• 検索結果がありません。

デイヴィドソン 『行為と出来事』

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "デイヴィドソン 『行為と出来事』"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

デイヴィドソン 『行為と出来事』

著者 柴田 正良

雑誌名 見田宗介 ・ 上野千鶴子 ・ 内田隆三 ・ 佐藤健二

・ 吉見俊哉 ・ 大澤真幸[編]『社会学文献事典』

ページ 422‑422

発行年 1998‑02‑01

URL http://hdl.handle.net/2297/43385

(2)

422一一一社会学文獄事典

!i'fi

為と出来事

* 1980年刊

l 判イヴイドソン Donald

本書はデイヴィドソン哲学の2つの柱, す なわち意味論と行為論のうち後者に関する主 要論文を集めたものであり, 行為論の

方を 代表する因果説の現代の古典となっている。

本書においてデイヴィドソンがなしたこと は, 大まかに言って3つある。 第lは, 行為 の理由と原因を異なるカテゴリ

に分類する 当時有力であったウィトゲンシュタイン的な 反因果説に抗して,「行為理由は行為の原因 である」とする行為の因果説を復活させたこ とである。 行為説明は原因に訴える法則的説 明ではありえないとする批判に対処するため に, 後は, 行為と行為記述を峻別し, それに よって行為説明に非法則的な因果的説明とい う独特の身分を与えた。 第2は,「アリスは そっ と猫を撫でた」と

アリスは猫を撫で た」といった行為文相互の含意関係が

階の 述語論理で保存されるような, 行為文の論理 形式を与えたことである。 これは, 自然言語 の意味論をタノレスキ

タイプの真理理論で実 現するために意味の合成性を確保せねfまなら ないからだが, このために彼は, 普通の行為 文や出来事文を出来事とし、う存在者に対する 量化文だと分析する。 たとえば後者の論理彩 式は,(ヨe) (撫でた(アリス,E菌, e))と なる。 それゆえ第3に, 彼は, 心的出来事と 物的出来事を含めた出来事

般の存在論に関 する見通しを, 先の2つの企てと斉合的な仕 方で与えねばならなかった。 それを果たすの は, 心的出来事と物的出来事は同

であるが その両者を繋ぐ厳密な心理物理的法則は存在 しない, とする非法則論的

元論(anoma- lous monism)の主張であり, それは心身問 題に関する心脳のト

クン同

説を含意する。

訳者(柴田正良)要約

【害誌データ] Donald Davidson,

Essays on Actions and Events,

Oxford University Press, 1980 (r行為と出来

版部裕幸・柴田正良訳,動草書房,1990).

参照

関連したドキュメント

看板,商品などのはみだしも歩行速度に影響をあたえて

分からないと言っている。金銭事情とは別の真の

従って、こ こでは「嬉 しい」と「 楽しい」の 間にも差が あると考え られる。こ のような差 は語を区別 するために 決しておざ

睡眠を十分とらないと身体にこたえる 社会的な人とのつき合いは大切にしている

る、関与していることに伴う、または関与することとなる重大なリスクがある、と合理的に 判断される者を特定したリストを指します 51 。Entity

と言っても、事例ごとに意味がかなり異なるのは、子どもの性格が異なることと同じである。その

( 同様に、行為者には、一つの生命侵害の認識しか認められないため、一つの故意犯しか認められないことになると思われる。

Bemmann, Die Umstimmung des Tatentschlossenen zu einer schwereren oder leichteren Begehungsweise, Festschrift für Gallas(((((),