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Integrated Mirroring SAS ユーザーズガイド

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(1)

Integrated Mirroring SAS

ユーザーズガイド

B7FY-2541-01 Z0-00

本書の構成

本書をお読みになる前に

安全にお使いいただくための注意事項や、本書の表記について説明しています。

必ずお読みください。

1 章 概要

ディスクアレイの概要と、構成についての注意事項、アレイ構成の流れについ

て説明します。

2 章 アレイの構成と管理 [BIOS Utility]

BIOS Utility の設定手順について説明します。BIOS Utility は、アレイコントロー

ラの設定と管理を行うための基本的なユーティリティです。

3 章 ご使用前の準備

デバイスドライバのアップデート方法やホットフィックスの適用方法について

説明します。

4 章 アレイの構成と管理[ServerView RAID]

ServerView RAID Manager の機能概要や動作環境、インストール方法、使用方法

などについて説明します。

5 章 アレイの構成と管理[GAM]

GAM(Global Array Manager)の機能概要や動作環境、インストール方法、使用

方法などについて説明します。

6 章 ハードディスクの交換

ハードディスクの交換方法など、メンテナンスに関することを説明します。管

理ツールにより手順が異なりますので、ご使用の管理ツールの説明をご覧くだ

さい。

7 章 リビルド設定

オートリビルドおよびファーストリビルド設定の確認と変更方法について説明

します。

付録

ServerView RAID と GAM のイベントコード、本アレイコントローラの使用上の

注意について説明します。

(2)

本書をお読みになる前に

本書をお読みになる前に

本書は、アレイコントローラ(Integrated Mirroring SAS)をご使用になるための説

明書です。

本書の表記

■ 本文中の記号

本文中に記載されている記号には、次のような意味があります。

■ キーの表記と操作方法

本文中のキーの表記は、キーボードに書かれているすべての文字を記述するのではなく、説

明に必要な文字を次のように記述しています。

例:

【Ctrl】キー、【Enter】キー、【→】キーなど

また、複数のキーを同時に押す場合には、次のように「+」でつないで表記しています。

例:

【Ctrl】+【F3】キー、【Shift】+【↑】キーなど

■「

CD/DVD ドライブ」の表記について

本書では、

CD-ROM ドライブ、DVD-ROM ドライブなどを「CD/DVD ドライブ」と表記して

います。お使いの環境に合わせて、ドライブ名を読み替えてください。

■ コマンド入力(キー入力)

本文中では、コマンド入力を次のように表記しています。

• ↑の箇所のように文字間隔を空けて表記している部分は、【Space】キーを 1 回押してくだ

お使いになるときの注意点や、してはいけないことを記述しています。 必ずお読みください。 操作に関連することを記述しています。必要に応じてお読みください。 (→P.xx) 参照ページや参照マニュアルを示しています。

(3)

本書をお読みになる前に

■ 画面例およびイラストについて

表記されている画面およびイラストは一例です。実際に表示される画面やイラスト、および

ファイル名などが異なることがあります。また、このマニュアルに表記されているイラスト

は説明の都合上、本来接続されているケーブル類を省略していることがあります。

■ 連続する操作の表記

本文中の操作手順において、連続する操作手順を、

「→」でつないで表記しています。

■「

PRIMERGY スタートアップディスク」について

本書で記載の「

PRIMERGY スタートアップディスク」は、PRIMERGY 本体に添付されてい

ます。ただし、ご購入の機種によっては、

PRIMERGY ドキュメント & ツール CD」が添付

されている場合があります。この場合は、本書で記載の「PRIMERGY スタートアップディス

ク」を「

PRIMERGY ドキュメント & ツール CD」に読み替えてください。

ServerView Operations Manager / ServerView について

本書で記載の「ServerView Operations Manager」は、ご購入の機種によっては、「ServerView」

が添付されている場合があります。この場合は、本書で記載の「

ServerView Operations

Manager」を「ServerView」に読み替えてください。

Server Core インストールオプションについて

本書では、

Windows Server 2008 オペレーティングシステムを Server Core インストールオプ

ションにてインストールした環境を

Server Core と表記しています。

例: 「スタート」ボタンをクリックし、「すべてのプログラム」をポイントし、「アクセサリ」を クリックする操作

(4)

本書をお読みになる前に

■ 製品の呼び方

本文中の製品名称を、次のように略して表記します。

製品名称 本文中の表記

Integrated Mirroring SAS 本アレイコントローラ、本製品 Microsoft® Windows Server® 2008 Standard

Microsoft® Windows Server® 2008 Enterprise

Microsoft® Windows Server® 2008 Standard without Hyper-V™ Microsoft® Windows Server® 2008 Enterprise without Hyper-V™

Windows Server 2008 または Windows Server 2008 (32-bit)、 Windows Server 2008 (64-bit)

Windows

Microsoft® Windows Server® 2003, Standard Edition Microsoft® Windows Server® 2003, Enterprise Edition Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Standard Edition Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Enterprise Edition

Windows Server 2003

Microsoft® Windows Server® 2003, Standard x64 Edition Microsoft® Windows Server® 2003, Enterprise x64 Edition Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Standard x64 Edition Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Enterprise x64 Edition

Windows Server 2003 x64[注1]

Microsoft® Windows® 2000 Server Microsoft® Windows® 2000 Advanced Server

Windows 2000 Server

Microsoft® Windows Vista® Business Microsoft® Windows Vista® Ultimate Microsoft® Windows Vista® Enterprise

Windows Vista

Microsoft® Windows® XP Professional Windows XP

Microsoft® Windows® 2000 Professional Windows 2000 Professional

Red Hat Enterprise Linux 5(for x86) Red Hat Linux Linux RHEL5(x86)

Red Hat Enterprise Linux 5(for Intel64) RHEL5(Intel64) Red Hat Enterprise Linux AS(v.4 for x86) RHEL-AS4(x86) Red Hat Enterprise Linux ES(v.4 for x86) RHEL-ES4(x86) Red Hat Enterprise Linux AS(v.4 for EM64T) RHEL-AS4(EM64T) Red Hat Enterprise Linux ES(v.4 for EM64T) RHEL-ES4(EM64T) Red Hat Enterprise Linux AS(v.3 for x86) RHEL-AS3(x86) Red Hat Enterprise Linux ES(v.3 for x86) RHEL-ES3(x86)

(5)

本書をお読みになる前に

参考情報

PRIMERGY 情報の提供について

各種ドライバや

BIOS、ファームウェア、添付ソフトウェアなどの最新モジュールを、次の弊

社インターネット情報ページにて提供しております。システム安定稼動のため、常に最新モ

ジュールを適用して運用されることを推奨します。

http://primeserver.fujitsu.com/primergy/

なお、最新モジュールのダウンロード、および適用作業につきましては、お客様自身で実施

いただきますようお願いいたします。

弊社にて作業実施をご依頼されるお客様は、有償にて承っております。弊社担当営業、また

は販売店までお問い合わせください。

商標および著作権について

Microsoft、Windows、Windows Server、Windows Vista、Hyper-V は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他 の国における登録商標または商標です。

Linux は、Linus Torvalds 氏の米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。

Red Hat および Red Hat をベースとしたすべての商標とロゴは、米国およびその他の国における Red Hat, Inc. の商標ま たは登録商標です。

SUSE は、米国 Novell, Inc. の事業部である SUSE LINUX AG. の登録商標です。

LSI Logic、Global Array Manager(GAM)、Integrated Mirroring は、米国 LSI Logic Corporation の登録商標または商標です。 その他の各製品名は、各社の商標、または登録商標です。

その他の各製品は、各社の著作物です。 Copyright FUJITSU LIMITED 2009

(6)

1 章 概要

1.1 アレイコントローラご使用の流れ . . . 11

1.2 ディスクアレイ構成の概要 . . . 12

1.2.1

アレイコントローラの仕様 . . . 12

1.2.2

ディスクアレイとは

. . . 13

1.2.3

RAID レベル . . . 13

1.2.4

ロジカルドライブ(Logical Drive) . . . 14

1.2.5

ハードディスクの状態確認 . . . 15

1.3 ディスクアレイ構成における機能 . . . 17

1.3.1

ロジカルドライブの初期化 . . . 17

1.3.2

リビルド(Rebuild) . . . 17

1.3.3

メディアベリフィケーション(Media Verification) . . . 19

1.3.4

ハードディスクの故障予測機能(

PFA / S.M.A.R.T.) . . . 19

1.4 運用前の留意事項 . . . 20

1.4.1

本製品使用時の注意事項 . . . 20

1.4.2

使用ハードディスクの注意事項

. . . 20

1.5 運用中の留意事項 . . . 21

1.5.1

アレイコントローラ使用時の注意事項 . . . 21

1.5.2

Windows 2000 Server 環境で ServerView RAID をご使用の場合 . . . 21

2 章 アレイの構成と管理[BIOS Utility]

2.1 BIOS Utility の起動と終了 . . . 24

2.1.1

BIOS Utility の起動 . . . 24

2.1.2

BIOS Utility の終了 . . . 25

2.2 BIOS Utility の画面構成 . . . 27

2.3 各情報の参照 . . . 28

2.3.1

アレイコントローラ情報の参照 . . . 28

2.3.2

ロジカルドライブ情報とハードディスク情報の参照 . . . 31

2.4 ロジカルドライブの作成と削除 . . . 36

(7)

3 章 ご使用前の準備

3.1 デバイスドライバのアップデート . . . 54

3.1.1

ドライバのアップデート(Windows Server 2008) . . . 54

3.1.2

ドライバディスクの作成(

Windows Server 2003 / Windows 2000 Server)

. . . 56

3.1.3

ドライバのアップデート(Windows Server 2003) . . . 57

3.1.4

ドライバのアップデート(Windows 2000 Server) . . . 58

3.2 ホットフィックスの適用 . . . 60

4 章 アレイの構成と管理[ServerView RAID]

4.1 ServerView RAID の機能概要と動作条件 . . . 62

4.1.1

ServerView RAID の概要 . . . 62

4.1.2

ServerView RAID の使用条件 . . . 63

4.1.3

ServerView RAID へのアクセス権限 . . . 65

4.1.4

Linux 環境でのご使用について . . . 66

4.1.5

ネットワーク経由での操作について

. . . 66

4.1.6

ServerView RAID と GAM との混在について . . . 68

4.2 ServerView RAID のインストール[Windows] . . . 69

4.2.1

ServerView RAID のインストール手順 . . . 69

4.2.2

ServerView RAID のアンインストール手順 . . . 71

4.3 ServerView RAID Manager の起動と終了 . . . 72

4.3.1

ServerView RAID Manager 使用前の準備と留意事項 . . . 72

4.3.2

ServerView RAID Manager の起動とログイン . . . 73

4.3.3

ServerView RAID Manager の終了 . . . 75

4.4 ServerView RAID Manager の画面構成 . . . 76

4.4.1

起動画面の構成と機能 . . . 76

4.4.2

メニュー構成と機能 . . . 78

4.4.3

ツリービューの画面構成 . . . 80

4.5 ServerView RAID の設定 . . . 83

4.6 リビルド (Rebuild) . . . 86

4.7 各状態の確認[ServerView RAID Manager] . . . 87

4.7.1

サーバの状態確認 . . . 87

4.7.2

アレイコントローラの状態確認 . . . 88

4.7.3

ハードディスクの状態確認

. . . 90

4.7.4

ロジカルドライブの状態確認

. . . 91

4.7.5

バックグラウンドタスクの進捗状況参照 . . . 93

5 章 アレイの構成と管理[GAM]

5.1 GAM の機能概要と動作環境 . . . 98

5.1.1

GAM の概要 . . . 98

5.1.2

GAM の使用条件 . . . 99

(8)

5.1.3

GAM へのアクセス権限 . . . 100

5.1.4

Linux 環境でのご使用について . . . 101

5.1.5

ネットワーク環境でのご使用について . . . 102

5.1.6

ServerView RAID と GAM との混在について . . . 104

5.2 GAM のインストール[Windows] . . . 105

5.2.1

GAM のインストール手順 . . . 105

5.2.2

GAM のアンインストール手順 . . . 108

5.3 GAM の起動と終了 . . . 111

5.3.1

GAM の起動とサインオン . . . 111

5.3.2

GAM の終了 . . . 112

5.4 GAM の画面構成 . . . 113

5.4.1

起動画面の構成と機能 . . . 113

5.4.2

メニュー構成と機能 . . . 115

5.4.3

ツールバーアイコン

. . . 117

5.4.4

Controller View の起動と画面構成 . . . 118

5.5 サーバグループとサーバの設定 . . . 120

5.6 各状態の確認[GAM] . . . 122

5.6.1

イベント . . . 122

5.6.2

アレイコントローラの状態確認 . . . 124

5.6.3

ハードディスクの状態確認

. . . 127

5.6.4

ロジカルドライブの状態確認

. . . 130

5.6.5

バックグラウンドタスクの進捗状況確認 . . . 132

5.7 リビルド (Rebuild) . . . 133

6 章 ハードディスクの交換

6.1 ハードディスクの交換方法[ServerView RAID] . . . 135

6.1.1

対象ハードディスクの確認[ServerView RAID] . . . 135

6.1.2

故障したハードディスクの交換[

ServerView RAID] . . . 136

6.1.3

ハードディスクの予防交換[ServerView RAID] . . . 138

6.2 ハードディスクの交換方法[GAM] . . . 142

6.2.1

対象ハードディスクの確認[

GAM] . . . 142

6.2.2

故障したハードディスクの交換[GAM] . . . 143

6.2.3

ハードディスクの予防交換[GAM] . . . 145

(9)

7.4 リビルド設定の変更と確認 . . . 153

7.4.1

リビルド設定の変更 . . . 153

7.4.2

リビルド設定の確認 . . . 154

7.5 ロジカルドライブが存在する場合の設定変更 . . . 155

付 録

A ServerView RAID イベントログ一覧 . . . 158

B GAM イベントログ一覧 . . . 179

C 本アレイコントローラの使用上の注意. . . 193

C.1

アレイコントローラの交換について . . . 193

(10)

1 章

概要

ディスクアレイの概要と、構成についての注意

事項、アレイ構成の流れについて説明します。

1.1 アレイコントローラご使用の流れ . . . .

11

1.2 ディスクアレイ構成の概要 . . . .

12

1.3 ディスクアレイ構成における機能 . . . .

17

1.4 運用前の留意事項 . . . .

20

1.5 運用中の留意事項 . . . .

21

(11)

1.1 アレイコントローラご使用の流れ

1.1 アレイコントローラご使用の流れ

ディスクアレイコントローラを使用する際の作業の流れは次のとおりです。

アレイタイプのサーバ(アレイコントローラおよび

OS がインストールされたタイプ)を購

入され、サーバの開封処理中に管理ツールのインストールまで完了した場合は、次の

5 以降

を実施してください。

また、Linux インストール代行サービスバンドルタイプをご購入の場合は、OS および管理

ツールのインストールは終了していますので、次の

6 以降を実施してください。

6. 管理ツールの使用環境を準備する

5. デバイスドライバをアップデートする

4. 管理ツールをインストールする

3. OSをインストールする

2. ディスクアレイを構築する

1. ディスクアレイを設計する

OS䉟䊮䉴䊃䊷䊦೨䈮䇮BIOS Utility䉕૶䈦䈩䊂䉞䉴䉪䉝䊧䉟䉕᭴▽䈚䉁䈜䇯 OS䈱䉟䊮䉴䊃䊷䊦ᣇᴺ䈮䈧䈇䈩䈲䇮䉰䊷䊋䈮ᷝઃ䈱䊙䊆䊠䉝䊦䉕 䈗ⷩ䈒䈣䈘䈇䇯 䉁䈢䇮䉟䊮䉴䊃䊷䊦䈱㓙䈲䇮ᰴ䈱੐㗄䉕䈗⏕⹺䈒䈣䈘䈇䇯 ᰴ䈱▤ℂ䉿䊷䊦䉕䉟䊮䉴䊃䊷䊦䈚䈩䈒䈣䈘䈇䇯 䉟䊮䉴䊃䊷䊦ᣇᴺ䈮䈧䈇䈩䈲䇮ᧄᦠ䈱ฦ䉿䊷䊦䈱┨䉕䈗ⷩ䈒䈣䈘䈇䇯 䇭䊶ServerView RAID㩷䌛ᵈ㪈䌝

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(12)

1.2 ディスクアレイ構成の概要

1.2 ディスクアレイ構成の概要

ディスクアレイの概要(RAID レベルとロジカルドライブ)と機能について説明し

ます。

1.2.1 アレイコントローラの仕様

本書で説明するアレイコントローラの仕様は、次のとおりです。

項目 内容

製品名 型名なし(LSI SAS 1068) 型名なし(LSI SAS 1064E) RAID 0/1 SAS 4P (LSI SAS 1064E) サーバへの搭載 オンボード[注1] オンボード[注1] PCI-E スロット搭載用

カード インターフェース SAS(Serial Attached SCSI)

ポート数 8 ポート 4 ポート 4 ポート キャッシュメモリ および容量 なし サポートOS サーバ本体がサポートするOS 管理ツール OS をインストールする前にディスクアレイを構築するツール(BIOS Utility)と、 OS 上でアレイコントローラを監視/管理するためのツール(ServerView RAID、 GAM)があります。 アレイコントローラをご使用の際は、必ず管理ツールをインストールしてくださ い。

ServerView RAID と GAM はどちらか一方のみをインストールして使用します。ど ちらを使用するかは、アレイコントローラ ドキュメント&ツール CD 内の ReadmeJP.html をご覧ください。 ・BIOS Utility 本アレイコントローラ上のBIOS ユーティリティです。 「第2 章 アレイの構成と管理 [BIOS Utility]」(→ P.23) ・ServerView RAID 「第4 章 アレイの構成と管理[ServerView RAID]」(→ P.61)

・Global Array Manager (GAM)

(13)

1.2 ディスクアレイ構成の概要

1.2.2 ディスクアレイとは

ディスクアレイまたは

RAID(Redundant Array of Independent Disks)は、アレイコントローラ

と複数のハードディスクを用いて、単体ハードディスクよりも性能および信頼性を向上させ

るシステムです。

各ハードディスクに対するアクセスはアレイコントローラによって制御されます。制御方法

には、いくつかの異なる種類があり、

RAID レベルとして定義されています。

また、冗長性を持つ

RAID レベルを使用することにより、1 台のハードディスクが故障した

ときでも、データを損失せずにシステムを継続して運用できます。

1.2.3 RAID レベル

RAID レベルには、いくつかの種類があり、それぞれ異なった性質を持っています。

本アレイコントローラでは、

RAID 1 のみをサポートしています。

RAID 1(ミラーリング)

ミラーリングとは、まったく同じデータを

2 台のハードディスクに二重化して書き込む機能

です。RAID 1 のディスクアレイ構成で運用する場合、ハードディスクの冗長化により、常に

2 台のハードディスクには同一のデータが書き込まれています。片方のハードディスクが故

障して冗長性がなくなった状態(クリティカル状態)でも運用は継続されます。

RAID 1 は必ず 2 台のハードディスクで構成され、実際に使用できる容量はハードディスク 1

台分の容量になります。

重 要

` RAID 1 では、片方のハードディスクが故障した状態(クリティカル状態)でも運用は継続されます。 しかし、ハードディスクが2 台とも故障した場合は、データが失われてしまいます。ロジカルドライ ブがクリティカル状態になったときは、できるだけ早く故障したハードディスクを交換し、冗長性を 回復させてください。 ハードディスクの交換方法については、「第6 章 ハードディスクの交換」(→ P.134)をご覧くださ い。 RAID レベル ハードディスク台数 使用できる総容量 冗長性 RAID 1 2 ハードディスク1 台の容量 あり D-2 D-3 D-1 D-2 D-3 D-1 D-1 D-2 D-3 䊂䊷䉺 䉝䊧䉟䉮䊮䊃䊨䊷䊤 䊊䊷䊄䊂䉞䉴䉪1 䊊䊷䊄䊂䉞䉴䉪2

(14)

1.2 ディスクアレイ構成の概要

POINT

` 冗長性の有無に関わらず、万一の場合に備えて、データのバックアップはできるだけ頻繁に行ってく ださい。

1.2.4 ロジカルドライブ(Logical Drive)

ロジカルドライブとは、ディスクアレイを構成した場合に作成される論理的なハードディス

ク空間のことです。

OS 上からは単体ハードディスクと同じように認識されます。

次の図のように、RAID 1 では、2 台のハードディスクを使って 1 つのロジカルドライブを構

成しますが、OS 上からは 1 台のハードディスクが接続されているように認識されます。

重 要

` ロジカルドライブ内のハードディスクは原則として同一型名(同容量、同回転数)のものを使用して ください。 ` 本アレイコントローラがサポートしているロジカルドライブの数は、1 つのみです。 ` 本アレイコントローラでは、ロジカルドライブの作成直後は冗長性のない状態になっており、冗長性 のある状態で使用するために、ロジカルドライブの初期化を行う必要があります。詳細については 「1.3.1 ロジカルドライブの初期化」(→ P.17)をご覧ください。

■ ハードディスク故障時の状態

例えば、

1 台のハードディスクが故障したとすると、ロジカルドライブは冗長性がない状態

(クリティカル状態)になります。

さらにもう

1 台のハードディスクが故障すると、ロジカルドライブは使用不可能(オフライ

ン状態)となります。

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(15)

1.2 ディスクアレイ構成の概要

1.2.5 ハードディスクの状態確認

ハードディスクとロジカルドライブの状態を常に把握し、故障や故障予測が検出されている

場合は交換してください。

POINT

` 状態表示は、各管理ツールにより異なります。表示については、ご使用の管理ツールの説明箇所をご 覧ください。 ・BIOS Utility 「2.3.2 ロジカルドライブ情報とハードディスク情報の参照」(→ P.31) ・ServerView RAID 「4.4.3 ツリービューの画面構成」(→ P.80) ・GAM 「5.4.4 Controller View の起動と画面構成」(→ P.118)

` ServerView RAID または GAM が正しく動作していると、ロジカルドライブやハードディスクに異常が 発生した場合にイベントとしてログに記録します。 「付録A ServerView RAID イベントログ一覧」(→ P.158) 「付録B GAM イベントログ一覧」(→ P.179)

■ ロジカルドライブの状態

ロジカルドライブには、次の状態があります。

■ ハードディスクの状態

ハードディスクの状態には、次の状態があります。

状態 意味 オンライン ロジカルドライブは正常に稼動しています。 クリティカル 冗長性のあるロジカルドライブ(RAID 1)が、1 台のハードディスクの故障によ り、冗長性のない状態で稼動しています。故障したハードディスクをできるだ け早く交換し、オンライン状態に修復する作業(リビルド)を行ってください。 ハードディスクの交換とリビルドの実行方法については、「第6 章 ハードディス クの交換」(→P.134)をご覧ください。 オフライン ロジカルドライブが稼動していないことを示します。ロジカルドライブ中の ハードディスクが複数台故障した場合に発生し、この場合はロジカルドライブ 中のデータは失われます。 状態 意味 オンライン ディスクアレイに含まれており、正常に動作しています。 未使用 ディスクアレイに含まれておらず、未使用状態です。ハードディスクは、正常 に動作しています。 故障 故障しているため、データの読み書きが不可能な状態です。ハードディスクを 交換し、リビルドを実行してください。ハードディスクの交換については、「第 6 章 ハードディスクの交換」(→ P.134)をご覧ください。 オフライン アレイコントローラにより、データの読み書きが禁止されています。再度使用 するためには、リビルドを実行する必要があります。 リビルド ハードディスクに対してリビルドが実行されています。

(16)

1.2 ディスクアレイ構成の概要

重 要

` 故障状態のハードディスクが存在する場合は、ハードディスクに異常が発生し、冗長性のない状態で 動作している可能性があります。早急にハードディスクを交換する必要があります。ハードディスク の交換については、「6.1.2 故障したハードディスクの交換[ServerView RAID]」(→ P.136)、「6.2.2 故障したハードディスクの交換[GAM]」(→ P.143)をご覧ください。

POINT

` 本アレイコントローラでは、ロジカルドライブを構成するハードディスクに対して、冗長性管理のた めの優先順位(プライマリおよびセカンダリ)が設定されます。 ハードディスクが故障した場合は、故障していない側のハードディスクがプライマリに設定されま す。また、リビルドはプライマリ側からセカンダリ側に対して実行されます。 故障予測 現在は正常に動作していますが、近い将来に故障する可能性があります(PFA/ S.M.A.R.T. 機能による故障予測の状態)。「第6 章 ハードディスクの交換」(→ P.134)をご覧になり、なるべく早くハードディスクの予防交換を行ってくださ い。 状態 意味

(17)

1.3 ディスクアレイ構成における機能

1.3 ディスクアレイ構成における機能

ディスクアレイ構成における、各機能について説明します。

1.3.1 ロジカルドライブの初期化

ロジカルドライブを冗長性のある状態で使用できるようにするために、ロジカルドライブを

構成するハードディスクの一貫性を整える初期化処理を行う必要があります。

本アレイコントローラでは、ロジカルドライブの作成直後は冗長性のない状態になっており、

プライマリ側のハードディスクにのみデータが格納されています。

ロジカルドライブの初期化は、リビルドによって行われます。リビルドについては、

1.3.2

リビルド(

Rebuild)」(→ P.17)

をご覧ください。

重 要

` 初期化が完了するまでロジカルドライブは冗長性のない状態になっていますので、プライマリ側ハー ドディスクが故障すると、データは失われます。 ` 初期化を開始する前は、セカンダリ側ハードディスクは使用できないため、ハードディスク故障ラン プが点灯します。 ` 初期化はリビルドによって行われるため、初期化実行中はセカンダリ側ハードディスクのハードディ スク故障ランプが点滅します。

1.3.2 リビルド(Rebuild)

あるロジカルドライブ中の

1 台のハードディスクが故障しても、冗長性を持っている場合

RAID 1)は、クリティカル状態で稼動します。しかし、さらにハードディスクがもう 1 台

故障してしまった場合は、ロジカルドライブは使用不可能(オフライン状態)になってしま

います。リビルド(

Rebuild)とは、クリティカル状態のロジカルドライブを正常状態(オン

ライン状態)に修復する機能です。

リビルド処理は、通常

I/O と並行してバックグラウンドで処理されます。リビルド実行中は、

ロジカルドライブがクリティカル状態となっており、冗長性は失われたままです。リビルド

が完了した時点でオンラインに戻ります。

ご使用のサーバによっては、次の機能が使用可能です。適用サーバについては、

7.1.1 適用

サーバ」

(→

P.149)

をご覧ください。

(18)

1.3 ディスクアレイ構成における機能

■ オートリビルド(

Auto rebuild)

本機能が有効の場合、故障したハードディスクを新しいハードディスクに交換した後、管理

ツールの操作なしに自動的にリビルドが実行されます。ただし、ハードディスクやインタ

フェースの間欠故障が発生して、ハードディスクが切り離された後に故障が一時的に復旧す

ると、復旧時またはサーバの電源オフ・オンや再起動後にリビルドが開始されます。その場

合は、

6.1.3 ハードディスクの予防交換[ServerView RAID]」(→ P.138)

に従って、故障し

たハードディスクを交換する必要があります。

本機能が無効の場合または適用外サーバの場合は、ハードディスク交換後に管理ツールから

手動でリビルドを実行する必要があります。

■ ファーストリビルド(

Fast rebuild)

本機能が有効の場合、リビルド実行中にリビルド先のハードディスクのみライトキャッシュ

を有効にします。リビルド時間が短縮されますが、リビルド完了前にサーバ本体のシャット

ダウンや再起動を行うと、次回起動時に最初からリビルドが実行されます。リビルドを完了

させるためにはリビルド完了まで連続運用する必要があります。リビルドが完了するとハー

ドディスクのライトキャッシュは無効になります。

本機能が無効の場合または適用外サーバの場合は、リビルド実行中にシャットダウンや再起

動を行うと、前回中断した位置の続きからリビルドが再開されます。

無負荷時:リビルド中、ロジカルドライブへのアクセスが一切無い場合の完了時間。 高負荷時:リビルド中、常にロジカルドライブへ高負荷のアクセスを続けた場合の完了時間。

重 要

` リビルド(オートリビルド、ファーストリビルド)には適用に条件があります。「7.1.1 適用サーバ」 (→P.149)をご覧になり適用条件を確認してください。 ` オートリビルドおよびファーストリビルドは、ロジカルドライブ作成前に設定し、ロジカルドライブ 作成後は原則として変更しないでください。ロジカルドライブが存在する状態で設定を変更する場 合、既存のロジカルドライブを一旦削除した後、再度作成する必要があります。「7.5 ロジカルドライ ブが存在する場合の設定変更」(→P.155)を参照してください。 ハードディスク容量 ファーストリビルド有効時 ファーストリビルド無効時 無負荷時 高負荷時 無負荷時 高負荷時 73GB 約1 時間 約1.5 時間 約5 時間 約10 時間 147GB 約1.5 時間 約3 時間 約9 時間 約18 時間 300GB 約3 時間 約6 時間 約15 時間 約30 時間 450GB 約4 時間 約8 時間 約20 時間 約40 時間

(19)

1.3 ディスクアレイ構成における機能

1.3.3 メディアベリフィケーション(Media Verification)

メディアベリフィケーション(

Media Verification)とは、ハードディスクの媒体エラーをあ

らかじめ検出し、冗長構成されている他のハードディスク上のデータを利用して、検出した

媒体エラーの修復を行う機能です。

本アレイコントローラでは、ロジカルドライブがオンラインのときは常にメディアベリフィ

ケーションが実行されています。

リビルド時、交換しなかったハードディスクに媒体エラーがあった場合、リビルドを行って

も媒体エラーが発生した部分のデータを復元することはできません。メディアベリフィケー

ションは事前に媒体エラーを検出および修正することにより、上記のようなリビルド時の

データ損失が発生する確率を低減します。

1.3.4 ハードディスクの故障予測機能(PFA / S.M.A.R.T.)

PFA / S.M.A.R.T. 機能とは、ハードディスクの持つ故障予測機能で、障害の事前予測を行い、

故障の可能性が高いと判断したときに警告を通知する機能です。

故障予測が通知された状態でも、ハードディスクは正常に動作していますが、近い将来その

ハードディスクは故障する可能性が高いため、早期にハードディスクを予防交換することを

お勧めします。交換手順については、

6.1.3 ハードディスクの予防交換[ServerView RAID]」

(→

P.138)

または

「6.2.3 ハードディスクの予防交換[GAM]」(→ P.145)

をご覧ください。

故障予測が発生しているハードディスクは、管理ツールまたはイベントログで特定すること

ができます。

(20)

1.4 運用前の留意事項

1.4 運用前の留意事項

運用を開始する前に、次の内容をご確認ください。

1.4.1 本製品使用時の注意事項

搭載するサーバ本体によって、使用方法が制限されている場合があります。

1.4.2 使用ハードディスクの注意事項

使用するハードディスクには次の注意事項があります。あらかじめご確認ください。

● 使用できるハードディスク

ロジカルドライブを構成するハードディスクは、原則として同一型名(同容量、同回転数)

のハードディスクを使用します。搭載されているハードディスクが同容量、同回転数である

ことを確認してください。また、使用するハードディスクは、必ずサーバで搭載可能なハー

ドディスクであることを確認してください。

● ハードディスクを再利用する場合

データが書き込まれているハードディスクには、パーティション情報やアレイ構成情報が含

まれていることがあり、そのまま使用すると予期不能な問題が発生することがあります。使

用実績のあるハードディスクを使用する場合は、そのハードディスクを使用していたシステ

ム側で、ローレベルフォーマットなどの方法でデータを完全に消去してから、本アレイコン

トローラに接続してください。

また、本製品で使用したハードディスクを他のシステムで使用する場合も、同様に注意が必

要です。

「2.5 ハードディスクのローレベルフォーマット」(→ P.45)

をご覧になり、ハード

ディスク内の情報を完全に消去してから、他のシステムで使用してください。

● ハードディスク取り出しについて

サーバ本体の電源が入っている状態では、次の場合を除いてハードディスクの取り出しは行

わないでください。

(21)

1.5 運用中の留意事項

1.5 運用中の留意事項

本アレイコントローラを使用してシステムを運用中における留意事項について説明

します。

1.5.1 アレイコントローラ使用時の注意事項

ディスクアレイ構成で

Windows 環境を利用している場合、次のいずれかのログがイベント

ビューアのシステムログに記録されることがあります。

これらのログはデバイスドライバで内部リセットが発行されたことを示していますが、OS に

よるリトライによって復旧しているため、そのままお使いください。

ただし、目安として

10 分間に 2 回以上という頻度で継続して発生し続けた場合は、ハード

ウェアが故障している可能性がありますので、修理相談窓口にご連絡のうえ、アレイコント

ローラまたはハードディスクの確認を行ってください。

1.5.2 Windows 2000 Server 環境で ServerView RAID をご使

用の場合

次の操作を行った場合、

Windows 2000 Server の再起動時に、ハードディスクまたはロジカル

ドライブ異常のイベントが記録されることがあります。

• ServerStart を使用して Windows 2000 Server および ServerView RAID をインストールし、そ

の後

Windows 2000 Server を再起動した場合

• Windows 2000 Server に ServerView RAID をインストールしている環境で、Windows 2000

Server ホットフィックス KB904374 を適用し、その後 Windows 2000 Server を再起動した場合

記録されるイベントの詳細は、次のとおりです。

なお、メッセージ内の[アレイコントローラ名]

、Logical Drive[%s]、Disk[%s]、

ServerName]は、搭載されているアレイコントローラや作成されているロジカルドライブ

数、搭載されているハードディスク数、サーバ名の設定値により異なります。

ソース   : lsi_sas 種類    : 警告 イベントID : 129 説明    : イベントID(129)(ソース:lsi_sas内)に関する説明が見つかりませんでした。       (以降省略) ソース   : lsi_sas 種類    : エラー イベントID : 11 説明    : ドライバは、¥Device¥RaidPortNでコントローラエラーを検出しました。       (以降省略)

(22)

1.5 運用中の留意事項

ServerView Operations Manager 経由のイベントの場合

● ソース:ServerView RAID のイベント、または ServerView RAID Manager のイ

ベントウィンドウの場合

ソース Fujitsu ServerView Services ID 3

メッセージ ServerView received the following alarm from server [ServerName]: Adapter [ アレイコントローラ名 ]:Disk [%s] missing after reboot (Server [ServerName])

説明 再起動時にハードディスクが見つかりませんでした。 表示例 ServerView received the following alarm from server PRIMERGY03:

Adapter LSI 1068SASIME-2399 (0): Disk (0) missing after reboot (Server PRIMERGY03)

ソース Fujitsu ServerView Services ID 3

メッセージ ServerView received the following alarm from server [ServerName]: Adapter [ アレイコントローラ名 ]:Logical drive [%s] missing after reboot (Server [ServerName])

説明 再起動時にロジカルドライブが見つかりませんでした。 表示例 ServerView received the following alarm from server PRIMERGY03:

Adapter LSI 1068SASIME-2399 (0): Logical drive (0) missing after reboot (Server PRIMERGY03)

ソース ServerView RAID ID 10476

メッセージ Adapter %s: Disk (%s) missing after reboot

説明 再起動時にハードディスクが見つかりませんでした。 表示例 Adapter LSI 1068SASIME-2399 (0): Disk (0) missing after reboot

ソース ServerView RAID ID 10477

メッセージ Adapter %s: Logical drive %s missing after reboot

説明 再起動時にロジカルドライブが見つかりませんでした。

(23)

2 章

アレイの構成と管理

BIOS Utility]

BIOS Utility の設定手順について説明します。

BIOS Utility は、アレイコントローラの設定と管

理を行うための基本的なユーティリティです。

2.1 BIOS Utility の起動と終了 . . . .

24

2.2 BIOS Utility の画面構成 . . . .

27

2.3 各情報の参照 . . . .

28

2.4 ロジカルドライブの作成と削除 . . . .

36

2.5 ハードディスクのローレベルフォーマット . . . .

45

2.6 接続デバイスの確認 . . . .

49

2.7 Boot Order の設定と確認 . . . .

51

(24)

2.1 BIOS Utility の起動と終了

2.1 BIOS Utility の起動と終了

BIOS Utility の起動/終了方法を説明します。BIOS Utility は、使用するコンピュー

タに

OS がインストールされているかどうかに左右されることなく、システム起動

時に

BIOS から起動できます。

重 要

` 本書で表記されている用語のうち「ロジカルドライブ」と「アレイコントローラ」は、BIOS Utility 上 ではそれぞれ「Array」と「Adapter」と表示されます。必要に応じて、BIOS Utility 上での表示を読み 替えてください。

2.1.1 BIOS Utility の起動

次の手順に従って作業を行ってください。

1

サーバ本体の電源を入れた後、次のようなメッセージが画面に表示されてい

る間に【

Ctrl】+【C】キーを押します。

次のメッセージが表示され、サーバ本体の

POST 完了後に BIOS Utility が起動します。

重 要

` 次のメッセージが表示された場合は、ハードディスクが故障している可能性があります。 Please wait, invoking SAS Configuration Utility.

xxxx enter the LSI Logic Configuration Utility to investigate!

LSI Logic Corp. MPT SAS BIOS MPTBIOS-x.xx.xx.xx (xxxx.xx.xx) Copyright xxxx-xxxx LSI Logic Corp.

Press Ctrl-C to start LSI Logic Configuration Utility

↹㕙䈮䇸Press Ctrl-C to start LSI Logic Configuration Utility䇹䇮

䇸Press Ctrl-C to start LSI Corp Configuration Utility䇹䉁䈢䈲䇸㪠㫅㫀㫋㫀㪸㫃㫀㫑㫀㫅㪾䇹䈫 ⴫␜䈘䉏䈩䈇䉎㑆䈮䇼Ctrl䇽+䇼C䇽䉨䊷䉕᛼䈚䉁䈜䇯

(25)

2.1 BIOS Utility の起動と終了

BIOS Utility が起動し、「Adapter List」画面が表示されます。

POINT

` 本アレイコントローラの場合、上記画面の「Adapter」に「SAS1068」「SAS1064E」「RAID 0 1 SAS」または「RAID 0/1 SAS」と表示されます。

2.1.2 BIOS Utility の終了

BIOS Utility を終了する場合は、次の手順で行ってください。

1

「Adapter List」画面を表示させます。

他の画面が表示されている場合は、各画面で【Esc】キーを押して「Adapter List」画面

まで戻ります。

(26)

2.1 BIOS Utility の起動と終了

2

【Esc】キーを押します。

終了メニューが表示されます。

3

「Exit the Configuration Utility and Reboot」を選択し、【Enter】キーを押します。

(27)

2.2 BIOS Utility の画面構成

2.2 BIOS Utility の画面構成

BIOS Utility の画面は、大きく分けて 3 つのエリアから構成されています。

また、表示される内容は選択した機能によって切り替わります。

POINT

` BIOS Utility は、各画面で【Esc】キーを押すと前の画面に戻ります。

● ヘッダーエリア

上段には、本ユーティリティの名称と版数が表示されます。

下段には、現在の画面の名称が表示されます。

● メインエリア

各画面のメイン部分です。設定可能な項目値とメニューは黄色の文字で表示され、カーソル

をキーボードで操作して作業を行います。

● フッターエリア

現在表示されている画面のヘルプです。操作キーの説明などが表示されています。

䊓䉾䉻䊷䉣䊥䉝 䊜䉟䊮䉣䊥䉝 䊐䉾䉺䊷䉣䊥䉝

(28)

2.3 各情報の参照

2.3 各情報の参照

BIOS Utility では、アレイコントローラ、ロジカルドライブ、ハードディスクの各種

情報を参照できます。

「2.3.1 アレイコントローラ情報の参照」(→ P.28)

「2.3.2 ロジカルドライブ情報とハードディスク情報の参照」(→ P.31)

2.3.1 アレイコントローラ情報の参照

アレイコントローラの情報は、

Adapter Properties」画面、および「Global Properties」画面で

参照します。

Adapter Properties

1

BIOS Utility を起動します。

2.1.1 BIOS Utility の起動」(→ P.24)

POINT

` すでに BIOS Utility が起動され、他の画面が表示されている場合は、【Esc】キーを押して 「Adapter List」画面まで戻ります。

2

「Adapter List」メニューから操作対象のアレイコントローラを選択して、

【Enter】キーを押します。

POINT

` SAS カード(PG-224B)が搭載されている場合、アレイコントローラと同様に Adapter 欄の表 示が「SAS1064E」または「RAID 0 1 SAS」となります。アレイコントローラを選択した後 で、ハードディスクが接続されていることを確認してください。 接続デバイスの確認方法は「2.6 接続デバイスの確認」(→ P.49)をご覧ください。

(29)

2.3 各情報の参照

Adapter Properties」画面が表示されます。

POINT

` Adapter List 画面に戻るには、【Esc】キーを押してください。この際、何らかの設定変更の操 作を行っていた場合は、確認画面が表示されます。「Discard changes then exit this menu」を 選択してください。

項目 説明

Adapter アレイコントローラの名称が表示されます。

PCI Slot アレイコントローラが搭載されているPCI のスロット番号が表示されま す。

PCI Address アレイコントローラのPCI アドレスが表示されます。左から順に、バス 番号、デバイス番号、ファンクション番号を示しています。

ファンクション番号は表示されない場合があります。 MPT Firmware

Revision

アレイコントローラのファームウェア版数が表示されます。

SAS Address アレイコントローラのSAS アドレスが表示されます。 NVDATA Version アレイコントローラのNVRAM の版数が表示されます。 Status アレイコントローラの状態が表示されます。 Enabled アレイコントローラのBIOS は有効な状態で動作しています。 Disabled アレイコントローラのBIOS は無効な状態で動作しています。 Error アレイコントローラのBIOS が何らかの異常により動作していません。 Boot Order 複数のアレイコントローラが搭載されていた場合の、アレイコントロー ラ間のブート順序が表示されます。本アレイコントローラの場合は、 サーバ本体に1 台しか搭載できないため、表示は常に「0」となっていま す。 Boot Support 本アレイコントローラの制御設定が表示されます。本アレイコントロー ラでは「Enabled BIOS & OS」(BIOS と OS 上ドライバの双方から、本ア レイコントローラの制御が可能)に設定されており、設定の変更はでき ません。

(30)

2.3 各情報の参照

Global Properties

1

BIOS Utility を起動します。

「2.1.1 BIOS Utility の起動」(→ P.24)

POINT

` すでに BIOS Utility が起動され、他の画面が表示されている場合は、【Esc】キーを押して 「Adapter List」画面まで戻ります。

2

Adapter List」メニューが選択されていることを確認し、【Alt】+【N】キーを

押して「Global Properties」メニューを選択します。

「Global Properties」画面が表示されます。

項目 説明

Pause When Boot Alert Displayed

アレイコントローラのPOST(Power On Self Test)時に異常を検出し た場合、処理を一時的に中断するか否かを示します。 初期値は「No」に設定されています。 Boot Information Display Mode アレイコントローラのPOST 時に表示するハードディスクなどの情報 範囲を示します。

初期値は「Display adapter & installed devices」に設定されています。 Support Interrupt INT 13h 割り込みを受け付けるか否かを示します。

(31)

2.3 各情報の参照

2.3.2 ロジカルドライブ情報とハードディスク情報の参照

ロジカルドライブとハードディスクの情報は、

View Array」画面で参照することができます。

1

BIOS Utility を起動します。

「2.1.1 BIOS Utility の起動」(→ P.24)

POINT

` すでに BIOS Utility が起動され、他の画面が表示されている場合は、【Esc】キーを押して 「Adapter List」画面まで戻ります。

2

Adapter List」メニューから操作対象のアレイコントローラを選択して、

Enter】キーを押します。

POINT

` SAS カード(PG-224B)が搭載されている場合、アレイコントローラと同様に Adapter 欄の表 示が「SAS1064E」または「RAID 0 1 SAS」となります。アレイコントローラを選択した後 で、ハードディスクが接続されていることを確認してください。 接続デバイスの確認方法は「2.6 接続デバイスの確認」(→ P.49)をご覧ください。

「Adapter Properties」画面が表示されます。

3

「RAID Properties」を選択し、【Enter】キーを押します。

Select New Array Type」画面が表示されます。

POINT

` すべてのハードディスクがアレイ構成に含まれている場合、本画面が表示されず、手順 4 に進 む場合があります。

(32)

2.3 各情報の参照

4

「View Existing Array」を選択し、【Enter】キーを押します。

View Array」画面が表示され、ロジカルドライブ情報や、ロジカルドライブを構成し

ているハードディスク情報などが表示されます。

POINT

` ロジカルドライブが作成されていない場合は、「View Existing Array」が表示されません。

ロジカルドライブ情報についての詳細は

「■

ロジカルドライブ情報」(→ P.32)

、ハー

ドディスク情報についての詳細は

「■ ハードディスク情報」(→ P.33)

をご覧くださ

い。

5

参照が終わったら、

Esc】キーを押します。

Adapter Properties」画面に戻ります。

■ ロジカルドライブ情報

ロジカルドライブ情報の、各項目の意味について説明します。

POINT

` ロジカルドライブに関する情報は、「View Array」画面のメインエリア上部に表示されます。

(33)

2.3 各情報の参照

Type

ロジカルドライブの種別が表示されます。常に「IM」と表示されます。

Scan Order

複数のロジカルドライブ間で行われる、スキャンの順序が表示されます。本アレイコント

ローラがサポートしているロジカルドライブは

1 つのみのため、常に「0」の表示です。

Size(MB)

ロジカルドライブの総容量が表示されます。

Status

ロジカルドライブの現在の状態が表示されます。各種状態の意味は、次のとおりです。

■ ハードディスク情報

ハードディスク情報の、各項目の意味について説明します。

POINT

` ハードディスクに関する情報は、「View Array」画面の下部に表示されます。

Slot Num

ハードディスクが搭載されている物理スロットの番号が表示されます。

Device Identifier

左から順に、ハードディスクのベンダー名、モデル名、ファーム版数が表示されます。

RAID Disk

対象ハードディスクが、ロジカルドライブ構成に含まれているか否かが

Yes / No で表示され

ます。

Status の表示 意味 Optimal ロジカルドライブは正常な状態で運用されています。 Degraded 1 台のハードディスクが故障したなどの原因で、ロジカルドライブは冗長性のない 状態で運用されています。「第6 章 ハードディスクの交換」(→ P.134)をご覧にな り、早急に故障したハードディスクを交換してください。 Failed 複数のハードディスクが故障しているため、ロジカルドライブが使用できない状態 になっています。「第6 章 ハードディスクの交換」(→ P.134)をご覧になり、早急 に故障したハードディスクを交換してください。 xx% Syncd ロジカルドライブに、リビルドまたは初期化が実行されています。進捗率が% で 表示されます。 Inactive 他のシステムで使用していたロジカルドライブであり、このロジカルドライブに含 まれているハードディスク内に他のシステムで使用した際の情報が含まれているた め、使用できません。「2.5 ハードディスクのローレベルフォーマット」(→ P.45)を ご覧になり、ハードディスクのフォーマットを行ってから、新たにロジカルドライブ を構成してください。

(34)

2.3 各情報の参照

Hot Spr

対象ハードディスクが、ホットスペアとしてアサインされているか否かが

Yes / No で表示さ

れます。本アレイコントローラではホットスペア機能をサポートしていないため、常に

No」の表示です。

Drive Status

ハードディスクの現在の状態が表示されます。各状態の意味は、次のとおりです。

Status の表示 意味 --- ハードディスクは正常に稼動していますが、ロジカルドライブには含まれていません。 Primary ハードディスクは正常に稼動しており、RAID 1 を構成するプライマリ側ディスクと して設定されています。 Secondary ハードディスクは正常に稼動しており、RAID 1 を構成するセカンダリ側ディスクと して設定されています。 Missing ハードディスクが故障しているため、応答がありません。 「第6 章 ハードディスクの交換」(→ P.134)をご覧になり、故障したハードディス クを交換してください。 Failed ハードディスクが故障しています。 「第6 章 ハードディスクの交換」(→ P.134)をご覧になり、故障したハードディス クを交換してください。 Offline ハードディスクはオフライン状態のため、データの読み出しが禁止されています。 「第6 章 ハードディスクの交換」(→ P.134)をご覧になり、オフライン状態のハー ドディスクを交換してください。 Initing ハードディスクはフォーマット中です。 Inactive ハードディスク内に他のシステムで使用した際の情報が含まれているため、使用で きません。 「2.5 ハードディスクのローレベルフォーマット」(→ P.45)をご覧になり、ハード ディスクのフォーマットを行ってから、このハードディスクを使用してください。 また、認識されているハードディスクが故障している可能性があります。 「第6 章 ハードディスクの交換」(→ P.134)をご覧になり、ハードディスクが故障 している場合は、早急に故障したハードディスクを交換してください。 Not Syncd ハードディスクはロジカルドライブに含まれていますが、初期化もしくはリビルド が完了していません。初期化もしくはリビルドが完了しているにも関わらず、ハー ドディスクがこの状態の場合は、ハードディスクが故障しています。 「第6 章 ハードディスクの交換」(→ P.134)をご覧になり、故障したハードディス クを交換してください。 Wrg Type ハードディスクの種類が異常、もしくは適合品ではないため、ロジカルドライブの 一部として使用できません。 ハードディスクがこの状態の場合は、ハードディスクが故障している可能性があり

(35)

2.3 各情報の参照

Pred Fail

ハードディスクが

PFA(S.M.A.R.T.)のしきい値を超えて、稼動しているか否かが Yes / No

で表示されます。

重 要

` Pred Fail が「Yes」と表示されているハードディスクは、PFA (S.M.A.R.T.)のしきい値を超えてお り、近い将来に故障する可能性があります。「第6 章 ハードディスクの交換」(→ P.134)をご覧にな り、早期にハードディスクの予防交換を行ってください。

Size

ハードディスクの容量が

MB 単位で表示されます。

No SMART ハードディスクがS.M.A.R.T.(故障予測)機能をサポートしていないため、使用で きません。 ハードディスクがこの状態の場合は、ハードディスクが故障している可能性があり ます。「第6 章 ハードディスクの交換」(→ P.134)をご覧になり、故障したハード ディスクを交換してください。 Wrg Intfc ハードディスクのインターフェースがSAS 以外のため、ロジカルドライブの一部と して使用できません。 ハードディスクがこの状態の場合は、ハードディスクが故障している可能性があり ます。「第6 章 ハードディスクの交換」(→ P.134)をご覧になり、故障したハード ディスクを交換してください。 Status の表示 意味

(36)

2.4 ロジカルドライブの作成と削除

2.4 ロジカルドライブの作成と削除

冗長構成(RAID 1)で使用する場合は、BIOS Utility でロジカルドライブを作成し、

初期化する必要があります。

また、ロジカルドライブを削除すると、ロジカルドライブを構成していたハード

ディスクを、未構成の状態に戻すことができます。

2.4.1 ロジカルドライブの作成と初期化

次の手順に従ってロジカルドライブを作成します。

作成後、続けてロジカルドライブの初期化を行い、冗長性を確保します。

POINT

` ロジカルドライブの初期化について、詳しくは「1.3.1 ロジカルドライブの初期化」(→ P.17)をご覧 ください。

1

BIOS Utility を起動します。

2.1.1 BIOS Utility の起動」(→ P.24)

POINT

` すでに BIOS Utility が起動され、他の画面が表示されている場合は、【Esc】キーを押して 「Adapter List」画面まで戻ります。

2

「Adapter List」メニューから操作対象のアレイコントローラを選択して、

【Enter】キーを押します。

POINT

` SAS カード(PG-224B)が搭載されている場合、アレイコントローラと同様に Adapter 欄の表 示が「SAS1064E」または「RAID 0 1 SAS」となります。アレイコントローラを選択した後 で、ハードディスクが接続されていることを確認してください。 接続デバイスの確認方法は「2.6 接続デバイスの確認」(→ P.49)をご覧ください。

「Adapter Properties」画面が表示されます。

(37)

2.4 ロジカルドライブの作成と削除

3

「RAID Properties」を選択し、【Enter】キーを押します。

Select New Array Type」画面が表示されます。

4

「Create IM Volume」を選択し、【Enter】キーを押します。

POINT

` 「Create IME Volume」と「Create IS Volume」は、本アレイコントローラでは未サポートで す。選択しないでください。

(38)

2.4 ロジカルドライブの作成と削除

5

プライマリディスクに設定するハードディスクの「RAID Disk」フィールドに

カーソルを移動し、

Space】キーを押します。

POINT

` 通常は「Slot Num」が「0」のディスクをプライマリディスクに設定します。

ロジカルドライブの作成方法が表示されます。

6

M】キーを押して、上段の作成方法を選択します。

重 要

` このとき、【D】キーは押さないでください。【D】キーを押すことによって選択できる作成方 法は、本アレイコントローラでは未サポートです。

搭載されているハードディスクが一覧で表示されます。手順

4 で選択したディスクの

「Drive Status」が「Primary」になっていることを確認します。

(39)

2.4 ロジカルドライブの作成と削除

7

もう片方のディスクの「RAID Disk」フィールドにカーソルを移動して

Space】キーを押します。

Drive Status」が「Secondary」になります。

8

【C】キーを押します。

ロジカルドライブ作成の確認画面が表示されます。

9

「Save changes then exit this menu」を選択し、【Enter】キーを押します。

ロジカルドライブの作成が開始されます。作成には数~数十秒程度かかります。

作成が完了すると、

Adapter Properties」画面が表示されます。

重 要

` 作成されたロジカルドライブは冗長化されていませんので、引き続きロジカルドライブの初期 化を行い、必ず冗長性を確保してください。

(40)

2.4 ロジカルドライブの作成と削除

10

ロジカルドライブの初期化を行います。

「RAID Properties」を選択し、

Enter】キーを押します。

Select New Array Type」画面が表示されます。

POINT

` すべてのハードディスクがアレイ構成に含まれている場合、本画面が表示されず、手順 11 に進 む場合があります。

11

「View Existing Array」を選択し、【Enter】キーを押します。

(41)

2.4 ロジカルドライブの作成と削除

12

「Manage Array」を選択し、【Enter】キーを押します。

Manage Array」画面が表示されます。

13

「Synchronize Array」を選択し、【Enter】キーを押します。

重 要

` 「Manage Hot Spare」は本アレイコントローラでは未サポートです。選択しないでください。

(42)

2.4 ロジカルドライブの作成と削除

14

【Y】キーを押します。

Manage Array」画面が表示され、ロジカルドライブの初期化が開始されます。

重 要

` 初期化が完了するまで、ロジカルドライブは冗長性がない状態になっていますので、プライマ リ側ハードディスクが故障するとデータは失われます。 ` 初期化を開始する前は、セカンダリ側ハードディスクは使用できないため、ハードディスク故 障ランプが点灯します。 ` 初期化はリビルドによって行われるため、初期化実行中はセカンダリ側ハードディスクのハー ドディスク故障ランプが点滅します。

POINT

` 本アレイコントローラは、バックグラウンドでの初期化機能をサポートしています。BIOS Utility を終了して、サーバ本体を再起動すると、OS のインストールなどと並行して初期化が 行われます。

15

Esc】キーを 2 回押して、「Adapter Properties」画面に戻ります。

2.4.2 ロジカルドライブの削除

ロジカルドライブを削除し、ロジカルドライブを構成していたハードディスクを未構成の状

態に戻します。次の手順で操作を行います。

重 要

` ロジカルドライブを削除すると、ハードディスク上のデータに正しくアクセスできなくなります。 ご注意ください。

1

BIOS Utility を起動します。

「2.1.1 BIOS Utility の起動」(→ P.24)

POINT

` すでに BIOS Utility が起動され、他の画面が表示されている場合は、【Esc】キーを押して 「Adapter List」画面まで戻ります。

参照

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