技術的進歩と職業的墾化
技術的進歩ぼ所有關係や所得分配の糖化のみならす︑重要な職業的攣化をも生ぜしめる︒ ダ 技術的進歩は一方におい℃ 或︑職業集團から塵傭並に生計を奪い︑他方同時に︑他の職業集團に追加的雇傭と遮加
的所得源泉を興える︒力織機ば手織工を失業せしめ トーキーは樂士を︑家庭用電機施設は或程度家庭の勢力を放逐
した︒技術的進歩が最も過酷な障碍︐と不利谷を惹き趨じたのは︑このような領域においてである︒この不利釜は︑同
時に追加的利釜が他に與えられるという事實によって毫もその苛烈さを溺めるものではない︒
技術的進歩は職業的又は里言的規模において轄換を生ぜしめる︒高度の熟練工の勢働は技術的進歩の結果︑より熟
練度の低︑い募働に代えられ︑更にその結果は熟練勢働者の報酬や瀧會的地位は低下する︒中世紀において︑高い計∵曾
的地位を占めていたギルドの親方は︑工場に技術的進歩が浸透して駅逐されてしまった︒ある仕事の輩純化によっ
て︑斯る仕事の遽行者は彼の罐値と重要性を喪失してしまう︒ ゆ 技術的進歩の祉會的︑職業的構造に及ぼす影響力は︑あちゆる場合に通用するような普遍性拡ない︒技.術的進歩
は︑その時期.により或は生産部門の異なるによって異った形態と方向とをとる︒ 岬 濯 瀞 いま︑この間の事情をコーリン・クラーク︵OO芽飼9鎚同工︶の著書h経濟的進歩の諸出域﹂について窺うことにする︒
︵営王昌=ロ︶ ρ︶︼冒臼鴛ぎ睦ちOo同乙一篇9毬︒鳴瞬▲﹈3榊ド〇三凶︒℃巳髪︽沃雛●
金融経濟研究會諜︑コー︾ン・〃ラー〃縛濟的蓮歩の諸條件︒層
なお︑この書が大部のもので両も理解し易いものでないが︑われわれにこれに堕し優れぬ研究的解設害として︑山田雄三教授
﹁世界各國における.國畏所得の比較﹂か利用し得る便宜が與えりれている︒
ク・了クは︑産業を︑第茨︑第二次︑および第三次の三つに類別している︒輩茨産業とは農業薮畜業・水産
技術的進歩と醒民所得
︑
『
一76一ま言ポン・クラ︸の肇の三分類によって諸國簿ける蘂者合の分嚢態と國民所響の關係をみよ 次産業な配給業・運輸業・國家行政︒家庭総務︑その他非物質的用役を亜署するあらゆる業務である︒ つ ぼ 業・林業2狩猟業を包含すゐ︒第二次常業とは製造工業・建築及土木業・鑛業・瓦斯及黒金供給業を包括ずる︒第三 技衛的遙歩と國民所得
う︒この場合︑各國の國民所得を比較するために︑實質所得は窟業人矯一人薫りの國際軍位︵冒暴Φ雛多重霧養一⇔浅歴
略して一・U︶をもって表示されコーリソ・ノラークは︑國際軍位とは︑ 一九二五ーー三四年の期間を挙均して︑合
衆心において一霞が購買しうる財貨並に商務の量宏定義している︒すべでのデータはこの標準に換算される︒ 各國の藪年聞の期間にわたる計籔め槍討から︑次の表が経濟的進歩の種々の水準が︑勢働人欝の分布の比率と極め へ 毎て緊密に結びついているととを示している︒ へ
民所得と有業人嶽分布
腰質所翻 有業人口分布
次業三♂︐
第産次業
転
第産次都
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藻嘩脚り鳳矯玉禦 %擬闘㌶聡敵船αρ第昭硲%η雪加内鍵ω%汐邸鰺醍03弔6ρ組溺師紹師鍋鴛
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魏%甥鋪 鰯捌鱒 ⑳
ラーグ 三三的蓮歩の諸條件 飢7一蟹8頁
叫各國國
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ま か も も麩タドススンヤタド・ス〃ンツソ制僻帥 ン ラサ 櫛挿衆ナ ジ 一 ユ 合力晶 チリ ンラン ィゼ争ギ ス ル 一
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一77一 銀は騰貴するに相違ないし︑從って土地の地代は下落するに相違ないといふことに注意してもよいであろう日と︒ でわれわれは︑商業や巧妙な技術が塘加すると共に︑農業の取引は減少するであろう︑それでなければ︑農民の賃 キユミリアスロアくツ 業よりも工 業による方が利得がはるかに多く︑また工業よりも商 業の方がより多い︒⁝⁝さてこ﹂ ﹁農 ハズバンドー3一 マヌフアクチア . マーヂヤングイX 勢働入口の農業から工業への︑また工業から商業並に鶴舞への移動の楡討を行っている︒ 5. 次に︑コーリン・クラー汐は一六九一年のウィリアム・ペテイ⁝卿︵○幽静ノく鑓登鑑男Φ算く︶の次の言葉を引用して︑ ○○亙・U以下であることが知られる︒︵山田雄三教授︑一︐皇民所得の比較し四二一四三頁参照︶︒ へ は︐イギリズと合衆國であって︑そこでは五〇%に達している︒第一次蚕業が四〇%をκめている國は亭均所得が四 多ぐ︑國妙所.得の低い國ほどこの比率が少くなっている︒即ち膚業人口に封ずる第三次生産者の比率の最も高い國 の 國ほどこの比率が多くなって行くことがわかる︒これに反して︑國民所得の高い國は概して第﹁三次産業の人口比率が 右の表によってみると︑多少の例外はあるが︑幡羅所得の高い國は第一次産業の入口比率が少く︑國民所得の低い
このペテイーの言葉は今日もなほ婁卑して︑彼の時代から現在に至るまで︑第一次産業から第二次及び第三次薩業
技穂的進歩と薗民所得
沸
主要薗有業人・分布の憂化
合 衆 下
掲親日十二十訟
1850
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1870 1880
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60 20
54 23 49 26 43 27 37 29
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27 33
22 32 25 27、
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20 23 25 覗30 34 37 40 46 48
イ ギ リ ス ミ ミ ミ
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78 一
鵜 技衛的進歩と國毘駈得
への伽労働人欝の移動が纏⁝歯しおの︑恐ちく更に数⁝憂
いる︒それがため︑農業人口は減退し︑工業乃至商
工業乃至商業人癖が多くなっているというのである
いまクラークの資料のうちから山田雄三敏授が若
掲げる︒
年次膨次1第遡陣三次
//
ユ882 39 36 25
1串95 33 40 2ナ 1907 27 43i 30
6 192引22 47 31
19331243gi 37
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…
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21
紀にわたって縫溢するであろう︒と雲1ηン・グラークは蓮べて
業に流動七て行やであるσ叉垂穂所得の高い國は農業入口よ概も
干のものを摘録し℃各爾有業入隣分布の時闇的縫化を示した表を 汐
イ タ リ 一 年次錦一衣i第二次第三教
1
カ ナ ダ 嚢年次i箪一翼第二翼第三次
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ソ 聯
年次臨一次1第二女第ミ
11 工4 17 i5 22
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1897 1913 1928 1934
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ミ 年次i第一多ζ第;二i爽、第三
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10 P3 P5@ 202430
5913 18幻20
85 V8 V2@625550
エ872
1887 1897 1912 1920 1930
この表はクラー〃の:資料によって山田雄三教授が作成ぜ
らftたものぐあろ(「1藝:凄欝こ弓手琴の上ヒli炭」 46頁より穆!刀毎)。
そこには殆ど例外なく第〜次三業入口
⑳減退と第 三次赤照粟人口の一増加傾向が
嚇看取される︒ここでクラークが︑H本 のの場ムロについて蓮べているが︑口本が
・一八七二年において︑第︐一次生産が有
業人口の八五%という極度に高い比率︑
を占めていたが︑これは當時行わはれ
ていた極度の一貧困と︑経三組⁝織の極め
て原始的な欺態とを示すものである︒
一八九七年には︑この比峯が七一・八
%へ低落はしたが︑なお臼本の就會に
器ける一人冠り亭均實質所得の極度の
低い水準と關聯をもつていたとする︒
一79一わゆる潜在失業の事實とこれによる生活水準の蟹迫を見るのである︒ 業雇傭によって吸牧されるからである︑この黙︑一般的傾向と懸け離れた砂粒的な樺相がうかがわれる︒ここに︑い 況の結果であって︑日本の第三次産業人口が第二次産業より高いのは︑クラーク㊧育う如く︑飴剰入口が主として商 第二次産業の人口が一九二〇年乃至三〇年において相當の低落を示しているが斗これは山田教授の言われるように不
一般に第一次産業の耳隠が減じ︑第三次薩業の入口増加の傾向があるのは如何なる原閃によるかを︑クラ3クはそ
技術的進歩と國民所得
技衛的逡歩と國昆所得 酬 メ ゴ の各汝について考察しているが︑いまそれを婁約すれば次の如くになる︒鍬笙譲業については・蕩叉は土地を減少℃箋こを速て嚢の牧鑑婆回避する傾向が脅︑耀翌
一 スや日本のような國に熱いてはそれが顯著に現われている︒クラークは農業技術の進歩を強調して︑品樋σ改良とか
施肥などの涛含蔓遷婦さ蓼ざ的技術︑即ち生病斑.土壌學毒筆達が過去の農業生産力をもたらした﹃つの大きな原因とみ
ている︒更に︑農業の機械化もわれわれの技術的進歩の一つみしてその原因に加えうるのである.斯くて馬第一次薩
業にりいては.生産力の増大によつて︑第一次藤業の人艮比率を減退せしめることになる︒また痴愚者一入當りの所 な セ も 得が増大するにつれて︑第一次生面物に謁する消費の絶唱額は囎記するが︑第一次生産物に劃する需要の弾力性は︸
般に小であることからして︐第一次産業の有業者比率を減弱せしめる︐であろう・
第二次産業については︑需要の弾力性は第﹂次よレも大であるが︑それがために第二次生産物は田頭低下を來し︑
簿 瀞 他方牧釜師滅の利釜も同様に殆ど完全に治費潜に繭一嫁されて貨幣面に現われす.而もクラークは工場に器ける牧釜逓
増が最近の事情では大膿頂黙に幽したと見ている︒そこに失業込登竜短縮との現象を認め︑主として先進工業國に器
いては資本投下が工業よりも他の用途へ移行しつつあることを指摘している︒
次に︑第三次産業に包括される商業.交通その他の用役には︑金融的用役を例外として國際取引に關係しないので
︑﹁世界償格﹂な惹ものは殆ど考えられない.この産業は圃際的にも國内的にも地域的移動少いため便格低下を促すこ
とが少い.從って︑クラークによれば第三次勲業所得は各國の間にかなりの隔差を示しているが︑第一次・第二次産
業に比しはるかに高い生濠ガをもっことが知られる︒このことが入口の第三次濠業への急速な移動の原因となるもの
であり︑またこれが重扇に器ける國民所得の水準を決定する最も重要な要因であるとする︒
更に︑われわれはクラークの言う今後籔世紀にわたって糠属するであろう第三次産業部門への人海の流入につい
わ へて態ツワイクによって少しく立入ってみることにする︑ ︑
.十九世紀においては︑技術的進歩的進歩はまつ勢働者階級の恒常的な藪的増大という姿をもつて現われてきた︒そ
し℃︑この増加は絶封的にもまた帥労働階級の全肚愈に封ずる割合も間えす増大しつ﹄あったのである︒勢働階級の相 ぷ謝嘉言加に俘って︑農民の籔的な減退が生じた︒しかし︑下働の合理化が技術的進歩の重要な地位を占めるに至った
二十世紀に驚いては︑新しい傾向が現われてきたのである︒多籔の新しい階級︑即ち智的︑事務的 労働者︵亀︒認○乙
毛◎旨︒謎︶の増加が顯著になった︒それは︑仕事の合理化の結果必要となった管理的叉は統計的機能や李常の事務を
型にはまったものと・することによつて生じてきたのである︒
このことは︑でギツス︑ドイツ︑合衆國にも明らかに見られる︒イギリスにおいては︑多撒の智的︑事務的勢働者
が㌦九〇七年の八%から一九二四年には一一・五%に増加した︒
ドイツにおいて︑工業や手工業に雇傭された割合は次表の如くである︒
汐ぎ90墓5へ.O鴬諺轟霧富冨塾︒譲£一呼艦影3鎌霧毫乞︸墨書・糞菩ヨ濱︒鑓農.・≧︒三く塗哩
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}{一 一
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1895i33%3.3%
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1925
転
一81一傾向にある.というのは︑技術的進歩は事務的勢働者の仕事をも機械化したからである︒事務所の仕事は︑ 智的︑事務諸勢働者階級は︑最近補えす増加してゆく︒
イター・計算器・型に嵌った事務によつて機械化したからである︒從って︑事務的な仕事は一般的な勢働と許し︑
技衛的逡歩と國畏所得 駿輪島室Φ・誓︸瓦樽蛋巳こ︒&ξ◎豪ぎ.忌︒︒ち◎圃・3多.回ツワイク箭掲書より引用︒ ドイツでは一九〇七年に︑ 五一四万人の艸労働者と三一八万竜千人の事務帥労働者であっ へたのが︑一九二五年には︑前者は五五三万九千入︑後者は五二七万四千人となったq︐合 の衆國では︑ 一九二〇年には事務勢働者の七・五%が一九三〇年には八・こ%になった︒ しかし︑この増加はプロレタリア化の過程と俘って進行する タイプラ 叉
一82_
態 技衛的進歩と閣昆所得
酬いられるてとの甚だ少いものとなつ℃きた︒
︵註︶ 以上のツワイクの所銀説の事務系麟〃働者と一般麟〃働者との報酬隔差の減少傾向について︑は〃ラ婁〃によれば︑断る隔差の縮
まることは︑合衆國につ・いて言幻ばハイ・スルー蕨の利用度が櫓し糞ことが最も大きな原閣であっ糞ことであるう︑と言ってい
る︒ダグラスによればハイ・スクールの學生籔が一八九〇年のこ九万八千人から一九二四年のこ七菰万五千人へと櫓加し敦こと な指摘していεのであるG ︑ 崩 ︐ 一 ・ 爵 一
合衆國工業賃金郵諸給料
(工業賃金=1◎◎)
︸
綱宮吏%綜教家%
年次 事務員%
至論㎜筋虜
筋脳勝α慨
協三一馬防
強縮齪靭%
1890
エ900
1931 1924 1934
上記の表はグラ{クの表を整理されむ由田 二一ヂ國民所得の比較」96頁より引用。
次に︑やはりこの第三次産業に見られる第二の⁝攣化として
商業化の過程ρ霞財¢鷲08湊oh︒O艮暴Φぎ欝甥碁簿︒鴇じ即ち︑
就會に於ける配給と交換の機能の増大があげられる︒これは
さきにクラークについて見た如く︑第二次薩業人口の相勤的
減少に俘って生する︒
技術的進歩は︑配給機構の重要性とその活動範團とを恒久
的に増大せしむる傾向にある︒欄給と用役の仕事に増加人口
の大部分が吸牧される︒このことは︑商晶生産が弓術的進歩
によって段々容易となってきたが︑販費の方がより困難にな
ったという三三によって生する︒増夫しつりあるストックは
より大なる配給機構を必要とする︒他方︑配給︑交換の商業における技術的進歩は生藤過租ほど高度化していない︒
斯くて︑増進しつつある第二次産業の生産が少籔の帥労働者によって賄われる一方︑・漸次増大し複難しつつある配給
機樗は多方の艸労働者をも吸饗する︒経濟生活の複雑性の増大︑需要の多様性の据大︑渾輸交通による移動の増加︑経
濟制度の一般的な官僚化︵ご霞Φ磐霧暮貯欝賦9ここれらすべてが生産過租以外にある勢務を漸笑要求してくるので